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「高山」徹底ガイド。高山でしたいこと15選とアクセス、気候など
ユネスコの世界文化遺産であり、自然に囲まれた集落の景色が印象的な白川郷や、城下町、温泉などこれぞ日本の魅力にどっぷり浸れるのが岐阜県の飛騨高山地域です。この記事では、飛騨高山への行き方、観光の交通手段、観光スポット23選、気候、グルメやおみやげ情報など飛騨高山を楽しむための情報をまとめました。
飛騨高山とは
日本の中部地方に位置する「岐阜県」は豊かな自然と古い文化が残る地域。特に岐阜県北部の飛騨地方は、飛騨山脈(北アルプス)を擁する山岳地帯で、険しくも美しい山々が旅人に人気のエリアです。
岐阜県高山市はそんな飛騨地方に含まれる自治体で、「飛騨高山」の呼称で知られています。名古屋から約2時間30分とそれほど遠くないため、都会だけでなく、郊外旅行をしたい人にはオススメの観光地。日本らしい昔ながらの街並だけではなく、大自然や温泉、世界遺産の白川郷が魅力のこの地は、国内でも指折りの人気旅行先として知られています。
高山市の中心市街地には江戸時代以来の城下町・商家町の姿が保全されており、その景観から「飛騨の小京都」と呼ばれています。また、最近は、「日本の原風景を残す街」として紹介され、毎年非常に多くの観光客が日本国外から訪れます。 高山の文化や観光地を予習して、観光を楽しみましょう。
目次:
1.飛騨高山とは
2.飛騨高山へのアクセス
3.高山市内の交通情報
4.飛騨のエリアガイド+α
5.飛騨高山の観光スポット23選
6.飛騨高山のイベント
7.飛騨高山の気候
8.飛騨高山のグルメ
9.飛騨高山のおみやげ
10.そのほか旅のお役立ち情報
飛騨高山へのアクセス方法
東京や名古屋そして大阪から高山駅までのアクセスを紹介します。
東京駅から高山市への行き方
①【東京駅】(東海道新幹線)→【名古屋駅】(JR特急ワイドビューひだ)→【高山駅】
東京駅から高山駅まで乗車券が合計8,750円。東海道新幹線で東京駅から名古屋駅まで特急料金が4,100円(自由席の場合)。名古屋駅から高山駅までは、特急で特急料金1,080円(自由席の場合)。時間は計4時間ほどです。料金は、乗車券8,750円+特急料金5,180円でおよそ13,930円です。
②【東京駅】(北陸新幹線)→【富山駅】(JR特急ワイドビューひだ)→【高山駅】
東京駅から高山駅まで乗車券が合計7,880円。北陸新幹線で東京駅から富山駅まで特急料金が6,250円(自由席の場合)。富山駅から高山駅までは、特急で特急料金1,180円(自由席の場合)。時間は計3時間40分ほどです。料金は乗車券7,750円+特急料金7,430円でおよそ15,310円です。名古屋も富山も人気の観光スポットです。料金や所用時間はほとんど変わらないため経由したい土地で行き方を決めてもいいかもしれません。
新宿から高山市への行き方
バスタ新宿→平湯温泉→高山バスセンター
濃飛バス・京王バスでバスタ新宿から高山バスセンターまでは6,690円(往復12,040円)。時間は計5時間30分です。鉄道を利用するより断然お得なバス。あまり交通費にお金をかけたくない人にはオススメの移動手段です。
高速バスの予約:WILLER TRAVEL>
名古屋から高山市への行き方
①【名古屋駅】(JR特急ワイドビューひだ)→【高山駅】
JR特急ワイドビューひだで名古屋駅から高山駅まで乗車券、特急料金合わせて5,510円。時間は計2時間20分です。
②【名古屋駅】(JR東海バス・名鉄バス・濃飛バス)→【高山バスセンター】
JR東海バス・名鉄バス・濃飛バスで名古屋駅から高山バスセンターまでは2,980円(往復5,140円)。時間は計2時間30分です。
