【山梨】富士登山には準備が必要!富士登山のために知っておくべきこと8選
日本を代表する山「富士山」。富士山を一目見ようと国内外問わず毎年たくさんの観光客がこちら河口湖に訪れます。今回は富士山に実際に「登る」為に知っておくべきことをご紹介いたします。富士山頂から見る景色の美しさを是非ご体感ください。
-
目次
- 1.富士山はいつ登れる?
- 2.富士登山シーズンはいつ?おすすめの時期は?
- 3.初心者でも安心の富士登山道
- 4.富士登山のための準備1 -用意すべき持ち物(装備)・服装-
- 5.富士登山のための準備2 -登山計画をたてる-
- 6.富士登山のための準備3-【必読!】2024年からスタート!吉田ルートを利用の場合は通行予約を
- 7.富士登山のための準備4 -アクセス方法の確認-
- 8.富士登山で禁止されていること
- 富士登山の後は温泉で疲れを癒そう!富士眺望の湯ゆらり
- 富士登山後はゆっくり宿泊&富士五湖観光を楽しむ!富士緑の休暇村
1.富士山はいつ登れる?
みなさんがイメージする「富士山」は恐らく雪化粧をした富士山ではないでしょうか?
富士山は冬の時期(12月~3月)遠くから見てもわかるように、山頂から雪に覆われており一年中登山ができるわけではありません。登山初心者はもちろん上級者も冬季の登山は大変危険です。また、7月~9月までの富士登山シーズン中は多くの山小屋やトイレなど設備が整いますが、期間外は営業していないので、休憩の方法や携帯トイレを持参する必要があります。シーズン外や冬季の登山は非常に危険なので控えましょう。
2.富士登山シーズンはいつ?おすすめの時期は?
富士山登山で登山道が解禁される山開きは山梨県側、静岡県側で日程が異なります。4つあるルートの富士山の開山日は、例年山梨県側(吉田ルート)が7月1日、静岡県側(富士宮ルート・須走ルート・御殿場ルート)が7月10日になっており、閉山日は共通して9月10日になっています。
富士登山のおすすめは7月下旬~8月下旬です。富士山に登るならご来光や眼下に広がる雄大な眺めを満喫したいですよね。山開きしたばかりの7月上旬は、まだ梅雨の時期ということもあり、せっかく登っても雨で山頂からの雄大な景色を眺めも見ることができないこともあります。但し、梅雨が明けてからの土日やお盆中は、大勢の登山者で賑わい大変混雑します。夜間には登山者のライトで登山道の形がくっきり浮き出る事でも有名です。スケジュールの都合が合えば、土日やお盆中を避け平日に登山することをおすすめします。
また、夜通しで一気に富士山頂を目指す弾丸登山(Bullet climbing)は危険です。十分な休息を取らず高峰を目指す為、体調を崩す方が後を絶ちません。また、疲労している状態での夜間登山は事故を起こす危険性が高い為、安全な登山行程を必ず計画して富士登山に挑みましょう!
