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東京の隣の千葉県は、海に自然に恵まれた見どころ満載のエリアです。人気のテーマパークやショッピングスポット、心に残ること間違いなしの絶景も全部、東京から日帰りで楽しめるのが魅力! オススメのスポットやアクセス情報等、千葉観光に役立つ情報をまとめてお届けします。
photo by Pixta(写真右上、下部)
海外からも多くの旅行者を迎える「成田国際空港」のある千葉県。東京駅から特急列車やシャトルバスを利用し1時間ほどの距離のため、都心からの日帰り旅行にはぴったりのエリアです。
千葉県は年間を通じて多くの観光客で賑わう「東京ディズニーリゾート」や、大型アウトレットモールがある県としても有名。少し足をのばせば雄大な海岸線や心癒される里山など、美しい自然も豊富です。
有名な神社仏閣や昔ながらの街並が残る成田国際空港周辺や、フォトジェニックな自然景観のある「養老渓谷(ようろうけいこく)」周辺など、千葉県を5つのエリアに分けて紹介します。
エリアの特徴を押さえて旅のルートを考えるヒントに役立ててくださいね!
千葉県は東京都の東に位置し、太平洋に突き出した半島です。面積は約5,000平方キロメートルで東京都の2倍以上の広さ。そのためエリアを横断して千葉県内を巡るにはレンタカーがオススメです。
東京から訪れる場合は、鉄道や高速バスも多く乗り入れています。成田・木更津(きさらづ)などの人気の街も鉄道に乗って片道約1時間半で行くことができます。
「ベジタリアン・ヴィーガンでも食べられる!東京ディズニーリゾートのおいしいメニュー」より
世界中の幅広い世代から愛される「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」。東京駅からJR京葉(けいよう)線に乗り、最寄りの舞浜(まいはま)駅までは約15分。駅を出た瞬間からディズニーの世界観が広がります。
周辺にはホテルも多くあり、旅の拠点としてもオススメ。旅の前半は「東京ディズニーリゾート」で遊び、後半は千葉観光というスケジュールはいかがでしょう?
写真左:Picture courtesy of いなえ、写真右:photo by Pixta
日本の空の玄関口として年間約4,000万人の航空旅客が利用する成田国際空港周辺。国際色豊かなイメージですが、実は長い歴史のあるエリアとしても知られています。
古くから人々の信仰を集める「成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)」や「香取神宮(かとりじんぐう)」などの寺社仏閣を中心に、賑やかな門前町が今も残っており、江戸時代の風情が感じられます。
photo by Pixta
千葉県中西部の東京湾に面した木更津は、人気のアウトレットパークや「鋸山(のこぎりやま)」、海辺ならではの珍しい景色など、バラエティに富んだ見どころあるエリア。
東京湾を横断し、神奈川県川崎市と木更津市を結ぶ有料道路「東京湾アクアライン」が通っているため、東京方面からは自動車でのアクセスが非常に便利です。途中のパーキングエリア「海ほたる」からは東京湾の夜景を見渡すことができ、夕方や早朝はわざわざ景色を見るために訪れる人もいるほど。
写真左上、右下:photo by Pixta、右上:Picture courtesy of TRAYCLE Market&Coffee、左下:Picture courtesy of 鴨川シーワールド
海に突き出た房総(ぼうそう)半島のほぼ中央に位置する「養老(ようろう)渓谷」は豊かな自然美が残るエリア。太平洋沿岸の鴨川(かもがわ)へ出れば、人気の水族館もあり、自然と触れ合うにはもってこいの場所です。
東京方面からは車で約1時間半、電車では約2時間半の小旅行となりますが、時間に余裕があるなら電車の旅をオススメします。のどかな田園風景を走るローカル列車「小湊(こみなと)鉄道」からは、美しい景色が見られますよ!
