指圧とあんまの違いは？日本のマッサージの種類、受けられる場所や注意点も紹介

日本のマッサージの特徴とマッサージを受けれる場所を紹介

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電車やバスを乗り継いだり観光地を歩き回ったり、旅は楽しいけれど疲れが溜まるもの。体の疲れを癒やすために、マッサージを受けたいと思うこともあるのではないでしょうか。そこで、日本でマッサージや指圧(しあつ)を受けられる場所や受ける方法、受けるときに知っておくべきことを紹介します。

目次

• 1.日本のマッサージの特徴とマッサージを受けれる場所を紹介
• 2.日本のマッサージ文化
• 3.日本でマッサージを受ける方法
• 4.日本でマッサージを受けるときの注意点
• 5.旅の疲れを日本のマッサージで癒そう！

日本のマッサージ文化

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訪日観光客に人気の日本のマッサージ。「マッサージ」というと、オイルマッサージなどの直接肌に触れる施術を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、日本ではマッサージといえば、「服を着たまま行う施術」を指すのが一般的です。マッサージ・あん摩・指圧などいくつか種類がありますが、いずれも直接肌には触れず、服の上から施術します。日本であん摩、指圧を行うには、どちらも国家資格を取得する必要があります。

あまり日本のマッサージ文化に馴染みがない方だと、これらがどう違うのかがわからないかもしれません。そこで、マッサージ・あん摩・指圧の施術の特徴を紹介します。

マッサージとは？

マッサージはヨーロッパ発祥の施術方法です。体の末端にある手足から体の中心方向へ、オイルやパウダーなどを使って直接肌に触れながら刺激していきます。

日本でのマッサージは、オイルやパウダーを使わず服の上から刺激するのが一般的です。さする・押す・叩くなど、さまざまな手技を組み合わせて筋肉の緊張を和らげます。

あん摩(ま)とは？

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あん摩(按摩)とは、古代中国で生まれた施術方法です。「按(あん)＝押さえる」「摩＝なでる」という意味があり、服の上から体を押したり揉んだりして筋肉の緊張をゆるめて気血を調整し、血行を促進します。
あん摩の特徴は、体の中心部から末端の手足に向かって刺激することが挙げられます。

指圧とは？

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指圧は日本で誕生した、日本独自の施術方法です。筋肉に溜まった疲労物質を取り除き、体のバランスを取ることを目的としています。

手の平で押したりさすったりするマッサージやあん摩とは異なり、指や手の平を使ってピンポイントで圧をかけるのが特徴です。

「指圧は痛い」といわれることもありますが、体の奥深くまで刺激が届くようにゆっくりと押すので、本来であればそれほど痛みを感じることはありません。

日本でマッサージを受ける方法

日本でマッサージを受けるには、施術を行っているサロンや施設に行く必要があります。場所によっては予約優先または完全予約制の場合があるので、事前に確認しておきましょう。ここでは、日本でマッサージが受けられる場所を紹介します。

ホテルや旅館

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日本のホテルや旅館には、マッサージを受けられるところがあります。マッサージ師を部屋に呼ぶ、または宿泊施設内にマッサージサロンが併設されているパターンが一般的なので、宿泊先のスタッフに確認してみましょう。

客室にマッサージ師を呼ぶ場合は、早めに予約をしておくのがおすすめです。深夜まで対応していることもありますが、「夜寝る前にマッサージを受けたい」という方が多く、遅い時間に連絡すると予約が埋まっている場合があります。

宿泊施設併設のサロンも、予約優先または完全予約制が基本です。営業時間が決まっているため、できればチェックインのときにマッサージの予約を済ませておきましょう。

宿泊施設によってはマッサージ付きプランが用意されています。確実にマッサージを受けたい場合は、プランを選ぶのもおすすめです。

ホテル併設のマッサージサロンでおすすめのひとつが、箱根湯本駅から徒歩3分の「箱根湯本温泉　湯本富士屋ホテル」です。

ホテル内にある「東洋式もみほぐしサロン」(14:00～24:00(最終受付23:00))では、中国、タイ、日本の伝統技能を融合させたオリジナルマッサージを受けられるほか、19:00～23:00までは部屋まで箱根鍼灸マッサージ師会登録の施術師が来てくれる「出張マッサージ」も利用できます。

英語や中国語が話せるスタッフがいるため、マッサージの予約や内容などについて相談しやすいのも魅力です。

【湯本富士屋ホテル】
住所：神奈川県足柄下郡箱根町湯本256-1
公式HP：https://www.yumotofujiya.jp/

スパや温泉施設

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スパや温泉施設にも、マッサージを提供しているところが多くあります。施設によってマッサージの内容が違うので、どのようなメニューがあるのかを前もって確認しておきましょう。

