日本100名城のひとつ【鬼ノ城】へ徒歩でアクセス!JR服部駅から歩いてみた
岡山県総社市にある「鬼ノ城(きのじょう)」は日本100名城のひとつ。今回は公共交通機関を使って駅から徒歩で行ってみました。
「鬼ノ城(きのじょう)」は、古代に国防のため築かれ、その歴史がいまだ解明されていない謎の山城です。行き方を調べてみると、車で鬼城山ビジターセンターまで行く方法、JR総社駅からタクシー、JR服部駅から徒歩の行き方がありました。今回はJR桃太郎線(吉備線)のJR岡山駅発9:29乗車、JR服部駅9:59着の電車を利用。10:00にJR服部駅をスタートしました!
10:00 JR服部駅スタート!
JR服部駅まではJR岡山駅からJR桃太郎線(吉備線 ※総社方面行き)に乗車。JR服部駅降車後は改札を出て駅を背に左方向へ。少し進むと鬼ノ城の看板があるので右へ曲がります。鬼ノ城まではずっと道案内の看板があるので迷わず行けると思います。
高速道路の高架下を進みます
ここまでは徒歩約7分。
総社市の花「れんげ」
今の時期(4月下旬~5月上旬)は総社市の花「れんげ」が綺麗に咲いていました。進んでいくと右側にローソンの看板が見えてきます。
10:35 砂川公園
ローソンを越えて、道なりにまっすぐ進むと徒歩約30分で砂川公園に到着。砂川公園は天然のウォータースライダーがある水遊び場や、炊事棟やトイレが完備されたキャンプ場がある、幅広い世代に人気のある公園です。この砂川公園の中を通過します。
11:02 鬼ノ城駐車場まで3,000m
砂川公園を通り過ぎると駐車場までの看板が現れます。ここから3km登っていきます。駐車場までの道は車1台が何とか通れるほど狭い場所もありますので、車には気を付けてくださいね!
登っている道のりでカニや花を発見!
駐車場までの距離看板は500mごとに設置されているので、あと何kmなのか分かりやすかったです。道のりで特に大変だったのが残り2km~1.5kmの間。勾配が激しく一歩を踏み出すのが大変で、私は途中休憩しないと登れませんでした。けれど道端に色々な花が咲いていたり、カニを発見したり、楽しみながら登ることが出来ました。車で向かう人が多かったですが、何組か歩いて降りてくる人たちともすれ違いましたよ。
11:48 鬼の釜
登っていく途中で目に飛び込んでくるのが、錆び付いた巨大な釜。口径185.2cm、高さ104.5cmという大きさで、言い伝えによると鬼ノ城に住んでいた温羅(うら)という伝説の鬼が生贄を茹でたとされ、「鬼の釜」という名で呼ばれています。
11:51 天空のなごみ茶屋・太一や(1時間ほど滞在)
何やら気になる看板を発見!「こんな場所にお店があるの?」とビックリしながら行ってみました。看板がある場所からお店までも少し距離があり、本当に着くのか不安になりながら進むと古民家が登場。お店の方が明るく出迎えてくれました。敷地内には展望台やハンモックなどもあって色々と気になるお店!
かき氷
一緒に行った子ども達はかき氷を注文しました。昔ながらのかき氷機で作ってくれるかき氷はとても美味しかったです!
ヒマラヤの塩おむすびと具沢山みそ汁(太一やみそ)
こちらでいただく食事は何とも言えない贅沢なひと時。おむすびにはもち麦が入っていてモチモチで美味しいし、具沢山みそ汁は何種類野菜が入ってるのかとビックリするほど本当に具が沢山。ゆっくり休憩も出来、お腹もいっぱいになって、ここまで登ってきた疲れもすっかり取れました。とても素敵なお店だったので、車で行く方も是非寄り道してみてくださいね!
所在地:岡山県総社市黒尾953
TEL:090-7121-1951
営業日:金~日曜日・祝日
営業時間:11:00~16:00
駐車場:あり
13:04 総社市鬼城山ビジターセンター
「太一や」さんから徒歩約10分で「鬼城山ビジターセンター」に到着。「ふるさと自然のみちウォーキングセンター棟」と「展示棟(ガイダンス施設)」があります。最初にビジターセンターに寄って情報収集をして出発するのをおすすめします。また、自動販売機やお手洗いはここにしかないので注意してください。車で来られる方は、鬼ノ城ビジターセンターに駐車場があります。
展望デッキ(学習広場)
ビジターセンターの展望デッキからは、鬼ノ城の様子を眺めることができます。山の中に佇む山城の姿はとても目立っていてかっこいいです。
13:23 西門
鬼ノ城ビジターセンターから徒歩約20分で到着!
鬼ノ城城壁には4つの門があり、西門のみ復元されています。この西門が一番の見どころ。近くで見ると大きくてすごい迫力です。ここから展望コース、山並みコースを進んで「鬼城山ビジターセンター」まで一周してみました。遊歩道が整備されていますが、所々険しい場所もあるので周られる方は運動の出来る格好がおすすめ。トレッキングポールを持っている方もいました。
水門
鬼ノ城のもう一つの見どころは水門。全部で6つあります。遊歩道の途中には眺めの良いポイントがあり、とても見晴らしが良く岡山平野が見渡せます。
14:19 北門跡
西門→南門→東門と周り、最後は北門。ここから岩屋方面へも行けますが今回は向かわず、「鬼城山ビジターセンター」へ戻ります。1周約1時間32分で周れました。コースを1周歩くと、古代史への知的好奇心をくすぐられ、素晴らしい眺めと新鮮な山の空気でリフレッシュできました。
帰りは14:36に「鬼城山ビジターセンター」を出発、15:27に「砂川公園」を通過、15:52にJR服部駅に到着。行きは寄り道もしつつゆっくり登ったので時間がかかりましたが、帰りは1時間16分で到着しました。少し疲れるかもしれませんが、徒歩で登るのも新たな発見があって楽しめますので、是非歩いて鬼ノ城へ行ってみてくださいね♪
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!