写真上:photo by Pixta下:Pictures courtesy of 犬吠テラステラス
太平洋に突き出た銚子(ちょうし)は日本屈指の水揚げ量を誇る漁港としても知られる場所。長く美しい海岸線が続く九十九里浜(くじゅうくりはま)と併せてお楽しみください。
おいしい魚介類に舌鼓を打ったり、夏には海水浴やサーフフィンなど海のレジャーを満喫するのにもぴったり! 東京駅から銚子駅まで、電車で約3時間、JR特急しおさい号なら約2時間。京成バスの高速バスなら約2時間でつくことができ便利です。
「家族旅行も完璧!ファンが伝える子どもと一緒の東京ディズニーランドの楽しみ方」より
1983年の開園以来、世界中の人々に愛されてきたテーマパーク「東京ディズニーランド」。2001年には「東京ディズニーシー」もオープンし、その2つをあわせて「東京ディズニーリゾート」と呼ばれています。
周辺には「東京ディズニーリゾート」の各施設まで送迎バスを運行しているホテルもあり、泊まりがけで遊びにいくのも大変便利です。最寄りの舞浜駅には、駅直結の商業施設「イクスピアリ」もあり、ショッピングやランチでの立ち寄りにオススメ。
photo by Pixta
千葉県船橋市にある「ふなばしアンデルセン公園」は、デンマークをイメージした広大な公園です。
アスレチックエリアや自然体験エリアなど、世界観の違う5つのゾーンに分かれており楽しみ方は訪れた人次第。本場の職人が手がけた大きな風車や色とりどりの花々は、童話の世界に来たような気持ちにさせてくれます。
巨大なアスレチックで遊んだり、自然いっぱいの公園でバーベキューをしたり、スケールの大きな公園で大人も童心に帰って目一杯遊ぶことができますよ! たくさん遊べて入場料900円はお得です。
Picture courtesy of 回向院
Picture courtesy of 回向院
「回向院(えこういん)」は1657年に東京都に創建されたお寺で、その別院が千葉県市川市にあります。
朱塗りの門をくぐると緑に囲まれた現代的な建物のお寺が見えてきます。なんといってもこのお寺の特徴は、敷地内に一般の参拝客に開かれたカフェテラスがあること!
もともと法事のために設けた建物を、法務の合間にカフェとして解放しているのだとか。手入れの行き届いた庭を眺めながら飲むコーヒーは、心を落ち着かせてくれるよう。特選ホットコーヒー(500円)はおかわり自由です。
定休日は木曜日ですが、法務の日程によって臨時休業の可能性もあるので、訪れる際は公式HPをチェックしましょう。
photo by Pixta
年間約1,000万人が参拝に訪れ、なかでもお正月には全国から約300万人が新年の参拝に訪れます。
photo by Pixta
「成田山新勝寺」はJRと京成線の成田駅が最寄りです。成田駅からお寺までの約800メートルは、古くから参拝客を迎えてきた商店が軒を連ねる賑やかな通り。
成田名物のうなぎ料理の店や竹細工などの伝統小物店、抹茶やあんみつなどの和スイーツカフェがいくつも並んでおり、参拝客を楽しませてくれます。立ち並ぶ店は日本の伝統的な家屋が多く、タイムスリップしたようなノスタルジックな気分になれるのも大きな魅力です。
photo by Pixta
東京の周辺には「小江戸(こえど)」と呼ばれる街がいくつかあります。これは、古い武家屋敷や景観が残っており、江戸時代の面影が感じられる街を親しみを込めて呼んだもので、千葉県の佐原もそのひとつです。
江戸時代に水運の街として栄えた佐原(さわら)は、小野川(おのがわ)沿いにいくつもの商家や町屋が軒を連ねており、街全体が歴史的な保存地区のよう。そんな佐原に来たら、小舟に揺られながら約30分ののどかな川下りがオススメです(舟めぐり町並みコース乗船料:1,300円)。
アヤメやアジサイが咲く6月や、盛大なお祭りが行われる7月、10月は観光客でとても賑わうシーズン。ゆっくり観光するなら暑さも落ち着く10月以降がよいでしょう。
Picture courtesy of いなえ
Picture courtesy of いなえ
佐原散策でぜひ立ち寄ってほしいのが和風カフェの「いなえ」です。
130年以上も前に建てられた町屋を改築し、ギャラリーとショップを併設したカフェとして再生しました。敷地内には中庭でつながる洋館や蔵があり、この地域の昔ながらの暮らしが感じられます。
Picture courtesy of いなえ
カフェのメニューでは通年食べられるかき氷がとくに人気の看板メニュー。見ための美しさも人気の秘密。冬季限定のぜんざいも温かな和スイーツとして好評です。
photo by Pixta
創建は紀元前634年といわれている由緒正しい神社。経津主大神(ふつぬしのおおかみ)という戦いの神様を奉っており、勝負運アップのご利益があると信じられています。本殿の周りを歩いて一周するとそのパワーを頂けるとか。
境内には幹が3つに分かれた三本杉があり、こちらも有名なパワースポット。中央の幹が空洞になっており、そこで願い事をするとパワーをもらえるといわれています。写真に撮って携帯電話の待ち受け画面にする人も多いそうですよ。旅の記念に、ぜひ一枚!
