【名古屋・犬山城】セントレア発〜約3,000円で城下町のグルメを食べ尽くす!
中部地方を訪れたら行きたいのが国宝・犬山城です。近くには縁結びで有名な三光稲荷神社があり、城下町にはおいしいグルメの店もたくさん。今回は、セントレア(中部国際空港)を出発して犬山城周辺を観光後、城下町のグルメを約3,000円で食べ尽くすモデルルートを紹介します!
中部地方を訪れたらぜひ行きたいのが、日本最古の木造天守閣をもつ名城「犬山城」です。また、城の周りにある城下町には、江戸時代の風情がいまも残り、訪れる人をひきつけてやみません。
この城下町で見逃せないのが、おいしい食べ物。カラフルな団子やひと口サイズのお寿司など、写真映えも抜群のグルメを楽しみましょう!
今回は、セントレア(中部国際空港)を出発して犬山城周辺を観光後、約3,000円で城下町のグルメを食べ尽くすモデルルートを紹介します!
7:20〜 空港特急でセントレアから犬山城へ直行
犬山城へのアクセス
犬山城の最寄駅は、犬山遊園駅。セントレアからは「名鉄ミュースカイ」新鵜沼行に乗車し、乗り換えせずに約1時間で着きます。詳しい時刻表はこちら(平日、土・休日)。料金は1,700円です。犬山遊園駅から15分ほど歩くと、犬山城に到着です。
荷物を持っている方は、駅構内または犬山城に設置されているコインロッカーに預けるとよいでしょう。
犬山城の入場料
犬山城の入場料は大人550円、小中学生110円です。
9:00〜 日本最古の木造天守をもつ「国宝犬山城」を見よう
「犬山城」は、木曽川沿いの小高い丘の上にあります。その歴史は長く、戦国時代の武将、織田信長(おだのぶなが)(※1)の叔父「織田信康(おだのぶやす)」が築城し、当時は重要な軍事拠点でした。
江戸時代になると成瀬(なるせ)氏(※2)が入城し、明治時代までその統治は続きました。
※1:織田信長……戦国時代の武将。
※2:成瀬氏……徳川家を補佐する重臣。
明治時代の廃城令(※3)により、犬山城もその運命を逃れることができず、櫓や城門など天守以外の多くの部分が取り壊されてしまいます。
1891年、中部地方で発生した大地震で残っていた城の大部分も壊滅的な被害を受けました。数年後、愛知県は「犬山城の修復及び維持」をすることを条件に、旧城主であった成瀬家に城を譲渡しました。犬山城は2004年まで個人が所有する日本で唯一の城だったのです。
犬山城の見どころの1つが木造の天守です。1537年に造られたと言われ、天守が現存する城のなかでは日本最古とされています。
※3:廃城令……当時の日本政府によって発された法令のひとつで、各地の城郭やその敷地を処分することを命じたもの。多くの日本城郭がこの時に民間に払い下げられ、破却されるなどした。
犬山城は地下2Fが入り口で4Fまであります。城内の階段はとても急なので、登り下りをするときは気をつけてください。
1F、2Fでは主に甲冑や史料のほかに、現存する天守の写真が展示してあります。4Fは展望台になっていて、木曽川や城下の街並みが一望できますよ。
城の屋根には、亀の甲羅に桃がのった形をした魔よけの瓦があります。犬山城には、この瓦が8つあると言われていますが、あなたはいくつ見つけられるでしょうか?
10:00〜 良縁にご利益がある「三光稲荷神社」へ!
犬山城を訪れたら立ち寄りたいのが、犬山城から徒歩3分の場所にある「三光稲荷神社」です。
犬山城の城主、成瀬氏の守護神である稲荷が祀られている神社で、縁結びの聖地としても知られています。良縁のほかに、夫婦円満や金運などを願う人もいるそうです。
境内にある赤鳥居は、外せない写真スポット。神社で取り扱っている朱印帳のカバーにも、この赤鳥居と犬山城が描かれています。
良縁祈願の絵馬は、ピンク色でハート型をしています。とても可愛らしく、記念撮影をするのもオススメです。ハート絵馬は500円(税込)です。
11:00〜 約3,000円で城下町のB級グルメを食べ尽くす!
三光稲荷神社から歩くこと5分、城下町に到着です。ここは、おいしくて写真映えするグルメの宝庫。食べ歩きメニューも充実していますよ。約3,000円で楽しめる絶品グルメの数々を紹介します!
「さくら茶屋」で、犬山名物の田楽串を食べよう!