鉄道を利用してもバスを利用してもほとんど所要時間がかからないため、料金の安いバスを利用することをオススメします。
大阪から高山への行き方
①【新大阪駅】(東海道新幹線)→【名古屋駅】(JR特急ワイドビューひだ)→【高山駅】
新大阪駅から高山駅まで乗車券が合計6,260円。東海道新幹線で新大阪駅から名古屋駅まで特別料金が2,480円(自由席の場合)。名古屋駅から高山駅までは、特急で特別料金1,080円(自由席の場合)。時間は計3時間10分ほどです。料金は乗車券6,260円+特別料金3,560円でおよそ9,820円です。
②【大阪駅】(JR特急ワイドビューひだ)→【高山駅】
JR特急ワイドビューひだで大阪駅から高山駅までは乗車券と特急料金合わせて7,780円。時間は計4時間20分です。
③【大阪東梅田】(濃飛バス・近鉄バス)→【高山バスセンター】
濃飛バス・近鉄バスで大阪東梅田から高山バスセンターまでは4,700円(往復9,400円)。時間は計5時間10分です。
高山観光の移動手段
飛騨高山周遊バス
観光に便利な「飛騨高山周遊バス」の利用をオススメします。「まちなみバス」と「さるぼぼバス」の2路線があります。まちなみバスで行ける主な観光地は、古い町並や高山陣屋です。運賃は、どこまで行っても大人子供ともに100円と驚きの価格(未就学児は無料)。
さるぼぼバスで行ける主な観光地は、飛騨の里や飛騨高山美術館です。運賃は、大人210円、子供110円です。
バスをメインで利用する人には嬉しい、「1日フリー乗車券」は、まちなみバスとさるぼぼバスの2つの路線で利用可能です。料金は大人620円、子ども310円。乗車券だけでなく、市内12施設の割引特典も付いています。
1日フリー乗車券は、高山駅近くの、「高山濃飛(のうひ)バスセンター」にて購入できます。車内での販売はありませんので、ご注意ください。
高山脳日バスセンター
住所:高山市花里町6-65
レンタサイクル
高山の古い町並みを自転車で走ってみませんか? 高山駅前にはレンタサイクルのショップがあります。しかし、飛騨の里方面はは坂道が多いのでご注意ください。飛騨の里方面ならさるぼぼバスやレンタカーがオススメです。料金は、1時間200円、6時間以上1,200円です。
レンタカー
高山駅の前にはレンタカーの営業所があります。レンタカーがあれば、途中気になった場所にもすぐに寄ることができます。雪が降るので冬はチェーンやスタッドレスタイヤで対応してください。
レンタカーの予約:たびらいレンタカー>
岐阜県飛騨地方のエリアガイド+α
本項では、飛騨高山を中心とする飛騨エリアを含む、岐阜県の観光エリアを解説します。
飛騨高山エリア
岐阜県北部にある高山市は、飛騨地方の中心にあるため、一般に「飛騨高山」と呼ばれています。
そんな高山市には「古い町並」と呼ばれている場所があります。城下町の中心、商人町として発展した高山の上町(かみまち)、下町(しもまち)の三筋です。また、特に上三之町(かみさんのまち)・上二之町(かみにのまち)・上一之町(かみいちのまち)のあたりを「さんまち通り」と呼ぶことがあり、高山の定番スポットになっています。
白川郷エリア
白川郷(しらかわごう)は、1995年にユネスコの世界文化遺産として登録されました。ちなみに白川郷とは岐阜県にある庄川(しょうがわ)という川の近くにある集落の呼称です。白川郷の特徴は何と言っても合掌造り(がっしょうづくり)。合掌造りは日本の住宅建築様式の1つで、急な傾斜の屋根が特徴的です。
下呂エリア
下呂エリアは岐阜県の中部に位置し、全国的には下呂温泉で有名な地域で、有馬温泉や草津温泉と共に、日本三名泉の一つに数えられています。