photo by Pixta
世界中の有名店が集まる超大型アウトレット施設。ファッションアイテムからアウトドア用品、生活雑貨など人気のブランドが300店以上が出店しており、敷地面積はなんと約21万5,000平方メートル!
カフェやレストランも充実しているので買い物好きにはたまらない場所です。東京駅や新宿駅、渋谷駅などから直通のバスも運行しており、約1時間で到着します(片道1,300円程)。乗車区間によって価格や予約の有無が異なるので、詳しくは京成バスの公式HPをチェックしましょう。
photo by Pixta
千葉県木更津市、東京湾に広がる干潟に約1キロにわたって無数の電柱が立てられている場所があります。まるでスタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』のワンシーンのようだと話題を呼んでいるのがこの「江川(えがわ)海岸」です。
とくに日が暮れる直前は、夕暮れの空や近くの発電所の夜景とともにこの不思議な景観が見られることで人気。また、風が弱く波が少ない日には水面が鏡のように反射し、その様子がボリビアの絶景地・ウユニ塩湖のようだといわれています。
事故防止のため、3月中旬〜7月までの潮干狩り期間以外は海岸への立ち入りは禁止です。海岸付近の駐車場が眺望ポイント。最寄り駅のJR巌根(いわね)駅からタクシーで約10分で到着します。
photo by Pixta
江川海岸と並ぶ千葉の絶景スポットがこの「濃溝(のうみぞ)の滝・亀岩(かめいわ)の洞窟」。このスポットがある君津市の「清水渓流(しみずけいりゅう)広場」は養老渓谷からもほど近い自然公園です。
園内にある洞窟をくぐるように滝が流れており、早朝には洞窟に朝陽が差し込み、光のシャワーのように見えるんです! とくに3月と9月の早朝は水面に日光が反射してハートの形に見えるのだとか。初夏には水辺をホタルが舞い、秋は紅葉が美しく色づきます。
東京駅からは高速バス「アクシー号」に乗り約1時間30分の道のり。「君津ふるさと物産館」のバス停で下車し、タクシーに乗り換えて約5分で「清水渓流広場」に到着します。
地獄のぞき(photo by Pixta)
都心からのアクセスも便利な「鋸山」は、登山初心者や子ども連れでも安心してハイキングが楽しめるスポット。山頂には約1300年の歴史のある「日本寺」があり、日本一の巨大な石仏が拝める神聖な場所。
最寄り駅のJR浜金谷(はまかなや)駅から徒歩10分ほどでロープウェーに乗ることができます。山頂の「地獄のぞき」は必見の絶景スポット! どこまでも続くような水平線を見渡せる一方、突き出た岩の先端からは切り立った崖を見下ろすことができ、スリル満点です。
photo by Pixta
関東屈指の観光牧場として知られる「マザー牧場」には羊やアルパカ、馬やうさぎなどたくさんの動物が暮らしています。動物たちにエサをあげたり触れ合ったり、間近で見るかわいい姿に癒されること間違いなしです!
また敷地内の広大な花畑には、春の菜の花、夏のサルビアなど、季節の花々が絨毯のように一面に咲きそろい、絶景のフォトスポットに。牧場内の農園ではイチゴやブルーベリーの摘み取り体験もでき、豊富なアクティビティに1日中楽しく遊べるでしょう。
最寄りのJR君津(きみつ)駅から「マザー牧場」行きの路線バスが運行しています(現金:大人 720円 / 子ども 360円)。君津駅までは東京駅から高速バスが運行しており、所要時間は約1時間です。
photo by Pixta
千葉県の南に突き出た房総半島のほぼ中心にある「養老渓谷」は、秋の紅葉スポットとしても人気のエリア。また、5つの滝を巡る約2キロのハイキングコースがあり、緑に包まれた遊歩道を歩きながら、大小さまざまな滝を間近に見ることができます。迫力の自然美は、大都会・東京の近郊とはとても信じられません!
