一杯の水から始まるサステナブルなまちづくり:Ozu Refeel Water
サステナブルなまちづくりを目指す私たち大洲市として、水資源やCO2排出量に考慮した、近隣地域からの水資源の調達、大量のプラスチックやペットボトルを消費しない消費サイクルを考え、Ozu Refeel PROJECTとして活動をはじめることにしました。
Ozu Refeel Water とは
日本は四方を海に囲まれ、安定的な降水量を誇る、豊富な水資源を持つ国です。それにもかかわらず、多くの水資源を海外から輸入している国でもあります。それは直接的な水の輸入ではなく、食料や飲料水の輸入に付随するものです。
輸入食料・飲料水の生産・輸送過程では膨大な水資源が必要になります。そうして水の国であるはずの日本は、間接的に海外の多くの水資源を消費しているのです。食料・飲料水の輸出原産国の中には、水資源の枯渇が問題となってしまう地域もあります。
また、水資源だけではなく、一説にはペットボトル1本の水と浄水道の水では、製造から総過程のCO2排出量が100倍も違うという研究結果もあります。私たちにとって安く便利に消費できることが、誰にとってもサステナブルな取り組みであるとは限りません。
2022年度、大洲市のまちの駅あさもやでは約12,000本のペットボトルが購入されています(2022年実績)。1日1日の単位では分かりづらいですが、12,000本分のペットボトルゴミと聞くと膨大な量です。
たとえ大洲市の小さな範囲からでも、ペットボトルではなくマイボトルを活用いただくことには大切な意義があります。私たちは、少しでもペットボトル販売や輸送にかかる水資源・CO2の削減になれば、また小さなことからサステナブルに対して考えるきっかけになればという思いで、身近な場所にある良質な水を最適なカタチで、皆さまにお届けしたいと考えています。
※参考 Do well by doing good. Imperfect×FRAU SDGs
(三菱ケミカル・クリンスイと東京都市大学伊坪研究室との共同研究結果より)
大洲市では愛媛県と高知県の県境一帯に広がる四国カルストの水「ぞっこん四国」を市内のウォーターステーションでご提供することにいたしました。数千万年という年月を経たこの豊かな土壌と地形が生み出した雫が、「ぞっこん水」です。鍾乳石を通り自然濾過された水は、無菌状態で加熱殺菌せずに、非加熱のまま商品化されています。大洲市にお越しになった際には、ぜひ四国の水「ぞっこん四国」をお愉しみください。
四国の水「ぞっこん四国」
四国カルストにはドリーネと言われる竪穴がたくさんあり、そのドリーネに溜まった水が鍾乳石を通り、自然濾過されミネラル成分豊富な水を作り出します。水が生まれるのに最適だったカルストならではの豊かな土壌、そして何より、手つかずのままそれが残っていたという希少性の高いその自然の恵みを毎日少しずつ採水しています。
「ぞっこん水」は加熱殺菌処理をしていません。ぞっこん四国が採水される水源の周囲に人家がなく、非加熱のまま提供が可能です。加熱殺菌してしまうと、水の組成が変わり、生理活性が失われてしまいます。水のおいしさの決め手となる酸素も炭酸ガスも失われてしまいます。加熱によって、せっかくの水が台無しになってしまうのです。ですから、天然水を選ぶ際には、「非加熱」と書かれていることも重要なポイントです。また、四国カルストに降る雨・雪解け水はカルストの鉱石層を伝う時にミネラル成分を溶かしこみます。特筆すべき点として、「ケイ素」や「サルフェート」「バナジウム」というミネラル成分も含まれています。
Ozu Refeel Waterのご利用について
ご利用方法
以下の4カ所で、「ぞっこん水」がご利用いただけます。マイボトルをご持参ください。
□大洲城
ボトル購入について
ボトルを持ち合わせていなくても、上記4施設にてOzu Refeel ボトルを販売しております。
この機会にぜひ手に取ってみてください。
□Ozu Refeel ボトル 1,980円(税込)
(クリア、ブルー、オレンジ、ブラックの4色)
大洲市は四国の西側、南予と呼ばれる地域に属し、大洲盆地を中心に、北は瀬戸内海、南は四国山地に面した地域です。 市の中心には清流・肱川が流れ、その名の由来ともいわれるように肘のように湾曲した川が、まちを巡っていることで、自然・歴史文化・名産品に多くの恵みをもたらしました。 江戸の昔、大洲城の城下町として栄えたその名残が、肱川のほとりに息づいています。