【国立公園内のマウンテンバイクトレイル】長野県松本市乗鞍高原の大自然を感じられるトレイルを紹介

乗鞍高原は、長野県の松本市にある中部山岳国立公園内にあります。日本百名山のひとつ乗鞍岳を始めとして、周囲には北アルプスルの山々があります。そんな森と山の恵みによって生み出された景観美を楽しむ事ができる場所です。

また、「のりくら温泉郷」としても知られ、乗鞍岳の山腹からわき出る温泉を乗鞍高原へと引湯している単純硫黄泉の乗鞍高原温泉、高原内にわき出る無色透明で刺激の少ないすずらん温泉、地下1,300mからわき出る、カルシウムやマグネシウムを多く含む安曇乗鞍温泉と３つの異なる源泉を持ち、温泉を楽しむ事もできます。

のりくら高原トレイルズでは、「JOYFUL WALKS NORIKURA（トレッキング）」と「NORIKURA COMMUNITY MOUNTAIN BIKE TRAILS（MTB）」の２種類のアクティビティにてトレイルコースの整備が行われており、子どもからシニアの方まで幅広い年齢層の方に参加いただくことができます。

手つかずの森の雰囲気を感じられるルートや、滝へと向かいながら森林浴を楽しめるルートなどがあり、乗鞍の大自然や北アルプスの山々の景色を楽しんで頂けます。

 一般的には日本の山々は急峻な場合が多く、またその地権者や関係者が複雑に入り組んでいることも多く、 マウンテンバイクで気軽に走れる場所が少ない中で、乗鞍高原では、地権者や関係各所との調整を行い、マウンテンバイカーにとって利用しやすく、他の利用者の安全を守れる利用ルールの制定とルートの設定を行い、日本の国立公園初となるパブリックなマウンテンバイクトレイル  が2021年にオープンしました。

NORIKURA COMMUNITY MOUNTAIN BIKE TRAILS（NCMT）が利用出来るのは、ゴールデンウィークから11月初旬までです。乗鞍高原は天候が変わりやすいので、事前に天候情報をチェックしてお越しください。

下記ページ内の「ルール・注意事項」をお読みください。このトレイルを長く守っていくために、「整備協力金」という形での利用料のご協力をお願いします。

NCMTのトレイルはオフロードです。経験者向けトレイルは場所によって岩や木の根、急坂など変化に富み、走行には十分な経験やテクニックが必要になります。初めてマウンテンバイクでオフロードを走行される方は、安全のためにガイドツアーを利用し、レベルに合わせたレッスンを受講してください。

既存の登山道や遊歩道とは別に、スキー場内の作業道やかつて林業が盛んだった時代のトロッコ道等をマウンテンバイクで利用できるトレイルとして整備しています。

トレイルはそれぞれの利用状況により、歩行者優先区間、MTB/歩行者共有区間、MTB専用区間、ガイドツアー限定区間に区分しています。

歩行者優先区間：1.8kmMTB/歩行者共有区間：12.6kmMTB専用区間：1.0km  

東京から乗鞍高原へはマイカーや鉄道・バスなど様々な方法があります。鉄道・バスなどの公共交通機関を利用される場合は乗り換えが必要になります。

自分の旅程や予算、旅のスタイルに合った移動手段を見つけて、楽しんでください。

日本の山々の多くは急峻で、そこにマウンテンバイクを走らせると急なためにスピードも出やすく、初心者の方が気軽に楽しめるというものではないことが多いです。乗鞍高原は火山によって形成された台地で、全体的な斜度が緩いのでスピードをコントロールしやすく、マウンテンバイクにとっては都合が良い地形と言えます。また標高1,800mから1,200mに広がるトレイル群は国立公園ならではの木々や草花が見られるだけでなく、真夏でも涼しくライドを楽しむことができます。秋には紅葉の木々の間を走り抜けることができ、季節ごとの魅力に溢れたトレイルです。しかも、ライド後には温泉も楽しむことができます！