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【三木市】温泉あり直売所ありレストランあり 【山田錦の郷】で一日ゆっくり過ごそう
『山田錦の郷』は、山田錦ミュージアム、メイドイン吉川に特化した野菜や果物の直売所、加工品や日本酒などのおみやげコーナー、食事処『にしき亭』がある『山田錦の館』と、炭酸泉の日帰り入浴施設『吉川温泉よかたん』を有する複合施設。食事をしてお風呂に入って買い物をして、一日ゆっくり過ごすことができる人気のスポットです。
『山田錦の郷』はこんな施設
『山田錦の郷』は、三木市の東端、緩やかな田園風景が広がる吉川町にある複合施設です。地域文化の情報発信や交流の拠点としても機能しています。中国自動車道吉川ICからほど近い場所にあって、自家用車でのアクセスが良好です。三田、三木、三宮方面からの神姫バス路線もあり、「吉川図書館前」バス停で下車し徒歩2分というアクセスです。
「山田錦」とは、日本酒好きならおなじみ、日本を代表する酒米のこと。昭和11年に兵庫県で誕生して以来、全国各地の酒蔵で使われており、吉川町でも多くの山田錦を生産しており、吉川産の山田錦にこだわって、酒造りをする酒蔵も少なくありません。
『山田錦の郷』には、「山田錦ミュージアム」、農産物や特産品販売所、食事処「にしき亭」がある『山田錦の館』と豊富な炭酸含有量を誇る炭酸泉の日帰り入浴施設『よかたん』があり、温泉、食事、買い物を楽しめるスポットとして、他府県からも多くのお客さんが訪れます。
『よかたん』が2002年3月、『山田錦の館』が、2年後の2004年4月にオープンし『山田錦の郷』として施設が充実しました。
「山田錦」と書かれた大きな酒樽が置かれた「山田錦ミュージアム」は、酒米「山田錦」の歴史や特徴についてわかりやすくまとめた展示をしています。イベント時に使う多目的ホールでもあります。
まずは『にしき亭』で腹ごしらえ
太い梁と高い天井が印象的な和食構えのレストラン『にしき亭』は、ミュージアムのすぐ隣。うどんやそばなどの麺類、からあげやトンカツ、ステーキやカレーといった洋食など、ラインナップは多彩、なかでも地元食材を使ったメニューが評判です。テーブル席と座敷席があって、座席数も豊富です。
『にしき亭』で一番人気のメニューがこちら『花かご御膳』です。地元産のお米や野菜、自家製味噌を使った味噌汁など、できる限りメイドイン吉川の素材を使って作る心尽くしの御膳です。
私も早速いただきましたが、まずはお米がおいしい。味噌汁も出汁がきいていて、自家 製味噌がまろやかです。聞けば、温泉卵の卵もすくい豆腐も自家製だとか。タケノコや山菜の炊き合わせも季節感があってうれしくなります。たっぷり盛られたサラダの野菜もできる限り吉川町産を使用。鮮度抜群でシャキシャキ感が違います。
人気の訳が分かりますよ、ほんとに。
『吉川温泉よかたん』でゆっくり
おいしいランチも食べて、お腹もいっぱいになったところで、『よかたん』に行ってみましょう。こちらのお湯は、地下1500メートルから湧き出た「炭酸泉」。塩分も多く含まれているので入浴効果を高めてくれるそう。源泉風呂の炭酸泉は35~36度のぬるいお湯、大浴場は、加水して10倍希釈しており42度前後のお湯です。
ロビーにも『よかたん亭』という飲食店があって、奥に座敷の休憩スペースがあります。
券売機で入浴券を買ったら、番台で脱衣所のロッカーのキーを受け取ります。入浴料金は大人700円、小学生300円、幼児無料、家族風呂(1時間)4,000円。
「よかたん」には木造りの「福の湯」と岩造りの「幸の湯」があり、この週は女湯が「福の湯」でした。脱衣場も広々としていて使いやすい。ゴールデンウィーク開け週の平日にも関わらず、結構お客さん多いです。若手の女子、常連のシニア層のお姉さま方など年齢層も幅広く、少人数のグループやおひとりさまもいます。
まずは大浴場へ。湯量も多く明るくて開放的な感じ。泉質はさらっとしています。ゆっくり浸かった後、露天風呂へ。ここの露天、すごくいいです。緑豊かで広々としています。露天源泉風呂に入ってみました。温度が低めで私好みです。結構のぼせやすいので、どこの温泉に行ってもあまり長く湯につかることができないのですが、ここなら大丈夫。
そして肌触りも心地よく、花丸の快晴だったこともあり、青空の下、ゆっくりお風呂に浸かって極楽極楽。
他にも「大樽風呂」とひとりずつ入れる「樽風呂」もありますよ。一人 で樽を独占できるのでヨカヨカ。ごほうびをいただいたような気になりました。
こちらは「幸の湯」です。露天風呂は石造りの滝風呂で、滝の打たせ湯が人気だそうです。次回は「幸の湯」の週をめざして行きます。その他、予約制の家族風呂もあり、こちら1時間貸切で利用できます。内湯と外湯があり、介護目的で利用する人も多いそうです。