主な観光スポットとして、森水無八幡神社(もりみなしはちまんじんじゃ)や、日本の滝百選に認定されている「根尾の滝」などがあります。下呂エリアには、毎年多くの観光客や湯治客が訪れ、温泉と一緒にねずし(※1)や朴葉寿司(ほおばずし)(※2)などの郷土料理を楽しんでいます
※1:ねずし……塩マス・大根・人参・米を麹で発酵させた料理。
※2:朴葉寿司……朴の葉に竹の子、鮭、椎茸、紅ショウガなどをのせて酢飯を包んだ料理。
関ヶ原エリア
関ヶ原といえば「天下分け目の合戦」で有名な「関ヶ原の合戦」が行われた場所です。岐阜県の西南にある地域で、飛騨地方ではありませんが、史跡、名勝地が非常に多い魅力的な旅行地であるため、本項に含めました。また町並みの文化やグルメも豊富な人気の観光地のエリアです。
飛騨地方の観光スポット23選
<史跡>
1.高山市内の古い町並み
飛騨高山で一番人気の観光地が、「古い町並み」。城下町の中心、商人町として発展した上街、下町の三筋の町並みを合わせて「古い町並み」と呼ばれています。飛騨高山の名産などを扱うお店がたくさんあり、買い物や食べ歩きをする人で賑わっています。人力車に乗って観光するのもオススメです。
住所:岐阜県高山市
公式HP:http://giftgift.sakura.ne.jp/03miru/sanmachi.html
2.飛騨の里
飛騨高山の豊かな自然の中に、飛騨の古い貴重な民家が移築復元されている飛騨の里。なつかしい農山村の暮らしや昔から飛騨に伝わる季節の行事が再現されています。ここには日本の古きよき姿が残されています。非常に情緒のある美しい場所です。
住所:岐阜県高山市上岡本町1-590
公式HP:http://giftgift.sakura.ne.jp/03miru/hidanosato.html
3.神田家住宅
飛騨高山で酒造業を興した神田家の住宅です。1850年ころの建築と推定されていますが、間取りが他の家に比べて発達していることから、合掌造り家屋のなかでも非常に高い完成度を誇っている住居です。
住所:岐阜県大野郡白川村荻町796
公式HP:http://kandahouse.web.fc2.com/
4.高山陣屋
飛騨高山を代表する観光地「高山陣屋」。高山陣屋は国内で唯一現存する江戸時代の代官所です。現在は郷土博物館となっています。陣屋前では、朝市も開かれ、多くの店が並び賑わいます。
住所:岐阜県高山市八軒町1-5
公式HP:http://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/bunka/bunkazai/27212/
5.高山城跡
高山城跡は、岐阜県高山市にある城跡です。現在は、岐阜県史跡に指定されています。敷地内には豊かな自然が広がっています。高山駅から徒歩約15分とアクセス抜群です。
住所:岐阜県高山市城山
6.飛騨松倉城
松倉城跡は、岐阜県高山市松倉町にある居城跡です。現在は、高山城跡同様、岐阜県史跡に指定されています。石垣が残っており、当時の城を想像しながら敷地内を散策してはいかがでしょうか。
住所:岐阜県高山市上岡本町
<神社仏閣>
7.飛騨千光寺
「飛騨千光寺」は、約1200年前にが建立された古い寺院です。海抜900メートルの袈裟山(けさざん)に広がる境内には、「円空仏寺宝館(えんくうぶつじほうかん)」があり、館内には六十三体の円空仏(えんくうぶつ:仏僧の円空が手がけた木仏像)と寺宝の一部が展示されています。年間2〜3万人の拝観者が訪れる人気観光地です。
住所: 岐阜県高山市丹生川町下保1553
公式HP:http://senkouji.com/
8.飛騨国分寺
「飛騨国分寺」は紀元前741年に建立された歴史ある寺院です。境内にそびえ立つ樹齢1250年以上といわれる大イチョウと飛騨地方唯一の三重塔は必見です。
住所:岐阜県高山市総和町1-83
公式HP:http://hidakokubunji.jp/
