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円頓寺商店街から文化のみち、徳川園まで。トラベルライターおすすめの新・名古屋定番観光モデルコース
アクセスが良いとは言えない名古屋駅の北東エリアですが、実は名古屋の穴場な歴史&グルメスポットが多く点在しています。そこで今回はトラベルライターの土庄雄平が、シェアサイクルでつなぐ新・名古屋定番観光モデルコースをご紹介!円頓寺商店街から文化の道、徳川園まで、効率よくおすすめスポットをめぐります。
日帰り、所要時間6時間
▶︎ポイント
名古屋を流れる堀川周辺は水運の拠点となり、米穀・調味料・酒などを城下町へ供給する役割を果たしました。そのため、大きな商家が軒を連ねるようになったのです。
「四間道」の名は、元禄13年(1700年)に発生した大火の後、防火の目的や商業活動の円滑化のために道幅を4間(約7m)に広げたことによります。
現在、四間町のトレードマークとなっている白い土壁の景観がつくられたのは、元文年間(1740年ごろ)。実に今から250年も昔になります。
「名古屋にこんな場所があったなんて...!!」自転車に乗ってスローペースで移動するからこそ、町並みに溶け込むような不思議な感覚を覚えます。
▶︎ポイント
気持ちの良いサイクリングを終えたあとは、喫茶店の横にあるポートに自転車を返却して、長年愛されている名物モーニングを楽しみましょう!
喫茶まつばさんの定番は、「クラシックビターブレンド」です。深いコクと豊かな苦味がありながら、意外にもスッキリ飲むことができるのが特徴。
ふわふわのトーストに優しい甘さの小倉あん、そしてゆで卵。間違いない美味しさのモーニングに、お腹も心も満たされます。さぁ、それではサイクリングの再開です。
▶︎ポイント
餡のまわりに生地をつけて焼いた四角い和菓子・きんつば。名古屋ならではの美味しいあんこを楽しめるおすすめのお菓子です。
名物「金鯱きんつば」にはなんと、しゃちほこ焼き印が押されており、焼印はこんがり金色!可愛らしくも、名古屋らしい華やかさも感じられます。
もう一つの名物が「松露糖(しょうろとう)」。砂糖で作られたすり蜜で、あん玉を包んだお菓子です。お土産にも自宅用にもおすすめ。
▶︎ポイント
徒歩で回るのは大変な名古屋城ですが、自転車であればストレスフリーに巡ることができます。カメラをもって、散策するように走るのが楽しいです。
なんと名古屋城の北東、郷土の森で素晴らしい風景に出会えました。紅葉と名古屋城のコラボレーションが素晴らしく、思わず写真をパシャリ。
秋の紅葉や春の桜など、名古屋の季節を象徴する素晴らしい風景に出会えるので、ぜひ少し足をのばして訪れてみてください。
▶︎ポイント
名古屋城から徳川園に至る「文化のみち」。武家屋敷が立ち並んだエリアがルーツとし、名古屋の近代化を物語る貴重な建築物が数々残っています。
その中で、実業家・井元為三郎(いもとためさぶろう)氏の邸宅だった建物を一般公開しているのが「文化のみち橦木館(しゅもくかん)」です。
象徴的なステンドグラス。スペードとクローバー、ダイヤはありますが、もう一つは?ここには幸せは自分の心にあるものという氏の考えが現れています。
世界有数の陶磁器生産を誇った名古屋。家内制手工業から工場生産、そして貿易まで、発展の軌跡を辿ることができますよ。
リアルジブリと呼ばれることもある台所や、館内にいくつかあるトイレなど、展示されているものはどれも現役。文化のみち橦木館は、まさに"生きた文化財"です。
1階の旧応接室では「SHUMOKU CAFE」も営業されています。おすすめはパンケーキセット。
華やかな甘味がありながらスッキリとした味わいの「紅茶のクリームソーダ」と、ふわふわもちもちで素朴な美味しさの「パンケーキ」の相性が抜群です。
▶︎ポイント
名駅でもよく見かける名古屋を代表する天むす屋さんを訪れることができて、また一歩"名古屋通"になった気分に。
おすすめは駅弁ではなかなか購入できない「高菜天むす」。程よい塩加減とぷりぷりな海老天に、高菜の風味のアクセントが効いています。
注文と同時に作ってくださり、温かい状態の天むすを渡してくださいました。これが駅弁では食べられないお店で購入する特権です。
▶︎ポイント
筆者が訪れたのは、12月の中旬。終わりがけと思って紅葉もまだ見頃で、「本当にここが名古屋!?」と疑ってしまうほど、秘境を思わせるロケーションが広がっていました。
中でも見応えがあったのが、虎の尾から大曽根の瀧の区間。深山幽谷を思わせる地形は、溢れるような紅葉に包まれ、水面へ見事に映り込んでいました。
そんな秋が深まる庭園のベンチでいただくのが、先ほど購入した地雷也の「天むす」です。絶景を横目にいただくお弁当は何倍も美味しいですね!
このモデルコースで紹介したスポット
「Charichari(チャリチャリ)」は、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵をあけ、かんたんにご利用いただけるシェアサイクルサービスです。ベーシックは1分7円、電動アシスト自転車は1分17円でご利用いただけ、いつでもどこでも、乗りたいときにすぐ利用できる体験の提供を目指しています。 福岡では2018年2月にサービスを開始し、現在までに約3,000台の自転車と630ヵ所以上の駐輪ポートを展開し、累計1,600万回以上のご利用をいただくまでに成長いたしました。また、2020年からは名古屋市及び東京エリアでのサービスを展開し、2022年4月より熊本市での展開を開始しています。 1分単位の料金設定や、手軽に使えるアプリ仕様から各エリアにて「ちょっとそこまで」の日常的な移動を中心にご利用頂いております。