館内には当月の営業カレンダーが貼られています。男湯と女湯は月曜の休館日を境に週替わりです。毎月4回ほど不定期で「ポイント2倍デー」があって、その日をめざしてくるお客さんも多いそう。
入浴券1枚につきスタンプ1個押してくれ、10回で1回無料入浴券として利用できる有効期限なしのスタンプカードはお得感満載です。そのほか、小学生以下の子どもの入浴料が無料になる「風呂キッズ」や中学生以上25歳以下の方の入浴料が200円OFFになる「U25割」など、お楽しみがいっぱいです。
毎週日曜日の「酒風呂」って何?気になります。何と!炭酸と日本酒が混ざったものすごい泡泡風呂のこと。これ、お肌にもいいんじゃないでしょうか。次回はこれもめざして行きたい感じです。
館内にはボディケアのスペースもあって、こちらを利用するのもいいですね。入り口、向かって右側には足湯のコーナーがあります。こちらは源泉を10倍希釈した 温泉。ぽかぽかするので、冬場は足湯だけで満足して帰るお客さんいるそうですよ。
メイドイン吉川の名品をおみやげに
最後にお買い物を。農産物は「メイドイン吉川」に特化しているのがこちらの特徴。農産物は、吉川町在住 か畑が吉川町にある人だけに限定して、120~130人が登録しているそう。
年間を通して一番の人気は「ブドウ」です。ピオーネ、シャインマスカット、藤稔、ベリーAなど品種は豊富です。7月下旬から10月いっぱい直売所に並び、8~9月にピークを迎えます。
その他、お米やイチゴ、丹波黒の枝豆なども人気です。「まったく他から仕入れをしてないんです。ありすぎたり、なさすぎたり、直売所らしい直売所です」と支配人。 毎週水曜日はサービスDAYで、1,000円以上買い物をした先着50名様に、野菜などのプレゼントがあります。
加工品は、寿司、味噌、餅、パンなど数多くのアイテムがあって、館内の加工棟で作っています。施設を立ち上げたとき、地元の有志の主婦を中心に、パン、餅、味噌、惣菜と4つのグループができ、今はそこから派生したグループがあるそうです。
人気のアイテムをいくつか紹介しましょう。ブドウの季節に登場する「ぶどう大福」です。皮ごと食べられるブドウを使っています。イチゴの時期は「いちご大福」になり、こちらも人気です。
「巻き寿司」も人気です。お米はもちろん、卵、キューリ、ほうれん草、椎茸といった地元のものをメインに使ったシンプルな「田舎巻き寿司」のほか、高菜入りの「にしき巻」、期間限定タケノコ入りの「たけのこの恋巻」など、素朴な味の数種類が並びます。「田舎巻き寿司」やコロッケなど、人気のものを盛り合わせた「よくばり弁当」もおすすめです。
こちら、山田錦の米麹味噌を生地に練り込んだ「キングブレッド」です。米麹、味噌、パンと3回の熟成醗酵を繰り返した生地が美味で、大ヒットしている商品です。手頃なサイズのキューブも人気です。ちぎって食べるのがおすすめ。ふんわり味噌の風味が漂い、とってもおいしかったです。
味噌は根強い人気です。完全無添加の手作り味噌で、「山田錦みそ」「白大豆みそ」「青大豆みそ」など、数種類あります。「熟成」や「プレミアム」などもあって、気になりますよね。
日本酒のラインナップも豊富
忘れることなかれ「山田錦」といえば日本酒。こちらのラインナップも豊富です。吉川町産の山田錦で醸した酒蔵の銘柄を中心に100アイテムほどが並びます。
「龍力吉川大吟醸」など、ここでしか手に入らないオリジナルの銘柄もあります。
有料試飲のコーナーもありますよ。売り場に置いてあるものなら何でも飲むことができます(100~300円)。おいしさを確認してから買えるのもうれしいですよね。
「朝早く来て新鮮な農産品を買ってロッカーに預けて、お食事、お風呂を楽しんでいただいて、風呂上りにいっぱい、または酔い覚ましにお風呂でもいいと思います。ぜひ一日ゆっくり楽しんでいただきたいですね」と支配人。
(ライター 歌見)
※本記事は2023年5月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
基本情報
山田錦の郷 山田錦の館 吉川温泉よかたん
住所:三木市吉川町吉安222
電話番号:0794-76-2401(山田錦の館)0794-72-2601(よかたん)
営業時間:山田錦の館9:30~21:00 にしき亭 平日9:30~16:00(L.O.15:30)土・日曜日、祝日9:30~19:30(L.O.19:00) モーニングタイム9:30~11:00 よかたん10:00~22:00(最終受付21:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
アクセス:中国自動車道吉川ICより車で約3分
駐車場:160台
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