9.照蓮寺
古い町並みの一番奥にあるのが「照蓮寺(しょうれんじ)」です。築庭といわれる泉水を中心とした落ち着いた庭があり、しっとりとした趣があります。
住所:岐阜県高山市堀端町8
公式HP:http://kankou.city.takayama.lg.jp/2000002/2000026/2000210.html
10.小萱薬師堂
飛騨匠によって建立された「小萱薬師堂(こかややくしどう)」。県内最古の木造建築物といわれています。また、県の重要文化財にも指定されています。
住所:岐阜県飛騨市神岡町小萱
11.桜山八幡宮
「桜山八幡宮」は、飛騨高山にある神社です。鳥居や石段、石畳が大変綺麗で、巨樹に囲まれた静かな神社です。秋の例祭は、春の日枝神社の例祭とともに高山祭としてよく知られ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
住所:岐阜県高山市桜町178
公式HP:http://www.hidahachimangu.jp/
12.日枝神社
「日枝神社(ひえじんじゃ)」は地元の人々の信仰深く、永きにわたって守られてきた神社で、境内もとてもきれいに整備されています。高山に春の訪れを告げる「山王祭」は、旧高山城下町南半分の氏神様である日枝神社(山王様)の例祭です。拝殿前の高さ43m、樹齢1000年の大杉は県の天然記念物です。
住所:岐阜県高山市城山156
公式HP:http://www.hiejinja.net/
13.飛騨総社
高山駅から徒歩15分とアクセスのよい「飛騨総社」。飛騨地方にある18の神社の神様を奉っており、ここで参拝すれば18社すべてを参拝したのと同じご利益があるとされています。
住所:岐阜県高山市神田町2-114
<温泉>
それぞれの温泉地の特徴を簡単に紹介します。温泉だけでなく、周りの観光スポットについても触れています。
14.奥飛騨温泉郷
北アルプスの懐に位置する奥飛騨温泉郷は、5つの温泉の総称で、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉から構成されています。宿泊はもちろん、日帰り温泉や足湯も楽しめます。ゆっくり宿泊をしながら5つの温泉地を日帰り温泉で楽しむのもオススメです。秋は紅葉も楽しむこともできます。
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂710-14
公式HP:http://www.okuhida.or.jp/roten_catalog
15.平湯温泉
奥飛騨温泉郷の中でも特に歴史ある平湯温泉。武田信玄という武士が飛騨へ攻め込んだとき、老猿が湯だまりで傷を癒していたという伝説があります。これが発見の由来と言われる天下の名泉「平湯温泉」。 奥飛騨の原生林に広がる温泉はまさしく壮観です。
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
公式HP:http://hirayuonsen.or.jp/
16.福地温泉
奥飛騨温泉郷に位置する静かな温泉街「福地温泉」。温泉だけでなく、初心者から楽しめるトレッキングコースで汗を流したり、毎朝手作りされる囲炉裏で炙ったお餅を食べたりと、家族みんなで楽しむことができそうです。
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地
公式HP:http://www.fukujionsen.com/blank-7
17.新平湯温泉
新平湯(しんひらゆ)温泉は、奥飛騨温泉郷の中心に位置し、観光の拠点に大変便利。奥飛騨名水「たるま水」とたるま姫伝説が残る「縁結びの地」として知られた温泉です。真心と湯情あふれる心の故郷で心も身体も癒されませんか?