木曽川は水質がよく、犬山では昔から豆腐作りが盛んでした。いまでも豆腐専門店が多くあり、豆腐に味噌をかけて焼いた"田楽"(※4)は犬山の名物です。
※4:田楽……豆腐、里芋などに串をさし、味噌をつけて焼いた料理。
まずは、田楽をいただきましょう。「さくら茶屋」では、テイクアウト用の田楽串を販売していて、気軽に田楽の味を楽しめます。田楽串は1本100円(税込)で、外のベンチで街並みを眺めながらいただくのもオススメですよ。
やわらかく、大豆の香りが濃厚な豆腐は、火を通すことでさらにそのよさが引き立ちます。※店内の席は、定食を注文した人のみ使用できます。
「山田五平餅店」の手作りの五平餅に舌鼓
次に訪れたいのは、五平餅(※5)の名店「山田五平餅店」。有形文化財に登録されている店舗のなかには席もあるので、ひと息つくこともできます。
※5:五平餅……飯をつぶして細長い板に小判形に握り、みそだれを塗って焼いたもの。
一般的な五平餅は楕円形ですが、「山田五平餅店」の五平餅は小さいボール型をしています。見た目が可愛らしいだけではなく、食べやすいのが特徴です。値段は、1本100円(税込)です。
この店の五平餅は手作りで、ひと口食べると米の食感と香りが広がります。餅にかかっている味噌だれには、ゴマやクルミ、ピーナッツが入っていて、濃厚な風味が味わえますよ。
古民家で味わう可愛いソフトクリーム「本町茶寮」
「本町茶寮」は、100年の歴史をもつ古民家をリフォームして建られた和風カフェです。犬山の郷土料理で有名なこの店では、色鮮やかなソフトクリームが観光客から大人気です。
特に人気があるのは、カラフルな"おいり"(※6)がトッピングされている"特濃プレミアムソフトクリーム"です。値段は350円(税込)です。写真に撮りたくなる可愛らしさです。
※6:おいり……口に含むとフワッと溶けてしまうような、ほんのり甘くて柔らかい食感の餅菓子。
おもちゃのような可愛い手毬寿司「伊勢屋 砂おろし」
食べ歩き中の軽いランチに最適なのが、こんにゃく料理を提供する「伊勢屋 砂おろし」の"手毬寿司"。手毬寿司は、色鮮やかな色彩と丸い形が日本の伝統的なおもちゃ"手毬"に似ていることから、こう呼ばれています。
「伊勢屋 砂おろし」の手毬寿司のシャリには、こんにゃくを加工した"こんにゃく米"が入っていて、カロリーは通常の寿司の半分だそう。食物繊維も豊富で、ヘルシーなのが嬉しいですね。値段は5個入り750円(税込)です。
ネット上で話題沸騰のカラフルデザート「茶処くらや」
食後のデザートにオススメなのが、「茶処くらや」のカラフルな団子です。一番人気で、8種類の味が楽しめる「ハイカラ恋小町セット」は、写真映えするデザートとしてネットで話題沸騰中。値段は2本とグリーンティが付いて600円(税込)です。
8つのお団子のうち6つの味は決まっていますが、冬場はハチミツゆず、温州みかんで、夏場ははちみつレモン、夏みかんのように変わる所も楽しめます。定番で通年変わらないのが、あまおうあん、ずんだあん(枝豆)、ももあん、コシあんイチゴです。
残りの2つは、6〜7種類ある季節の味の中から、自分の好きなものを選ぶことができます。団子の甘さに合う、さっぱりした犬山産 玄米入りグリーンティもついてくるから、満足感もありますよ。
「桜屋菓舗」にある日本でもっとも美しい和菓子
「茶処くらや」でひと息ついたら、近所にある創業50年以上の「桜屋菓舗」にも立ち寄ってみましょう。
店の名物は、春秋限定で出される"和菓子串"。着物に合わせる髪飾りに似ていて、ネット上では"日本でもっとも美しい和菓子"とも言われています。
春の和菓子串"舞のかざし"は、あんこや羊かん、寒天を使って、とても可愛らしい見た目に仕上げてあります。値段は、1本250円(税込)です。
フルーツたっぷりの「芳川屋」のパフェ
続いて訪れたいのは「芳川屋」。もともと果物を販売していた店で、いまではフルーツをたっぷり使用したデザートを提供しています。
春冬はいちご、夏は桃、秋は梨など、旬のフルーツを使った"季節のフルーツパフェ"が人気です。値段は780円(税込)。
フルーツは、注文が入ってからカットするため、新鮮な味が楽しめます。たくさんフルーツが入っているのに、1,000円以下という値段にも驚きです!
名古屋の伝統的なデザート「ういろの大野屋」
城下町で有名な"ういろ"の専門店にも行ってみましょう。80年以上もういろを作り続け、地元住民から長く愛されているのが「大野屋」です。
ういろとは、米粉と砂糖に水を加えて加熱した和菓子です。見た目は羊かんに似ていますが、もちもちした食感でおいしいですよ!
店内で販売される"ういろ団子串"は、ゆず、プレーン、抹茶の3種類の味を一度に味わうことができて、ういろを初めて食べる訪日観光客にもオススメです。値段は130円(税込)。
ゆずは爽やかで、プレーンは適度な甘さ。最後に抹茶を食べると、抹茶の香りが口の中に残ります。
15:30〜 犬山の旅は終了。次は名古屋の旅を楽しもう!
犬山エリアの観光をしたあとは、近隣の大都市、名古屋に行ってみませんか? 犬山城の城下町から名古屋へは、犬山駅か犬山遊園駅から名鉄特急で行くとよいでしょう。1時間に9本ほどあり、所要時間は約30分です。
犬山古城でグルメを味わいながら旅をしよう!
犬山城だけでなく、縁結び神社や城下町のグルメなど、訪れたい場所がいっぱいの犬山エリア。セントレアから空港特急「ミュースカイ」に乗れば、1時間足らずで行けますよ。
セントレアを利用するときは、歴史ある犬山の町にも訪れてみましょう。
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中部国際空港セントレアの公式HP:http://www.centrair.jp/
Written by Callie Chen
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