観光客を魅了する富山の伝統「八尾おわら風の盆」
富山市八尾地区で毎年9月1日から3日にかけて行われる「おわら風の盆」は、富山県を代表する伝統行事です。幻想的な踊りと音楽が町全体を包み込み、訪れる人々を魅了します。毎年の夏、観光客から注目され続けているおわら風の盆の魅力をお伝えします。
八尾おわら風の盆とは
おわら風の盆は、300年以上の歴史を持つ伝統行事で、踊り手たちが三味線や胡弓の音色に合わせて町中を踊り歩く姿が特徴です。優雅でしなやかな動きと、独特のリズムに乗せた踊りは、地域で老若男女に踊り継がれています。町全体が一体となり、夜の闇に包まれた中で静かに繰り広げられるこの踊りは、日本の美と心を感じさせてくれます。
あまよっと横丁とのコラボレーションイベント
2019年には、富山市の人気スポットであるあまよっと横丁で「AMAYOT×TOYAMA」をコンセプトに、富山のより良いものとコラボレーションし、富山をより盛り上げていくためにおわらとコラボしました。おわら風の盆に先駆けて、少数精鋭の踊り手たちが一夜限りの舞を披露し、あまよっと横丁を舞台にしておわらの世界をプチ体験できる機会となりました。
あまよっと横丁は、地元の美味しい食べ物や飲み物が楽しめる人気スポットですが、この夜はまったく違う雰囲気に包まれ、踊り手たちの優雅な動きと伝統的な音楽が響き渡りました。
おわら風の盆の魅力
編み笠を目深に被った男女が、哀調ある音色を奏でる胡弓や三味線、越中おわら節の唄に合わせて、情緒豊かに流れていく光景は、秋の訪れを感じさせます。それぞれの支部で踊りの手さばきや浴衣の色柄、唄の歌詞が違うので、いくつかの町を見比べるのも一興ではないでしょうか。
また八尾の町並みは、石畳の道や歴史的な建物が残る美しい景観が広がっています。おわら風の盆の夜には、町全体が灯りで照らされ、その中で踊り手たちが舞う姿はまさにフォトジェニック。夜の街並みと踊り手たちのシルエットは、一度見たら忘れられない光景です。
令和6年おわら風の盆
開催日時
9月1日(日) 17:00 - 23:00
9月2日(月) 17:00 - 23:00
9月3日(火) 19:00 - 23:00
おわら風の盆は毎年9月1日から3日にかけて行われます。イベントの詳細やスケジュールは公式ウェブサイトで確認できます。
富山の美しい伝統と共に、心温まるひとときを過ごしませんか。
富山にゆかりのある株式会社アトム 代表取締役 青井茂、富山を代表する北日本新聞社、富山出身のプロ野球選手・石川歩の異業種三者によって設立。私たちは富山と何かをつなぎ、富山と共に新しい事業を創造するチームです。 国内の各地域が東京の一極集中に歯止めをかけるため、それぞれの特徴を生かして持続的な社会を作ることを「地方創生」と定義するなら、TOYAMATOがめざす「地方覚醒」はまったく異なる概念を持つ。そこでは自治体や行政が主導するのではなく、富山を愛するマインドを持った多くの人たちが富山の魅力を再発見し、誇りに思い、みずからの意思で世界中へ発信していく。あくまでも主役は「人」であり、さまざまな人が混ざり合う多様性が、富山の魅力を高めていくと考える。