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中野の逸品グランプリ2008受賞。中野土産に柿の種!?「かきもち処 はやしや」
東京、JR総武線、東中野駅から徒歩1分の「かきもち処 はやしや」を紹介します。 お米にこだわった手造り商品が90種類以上。名物の「柿の種」はふっくら大粒。
こんにちは、ナカノ観光レポーターの「ちいたん」です。ちびナカノさんも一緒です。皆さん、手土産に困ることってありませんか?我が家のおすすめはここ!東京、JR総武線「東中野駅」西口から徒歩1分の「かきもち処 はやしや」。毎日のおやつにも最適です。(※写真に写っている価格は、取材当時のものになります)
店長の林悦加(はやし えつか)さんにお話を伺いました。「本物のちびナカノさんだ、かわいい!」照れてる?ちびナカノさん。
―店名の由来はなんですか?「名字の林からだと思います。私は三代目なんです」
―東中野にお店ができた経緯を教えてください。「お義父さん呼んできましょうか」二代目店主の淑治さんにもお話を伺えることに。「1941年に、父が今の明治大学付属中野中学・高等学校の近くに開業したのがはじまりです。戦後、疎開先の長野県から戻ると焼け野原になっていたので、現在地に移転しました」
―お店のこだわりを教えてください。淑治さん「原料のお米です。昔はせいろで下から蒸気を当てる手作業でしたが、30キロにもなるお米の扱いが重労働なので機械化したところ、味が変わってしまいました。機械を使っても風味や素材の旨味がしっかり生きるお米を全国から探し、宮城県産のお米にたどり着きました。アミノ酸のアルファ化が一番うまくいき、おいしくできます」
―お客さんはどんな方が多いですか?悦加さん「地元の方が大半です。二代目の頃は高齢のお客さんが多かったですが、若い方にも楽しんでもらえるような商品を仕入れてみると、いろいろな世代のお客さんが増えてきました」
―商品の種類が豊富ですが、一番人気はなんですか?悦加さん「柿の種です。2008年に中野逸品グランプリ最優秀逸品賞をいただいて以来、大人気です」この柿の種、きっとイメージする形とは違うと思います。大ぶりで食べ応えがあり、辛口など味を選ぶことができるんです。
定番商品のほとんどが昭和から続くロングセラーで、昔を懐かしんで買っていくお客さんもいるとのこと。色つやが良くてどれもおいしそうです。
―悦加さんのおすすめはなんですか?「個人的には『チーズあられ』ですね。実はチーズは入っておらず、バターとお塩を使っています。戦後間もない頃はチーズがぜいたく品で、名前にチーズをつけると良く売れたそうです。令和になっても同じ商品名で続けています」食べてみると、サクサクで素材の味がやさしい!とてもいい香りがします。
ちいたんのおすすめは、揚げ小丸。甘しょっぱい味付けで食べ始めると止まらない!我が家では一瞬でなくなる定番おやつです。
悦加さんが珍しい商品を教えてくれました。
「『素焼き』は、焼き上がりそのままの商品で、味付けをしていません。赤ちゃんのいる家庭や、塩分を控えている方に好まれています。汁物に入れるとお餅のような食感でおいしいですよ。オーブンレンジで焼いてバターをつけて食べるのもおすすめです」これはおいしそう。ちいたんもやってみたくなり、さっそく購入。
―おいしいおせんべいを作るコツはなんですか?悦加さん「お店より広い工場が奥にあって、夫が毎日焼いています。タイミング、気温、湿度がすごく関係しているんですよ。醤油にくぐらせて網上で乾かす行程では、湿度が高いとなかなか乾かないので、深夜1時から2時頃までかかることもあります」このこだわりが香ばしさを生むんですね。
―これからお店をどのようにしていきたいですか?悦加さん「お子さんと一緒のお客さんには、お子さんにうちの味とともに大きくなって欲しいですし、大人になったときに買いに来てくれたら嬉しいですね」これからも長く愛され続けるに違いありません。
「あれ、ちびナカノさん。悦加さんにかわいいと言われて、はりきってる?」おせんべいで人気なのは、お値打ちの「小さなお煎餅」と、「手焼き京角かきもち」。お米の味がたまらない。
「え?おせんべいはどこも同じだと思ってたからびっくりした?分かる!『かきもち処はやしや』の手造りおせんべいは一味ちがうんだよね、ちびナカノさん」
かきもち処 はやしや
所在地:東京都中野区東中野3‐1‐1
アクセス:JR総武線「東中野駅」西口から徒歩1分
電話:03-3371-8848
営業時間:10時から18時
定休日:日曜日、祝日
中野区は、東京都23区の西部に位置しています。サブカルチャーの「聖地」と呼ばれる「中野ブロードウェイ」が特に有名ですが、それ以外にも歴史ある神社・仏閣やグルメなど、多くの観光資源を有しています。 中野駅周辺で「100年に1度」とも言われる再開発が進み、まちの移り変わりが進む一方、昔ながらの人情味あふれる商店街が賑わっているなど、中野のまちは多様な面を持っています。そんなまちの多様性が、約1.7万人、約120カ国の人が住むというまちの特徴にもつながっています。