山小屋に泊まらず登山をされる場合は、早朝に五合目を出発してください。
3.初心者でも安心の富士登山道
富士山には4つの異なる登山道があり、登山者のレベルや経験によっておすすめのルートが異なります。富士登山初挑戦でも安心のおすすめルートは山梨県側の「吉田ルート」です。「吉田ルート」は富士スバルライン五合目から出発し山頂まで通常6時間程かかるルートです。他の登山道と比べて山小屋も多く休憩も取りやすいので安心です。また、富士スバルライン五合目には富士山にちなんだグッズが豊富な売店やレストランもあり多くの観光客で賑わいます。
4.富士登山のための準備1 -用意すべき持ち物(装備)・服装-
用意すべき持ち物
よく軽装で登山をしている海外からの観光客を見かけますが、富士山の標高は3,776メートル。山頂の気温は夏でも0度前後、夜間やご来光前の明け方は氷点下になることもあります。服装や持ち物などしっかり準備して富士登山に挑みましょう。
まず富士登山に必要な装備や持ち物についてご紹介します。両手に荷物をもつことがないよう、しっかした登山用リュックサックを準備しましょう。富士山は天候が急変することも多いため、防水のものやザックカバーを用意しておくと安心です。
服装について
富士登山の服装の基本は重ね着です。
富士山は標高が高くなるにつれ気温が低下するため、薄手で速乾性のあるアンダーシャツ、長袖シャツ、前開きで脱ぎ着しやすいフリースなどの防寒着といった順に重ね着しましょう。山頂でご来光を待つのであれば薄手のダウンジャケットや手袋を準備しておくと安心です。靴は足首が隠れるようなハイカットの登山靴やトレッキングシューズが、砂利などが入りにくく怪我の防止になります。新しく購入した場合は、事前に何度も履いて慣らしておくこと、また靴下はクッション性のある少し厚手のものを履くと靴擦れを防ぐことができます。
5.富士登山のための準備2 -登山計画をたてる-
富士山の登山道は山梨県側の吉田ルートのほか、静岡県側の富士宮ルート、御殿場ルート、須走ルートがあり、どの登山口から登るかによっても計画は変わります。山梨県側の吉田ルートは東京や神奈川などからのアクセスがよく、山小屋や救護所の数も多いため富士登山初心者でも安心して登れるルートです。富士登山者全体の6割が利用する人気ルートのため、混雑する週末や連休はできるだけ避けるのが登頂のポイント。天気予報をしっかり確認し、雨天や悪天候が予想されるときは延期しましょう。富士山の山頂を目指すために、山小屋を利用した1泊2日の計画がおすすめです。山小屋は夜間に到着しても入れない場合があるため、利用する際は利用時間などを確かめましょう。混雑時は予約がないと宿泊できない場合もありますので、予約が必要かどうかも確認しておくと安心です。
6.富士登山のための準備3-【必読!】2024年からスタート!吉田ルートを利用の場合は通行予約を
2024年より山梨県側の吉田ルート(7/1~9/10の期間)で弾丸登山や混雑対策として登山規制が行われます。
これにより、午後4時~翌午前3時までの間は、五合目の登山道入口ゲートが封鎖され登山はできません。
また、1日の登山者が4,000人に達した場合は通行が規制され登山できません。通行には事前決済にて予約が可能ですので、事前に予約をした方が安心です(通行料2,000円)。また、富士山保全協力金(1,000円)にも是非ご協力ください。(救護所の設置・運営、公衆トイレの設置・管理などに使用されます)
■通行料:2,000円/1人(1回)
■協力金:1,000円/1人(1回)
予約は登山前日の23:59まで可能ですので忘れずに必ず予約しましょう。
7.富士登山のための準備4 -アクセス方法の確認-
【マイカーでお越しの方】
富士登山期間中、吉田ルート・富士宮ルート・須走ルートではマイカー規制が実施されるため、一部の車両を除き富士山五合目までマイカーで通行することはできません。マイカー規制期間中は山麓の駐車場で富士山五合目行のシャトルバス(有料)に乗り換えましょう。マイカー規制期間中、吉田ルートを利用される方の乗り換え駐車場は「富士山パーキング」です。
駐車料金:1台/1回 1,000円
シャトルバス往復運賃(富士山パーキング⇔富士山五合目):大人 2,500円 子ども(小学生以下)半額 ※2023年度料金
