【兵庫県丹波市】まだ知られていない穴場スポット!もう一つの天空の城「黒井城跡」
黒井城跡は兵庫県丹波市にある山城跡です。黒井城跡は、日本の戦国時代(1467〜1568)を代表する山城で、標高356メートルの猪の口山(いのくちやま)に築かれました。登山コースとしても人気があり、約50分ほどで頂上まで登れます。朝来市の竹田城跡とともに、秋には雲海のスポットとしても知られ、もう一つの天空の城として人気があります。
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目次
- 黒井城跡までの行き方
- 黒井城跡の歴史
- 黒井城跡に登ってみよう!(片道1時間のトレッキング)
- 頂上からは360度のパノラマ絶景!雲海スポットとしても人気
- 黒井城跡周辺の観光スポットを紹介
- 黒井城跡のまとめ
- 丹波市の気になる観光情報はこちらからチェック
黒井城跡までの行き方
丹波市は兵庫県の中央東部に位置します。黒井城跡は丹波市の春日エリアにあり、周辺はかつての城下町として古い町並みや建物が残っています。
丹波市へは、京都・大阪・神戸から約1時間半で訪れることができます。鉄道の最寄り駅はJR黒井駅、車・バスを利用する場合は、舞鶴若狭自動車道・春日インターを降りてすぐです。
鉄道を利用する場合
▶特急電車をご利用の場合
「新大阪駅」もしくは「大阪駅」から「特急こうのとり」に乗車、「柏原駅」まで約80分。
「柏原駅」で普通電車に乗り換え「黒井駅」で下車し、黒井城跡の登山口まで徒歩約15分。
▶ 普通電車をご利用の場合
・「大阪駅」からJR宝塚線・福知山線「(丹波路)快速」で「篠山口駅」まで約76分。
・「神戸駅」から「尼崎駅」で乗り換え「(丹波路)快速」で「篠山口駅」まで約90分。
→「篠山口駅」で普通電車に乗り換え「黒井駅」まで約40分。
「黒井駅」から黒井城跡の登山口まで徒歩約15分。
車・バスを利用する場合
・大阪、神戸から中国自動車道を利用し「吉川JCT」を分岐、舞鶴若狭自動車道「春日IC」まで約80分。
・大阪・神戸から高速バスを利用し、「春日ICバス停」まで約80分。
→「春日IC」から黒井城跡の登山口まで車で約8分、徒歩で約40分。
丹波市への行き方をさらに詳しく解説
黒井城跡の歴史
黒井城跡は中世末期、丹波地域の盟主であった赤井(あかい)氏の居城でした。標高356メートルの猪の口山(いのくちやま)全体が要塞となっていて、戦国時代を代表する山城跡です。山中のあらゆる場所に防御施設が作られていて、戦国武将・織田信長の家臣である明智光秀の攻撃を二度に渡って防ぎました。
城主であった赤井直正(あかいなおまさ)は武勇に優れ、日本でもその名前が知れた戦国武将です。「丹波の赤鬼」と呼ばれ、大変戦さが強かったと言われています。明智軍の攻撃を何度も耐えましたが、1578年に赤井直正(あかいなおまさ)が病死。1579年に、孤立した黒井城はついに落城しました。建物は残っていませんが、今も日本の城の特徴である「石垣」などが山頂に残っています。城跡は日本の文化財に指定されています。
黒井城跡に登ってみよう!(片道1時間のトレッキング)
黒井城跡の登山口は、猪の口山(いのくちやま)の麓にあります。近くには興禅寺というお寺があり、黒井城の城主は平時、ここに住んでいたと言われています。登山口の広場には駐車場の他に、有料のトイレがあります。
登山コースは体力に合わせて2つ用意されています。1つは比較的にゆるやかな「なだらかコース」、もう1つは急斜面が多く健脚向けの「急坂コース」です。どちらも頂上までは50分ほどで登れます。
登山コースは自然の山道が続きますので、軽装での登山はやめておきましょう。登山に適した靴と帽子、長ズボンを着用して登ってください。特に「急坂コース」は階段や急斜面が続きますので、体力に自信ない方は「なだらかコース」がおすすめです。登山口の入り口は動物よけのため柵が閉まっています。柵の門扉を開けて入り、必ず門扉を閉めてから登山してください。
「なだらかコース」は森の木立が続き、暑い日でも比較的涼しく登ることができます。森林浴を楽しみながら山頂を目指しましょう。「石踏の段」にある赤門が見えてきたら、頂上まではあともう少しです。赤門からは春日エリアを一望することができます。この先で「急坂コース」と合流します。途中にはベンチもありますので、休憩しながら登りましょう。
ここからは岩場が多くなるので、気をつけて登ってください。岩場を越えると、見晴らしのいい東曲輪(ひがしくるわ)跡、戦国時代の石垣の風情が残る三の丸があります。そして、二の丸を過ぎると、いよいよお城があった山頂の本丸へ到着です。大きな城跡があった本丸からは、丹波市の絶景を見ることができます。山頂は絶好の写真スポットとなっていますので、ぜひ登山の記念に写真撮影をおすすめします。
頂上からは360度のパノラマ絶景!雲海スポットとしても人気
黒井城跡の山頂は遮るものがないため、360度のパノラマの絶景を楽しむことでできます。頂上は爽やかな風が吹き抜け、夏は避暑スポットとしてもおすすめできる場所の1つです。
また、秋から初冬にかけては、雲海のスポットとしても人気です。雲海とは、雲や霧が空一面に広がって海のように見える自然現象です。山頂には雲が海のように広がり、とても幻想的な景色を見ることができます。
雲海が見られる条件は、朝晩の冷え込みが激しく、晴天の早朝であることが主な条件です。日の出から午前中早めの時間に見ることができます。朝早い時間に登山する必要がありますので、雲の上の風景を楽しみたい方は、宿泊することをおすすめします。
雲海を見られる条件が揃えば、きっと感動的な雲の上の風景をあなたは楽しむことができるでしょう!
黒井城跡周辺の観光スポットを紹介
黒井城跡の周辺には他にも、歴史やグルメなどを楽しめる観光スポットが点在しています。ぜひ足を伸ばして、丹波市を満喫してください。
黒井城跡のまとめ
黒井城跡は手軽に登れて、丹波の風景が一望できる隠れた穴場スポットです。安全な登山道が整備されていますので、初心者でも気軽に登山を楽しむことできます。
戦国時代の典型的な山城跡を間近に見られる他、山頂からは田園や黒井川が広がり、日本ののどかな田舎風景を味わうこともできます。秋から冬にかけては雲海も見ることができ、ぜひ早起きをして、幻想的な雲海の風景を楽しんでください
丹波市の気になる観光情報はこちらからチェック
丹波市観光協会ホームページ
丹波市で開催されるイベントやグルメ情報、見どころをご紹介しています。
丹波市観光課公式サイト「SATURDAY TAMBA」
丹波市のおでかけスポットをご紹介!週末は丹波市に遊びに来たくなるような情報が満載です!!
丹波市観光課公式Instagram「SATURDAY TAMBA」
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近畿の北側「丹波」「但馬」「丹後」「若狭」の魅力を伝える、任意の観光団体です。 北近畿の味覚は、冬の海の味覚の代表格「カニ」だけに終わらず「カキ」「ブリ」「フグ」、夏の「とり貝」「岩ガキ」「白いか」とそして、山の味覚は「丹波栗」「丹波黒豆」や夏のフルーツ「砂丘メロン」と、年中グルメが楽しめるエリアです。 そんな、広い北近畿を何度も訪れ、線の旅ができる情報発信が出来ればうれしいです。