広島産カキ、レモン使用で超個性的!広島のクラフトビール店6選
日本全国で大流行中のクラフトビール。 特に地産品を生かしたご当地ビールが大人気。マイクロブルワリー(小規模醸造所)が広島でも続々とオープンしています。広島県産レモンや牡蠣といった地元素材を用いたものが多く、オリジナリティあふれる香りと味わい、センスが光るオシャレなラベルで、ビールファンを魅了します。 広島生まれ広島育ちのブルワリーと、「こんなビールがあったんだ!」と思わず唸る、おすすめのブルワリーを紹介します。
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目次
- ①HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(ヒロシマネイバリーブリューイング)|広島市中区
- ②SESSION’S BREWERY(セッションズブリュワリー)|広島市中区
- ③広島北ビール(ひろしまきたビール)|広島市安佐北区
- ④安芸乃国酒造(あきのくにしゅぞう)|山県郡安芸太田町
- ⑤尾道ブルワリー(おのみちブルワリー)|尾道市
- ⑥IB BREWING(アイビーブリューイング)|呉市
①HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(ヒロシマネイバリーブリューイング)|広島市中区
市街地の真ん中で出来立ての一杯を満喫! 観光客にも人気
平和記念公園にほど近い、本通り商店街西側に位置するブルワリー。市街地のど真ん中にあるブルワリーとして観光客にも好評です。“ビールは笑顔になる飲み物”をコンセプトに、常時8~10種類前後の銘柄を用意。ヘッドブルワーを務めるのは、和歌山県のナギサビールで経験を積んだ、ノースカロライナ州出身のカールワーソップさん。瀬戸内の朝焼けをイメージし、3種の麦芽とドイツ産ホップでスパイシーかつ香ばしく仕上げた「広島日の出ラガー」や、三次産「おんなの生姜」をアクセントにした「レディジンジャーペールエール」など、世界の厳選素材と広島県産食材を駆使して、何度でも飲みたくなる味を追求しています。店舗ではボトル販売ほか、テイクアウトカップや専用グラウラーでの量り売りもあり。併設するブリューパブ&居酒屋「Craftbeerと炭火 はればれ」では、タップから注ぐ出来立ての一杯と、ビールに合う料理を楽しめます。
おすすめ:広島日の出ラガー(紫人参バージョン)
クラフトビールのスタイル:ラガーアルコール度数:4.5%IBU(国際苦味単位):25価格:660円
②SESSION’S BREWERY(セッションズブリュワリー)|広島市中区
広島地ビールの先駆け! 多彩な料理に合う手間暇かけた味
国内外の珍しいビールを提供する飲食店を母体とし、「自分たちの手でも美味しいビールを造りたい」と広島市中区に誕生したのが「SESSION’S BREWERY」です。1回の醸造量は100~150リットルと少なく、そのぶん手間暇をかけて情熱的な一杯を仕込んでいます。定番は3種類あり、アメリカンホップが華やかに香る「ブルーノラガー」と、シングルモルトの苦味が心地よく広がる「ブルーノスマッシュ」が、和洋どんな料理にも合うと人気。また、牡蠣殻から出るミネラル分により口当たりまろやかに仕上がった「オイスターシティスタウト」、瀬戸内海の日差しを浴びて育った広島県産レモン爽やかな「広島レモンエール」も、地元らしい味として好評を博しています。単体で飲むのはもちろん、さまざまな料理とのマリアージュを楽しむのもおすすめ。ブルワリーに併設するビアホールで出来立てビールを味わえます。
おすすめ:オイスターシティスタウト
クラフトビールのスタイル:スタウトアルコール度数:5.5%価格:660円
③広島北ビール(ひろしまきたビール)|広島市安佐北区
清涼な湧水で爽やか! フレッシュなフルーツビールに注目
安佐北区亀山の山裾に建つ小さなブルワリー。同地出身でビールが大好きという平本祐也さんが2018年から営んでいます。敷地内に湧く上質な地下水を仕込み水にし、世界各国から取り寄せる麦芽とホップでビールを醸造。広島らしい味を生み出したいと、副原料に大崎下地もで採れたレモンやはっさく、似島の牡蠣などを用いています。また、県内各地で生産されるシャルドネ、ナシといった、果物を使った季節限定品を醸すことも。1度に仕込む量は150~300リットルほどで、出来立てをすぐに出荷。JR可部駅の構内で毎年三回行われる「噂のフェスティバル」などのイベントにも出店し、ビールならではの陽気な楽しさを届けています。アメリカ産ホップが爽快な「ペールエール」、まろやかでフルーティーな「ヴァイツェン」、コクのある「オイスターダークエール」、柑橘が爽やかな「シトラスIPA」など種類も色々。JR可部駅すぐの場所には直営店のビアバーもあります。
