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東京からの日帰り旅にぴったり!長野・蓼科で自然を味わえる6スポット
長野県の蓼科は、標高1,000メートル以上の風光明媚な高原です。東京から特急で2時間でアクセスでき、日帰り旅行にもぴったり。JR茅野駅からバスで行けるスポットが多く、車が苦手な人も安心です! 蓼科で美しい自然が楽しめるオススメ6スポットを紹介します。
車が苦手な人も安心!蓼科のオススメ6スポット
雄大な自然が広がる長野県は、東京から1泊、あるいは日帰り旅行にぴったりの場所。長野県には、軽井沢や上高地といった素敵なハイキングスポットが多くあります。中でも日帰りで自然を味わうには、東京・新宿から特急で2時間で行ける蓼科高原がオススメです。
本記事では、数ある蓼科高原の見どころの中から、JR茅野駅からバスで回れる6スポットを紹介します。これらのスポットは、車に乗れない、あるいは車が苦手な人も気軽に楽しめますよ。
6スポットのうち、横谷(よこや)渓谷の周辺にある御射鹿池(みしゃかいけ)と横谷峡遊歩道、乙女滝、横谷観音展望台は遊歩道でつながっています。一緒に回るのもオススメですよ。
1. 御射鹿池
御射鹿池は、水の酸性度が高く、透明度が高いのが特徴。静かな水面には周囲の風景が映り込み、神秘的な景観を創り出します。
季節ごとに色を変える林や冬の白い雪と、鏡のような水面が織りなす幻想的な景観は、多くの人を惹きつけています。世界的に有名な日本画家、東山魁夷(ひがしやま・かいい)氏の代表作のひとつ『緑響く』のモチーフにもなりました。
池の出口は水底が草むしており、跳ねる水と一緒にキラキラ光ります。
JR茅野駅からのアクセス
バス「奥蓼科渋の湯線」に乗って「明治温泉入口」下車。徒歩約3分
2. 横谷峡遊歩道
御射鹿池から横谷観音展望台や乙女滝まで続く遊歩道が、横谷峡遊歩道です。
天気が良い日は、木漏れ日が輝く小道が続きます。木々に囲まれたマイナスイオンたっぷりの道で癒やされるでしょう。遊歩道沿いには、川も流れています。苔むした川底や、荘厳な岩などが、さまざまな表情を創り出します。
3. 乙女滝
水量が多く勢いのある乙女滝は、落ちる水の数メートル近くまで寄れるので迫力満点。水しぶきが肌に触れて、ひんやりと気持ちよいです。四季折々の景色も格別で、秋には紅葉に包まれた滝を観に多くの人が訪れます。
JR茅野駅からのアクセス
「メルヘン街道バス」に乗って「横谷峡入口」下車。徒歩約15分
4. 横谷観音展望台
横谷渓谷を一望できる横谷観音展望台。遠くに茅野市の町並みも見えます。晴れた日は青空が一面に広がる絶景になります。
JR茅野駅からのアクセス
「メルヘン街道バス」に乗って「横谷観音入口」下車。徒歩約15分
5. 蓼科高原芸術の森 彫刻公園
蓼科湖のすぐ隣にある自然公園、蓼科高原芸術の森。全長2キロメートルの遊歩道の周りでは、苔むした岩、大きな湖まで多岐に渡る自然が目を楽しませてくれます。
北村西望「夢」
さらに、美しい自然の中で、北村西望(きたむら・せいぼう)をはじめとする日本の彫刻家たちの作品約70点を楽しむことができます。すべての彫刻を観て周るには2時間ほどかかります。
園内にはベンチがあちこちにあるので、旅の途中に、休息がてら立ち寄ってもいいかもしれませんね。
JR茅野駅からのアクセス
バス「北八ヶ岳ロープウェイ線」に乗って「蓼科湖前」下車。徒歩約5分
※蓼科高原芸術の森の営業時間は、8:00~18:00です。
6. 蓼科大滝
蓼科大滝は、落差こそ小さいですが、大きく深い滝壺を持つ荘厳な滝です。近くにいると、ごうごうと流れる水の音で身体がいっぱいになります。
滝の周辺は、大人2人分くらいの大きさの苔むした岩がごろごろしています。岩の間を走り抜ける水の勢いは圧巻で、しぶきで真っ白に見えます。
滝に向かう道中も幻想的で、苔むした岩や木々が続きます。人の手が加えられていない、まさに大自然の中に存在する滝です。
JR茅野駅からのアクセス
バス「北八ヶ岳ロープウェイ線」に乗って「プール平」下車。徒歩約20分
アクセス
蓼科高原の観光は、JR茅野駅が起点となります。JR茅野駅へは、東京・新宿駅から特急に乗って約2時間、片道約5,000円で行けます。
蓼科高原内は、バスでの移動が便利です。御射鹿池や乙女滝、横谷観音展望台へ行くバス「奥蓼科渋の湯線」や「メルヘン街道バス」は1日に3本程度、便が出ています。このほか蓼科高原芸術の森や蓼科大滝に行く「北八ヶ岳ロープウェイ線」は、1日に5本以上、便が出ています。
日本語のみとなりますが、バスの時刻表も参照ください。
一度訪れたら、日本の自然の緑の深さと荘厳さに感動すること間違いなしです。少し東京を離れて、足を運んでみてはいかがでしょうか。