東京の離島・新島でリフレッシュ!一度体験したら忘れられない7つの楽しみ方
東京都の離島のひとつ・新島は、サーフィンで有名なスポットですが、魅力はそれだけではありません。「離島でリフレッシュしたい」「一味違う旅を楽しみたい」という方向けに、体験すべき新島の7つの楽しみ方を紹介します。
新島とは?
新島については、訪日観光客だけでなく、日本人もよく知らない人が多いでしょう。まずは、この美しい島についてご紹介します。
新島はどこにあるの?
新島は東京からの距離、約150kmの太平洋上にあり、人口は約2000人。青く透き通った海岸と、サーフィンなどのマリンアクティビティが主な観光資源の小さな島です。
夜には満天の星が輝き、ここが東京都だとは夢にも思えないほど、自然が豊かです。
新島へのアクセス・島の交通
東京都内から新島へは、2つのアクセス方法があります。ひとつは調布飛行場から小型飛行機に乗っていく方法。もうひとつは、東京の竹芝埠頭から高速ジェット船を利用する方法です。
高速ジェット船の所要時間は最短2時間20分。航行中はシートベルトをしっかり着用することが必要です。天気や海の状況によって乗り心地は変わりますが、速度が速いため、揺れは大きくないので安心してください。なお、小型飛行機で行く場合、所要時間は40分です。
島での交通は、レンタカーやレンタサイクルが主となります。主な見どころのひとつ・石山展望台は高所にあるので、レンタカーで行くことをオススメします。
なお、小型飛行機で行く場合、運行会社である新中央航空の公式HPからの予約が必要です。
船の予約と最新の運行情報は、東海汽船の公式HPから確認できます。新島に行く際は、必ずチェックしておいてください。
新島7つの楽しみ方
新島でオススメの7つの楽しみ方を紹介します。この小さな島を、きっとあなたも大好きになるでしょう!
1.新東京100景に選ばれた羽伏浦海岸へ行く
羽伏浦(はぶしうら)海岸は、新島を代表する観光スポット。1982年に選定された「新東京100景」のひとつにも選ばれています。
特に海岸そばにある白い建物「メインゲート」は、島を代表するランドマークとして、新島のポスターなどにしばしば登場します。多くの観光客が、建物の間に立って、写真を撮っていきます。
羽伏浦海岸では、海岸と乳白色の海も見どころです。真っ白な砂浜は、全長約6.5km。砂浜から大海原を眺めると、思わず時間を忘れて見入ってしまいます。
青い海は、砂浜に近づくにつれて乳白色になります。近くにある「白ママ断層」が崩落して生じた白い砂が海流に沿ってこの地に流れ着いたことで海がこの色になり、特殊な景観が見られるのです。
また、羽伏浦海岸の海流がサーフィンにぴったりであることから、多くのサーファーもここを訪れます。
羽伏浦海岸
住所:〒100-0402東京都新島村ナムレ Google Maps
Website:https://www.gotokyo.org/jp/spot/244/index.html
2.湯の浜露天温泉で温泉を楽しむ
間々下(まました)海岸の近くにある「湯の浜露天温泉」には、新島特産のコーガ石を使った古代ギリシア神殿のような外観の建物があり、遠くからもよく目立ちます。
この露天温泉は24時間年中無休(※)。水着を着用すれば、いつでも楽しめます。
※メンテナンスなどでご利用いただけないこともあります(不定期)。
天気が良い日は、一番上にある風呂から式根島や神津島、沈んでいく夕日といった美しい風景を眺めることができます。水着を持っていなくても、そばにある足湯は無料で使用できます。新島に来たらぜひ体験してください。
湯の浜露天温泉
住所:〒100-0400 東京都新島村 Google Maps
Website:https://www.gotokyo.org/jp/spot/481/index.html
3.石山展望台で海と島々の織り成す絶景を眺める
島の絶景を見るなら、高い所の展望台から!ということでご紹介するのが「石山展望台」です。島の西南にあるこの場所は、その名の通り本当に「石山」になっています。途中、コーガ石の採石場を通り過ぎます。
レンタカーなら直接展望台まで行くことができます。車が無くても、登山遊歩道で徒歩約90分、展望台まで歩いていけます。ここから式根島と神津島が一望できる素晴らしい景色が広がっています。
石山展望台からは、前述した間々下海岸や「湯の浜露天温泉」、奇岩、青い海を眼下に収めることができます。これは石山展望台ならではの景色です。
石山展望台
住所:〒100-0400 東京都新島村向山 Google Maps
Website:https://niijima-info.jp/enjoy/observatory/ishiyama/
4.「新島ガラスアートセンター」でガラスアートを体験する
1988年に創設された「新島ガラスアートセンター」は、ガラスアート人材の育成と産業の普及を目的とする場所。ここで創られる「新島ガラス」は、島特産の「コーガ石」を使った工芸品です。
コーガ石は、新島とイタリアのリパリ島でのみ採石できる貴重な石です。コーガ石の特性により、この石を使ったガラスは無染色の状態で美しいオリーブ色をしています。
「新島ガラスアートセンター」では、ガラス製品を販売しているだけでなく、「ガラスの絵付け体験教室」を実施しています。所要時間は40分です。
最初に説明を受けた後、紙にラフを描きます。その後、油性ペンでガラスコップに下書きしてから、ガラス彫刻の手法を使って絵を削り込んでいきます。掘り込みが終了したら、スタッフに渡して仕上げをしてもらいます。これで、あなただけの新島ガラス作品が誕生!