「養老渓谷」には日帰り温泉「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」(入浴料1,100円)があり、開放感のある露天風呂につかれば旅の疲れも吹き飛ぶよう。レストランも併設しているのでハイキングの休憩スポットに最適です。
東京駅から五井駅を経由し、最寄りの養老渓谷駅まで約2時間半。五井駅からはレトロな「小湊鐡道」に乗り込みます!
photo by Pixta
千葉県市原市を中心に走る「小湊(こみなと)鐵道」は、赤とクリーム色の車体がかわいいローカル線。1961年〜1977年にかけて製造されたレトロな車体は、今ではなかなかお目にかかれません。
沿線はのどかな田園風景が多く残されており、そんな車窓の風景も見どころ。とくに3月中旬〜5月上旬は目の覚めるような黄色い菜の花が広がります。
とくに有名なのは里見駅~月崎(つきざき)駅間。4月には桜も咲きはじめ、花々のなかを走る鉄道はいっそう魅力的です。
photo by Pixta
レトロな魅力ある鉄道といえば、千葉県いすみ市を走る「いすみ鉄道」も人気です。「小湊鐵道」の上総中野(かずさなかの)駅から接続しているので、ふたつの路線を乗り継ぐ鉄道旅もよいアイデアかもしれません。
春には全路線約27キロのうち、約15キロで菜の花が開花します。車窓から眺めるのはもちろん美しいですが、途中下車して列車と菜の花をカメラにおさめる人も多いそう。
古い街並が残る大多喜(おおたき)駅や田園風景の広がる新田野(にったの)駅など見どころある駅も多いので、途中下車の旅には乗り降り自由な「一日フリー乗車券」(平日用:1,200円、土休日用:1,500円)が便利です。
Picture courtesy of 鴨川シーワールド
2020年でちょうど開業50年を迎える水族館。イルカやアシカなど海の動物たちが繰り広げるパフォーマンスが人気です。とくに海の王者と呼ばれるシャチのパフォーマンスは迫力満点! 日本では「鴨川(かもがわ)シーワールド」でしか見られません。
Picture courtesy of 鴨川シーワールド
また真っ白のイルカを思わせるベルーガは、その愛らしい姿が水族館のマスコット的存在。水族館までは、JR安房鴨川(あわかもがわ)駅から無料の送迎バスが運行しています。
photo by Pixta
山の斜面や谷間に階段状に作られた水田を棚田(たなだ)といいます。山間部や傾斜地で農業をするため生まれたものですが、その景観の美しさにカメラを構えて訪れる人も多いのです。
「大山千枚田(おおやませんまいだ)」は東京から一番近い棚田として知られています。最寄り駅のJR安房鴨川駅からバスに乗り金束駅で下車、その後、徒歩約20分です。棚田が水で満たされている4月から5月は空の色が水面に映り込み、何枚もの水鏡が広がり、まさに絶景!
棚田の頂上付近にある古民家レストラン「棚田カフェごんべい」ではお米で作った麺「ちっこ」を使った麺料理が食べられます。その土地ならではの食も旅の醍醐味ですね。
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千葉県勝浦(かつうら)市は透明度の高い海辺が続く海水浴スポット。そんな勝浦で一年中、海を楽しめるのが「かつうら海中公園」です。
JR鵜原(うばら)駅から徒歩15分ほどのところにあり、海中からのびる白い塔が目印です。この塔は上階は展望台になっており、地下まで下りると潜水艦のように海中の様子を眺めることができるんです!
海を泳ぐ魚の姿は水族館とはひと味違い、大人も思わず大興奮するスポット。近くには太平洋の海原を見晴らす景勝地「鵜原理想郷(うばらりそうきょう)」もあります。
Picture courtesy of TRAYCLE Market&Coffee
「フェアトレードやエコロジーに携わるビジネスを始めたい」。オーナーのそんな思いからオープンしたという、こちらのカフェ&セレクトショップ。選び抜かれたセンスのよい雑貨は購入することでつくり手にも還元されるフェアトレードのシステムを採用しています。
Picture courtesy of TRAYCLE Market&Coffee
千葉県南部の館山(たてやま)市に建つ築100年を超える洋館を利用していて、ノスタルジックな雰囲気。
Picture courtesy of TRAYCLE Market&Coffee
カフェのメニューは英語と日本語の両方の表記があるほか、オーナー夫妻の奥様は英語が堪能で海外からの旅行者にもやさしいお店です。オススメのメニューは身体にやさしいおからマフィンとフェアトレードコーヒー。心までほっと温まるようです!
