旅の準備はじめよう
石切劔箭神社の可愛い亀さんの秘密
大阪市内から電車と徒歩で約30分、東大阪の石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)は「でんぼの神様」とも呼ばれ、お百度参りが有名ですが、密かに人気なものがこの可愛らしい亀さん。祈亀(祈り亀、いのりがめ)と呼ばれて、こちらもまた石切さんならではと言われています。今回はこの祈亀をご紹介します。
石切神社と亀さん
石切神社の鳥居に向かって左手に水神社(すいじんしゃ)という水の神様をお祀りしている池があるのですが、その名の通り水にゆかりのある神様だそうです。昔は今以上に農作物がとても大事だったので、雨乞いのためにこちらにお参りをしていて、本物の亀の甲羅にお願いを書いてこの池に放つとお願いが叶うと言われていたそうです。時が経って、現在は別の場所にあるお社に陶器でできた亀を納めることでお願いをするようになっていったのだとか。
こちらが水神社、池の真ん中にお社があります
可愛い亀さん
石切神社の本殿を向かって右に御守りなどが並んでいる授与所があります。御守りの中に並んでいるのがこの「祈亀」(いのりがめ)です。並び方を見ても可愛いですね。写真に写っている小さい亀さんはお願いをする時にいただく祈亀で、ピンク色の少し大きな亀さんは、、後でご紹介しますね。お願いするときはグレーの甲羅の小さい祈亀さんをゲットしましょう。ちなみに背中に「心願成就」と赤い文字か黒い文字で書かれているのですが、好きな方を選んでいいそう。あとはどの亀さんにお願いを託すか、表情を見て決めましょう。フィーリングが大事ですね!
う~ん、どの亀さんにするか悩むひとの気持ちがわかる
お願いを書く
祈亀(500円)と一緒に緑の紙をいただきました。お願いを書いて亀さんのお腹に納めるそうです。授与所の横の記入台でお願いを書きます。紙の下にお願いを書いて、キリトリ線で切り取って、小さく畳んで亀さんのお腹に。
お願いごとを書いて、、、
小さく折ってお腹に納めました
亀さんお願い
本殿の右手を進むとすぐ。石でできたお社があるので、祈亀はこちらに納めます。すでにたくさんの亀さんが。自分の亀さんも階段のところに置きたくなりますが、正しい作法としては手前の池に放つのがいいそうです。(お社の上にも…やんちゃな亀さんもたまにいるみたい。)
たくさんの祈亀の数だけお願いが。皆さんのお願いも成就しますように。
お願いを込めて池に放ちます
ピンクの亀さんの秘密
授与所にある祈亀の横にはピンク色の少し大きな亀さんがいましたが、これはお願いが叶った(成就した)時にお礼のために納める御礼亀(おれいがめ)。こちらも少し作法があって、こちらので頂いた後に別の場所にある石切劔箭神社上之社(かみのしゃ)にある池に納めます。上之社まで行けないという方は、祈亀と同じ池に納めておくと、のちほど神社の方が代わりに上之社の池に納めてくださるそうです。
上之社にはピンク色のお礼亀がたくさん
あの『こち亀』にも
読者の方にも懐かしい漫画「こちら葛飾区亀有前派出所」(通称、こち亀)の主人公の両さんも作中(コミックス第143巻)で大阪の石切神社に訪れて祈亀の話にふれていました。(もしかすると『亀』つながり?)こち亀ファンの方もコミックスと見比べてみてはいかがでしょうか。
まとめ
お百度参りで有名な石切劔箭神社、石切さんですが、もう一つ有名な祈亀を紹介しました。みなさんのお願いも叶いますように。
石切神社に訪れたときには、ぜひ見てくださいね
石切劔箭神社(石切神社)
住所:大阪府東大阪市東石切町1丁目1−1電話:072-982-3621
アクセス(電車)大阪メトロ「本町」駅より近鉄けいはんな線「新石切」駅まで約20分、徒歩7分近鉄奈良線「鶴橋」駅より近鉄奈良線「石切」駅まで約20分、徒歩15分近鉄奈良線「生駒」駅より近鉄奈良線「石切」駅まで約5分、徒歩15分
アクセス(自動車)一般道より大阪外環状線、被服団地前交差点を東進約5分
■モノづくりのまちを生かした「体験型」観光 ■ラグビーのまちを生かした「ラグビー(スポーツ)」観光 ■文化資源や商店街等を生かした「文化・下町」観光