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雪道運転の注意点&コツ11選!冬のドライブ前にチェックしよう
雪道を運転する際には、スタッドレスタイヤをはじめとするスノータイヤを装着した車を使うほか、さまざまな注意事項があります。本記事では、レンタカーを借りる時、出発前、運転中、駐車時の4つのタイミングに分けて、雪道運転の11の注意点とコツを紹介します。
雪道運転の前に知っておきたい注意点&コツ
日本には、雪が積もる冬だけ楽しめる絶景がたくさんあります。
そうしたスポットへ行くため、レンタカーで雪道を運転しようと考えている方もいるのではないでしょうか。
雪道を運転する際には、スタッドレスタイヤの装着や、運転前の除雪など、注意すべき事項や安全運転のコツがあります。本記事では、それらをレンタカー申し込み時・出発前・運転中、駐車時の4つのタイミングごとにまとめました。雪道運転の前に必ずチェックしておきましょう!
目次:
1.レンタカー申し込み時の注意点
2.運転前の注意点
3.運転中の注意点
4.駐車時の注意点
5.冬ドライブで行きたい!雪の絶景スポット3選
レンタカー申し込み時の注意点
雪道運転で注意すべきことは、まずレンタカーの申し込み時点です。
1.スノータイヤ装着の車を選ぼう
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雪道を運転する場合、雪道でも滑りにくいスノータイヤ(スタッドレスタイヤ)を必ず装着しましょう。
北海道、青森、岩手、宮城などの豪雪地域にあるレンタカー会社の多くは、12月~4月頃までスタッドレスタイヤを無料で装備するサービスを提供してくれます。
ただし、そうしたサービス期間はレンタカー会社によって異なります。利用を検討しているレンタカー会社の公式HPなどで、事前に確認しましょう。
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豪雪地域ではない、関東(東京、埼玉、神奈川)、関西(大阪、京都、名古屋)、九州(福岡)などで車をレンタルする場合、基本的にレンタカー会社ではスノータイヤの無料装備を行なっていません。
そのため、そのような場所で雪道運転の可能性がある場合は、事前にオプションでスノータイヤ装着の車に申し込みましょう。ただし、スノータイヤ装備の車の台数が限られている可能性があるので、早めの予約がオススメです。
なお、MATCHAでは訪日観光客の方向けに、日本有数のレンタカー会社・ニッポンレンタカーの車を10%割引で借りることができるクーポンを発行しています。冬のドライブで車を借りる際は、ぜひこちらの利用も検討してみてください。
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運転前の注意点
さあ、無事にスノータイヤ装着の車をレンタルできました。次に注意するのは、出発前の車の点検です。
2.車に積もった雪を払おう
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レンタカー会社では、基本的に除雪が終わった車を借りることができます。しかし、雪が降る中、屋外に長時間駐車していると、車に雪が積もるので、出発前に必ず除雪しましょう。
除雪をする際は、屋根や窓、ボンネットのほか、ヘッドライト、テールライト、ウインカー、左右のバックミラーといった部分もお忘れなく。
特に、屋根の積雪には注意が必要です。この部分の除雪を怠ると、走行中、ブレーキの反動で屋根の雪が滑り落ちてフロントガラスを覆い、前方が見えなくなる恐れがあります。
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除雪の際は、スノーブラシがあるとよいでしょう。レンタカーの営業所では、スノーブラシの貸し出しを行なっている場合があります。もし用意があれば、こちらも併せて借りておくことをオススメします。
3.靴底の雪を取り除こう
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靴底が雪で覆われていると、ブレーキやアクセルを踏んだときの感触が普段と異なり、足が滑ったり、力が入らなくなったりしやすくなります。車に乗る前に、靴底の雪をしっかりと落としましょう。
運転中の注意点
除雪も終わって、いよいよ出発です! 雪道では、普段よりゆっくり運転するよう心掛けるのが第一ですが、そのほかにも、いくつか注意事項があります。
4.アクセルとブレーキの状態を最初にチェックしよう!
