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【2025】熱海の桜の見頃はいつ?開花状況やまつりなどのイベントについても解説
温泉やグルメをはじめ、さまざまな魅力のある人気観光地の熱海で、どこよりも早いお花見と、ひと足早い春を感じてみてはいかがでしょうか。本記事では、熱海の桜の見頃や例年の開花情報、おまつりの情報をまとめました。
熱海の桜は見頃が早く「早咲きの桜」として有名
どこよりも早く春に出会える熱海では、「あたみ桜」という日本で最も早咲きの桜を楽しむことができます。
花は一重で、淡いピンク色から次第に色が濃くなってゆき、満開時には鮮やかな濃いピンク色へと変化します。ひとつひとつの花が大きく、濃いピンク色のあたみ桜は、ひと足早い春爛漫を感じさせてくれます。
「あたみ桜」は毎年1月上旬~2月に咲くインド原産の寒桜の一種で、明治4年ごろにイタリア人によってレモン・ナツメヤシとともに熱海にもたらされました。昭和40年に「あたみ桜」と命名され、 昭和52年4月10日(市制40周年記念)に熱海市の木に指定されました。
早咲きの桜として有名な河津桜(カワヅザクラ)より1カ月ほど早く開花し、沖縄の寒緋桜(カンヒザクラ)と並び「日本一の早咲き桜」として親しまれています。
また、熱海周辺には、桜の観光スポットが数多くあり、あたみ桜以外にもソメイヨシノや大島桜(オオシマザクラ)など、冬から春先まで長い期間お花見が楽しめることも熱海の魅力です。
熱海の桜が見頃になる時期はいつ?
Photo by Pixta
熱海では、春の足音がまだ聞こえてこない、風が冷たい時期から桜が見頃を迎えていきます。
あたみ桜の開花時期は、例年1月から2月中旬です。ひとつの枝で早く開花する花芽と、その後開花する花芽が二段構えで花を咲かせることから、開花期間が非常に長いことも、あたみ桜の特徴です。
一般的な桜が1~2週間で散ってしまうところ、あたみ桜は1カ月以上も咲き続けるので美しい桜を長く楽しめます。
熱海の桜が楽しめるおすすめのスポット3選
おすすめスポット①糸川遊歩道
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熱海市の中心部を流れる糸川沿いに整備された糸川遊歩道には、約60本の「あたみ桜」が植えられており、のんびりと歩きながら、ひと足早いお花見を楽しむことができます。
毎年、糸川遊歩道では「あたみ桜糸川桜まつり」が開催されており、期間中は夜になるとあたみ桜がライトアップされ、昼間の景色とまったく違う魅力に魅了されます。糸川へ舞い落ちる桜の花びらの情景も美しく、熱海屈指のお花見スポットです。
干物の老舗店や美味しい海鮮がいただけるお店、懐かしい和菓子店、再ブーム中の昭和レトロな純喫茶などが周辺にあり、食べ歩きにもおすすめです。
糸川遊歩道周辺のおすすめホテル
おすすめスポット②熱海城
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熱海の名勝地・錦ケ浦山頂にそびえたつ熱海城は、相模湾と熱海の街並みを見下ろすことのできる絶好のビュースポットです。
また、桜の名所としても知られ、会場には早咲きのあたみ桜だけではなく、ソメイヨシノも植えられています。
例年1月から濃いピンク色が鮮やかなあたみ桜が花を咲かせ、さらに3月からはソメイヨシノも見頃を迎えるため、熱海城では冬から春先までに花見を2回楽しめます。
熱海城には周辺も含めて約200本の桜が咲き、多くの観光客や花見客で賑わいを見せています。桜の見頃時期には、淡いピンク色の桜と白い城壁のコラボレーションが素晴らしく、日本らしい桜の雰囲気を味わうことができるスポットです。
イベント情報:熱海城 さくら祭り
例年3月下旬~4月上旬に熱海城にて行われるお花見イベントでは、出し物や屋台の出店などがあります。春休み期間ということも重なり、多くの観光客で賑わいます。
また、ソメイヨシノが五分咲きになると夜にはライトアップが実施され、熱海城の荘厳な雰囲気と桜の淡いピンクが相まって、幻想的な夜桜を楽しむこともできます。
おすすめスポット③熱海海浜公園
Picture courtesy of © Atami City Official Website
マリンスパあたみのある熱海海浜公園も桜の名所で、海沿いの公園を歩きながら桜を楽しむことができます。
熱海海浜公園には、あたみ桜の他に大島桜(オオシマザクラ)・寒緋桜(カンヒザクラ)・大寒桜(オオカンザクラ)が植えられています。
