展示数は約20,000点!「つやま自然のふしぎ館」の"本物"の動物展示が迫力満点
岡山県津山市にある「つやま自然のふしぎ館」は、約20,000点の展示数を誇る、世界中の動物を身近に感じられる博物館です。特にはく製の展示は迫力満点! そんな博物館の興味深い展示を紹介します。
「つやま自然のふしぎ館」とは?
津山城(鶴山公園)入り口のすぐそばにある「つやま自然のふしぎ館」。動物の実物はく製をはじめ、化石、鉱石類、貝類、昆虫類、人体標本類など展示数はなんと約20,000点。絶滅の恐れのある動物や希少動物の展示もあり、多種多様な展示は圧巻です。図鑑で見るのと違って、大きさや立体感が分かるのでより深く理解することができます。動物好きはもちろん、動物に詳しくない人も感動します。
15室に分かれた展示室
「つやま自然のふしぎ館」の展示は、化石、人体の不思議と動物骨格、貝、昆虫、生息エリア別の動物、爬虫類、鳥、鉱石・岩石など、15室に分かれています。約20,000点と本当に多くの展示があるので、記事ではほんの少しだけしか紹介できませんが、個人的に印象的だった展示を中心に紹介します。
動物のはく製がお出迎え
博物館の入口でお出迎えは、セントバーナード犬。大きさに驚くとともに、これが模型ではなく目玉や舌以外は全て本物ということにびっくりしました。このセントバーナード犬をはじめ、多数の動物はく製が展示されています。
絶滅の危機にある世界の貴重野生動物のはく製も! 今にも動き出しそうな迫力です。
バリエーション豊富な貝
見たことがない色や形の貝が見られます。貝のバリエーションの豊富さと美しさに驚きました。
カラフルに輝く昆虫
カラフルでキラキラとした羽の蝶は図鑑では見たことがありましたが、実物ははじめてみました。図鑑で見る以上に実物はきれいに光っていました。
世界最大のカブトムシ・ヘラクレスオオカブトの標本などがありました。
世界の動物たち
ライオンの家族のはく製。赤ちゃんライオンもいます。
ジーッとこちらを見つめています。
今にも羽ばたきそうな鳥。バサバサという音が聞こえる気がします。
ウサギやイノシシなど、日本に生息している動物の展示もあります。
多種多様な鳥が木に止まっています。
ワニ! 動かないと分かっていますが、怖いです。この鋭い歯で噛まれたらどうなるかと想像して、少し震えてしまいました。
動物以外の展示も
化石や鉱石・岩石など動物以外の展示もあります。動物と比べると展示面積は小さいですが、種類は豊富。写真は鉱石の展示です。
津山市で見つかったというクジラの化石。推定約2000万年前の化石です。
人体の神秘と動物の骨格
第2室「人体の神秘と動物の骨格」は写真公開NGのため説明のみになります。この展示室には、「つやま自然のふしぎ館」創始者の森本慶三氏の脳や心ぞう等、人体内ぞうの実物標本が展示されています。この展示は、森本氏の遺言による意思で実現しました。亡くなられた後に解剖され、人体生理学標本として寄贈されました。人体内ぞう諸器官の実物標本展示は、日本の博物館初のことだったそうです。
展示の方法がおもしろい!
展示の方法が工夫されていて、興味深く見学することができました。これはゴリラの手の大きさと比べられる展示。子どもの手の何倍もあります。
ドキッ。階段の曲がり角で急に熊が現れます。恐る恐る通ります。
それぞれの動物の展示に、写真のような色分けで絶滅種・絶滅危惧種などがパッと見て分かるようになっています。
小さな動物の展示は、虫眼鏡を使って見やすくなっています。
【つやま自然のふしぎ館】
所在地:岡山県津山市山下98-1
TEL:0868-22-3518
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:3・5・7・9・11月…月曜日(GW期間中は開館)、1・2・6・12月…月・火曜日、4・8・10月…無休
※祝日の場合は開館 年末年始(12月29日~1月2日)
入館料金:大人800円、小人(小中学生)600円、幼児(4・5歳)400円
駐車場:専用駐車場なし
※隣接の観光センター無料駐車場を利用
(津山さくらまつりの期間中は臨時駐車場となるため有料)
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!