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江戸っ子憧れの行楽地!「大山詣り」のすべてご紹介します!
伊勢原市のシンボルである大山は古くから信仰の山として崇められてきました。 江戸時代には気軽に行楽と信仰を行える地として人気を博し、 「大山詣り」と呼ばれるようになりました。
大山詣りとは
箱根から先への旅が難しかった江戸庶民にとって、大山は近くて出かけやすい信仰の場であったことから「大山詣り」が大流行しました。その様子は、浮世絵や歌舞伎、落語の題材になったほど。江戸の人口が100万人の頃、年間20万人もの参拝者が訪れました。粋な江戸っ子が我こそはと競うように奉納用の巨大な木太刀を江戸から運び、滝で身を清めてから山頂を目指すといった他に例をみなみ庶民参拝でした。中には、7mほどの木太刀を担いだと言われています。
大山阿夫利神社(下社)へのアクセス
小田急小田原線伊勢原駅北口 4番のりば 神奈川中央交通バス「大山ケーブル行き」乗車(約30分)
終点「 大山ケーブルバス停 」下車。 こま参道 徒歩(約15分)
ケーブルカー「大山ケーブル駅」乗車 「阿夫利神社駅」下車
大山詣りのおすすめ3選
大山阿夫利神社
大山ケーブルカー阿夫利神社駅から徒歩3分
神奈川県伊勢原市大山355(受付時間 9:00~17:00)
標高700mの大山中腹に立つ神社。創建は約2200年以上前と伝えられています。関東屈指の歴史と由緒を誇ります。
古来では別名「雨降り山」とも呼ばれ、雨乞いや五穀豊穣の祈願の対象となりました。境内には雨乞いの神様を祀る拝殿があるほか、菅原道真を分岐した天満宮、富士山の祭神をご神体としたパワースポットが点在しています。
境内からの絶景
阿夫利神社の境内からは、江の島や相模湾が見渡せ、遠くに三浦半島や房総半島も見ることができる絶景ポイントです。
大山寺
大山ケーブルカー大山寺駅から徒歩3分
神奈川県伊勢原市大山724
東大寺を開いた良弁僧正が755年に開山し、弘法大師が第三住職に就いたと伝わる古刹です。本尊の鉄造不動明王像と二童子象は国の重要文化財に指定されています。
もっと大山を楽しむ為の特別ツアー
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江戸時代、年間20万人もの参拝者が訪れ江戸庶民の信仰と行楽の地とされた「大山詣り」。首都近郊に残る豊かな自然とふれあいながら歴史を巡り、山頂から眼下に広がる景色を目にしたとき、大山にあこがれた先人の思いと満足を体感できる。