日帰り入浴施設から宿泊できる旅館情報まで。熱海のオススメ温泉スポット20

熱海温泉とは

熱海とは東京から新幹線で50分で到着する、静岡県にある温泉地。全国でも有数の湯量を誇る温泉で、入浴施設の数も非常にたくさんあります。

熱海温泉は、開湯は奈良時代(710～794年)ともいわれる歴史のある温泉地で、1200年ほど昔に書かれた書物でも触れられています。また、江戸時代には初代将軍・徳川家康が気に入り、温泉の湯を樽に詰めて江戸(えど：東京の旧称)まで運ばせていました。そのため徳川家をはじめとする諸大名も度々訪れたほか、明治時代には多くの文人も訪れました。

目次

1.温泉の効能
2.熱海周辺の温泉地ガイド
3.日帰り入浴ができる熱海温泉スポット
4.熱海温泉の足湯施設
5.熱海でオススメの宿泊施設
6.熱海七湯めぐりとは
7.旅のお役立ち情報

熱海温泉の効能

熱海温泉の主な泉質は、塩化物泉です。塩化物泉とは海水に似た食塩を多く含む泉質で、保温効果が高く、神経痛、冷え性、筋肉痛、関節痛などに特に効果があります。

また熱海温泉の一部は、皮膚病、切り傷、高血圧症、動脈硬化症などに効果がある硫酸塩泉の湯もあります。
ちなみに、温泉の効能や心地よさをより楽しむには、源泉掛け流しの温泉がオススメ。源泉掛け流しとは地中から直接温泉水をくみ上げ、加温や加水、そしてお湯の再利用をせずに排出する温泉のことをいいます。たくさんの温泉が湧きだす熱海には貴重な源泉掛け流しの施設も多くあります。

熱海周辺の温泉地ガイド

熱海の周辺には「熱海温泉」のほか、伊豆の「伊豆山温泉」、「伊豆湯河原温泉」、多賀と網代地区の「南熱海温泉」などの温泉地があります。ここではそれぞれの温泉の特徴をご紹介します。

熱海温泉

熱海市周辺の温泉を熱海温泉といいますが、狭義では熱海市街地の温泉のことを指します。後述する温泉エリアの中でも温泉施設がもっとも多い地域です。熱海海岸近くの湯も多く、リゾート気分を満喫できます。また、温泉街から歩いて数分の場所には熱海サンビーチという海水浴場があります。

伊豆湯河原温泉

熱海駅の隣の駅、JR湯河原駅周辺の温泉を湯河原温泉といいます。湯河原は神奈川県と静岡県の県境を含むエリアです。なかでも、神奈川と静岡の県境の川「千歳川」の静岡側にある熱海市の温泉は、伊豆湯河原温泉と呼ばれています。。山々を望めるロケーションの温泉旅館があるのが魅力です。

主な泉質や効能は熱海温泉と同じです。

伊豆山(いずさん)温泉

兵庫県の有馬温泉、愛媛県の道後温泉とともに日本の三大古泉の伊豆山温泉は約1300年前に発見された「走り湯」を源にする温泉。 熱海駅から東北の位置にある熱海市伊豆山にあります。アクセスは熱海駅から車で数分です。

主な効能や泉質は熱海温泉と同じです。

網代(あじろ)温泉(南熱海温泉)

JR熱海駅からJR伊東線で13分、伊豆半島の網代駅周辺の温泉が網代温泉です。江戸時代は港として栄えた網代。網代湾の海の幸のグルメを楽しめるのも魅力のエリアです。

網代温泉の主な効能は、神経痛、冷え性、筋肉痛、関節痛などです。

伊豆多賀温泉(南熱海温泉)

熱海市南部の網代温泉と熱海温泉の中間にあるのが伊豆多賀温泉です。最寄駅はJR熱海駅から伊東線で9分の伊豆多賀駅です。徒歩数分の場所に長浜海水浴場があります。

主な効能は神経痛、冷え性、筋肉痛、関節痛などです。

日帰り入浴ができる熱海温泉スポット(立ち寄り湯)

1.料理旅館　渚館

さまざまな風情が楽しめる8種類のお風呂のある渚館。海を一望できる露天風呂や洞窟風の岩風呂などがあり、8つのうち、6つのお風呂は貸切が可能です。最上階にある露天風呂「貫一の湯」からは太平洋が一望できます。