おすすめ:ペールエール
クラフトビールのスタイル:ペールエールアルコール度数:5%価格:660円
④安芸乃国酒造(あきのくにしゅぞう)|山県郡安芸太田町
特産品&観光名所で安芸太田町“らしさ”をぎゅっと凝縮
与一野の枝垂れ桜、あじさいロード、紅葉が美しい吉水園や三段峡など、四季折々の表情を見せる自然豊かな安芸太田町。この地で育まれた特産品を活用し、ビールを通して地域の活性化や人とのつながりを作りたいと「安芸乃国酒造」は立ち上がりました。特徴は、地元素材をふんだんに使い、安芸太田町らしさを出していること。商品名には地元観光名所の名を用い、それぞれのスポットをレトロに表現したラベルを採用しています。ビアスタイルは、甘みのあるベルギー風のものから、苦味が強いアメリカン&メキシカンタイプまでさまざま。地元の米を入れてバランスよく仕上げた「恐羅漢」、菊芋入りでフルーティーな「三段峡」、柑橘系の香りに紫芋の風味が加わった「温井ダム」、モルトとカボチャのコクにホップが甘く香る「井仁の棚田」、黒大蒜、大蒜を入れ苦いスタイルの「吉水園」が二種類など、農家とのコラボが生んだ珠玉の味が勢揃い。ブルワリー兼直売所やネットショップで販売しています。
おすすめ:恐羅漢
クラフトビールのスタイル:ホワイトエールアルコール度数:4.5%価格:550円
⑤尾道ブルワリー(おのみちブルワリー)|尾道市
瀬戸内の美味が独創性を醸し出す! 受賞歴も豊富なビール
築120年以上の古蔵を改装し、千葉県から移住した佐々木真人さんと真理さん夫妻がオープン。「飲みやすくておかわりしたくなるビール」をテーマに、尾道の食材を使用したビールを醸しています。定番は尾道産レモンを効かせた「尾道エール」と、尾道産のみかんが入った麦芽を感じる「しまなみゴールデンエール」。尾道エールは、グリーン、イエロー、完熟と、年3回レモンの風味が変わるため、時期を変えて飲み比べてみるのもおすすめです。そのほか、季節で異なる個性的な銘柄がずらり。農作業の合間に飲む農家のビールをイメージした「Cucumber Saison」は、漬け込んだキュウリが爽やかな味わい。「ジャパン・グレートビア・アワーズ2022」で金賞を受賞しています。さらに「岩子島トマトヴァイツェン」や「ましろコーヒーポーター」は、「インターナショナル・ビアカップ2021」にて受賞。出来立てを味わいたい人は、併設するタップルーム(ブルワリー併設のバー)でぜひどうぞ。
おすすめ:Cucumber Saison
クラフトビールのスタイル:セゾンビールアルコール度数:4.0%価格:【店内】ハーフサイズ600円 パイントサイズ1000円【瓶ビール】650円
⑥IB BREWING(アイビーブリューイング)|呉市
※現在はオンラインのみで販売中
限界集落のブルワリー クラフトビールで世界へ
呉市の限界集落でクラフトビールの製造・販売を行なっている小さなビール工場です。創業当初から世界で評価されるビール作りを目標に、さまざまな種類を製造しています。代表するビールは、「Sunflower Wheat Ale/サンフラワーウィートエール」、「Honey Hoppy IPA/ハニーホッピーIPA」、「Rose Hop Ale/ローズホップエール」の3種。IB BREWING 1作目となるひまわりの種を使用したサンフラワーウィートエールは、食前に楽しめるよう口当たり柔らかい小麦をベースに作っています。爽やかでありつつ、ほんのり香ばしい香りが特徴です。特産品の高野町産有機栽培ホップを使用したビールや、世界196か国のビールとコラボレーションするプロジェクトなど、今後のラインナップにも注目が集まるブルワリーです。
おすすめ:サンフラワーウィートエール
クラフトビールのスタイル:ウィエートエールアルコール度数:5%価格:720円
広島県といえば「宮島」「原爆ドーム」の世界遺産だけではない、広島県の旬で、魅力的な観光情報を発信します! 広島はおいしいものがいっぱい!広島の代名詞ともいえるお好み焼きやカキ・タコ・鯛・あなごなど新鮮な魚介類、今や全国区の尾道ラーメン、肉質が高いことで評価されている広島牛、手打ちそば、生産量日本一のレモンやみかん・ぶどうなど豊富な食の資源は広島ならでは。また海フェスタ、神楽や壬生(みぶ)の花田植など地域ならではのイベントも数多く開催されます。しまなみ海道でのサイクリングやトレッキング、スキー・スノーボードなどアクティブ派にも飽きさせない。 世界文化遺産に登録された宮島や原爆ドームだけでない魅力が多く、楽しみ方もいっぱい。