住所: 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根208-48
公式HP:http://shinhirayuonsen.com/spot/
18.栃尾温泉
「栃尾温泉」は、平湯川と蒲田川の合流地に湧くのどかな温泉。小さな民宿が多く、のどかな雰囲気です。蒲田川の近くは、春は桜が美しく、夏には蛍を見ることができます。
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾
19.新穂高温泉
奥飛騨温泉郷の中でも最奥にある新穂高温泉の魅力は、なんと言っても北アルプスが間近に迫る雄大な自然の景観。一年を通して自然の移り変わりを楽しむことができます。山の彩りが一番美しい紅葉シーズンがオススメです。
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂
公式HP:http://shinhotaka.com/#welcome_cont
<自然・その他>
20.白川郷
白川郷(しらかわごう)は、1995年に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として登録ユネスコの世界文化遺産として登録されました。白川郷の特徴である「合掌造り」は日本の住宅建築様式の1つで、急勾配の屋根が特徴的です。この傾斜は、雪が積もった際に雪下ろし作業が楽になったり、雨の多いこの地域での水はけを考慮したためと考えられています。
詳しくは「合掌造りの茅葺き屋根が見られる、世界遺産・白川郷」の記事をご覧ください。
住所:岐阜県大野郡白川村荻町2495−3
21.臥龍桜
樹齢1100年と言われる歴史ある桜「臥龍桜(がりゅうざくら)」。一時は台風の被害を受け、大きな枝が4本折れたり幹が避けるなどして、瀕死の重傷を負いましたが、現在は徐々に元気を取り戻し開花状況がよくなり、見違えるように多くの花をつけてくれました。春になると毎年美しく見事な花を咲かせています。
住所:岐阜県高山市一之宮町275−1
22.宇津江四十八滝
宇津江四十八滝は、岐阜県高山市国府町宇津江にある渓谷、滝のことです。秋はウォーキングをしながら紅葉を楽しむのもよいですね。ウォーキングのあとは疲れた身体を温泉で癒しましょう。ゴツゴツした石と階段で登るとこが多いので、運動靴がオススメです。
住所:岐阜県高山市国府町宇津江
23.飛騨里山オフィス
飛騨里山オフィスでは美しい里山に建つ古民家を一定期間、一棟まるまる借りることができます。休日を家族と過ごす、会社の合宿として使う、ワークショップを開催する……。宿泊期間の使い方は自由です。自然を感じ日々から解放される。日本の古民家が持つ独特の温かさ。来てみないと感じられない素晴らしさがここにはあります。
詳しくは「 飛騨古川「里山オフィス」〜築150年の古民家に泊まろう〜 」の記事をご覧ください。
住所:岐阜県飛騨市古川町弐之町8-11
公式HP:http://www.satoyama-office.com/
飛騨高山のイベント
2月:氷祭り(氷点下の森と平湯大滝の2か所)
氷点下の森と平湯大滝の2か所で開催される「氷祭り」。約4ヘクタ-ルにも広がる「氷の森」は、まさに幻想の世界です。冬ならではの風景とともに、地域伝統芸能や、花火大会など盛りだくさんのイベントでお楽しみください。
3、4月:飛騨高山雛まつり
春の訪れが遅い飛騨地方では、1カ月おくれの4月3日に雛まつりを祝います。ひな祭りとは、女の子の健やかな成長を願う行事です。市内各所では3月1日から4月3日まで土雛や古今雛などたくさんの雛人形が展示されます。
4月:春の高山祭
高山祭とは春の「山王祭」と秋の「八幡祭」、2つの祭をさす総称です。このうち、高山に春の訪れを告げる「山王祭」は、旧高山城下町南半分の氏神様である日枝神社の例祭です。毎年4月14日・15日、祭の舞台となる安川通りの南側・上町には、屋台12台が登場。うち3台がからくり奉納を行うほか、祭行事では賑やかな伝統芸能も繰り広げられます。
5月:播隆祭(アルプスの山開き)