完成したら、アートセンターの屋上に持っていき、海と山をバックに、新島の美しい思い出を写真に撮りましょう。
新島ガラスアートセンター
住所:〒100-0400 東京都新島村間々下海岸通り Google Maps
Website:https://www.gotokyo.org/jp/spot/477/index.html
5.おしゃれカフェ「POOL」でグルメを楽しむ
新島の中心にある本村地区の北、「新島村博物館」の近くにあるカフェ「POOL」は島民と観光客がよく訪れる人気カフェ。営業日は満席になっていることもしばしば。
店の入り口にはイスとテーブル、パラソルが置かれ、海外にいるようなリゾート感覚が体験でき、とてもリラックスできます。
「POOL」には、新島産の食材を使った、異国情緒あふれるメニューが多くあります。
新島産のイカやマグロ、タマネギ、キュウリ、海藻などを使った「島ポキ丼」と明日葉が入った味噌汁は、島の食材を現代風にアレンジした、とてもおいしい料理です。
甘み・酸味がまじりあった特別な味わいのグアバビールも、料理と一緒に飲むのがオススメです。
POOL
住所:〒100-0402 東京都新島村本村2丁目9-23 Google Maps
Website:https://niijima-info.jp/member/member_restaurant/3469/
※「POOL」は2023年11月より長期の臨時休業中です。再開の時期に関しては、公式Facebook(日本語)をご覧ください。
6.新島の新名物⁉「れすとはうす」で新島クリームソーダを味わう
「新島親水公園」内にあり、同じく観光客・島民に愛されているレストラン「れすとはうす」も、島の食材を心を込めて調理した料理を用意しています。
「島タコライス」「明日葉と焼きのりの炒めライス」「島のりのパスタ」などは、島の食材を使った看板メニューです。
「れすとはうす」には、通常のカフェで出しているようなドリンクメニューもありますが、ユニークなのが島の新名物ともいえる「新島クリームソーダ」です。
これは、水色のクリームソーダにアイスクリームを加えて、甘酸っぱくさっぱりした味わいに仕上げたドリンク。色合いは新島の海の色をイメージしていますが、アイスを崩すと、まさに新島の砂浜と海の色が広がります。写真映えもするかわいいメニューです。
れすとはうす
住所:〒100-0400 東京都新島村瀬戸山120 Google Maps
Website:https://niijima-info.jp/member/member_restaurant/3533/
7.聖地でサーフィンをする
サーフィンは、新島の代名詞といっていいアクティビティです。多くの人が、新島の力強い波を求めてこの"聖地"にやって来ます。
サーフィンをするなら、島のサーフショップが用具のレンタルやレッスンを提供してくれますよ。
先にご紹介した羽伏浦海岸だけではなく、湯の浜露天温泉近くの間々下海岸、「シークレットポイント」と呼ばれる海岸など、レベルや波の状態が違うスポットがあります。
間々下海岸
住所:〒100-0400 東京都新島村瀬戸山113 Google Maps
Website:https://www.gotokyo.org/jp/spot/480/index.html
Secret Point
住所:〒100-0400 東京都新島村 Google Maps
Website:https://niijima-info.jp/enjoy/surfin/surf_point/secret/
島の一味違う宿泊スタイル「ふじや」と「Hostel NABLA」
新島には、複数のゲストハウスや民宿があります。どこも部屋数が限られているため、旅程が決まったら事前に予約をしておくことをオススメします。
個人でも家族でもゆったり過ごせる民宿「ふじや」
新島の「ふじや」は2018年にオープンした民宿です。新島の中心地区にあり、観光地へのアクセスや買い物にとても便利です。
「ふじや」はもともと旅館でしたが、現オーナーが引き継いだ際に内装をリフォームしたため、昭和から現代までの雰囲気が楽しめます。
民宿であるため、宿泊客は大広間で食事をとることもできます。料理は日本の一般的な家庭料理で、味・量ともに高く評価されています。
客室は全て和室で、6畳の部屋から12畳の部屋まであり、個人でも家族でもゆったり過ごせます。
ふじや
住所:〒100-0402 東京都新島村本村5丁目2-2 Google Maps
Website:https://niijima-info.jp/member/member_stay/2799/
離島生活を気軽に体験!「Hostel NABLA」
真っ白な外観にファッショナブルな内装の「Hostel NABLA」は、島でも特に人気のゲストハウスです。
オープンは2017年ですが、建物には70年の歴史があり、今では希少なコーガ石建築として保存されています。もともとは映画館で、その後民宿を経てゲストハウスになりました。
ゲストハウスの醍醐味は、様々な場所からやって来た人が、一つの部屋に泊まり交流できるところです。
部屋にはプライバシーが守られるよう、カーテンのついたベッドが4つあり、またデスクライト、セーフティボックス、ハンガーなども設置されていて、宿泊客にとって便利です。リーズナブルに新島観光を楽しむうえでも、良い選択肢のひとつです。
HOSTEL NABLA
住所:〒100-0402 東京都新島村本村6丁目3-1 Google Maps
Website:https://niijima-info.jp/member/member_stay/1346/
東京の離島「新島」へ行こう!
にぎやかな都会だけでなく、時にはちょっと違う東京も体験したいと思いませんか。それなら、東京の離島がオススメです!
東京の離島にはそれぞれ特色がありますが、中でも新島は有名観光地よりも美しい海があり、島ならではのグルメもあり、ぜひ旅行してみてほしい場所です!
提供:東京都
公益財団法人東京観光財団
観光情報サイト 「TAMASHIMA.tokyo」では、東京都の多摩・島しょ地域で「新しい贅沢」を見つける旅をたくさん紹介しています。ぜひチェックしてみてください。