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千葉県東部の太平洋沿岸に約66キロ続く「九十九里浜」は、サーフィンや海水浴のメッカとしても知られる場所。周辺には、水平線を見渡す「地球の丸く見える丘展望館」や世界的にも有名な「犬吠埼展望台」などがあり、海のアクティビティ以外にも楽しみの多いスポット。
水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を楽しむなら「海の駅 九十九里」がオススメです。イワシ漁の盛んな「片貝(かたかい)漁港」が目の前にあり、漁港直送の鮮魚の販売所や九十九里の郷土料理が楽しめるフードコートが人気です。
Picture courtesy of 犬吠テラステラス
千葉県の最東端に位置する犬吠埼のアイコン的存在が「犬吠埼(いぬぼうざき)展望台」です。犬吠埼は日本の平地で一番最初に朝陽が上る場所として有名で、銚子に訪れたらぜひ立ち寄りたい場所。
そんな犬吠埼で2019年1月から新たに新名所に加わったのが「犬吠テラステラス」です。
Picture courtesy of 犬吠テラステラス
海に向かって立てられた二階建ての建物にはカフェやベーカリー、銚子の特産品が揃うセレクトショップなどがあります。地元で作られた「銚子ビール」など、おみやげにぴったりのアイテムも揃っていますよ!
2Fの展望テラスは美しい朝陽と海原が見渡せるビューポイント。旅の立ち寄りにオススメです。
photo by Pixta
周囲を海に囲まれた千葉県は、豊富な海の幸に恵まれたエリア。なかでも太平洋に面した銚子は日本屈指の漁港です。漁港近くの食堂では新鮮な魚介類を使ったメニューに出会えます。
「浜めし」もそんなお店のひとつです。丼からお刺身がこぼれ落ちそうなほど盛られた海鮮丼はこのお店の看板メニュー。まぐろの乗った三色丼が1,600円。朝定食は500円と良心的です。
銚子漁協直営の「万祝(まいわい)」も海鮮丼が人気の食堂。まぐろや平目、アジなど種類豊富な旬の魚が乗った海鮮丼は1,980円。店内から銚子の海を見渡せる開放感も人気の理由です。
photo by Pixta
胡麻風味の味つけをイメージする本場中国の担々麺と違い、勝浦のタンタンメンはタマネギ、ラー油、豚ひき肉で作るのが特徴です。中国の担々麺が汁なし麺なのに対して、味噌や醤油ベースのスープと一緒に食べるのもポイント。
勝浦にはいくつもの専門店がありますが、なかでも人気は勝浦タンタンメン発祥の「元祖勝浦式担々麺 江ざわ」。港町の勝浦で、海から戻った漁師たちに「身体が温まる」と人気が出たのがその始まりなのだとか。
地元で人気のファミリーレストラン「こだま」も勝浦タンタンメンの名店。うま味のある辛さがやみつきになるそう!
「なごみの米屋」ぴーなっつ最中
千葉県の特産品として外せないのが落花生(らっかせい)です。日本国内で生産される落花生の約8割が千葉県で生産されたもの。ピーナッツバターや落花生を使ったスイーツなどもたくさん販売されています。
おみやげにオススメしたいのが成田山参道に店を構える「なごみの米屋」の「ぴーなっつ最中(もなか)」です。甘く煮た落花生のあんを、落花生を模した最中に詰めた可愛らしい一品です。
魅力的なスポットがたくさんつまった千葉県のご紹介はいかがでしたか? 選ぶルートや訪れる施設、季節によってもさまざまな顔を見せてくれるので、楽しみ方は訪れる人次第。
ぜひ東京観光とあわせて楽しんでみてください。
Main image courtesy of Pixta
ライター
神戸在住。趣味は旅行とアート鑑賞。美味しいもに目がなく、5年間の中国・北京生活で火鍋の美味しさに開眼しました。