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【釜石】海も山も同時に味わえる!三陸の自然をアクティビティを通じて満喫しよう!【東北・岩手】
釜石は「釜石はまゆりトライアスロン国際大会」をはじめ、東北の地で20年以上前から国内外からの旅行者を受け入れてきた地域です。三陸沿岸が甚大な被害を受けた東日本大震災からの復興の過程で、住民と行政が一体となったまちづくりが行われてきました。釜石は持続可能な観光に取り組む地域としてGreen Destinations Top100にも選出されています。 釜石はツーリストとコミュニティの距離も近く、その生活の一端を体験できるプログラムが用意されています。 本記事では、ジオパークエリアでのハイキングや、親潮と黒潮が出会う豊かな漁場での漁業体験、地元漁師さんによる漁船クルーズなど、おすすめアクティビティ...
1.根浜海岸で楽しむ!地域に根差した地元文化を体験
漁業体験プログラム
”鉄と魚とラグビーのまち”を掲げる釜石では漁業が盛んです。漁業体験プログラムでは、旬に合わせた魚貝類の漁場や養殖場を地元漁業者の方の漁船で訪れます。漁業者の方から生活に根差したお話を伺い、漁や海藻の収穫、出荷作業などを体験します。体験の後は取れたての食材をいただくシーフードが楽しめます!地域の生業について学びつつ、釜石ならではの旬の味も楽しめるプログラムです。
キャンプとマリンアクティビティを楽しむ!
自然と共に生きることを選択した根浜地域には、地元の方にも愛される通年オープンのキャンプ場があります。少し歩くと白い砂浜と遠浅の海が広がり、夏はもちろん、冬には澄んだ空気と美しい夜空を楽しむことができます。特に冬季には水平線から月が立ち上り、海上に美しい月の道が現れ、また新月の夜には満天の星空の元で過ごすことができます。レストハウスにはテントや調理用具などレンタル用品のほか、温水シャワー室、洗濯乾燥機も用意されています。多目的トイレの設置など、アクセシビリティ向上にも積極的に取り組んでいます。
レストハウスではSUP、シーカヤック、シュノーケリングなどの充実したマリンアクティビティも申し込めます。海のコンディションをよく知る地元インストラクターだからこそ、季節や天候に合わせたスポットに案内してもらえます。根浜地域での暮らしの話なども聞きながら、三陸ジオパークの海を満喫できます。
2.船上から海岸線を楽しむ!漁船クルーズ
釜石湾コースの見どころ
釜石湾では以前から観光船による湾内クルーズが催行されていましたが、震災による津波で観光船は消失。震災から10年を経た2021年に、クルーズコースは漁船を使って再開されました。釜石を見守る釜石大観音や、世界最大水深の湾口防波堤、釜石ガントリークレーンなど、釜石の産業や歴史の一端を洋上から見学することができます。
大槌湾コースの見どころ
大槌湾の根浜海岸または箱崎白浜を出港し、日本人なら多くの方が知っている人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされる蓬莱島や、地元漁師さんに祭られる明神神社、奇岩の景観を楽しめます。「三陸復興国立公園」や「三陸ジオパーク」に指定されているエリアを洋上から見学することができます。
3.みちのく潮風トレイルと御箱崎・千畳敷ハイキング
釜石が位置する東北エリアには、本州北端の青森県から宮城県までの約1,000キロを繋ぐ「みちのく潮風トレイル」のコースがあります。森、里、川、海の魅力を堪能できるこのトレイルは、踏破に約45日ほどかかります。釜石を通るトレイルは海岸沿いに伸びる40キロメートルほどの区間で、湾と半島が入り組む地形と自然の景観、人の集落を辿りながら歩く面白さがあります。
もう少し気軽にハイキングを楽しめるコースとして人気なのが、箱崎半島に伸びる東北自然道です。根浜キャンプ場から車で40分ほど(釜石駅から1時間ほど)の位置にある大沢遺跡を出発すると、往復約2時間ほどのハイキングが楽しめます。目指すは三陸ジオパークの見どころの一つである「千畳敷」。巨大な花崗岩が波に削られて織り成す奇観は一見の価値ありです。自然道では、スパイスとして利用されるサンショウや香り高いクロモジなどの植生観察や、トビやウミネコなど野生生物との出会いも楽しめます。根浜レストハウスでガイド同行ツアーを申し込むことをお勧めします。
釜石で楽しめるアクティビティの一部をご紹介しました!自然と共存する釜石の魅力をぜひ体験しに来てくださいね!
釜石市全体を屋根のない博物館と見立てて、世界遺産である近代製鉄の歴史や、東日本大震災からの復興まちづくり、震災時に賞賛された児童生徒の避難行動を紐解く「防災学習」、漁業や林業、農業の1次産業の体験を提供しています。地域DMOのかまいしDMCでは、これらの観光資源をもとに、博物館への展示物を磨き上げて、皆様にお届けしております。