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濡れて滑りやすい雪道は、アクセルやABS(※1)の誤操作で横滑りしやすくなります。運転時にクラッチの上にどれだけの力を加える必要があるかを確認するため、出発する際に雪上でアクセルやABSを試しに動かしてみると良いでしょう。
※1:ABS......アンチロック・ブレーキ・システム
5.交差点、日陰、橋など凍結しやすい場所では特に注意を払おう
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交差点や日陰、橋、トンネル入口などは凍結しやすく、滑りやすくなります。安全確保のため、これらの場所を運転する際は、必ず速度を落として走行しましょう。
6.車間距離を通常よりも広く取ろう
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凍ってツルツルした道路は、普通の道路と比べとても滑りやすくなります。運転時には、前後の車との車間距離をいつもより空けるようにしましょう(通常の2倍が推奨)。
運転中は常に前方を走行する車の状況に注意し、できるだけ早くブレーキを踏むようにしましょう。
7.車線変更はなるべく控えよう
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道路に積もった雪によって、車線変更をするだけでも車が滑る可能性があります。事故を防ぐためにも、車線変更は少なめにしましょう。
8.ガソリン残量に注意しよう
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冬に雪道を運転する場合、燃料は通常よりも早く減ります。ガソリンの残量は常に気にかけておきましょう。
ガソリンスタンドを見かけたらこまめに給油しつつ、車の上に積もった雪も併せて払っておくことをオススメします。
9.日中もヘッドライトを点けよう
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降雪時は、視界が悪くなります。昼間でもヘッドライトを点灯させ、対向車や歩行者に自分の車の存在を知らせることが重要です。
駐車時の注意点
雪が降っている時は、駐車に関しても複数の注意事項があります。
10.ワイパーは必ず立てよう
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降雪時にワイパーをそのままにしておくと、車のフロントガラスにワイパーのゴム部分が凍結してくっついてしまうことがあります。そのため、駐車時は必ずワイパーを立てておくようにしましょう。
11.路上駐車は避けよう
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道路の溝は積雪で分かりにくくなっているため、駐車時に車輪が溝にはまってしまう恐れがあります。そのため路面駐車は極力避けましょう。
冬ドライブで行きたい!雪の絶景スポット3選
「冬の運転って大変そう……」。そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、大変な分、冬には冬にしか楽しめない絶景があります。ここでは、冬にぜひ観に行きたい雪の絶景スポットを3つ、紹介します。
1.北海道の「青い池」
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池の中に立つカラマツの木々が、水面に映し出される幻想的な景色で有名なのが、北海道・美瑛町の「青い池」です。
冬には木々に雪が積もり、一層神秘的な雰囲気が増します。例年11月から4月まで期間中は、夕方からライトアップも楽しめます。
ライトアップの詳細については、美瑛町の公式HPをご参照ください。
2.青森県の「鶴の舞橋」
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青森県にある「鶴の舞橋」は、樹齢150年の青森県産ヒバの木で作られた、日本で最も長い木造の三連太鼓橋(上へ丸く反ったアーチ橋)です。
冬になると、凍った湖や橋の後ろに見える岩木山(津軽富士)に雪が積もり、風景画のような美しい景観を楽しめます。
【鶴の舞橋】
・住所:青森県北津軽郡鶴田町廻堰大沢
・公式HP:https://aomori-tourism.com/spot/detail_82.html
3.滋賀県の「メタセコイア並木」
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京都府の隣にある滋賀県にあるのが、500本のメタセコイアの並木が約2.5キロメートル続く「メタセコイア並木」。
秋には紅葉の名所として知られていますが、冬には、木々に雪が積もってできた雪のトンネルの下でドライブを楽しめます!
【メタセコイア並木】
・住所:滋賀県高島市マキノ町牧野
・公式HP:https://takashima-kanko.jp/spot/metasequoia.html
おわりに
雪道を初めて運転する方は、今回紹介した11の注意点とコツを意識しながら、事故なく楽しくドライブ旅行を楽しんでくださいね!