■シャトルバス運行期間:2023年7月15日(土)~9月10日(日)※2024年5月現在未定
■マイカー規制期間:2024年7月5日(金)18:00~ 9月10日(火)18:00
ただし、EV車(電気自動車)やFCV車(燃料電池自動車)は対象外となりますが、事前に必ず富士山パーキングで「電気自動車等確認証」を発行してもらってください。発行には車検証が必要です。
【公共交通機関をご利用の方】
マイカーでなく、バスや電車でお越しの方は、富士山駅や河口湖駅より富士スバルライン五合目行のバスをご利用ください。
通常往復運賃:大人 2,800円 子ども 1,400円(片道:大人 1,780円 子ども890円)
富士山パーキング
マイカー規制期間中は「富士山パーキング(旧富士北麓駐車場)」から富士山五合目行きの登山バスに乗り換えます。1,400台収容の駐車場ですが、お盆休みや連休には満車になることもありますので、混雑日に富士登山を計画している場合は時間に余裕をもって行動することをおすすめします。富士山五合目のライブカメラ映像をリアルタイムで確認できるので、シャトルバスに乗り換える前に必ず天気をチェックしましょう。
また、富士山パーキング内には観光案内所も併設されていますので、富士山周辺のレジャーや観光情報、下山後に立ち寄りたい温泉や宿泊施設などの情報収集にも最適です。
8.富士登山で禁止されていること
富士山がある富士箱根伊豆国立公園エリアは、天然記念物や史跡が多く、この貴重な自然や歴史的資源を守る為、規制がかけられています。特に富士山五合目より上は「特別保護地区」に指定され、より厳しい規制がかけられています。
特別保護地区で下記に記載した行為を行った場合、五年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金等の罰則を科せられる場合があります。
【禁止事項】
1.動植物の採取禁止
2.溶岩や石の持ち出し禁止
3.落書きの禁止
4.テント設営や焚火の禁止
5.ペット等の放し飼い禁止
6.弾丸登山
7.ゴミは捨てずに持ち帰る
【富士登山関連サイト】
富士登山の後は温泉で疲れを癒そう!富士眺望の湯ゆらり
富士眺望の湯ゆらりは、富士山の眺望が抜群の2種類の露天風呂の他、炭酸泉や洞窟風呂など全16種類のお風呂が揃う日帰り温泉施設です。
富士登山を楽しんだ後は、今登ってきたばかりの富士山を眺めながら、お風呂でゆっくりお過ごしください。
河口湖駅より無料送迎バスあり(要事前予約)予約はこちら
富士登山後はゆっくり宿泊&富士五湖観光を楽しむ!富士緑の休暇村
富士緑の休暇村は、富士眺望の湯ゆらり隣接の大型宿泊施設です。富士登山も富士五湖観光も楽しみたい方は、是非富士緑の休暇村にご宿泊ください!
世界に誇る日本のシンボル「富士山」や富士山構成資産など山梨県富士山北麓地域の魅力的な情報を発信します。 山梨県富士山麓に位置する富士五湖地方は、富士山の北側に位置し、「本栖湖」「精進湖」「西湖」「河口湖」「山中湖」などを有する自然豊かな地域です。 世界文化遺産「富士山」の構成資産には、「北口本宮冨士浅間神社」や「河口浅間神社」「冨士御室浅間神社」などの歴史ある神社、天然記念物「忍野八海」など静岡側の構成資産と合わせて合計25件登録されています。 多くの観光客が訪れる富士山麓には、春は富士山と桜と五重塔「忠霊塔」の共演を楽しむことができる「新倉山浅間公園」、夏は河口湖ハーブフェスティバルのメイン会場となる「大石公園」、秋は富士山と紅葉を眺める「河口湖もみじ回廊」、冬は大迫力の富士山を真正面にスキーやスノーボードが楽しめる「ふじてんスノーリゾート」などの多くの観光スポットがあります。 また近年は、富士山の大自然の中でトレッキングやサイクリングなどのアクティビティやキャンプなどを楽しむ方も増えています。 当社はこの富士北麓地域河口湖を拠点に、富士山の自然を活かして作られたテーマパーク「富士すばるランド」、富士山の天然水「ふじざくら命水」を使用してつくられた世界一のクラフトビール「富士桜高原麦酒」、富士山麓地下1000mから汲み上げる天然温泉「富士眺望の湯ゆらり」、ダイナミックな富士山を目の前にスキー・スノーボードなどの雪遊びが楽しめる「ふじてんスノーリゾート」などを運営しております。 四季折々変わる富士山の魅力をここ富士山麓河口湖よりわかりやすく発信していきます。