和歌山で梅酒体験＆酒蔵見学｜関西空港から30分の工場見学

本記事は、訪日外国人旅行者や関西エリアを観光する方に向けて、和歌山の老舗酒蔵で楽しめる「梅酒漬込み体験」と「酒蔵見学」を紹介します。仕込んだ梅酒はお土産に持ち帰り、熟成の変化も楽しめます。日本ならではの“ものづくり”体験を旅の思い出に。

ライター

【伝統と現代が出会う場所】私たちは、和歌山と大阪の魅力を世界へ発信します。 HP：https://www.japanrootsguide.com/jp 一緒に日本を旅し、心に響く物語と忘れられない体験を作りましょう。和歌山の静寂な寺社仏閣や心を癒す緑豊かな山々、大阪の活気あふれる都市や美食まで、その魅力を余すところなくお届けします。ぜひご一緒に、日本の美しさを満喫しましょう。『本アカウントは南海電気鉄道株式会社によって運営されています。』【写真説明】１．関西国際空港と難波を直結する特急Rapi:t ２．那智の滝＆青岸渡寺三重塔（写真提供：(公社)和歌山県観光連盟）

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目次
紀州の素材と醸造技術が織りなす、老舗酒蔵のものづくり
ツアーの詳細
ツアーを覗いてみよう！
梅漬込み体験
工場見学
問い合わせ方法

紀州の素材と醸造技術が織りなす、老舗酒蔵のものづくり

梅どころ・和歌山で、梅酒づくりを通じて地域の魅力を世界へ発信する、老舗酒蔵メーカーがあります。

前身は醤油醸造所というユニークなルーツを持ち、そこで培った発酵・醸造技術を活かして、現在は和歌山県産の素材と独自の技術を掛け合わせた健康食品の製造・販売にも取り組んでいます。その中でも、和歌山県産・南高梅を使用した‘‘梅酒’’は、リキュールとしては日本初の酒類の地理的表示(GI)の指定を受け、海外市場への展開も積極的に進められている注目の逸品です。今回は、そんな和歌山が世界に誇る‘‘梅酒づくりの現場”を、見て・聞いて・体験できる貴重なプログラムをご紹介します。

ツアーの詳細

本プログラムでは、梅漬込み体験と酒蔵見学をお楽しみいただきます。梅漬込み体験では、和歌山県産の南高梅を使って、梅酒または梅シロップを作ることができます。仕込んだ瓶は当日お持ち帰りOK！半年かけて熟成されていく様子を、自宅でじっくり観察いただけます。

酒蔵見学では、日本酒や梅酒の製造工程を間近でご覧いただけるほか、試飲やお買い物もお楽しみいただけます。

・内容/料金：①梅酒漬込み体験コース（酒蔵見学を含む）　　　　2,600円(税込)/名

　　　　　　 ②梅シロップ漬込み体験コース（酒蔵見学を含む）　1,900円(税込)/名

・人数：1名～80名　※81名様以上の場合はご相談ください。

・時間：約60分～90分　

・定休日：毎週月曜日

・申込受付：1週間前まで

問合せはこちらから（日、英）

ツアーを覗いてみよう！

ここからは、見学ツアーの様子をご紹介します。ツアーの流れは、以下の通りです。

梅漬込み体験　⇒　工場見学

梅漬込み体験

まずは、梅の漬込み体験です。

漬込み体験で使用する梅は、和歌山県の特産品・南高梅です。県内のスーパーで流通している梅は３Lサイズまでが一般的ですが、こちらの体験ではひと回り大きい４Lサイズの南高梅をご準備しております。地元の生産者と直接つながりを持つ老舗酒蔵だからこそ実現できる、貴重な梅の漬込み体験です。

漬け方は、映像を見ながら進めていくので初めてでも安心。映像は、英語・中国語・韓国語・スペイン語の字幕にも対応しており、海外のお客様も快適に楽しむことができます。

こちらの体験では冷凍の梅を使用するので、季節を問わず、いつでも梅の漬込み体験を楽しむことができます。6月限定で、生梅を使った特別な梅酒体験も開催！旬の南高梅で仕込むチャンスは、訪日旅行のハイライトになること間違いなし。収穫量に限りがあるため、無くなり次第終了となりますが、運が良ければその年の新鮮な南高梅で仕込むこともできます。

梅の豆知識や美味しく漬けるコツなども聞くことができ、楽しみながら梅の魅力を深く知ることができます。

仕込んだ梅酒や梅シロップは、そのまま瓶ごとお持ち帰りOK！

海外からのお客様には、飛行機の預け入れに対応したサイズの瓶をご用意しているため、日本ならではの文化体験をお土産として持ち帰ることができます。ご自宅でじっくりと熟成の変化を楽しめる、世界にひとつだけの“マイ梅酒”の完成です。

工場見学

梅の漬込み体験のあとは、職人の技術が光る酒蔵の製造現場を見ていきましょう。

まずご案内するのは、日本酒を造る「仕込蔵」‘‘寒仕込み”という言葉があるように、日本酒づくりは主に冬の寒い時期に行われます。気温の変化ひとつで発酵の進み具合が変わるため、一年を通して蔵内の環境を細やかに管理することが必要です。

つづいては、梅酒を造る「梅酒蔵」です。梅の収穫量が全国の約6割を占める和歌山県。蔵には、約20万粒・8トンの梅が入る巨大なタンクが42基並び、初夏に収穫された梅が琥珀色の梅酒へと姿を変えていきます。

タンクの小窓から、漬け込まれた梅が垣間見えることも！

漬け込み、撹拌、抽出、分離・熟成、どの段階もタイミングが重要となり、梅酒専門の杜氏(職人)が各行程での状態を見極めながら梅酒づくりを進めていきます。

敷地内には、展示スペースも併設されています。創業以来受け継がれてきた酒造りの姿勢や、職人たちのこだわりを、展示品やビデオ映像を通じて楽しく学ぶことができます。

酒蔵内の小道具を使って、記念撮影も可能です。

酒蔵見学の合間には、広大な日本庭園の散策もお楽しみいただけます。1952年に焼酎の冷却水を蓄えるために造られた池は、現在では約100匹の色鮮やかな錦鯉が泳ぐ静かな水辺となっています。この池では2羽の白鳥が大切に飼育されており、その優雅な姿は庭園の象徴とも言える存在です。運が良ければ、白鳥や野鳥が水面を舞う美しい光景に出会えることも。