例年の見頃時期は、大島桜が3月中旬~4月上旬、寒緋桜が3月上旬~3月下旬、大寒桜が3月中旬~3月下旬です。例年、あたみ桜と3つの桜のそろい踏みが楽しめ、大島桜の白、寒緋桜の濃いピンクなど桜のコントラストを長い期間鑑賞することができます。
マリンスパあたみでは水着着用のスパエリア、温水プールやスライダーに大浴場がそろい、桜観賞で冷えた体を温泉で温めて、熱海桜鑑賞を締めくくるのも良いのではないでしょうか。
基本情報:熱海海浜公園
住所:静岡県熱海市和田浜南町1350-14
アクセス:JR熱海駅からバスで7分、東名高速道路厚木ICより約60分、東名高速道路沼津ICより約40分
駐車場:なし、近隣の有料駐車場をご利用ください
熱海の桜が楽しめる!2025年おすすめのまつり情報
あたみ桜糸川桜まつり
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あたみ桜の開花に合わせて、熱海市内の中心部を流れる糸川の遊歩道沿いを中心に「あたみ桜糸川桜まつり」が開催されています。毎年地元の人々や観光客など、多くの人々で賑わうお祭りです。
桜まつり期間中は、桜茶・お茶のサービス、大道芸、剣舞、バンド演奏などが実施予定です。屋台の出店も予定されており、一日のんびり過ごせます。また、16:00~23:00には糸川遊歩道沿いの桜がライトアップされ、昼間と違う幻想的な夜桜を堪能できます。
【参考】:2024年の糸川遊歩道周辺のあたみ桜の開花状況
2023年12月17日 基準木開花確認
2024年1月16日 1分咲
2024年1月19日 3~4分咲
2024年1月23日 6~7分咲(このころより見頃に入ります)
2024年2月3日 満開
2024年2月13日 落花盛ん
期間 | 2025年1月11日(土)~2月9日(日) |
場所 | 糸川遊歩道沿い:MAP |
アクセス | 【徒歩】:JR熱海駅より約15分 【バス】:JR熱海駅から「お宮の松経由」バス(熱海港・紅葉ヶ丘行き等)で約10分、「銀座」下車 【車】:駐車場なし。周辺有料駐車場をご利用ください。また、期間中の土日祝日9:30~15:30の間、御成橋~桜橋は車両通行禁止のためご注意ください。 |
公式HP | 熱海市観光協会公式観光サイト |
熱海の桜へのアクセス
Picture courtesy of © Atami City Official Website
電車
熱海駅にはJRの東海道新幹線、東海道線、伊東線の3つが乗り入れています。
東京から熱海へは、東海道新幹線「こだま」号、特急列車「踊り子」号、東海道線の普通列車で行くことができます。大阪や京都から熱海へは、新幹線が便利です。
【参考】
東京駅より熱海駅:(新幹線)約50分、片道約4500円、(普通列車)約2時間、片道約2000円
新大阪駅から熱海駅:(新幹線)約3時間、片道約13000円
京都駅から熱海駅:(新幹線)約2時間、片道約12000円
車
連休や休日になると熱海周辺では渋滞が多く発生し、熱海駅周辺には駐車場の数も少なく、駐車場へ入るための車の列が発生することもしばしば。そのため、公共交通機関の利用をご検討ください。
【参考】熱海周辺公営・民営駐車場MAP
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よくある質問
熱海の桜の見頃はいつですか?
あたみ桜の見頃は、例年1月中旬から2月中旬です。また、熱海では早咲きのあたみ桜だけではなく、3月中旬から見頃を迎えるソメイヨシノも楽しむこともできます。
熱海 桜まつり いつから?
あたみ桜「糸川桜まつり」が2025年1月11日(土)~2月9日(日)、「熱海城桜まつり」が3月下旬~4月上旬ころにそれぞれ開催予定です。
熱海の桜の見頃が長い理由は?
あたみ桜の特徴として、ひとつの枝で早く開花する花芽と、その後開花する花芽が二段構えで花を咲かせることから、開花期間が非常に長いことがあげられます。一般的な桜が1~2週間で散ってしまうところ、あたみ桜は1カ月以上も咲き続けるので美しい桜を長く楽しめます。また、ソメイヨシノや大島桜(オオシマザクラ)・寒緋桜(カンピザクラ)・大寒桜(オオカンザクラ)も各所に植えられており、それぞれ3月上旬から4月下旬にかけて見頃をむかえることも熱海の桜の見頃が長い理由です。
寒さも忘れるあたみ桜の美しさに魅了され、ひと足早い春を
熱海の桜について、見頃や開花状況をご紹介しました。
桜もさることながら熱海はたくさんの魅力が詰まった街。2025年も花見がてらの散歩や、温泉巡りなど、思い思いの癒しのひと時をお過ごしください。
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