神戸市最大級の庭園露天風呂を有する「有馬街道温泉(ありまかいどうおんせん)　すずらんの湯」は、日本三古泉(にほんさんこせん：古くから存在する歴史ある温泉)のひとつ、有馬温泉にある温泉施設です。地下1,100ｍから湧き出る温泉やこだわりの食事が楽しめます。

施設内には、服の上から行うマッサージやオイルマッサージ、リフレクソロジーなどが受けられるマッサージサロンが併設されており、全身のボディケアから足裏、ヘッドなどさまざまなプランから選択できます。英語での問い合わせやサポートにも対応可能です。

【有馬街道温泉 すずらんの湯】
住所：兵庫県神戸市北区山田町小部字妙賀11-1
公式HP：https://suzurannoyu.jp/access/

リラクゼーションサロン

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街中のリラクゼーションサロンを利用する方法もあります。リラクゼーションサロンとは、「癒やし」を提供するサロンです。

マッサージ・あん摩・指圧は国家資格取得者が行う治療に該当しますが、リラクゼーションサロンでは民間資格取得者や企業の研修を受けたセラピストが施術するのが一般的です。
そのため、体の痛みや不調を治すことはできませんが、ゆったりと旅の疲れを癒やしたいときに向いています。

東京、銀座駅から徒歩5分とアクセスのいい「WASPA」は、視覚・嗅覚・聴覚などの五感から「日本」を味わえるリラクゼーションサロンです。日本らしさにこだわった空間で、日本独自の素材やオイルを用いた施術が受けられます。

スタッフは英語・中国語・韓国語に対応可能で、華道(かどう)・茶道(さどう)・香道(こうどう：香りを楽しむ日本独自の文化)の知識も持ち合わせているのが特徴です。
「日本ならではのリラクゼーションを体験したい」という方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

【WASPA】
住所：東京都中央区銀座5-10-2 GINZA MISS PARIS 5F
公式HP：https://www.wa-spa.jp/

整体院

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整体院は、筋肉をもみほぐすことで体を癒やしたり不調を整えたりするのが特徴です。似たような施設として「整骨院」がありますが、整骨院は骨折や脱臼、捻挫などの症状改善を目的としているため、癒やしを求めるなら整体院が向いています。

東京、麻布十番駅からすぐにある「和美躾(わびたい)」は、国家資格取得者のみが施術を行う整体院です。鍼灸(はりきゅう)・整体・マッサージ・漢方を組み合わせ、自然治癒力を高めたり自律神経を整えたりしながら、心身の健康を目指します。

英語で対応できるスタッフがいるため、日本語がわからない方でも気軽に利用できるのが魅力です。

【和美躾】
住所：東京都港区麻布十番 1-3-7 ベルレイン麻布 702
公式HP：https://wabi-tai.com/

日本でマッサージを受けるときの注意点

予約が必要か確認する

日本でマッサージを提供しているサロンや施設のなかには、事前予約が必要なところがあります。
予約なしで施術を受けられるところもありますが、そうしたサロンや施設でも予約優先の場合があります。スムーズにマッサージを受けるためにも予約が必要かどうかを確認しておきましょう。

確認が難しい場合は、ホテルのマッサージ付きプランを予約するなど、確実に施術が受けられる方法を選ぶのもおすすめです。

リラックスできる服装を選ぶ

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日本のマッサージは服の上から施術することが多いので、ゆったりリラックスできる服装を選びましょう。ジーンズなどの生地が厚い服、締め付けが強い服だとリラックスしづらくなります。スーツやシャツなどのシワになりやすい服、高級な服も避けましょう。

場所によっては着替えが用意されているので、マッサージ向きの服がない場合は着替えがあるかどうかを確認しておくと安心です。また、アクセサリー類は施術の際に破損したり肌を傷つけたりするのを防ぐために、すべて外しておくことをおすすめします。

水分補給をする

マッサージが終わったら、しっかり水分補給をすることも大切です。老廃物や疲労物質が排出されやすくなり、よりスッキリする効果が期待できます。アルコールやカフェイン入りの飲料は水分補給に適さないため、水か白湯がおすすめです。

旅の疲れを日本のマッサージで癒そう！

日本のマッサージには、あん摩や指圧といった、服の上から施術する独自の文化があります。日本ならではのマッサージで、旅の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。

マッサージを受けられる場所として、ホテルや旅館、温泉施設、リラクゼーションサロンなどがあります。予約優先または完全予約制のところも多いので、予約が必要かどうかを確認しておきましょう。

Written by Kakutama editorial team