北アルプス飛騨側開山祭「播隆祭(ばんりゅうさい)」は、毎年恒例の行事で、雪深いこの地方に春の訪れを告げる祭りです。この開山祭は、槍ヶ岳・笠ヶ岳を開山した「播隆上人」の偉業をたたえるとともに、北アルプスの安全祈願とあわせて行われます。
7月:飛騨高山花火大会
打ち上げ場所はミシュラン三ツ星の古い町並みから近く、観光と共に花火を楽しむことができる。ナイアガラの滝や特大スターマイン、仕掛け花火など多彩な花火が飛騨高山の夏の夜空を彩ります。
7、8月:夏の飛騨高山ライトアップ
木々の緑と共に中橋がライトアップされます。川のせせらぎを聞きながら涼を求める人々を楽しませてくれるでしょう。飛騨高山の夏の夜は、暑い昼間とは対照的に夜の高山は涼しくなります。散策にはちょどよいでしょう。。
10月:秋の高山祭
高山祭とは春の「山王祭」と秋の「八幡祭」、2つの祭をさす総称です。このうち、高山を秋の彩りで染める「八幡祭」は、旧高山城下町北半分の氏神様である桜山八幡宮の例祭です。毎年10月9日・10日になると、安川通りの北側・下町に「11台の屋台が登場します。
11月,12月 紅葉
飛騨高山は紅葉の名所。毎年この紅葉を見に全国各地から多くの観光客が訪れます。温泉やハイキングとともに紅葉狩りを楽しんでもいいですね。飛騨高山には紅葉の名所がたくさんありますので、下調べをしてからお出かけするといいでしょう。
12、1月:冬の飛騨高山冬ライトアップ
冬のライトアップ一番人気といえば飛騨の里です。深い雪に包まれ真っ暗な中に浮かび上がる姿はとても神秘的。また、 奥飛騨の厳しい寒さによってできる「青だる」と呼ばれる氷柱をライトアップするのは、福地温泉です。こちらも必見です。
飛騨地方の気候
山に囲まれた飛騨地方は、冬は氷点下になるほど寒く、雪が多い地域です。
10月下旬から4月までは朝晩はかなり冷え込むので、厚手の上着があると安心です。
また、11月下旬から3月にかけては市街地でも積もるほどの雪が降る地域も多く、交通機関の遅れなども大いに予想されます。移動の際は時間に余裕をもって行動することをお勧めします。
また、市街地や近郊には有名な温泉地も多く点在しているので、冷えた体を温めるには最適です。
あわせて読みたい:
飛騨地方のグルメ
飛騨高山といえば、飛騨牛の産地。世界的には神戸牛が有名ですが、飛騨牛も神戸牛に負けないくらい美味しいお肉です。ステーキやすき焼きなど高山にはおいしい飛騨牛が食べられるお店がたくさんあります。
岐阜県のラーメンと言えば、飛騨高山の高山ラーメンが有名です。ベースは醤油のスープで、縮れた麺が特徴的です。具はネギ、チャーシュー、メンマがほとんどの店で共通しています。ほかにも、赤かぶら、鶏ちゃん、朴葉味噌やみだらしだんごなどのご当地グルメが豊富。おみやげにいかがでしょうか?
飛騨地方のおみやげ
さるぼぼ
さるぼぼは、飛騨高山など岐阜県飛騨地方で昔から作られている人形のこと。飛騨弁では、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言い、「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」とい使われています。さるぼぼは、魔除けの人形。赤色が疫病をはらってくれると信じられていました。飛騨高山の定番のおみやげです。
一位一刀彫(いちいいっとうほり)
木彫りの置物「一位一刀彫」も飛騨高山のおみやげのひとつです。飛騨の山のイチイという木材を用い、その木目の美しさを活かして色を付けない独特の彫刻がされます。
飛騨春慶(ひだしゅんけい)
自然のままの木目を生かした黄金色の漆器“春慶塗”は山国である飛騨の特産品です。美しい木目に惚れ込みおみやげとして買われていく人が多いそう。ほのかな温もりのある漆器です。
そのほか旅のお役立ち情報
手持ちの現金がなくなったときは、「PLUS」マークのあるATMを探してみましょう。簡単に海外キャッシングサービスを利用することができます。
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