五箇山に伝わる日本最古の民謡「こきりこ」で使用する楽器作りを体験|ささら編み体験
ささらは、日本最古の民謡「こきりこ」で使用される楽器のひとつ。そのささら作りができる体験プランをご紹介します。
ささらは、こきりこで使用される楽器のひとつです。踊り手は、ささらを手に持ち、打ち鳴らしながら踊ります。ささらの作り方はシンプルで、同じ大きさに整えた108枚の小さな板を3本の紐で結わえて作ります。
ささら編み体験で作るささらは、板の数が72枚で、踊り手が持つささらにくらべて少し小ぶりなサイズです。2本の紐を足にかけて引っ張りながら板をはさみ、もう一本の細めの紐で編むように固定していきます。
編むときに板が外れないように強く締めすぎると、仕上がった時に音が鳴りにくいこともあります。また、編みはじめと編みおわりで締める力のバラつきが無いようにすることも、良い音を出すポイントのひとつです。
小ぶりのサイズとはいえ、慣れないうちは締め付けすぎたり緩かったり。熟練の職人さんが世間話をしながら編み進める様子をみて「簡単そう」と思いきや、初心者は編んでは外しの繰り返しになることも。仕上げは職人さんの手を借りて、無事に完成です。
板と板が波打つようにぶつかり合って、音を出すささら。楽器として何度も使ううちに、板と板の隙間が整い、波打つ動きも滑らかになっていきます。
私達は富山県南砺市の魅力を国内外に発信しています。 富山県南西部に位置する南砺市は、四季折々の豊かな自然に恵まれ、日本の原風景と、古き良き日本の伝統文化が今に色濃く残っている場所です。 合掌造り集落で知られる五箇山は、独自の文化を持ちながら人々が暮らす、まさに「生きた世界遺産」。田園に広がる散居村も、この地方独特の特別な風景のひとつです。中世から近世にかけて絹織物で栄えた城端や、木彫りで知られる井波には、薫り高い歴史と文化が息づき、棟方志功が暮らした福光、市場町として栄えた福野、椿の里の井口、 演劇と都市交流の利賀など、南砺の里山はいつも旅の魅力にあふれ、人々は温かい笑顔でむかえてくれます。