こちらでは、入浴と3時間半の個室利用が可能。日帰りでもゆっくり温泉や熱海の景色を楽しみたい人にオススメです。

住所： 静岡県熱海市渚町11-11
電話番号：0557-81-5054
アクセス：JR熱海駅より徒歩15分
日帰り入浴の営業時間：11:30〜17:00
料金：4,500円※3時間半個室の利用費込み(消費税、入浴税150円別途)
公式HP：http://www.nagisakan.jp/

2.湯宿　みかんの木

自家源泉から湧き出る天然温泉掛け流しが魅力の温泉。岩風呂の露天風呂、内湯、足つぼの湯などが楽しめます。露天風呂はもちろん、内湯や足つぼ湯も和の風情が感じられるお風呂です。

源泉は「青沼湯」と呼ばれる高温で歴史のある弱アルカリ性の温泉で、筋肉痛、冷え性、神経痛などに効く他、美肌の湯としても知られています。

住所：静岡県熱海市東海岸町1-11
電話番号：0557-81-1533
アクセス：JR熱海駅より徒歩10分
日帰り入浴の営業時間：13:30～18:00(最終受付)
料金：1,230 円(消費税・入湯税込)
公式HP：http://www.mikannoki.co.jp/

3.日航亭 大湯

徳川家康も訪れたという熱海の代表的な源泉「大湯」が楽しめる日帰り温泉施設。加水加温なしの源泉掛け流しです。もともと旅館だったこともあり、木造の館内では風情ある和の雰囲気を楽しめます。

趣きが異なる内湯と半露天風呂は日替わりで男女入れ替わり制。貸切風呂もあります。温泉に入ったあとは広々とした無料休憩室で休むことができます。

住所：静岡県熱海市上宿町5-26
電話番号：0557-83-6021
アクセス：JR熱海駅より徒歩12分またはJR来宮駅より徒歩6分
営業時間：9:00〜20:00
定休日：火曜(祝日の場合は翌日休)
料金： 大人1,000円、子ども500円(消費税・入浴税込)
HP：http://shizuoka.mytabi.net/izu/archives/nikkoutei-ooyu.php

4.KKRホテル熱海

ホテル敷地内の自家源泉の温泉が利用できるホテル。露天風呂だけでなく、大浴場からも一面に広がる相模灘オーシャンビューを楽しめる入浴施設です。

住所： 静岡県熱海市春日町7-39
電話番号：0557-85-2000
アクセス：JR熱海駅より徒歩10分
日帰り入浴の営業時間：11:00～20:00(日によって異なる)　HPにて要確認
料金：1,600円(フェイスタオルレンタル付き、消費税・入浴税込)
公式HP：http://www.kkr-atami.gr.jp/spa/

5.大月ホテル和風館

ゆったり浸かれる広々とした大浴場のほかに、 樹齢300年の高野槙(こうやまき)を使った内装や浴室の露天風呂も魅力です。源泉の「藤沢湯」は、美肌の湯として有名な成分「メタケイ酸」を多く含んでいるので、湯上りはしっとりすべすべに。

住所： 静岡県熱海市東海岸町3-19
電話番号：0557-81-6111
アクセス：JR熱海駅より徒歩12分
日帰り入浴の営業時間：12:30～20:00(最終入館)
料金：大人 1,800円、小学生まで 900円(フェイスタオル・バスタオルレンタル付き、消費税・入浴税込)
公式HP：http://www.wafuukan.com/spa/higaeri.html

6.熱海 湯之宿 おお川

古代檜とよばれる直径2メートル余りの巨木檜を使った浴場。風情たっぷりの施設で源泉掛け流しの湯が楽しめます。

住所：静岡県熱海市水口町1-32
電話番号：0557-81-6288
アクセス：熱海駅よりタクシーで約7分、JR来宮駅より徒歩5分
日帰り入浴の営業時間：18:00～23:00
料金：内湯1,200円、貸切風呂45分利用1,500円(フェイスタオル・バスタオルレンタル、消費税・入浴税込)
公式HP：http://www.izu.co.jp/~ohkawa/

7.湯宿一番地

JR熱海駅から徒歩2分という好立地にある源泉掛け流しの温泉宿泊施設。露天風呂は、海と街並みが見下ろせる「芭蕉の湯」と、江戸城の石垣の材料として使われていたことで有名な伊豆石を積み上げた「紅葉の湯」があります。内風呂も2つあり、ともに男女入れ替え制です。

人気の貸切風呂は湯上り後にラグジュアリーな気分でくつろげる専用の湯上り処があります。貸切風呂は事前に予約をしておきましょう。

住所： 静岡県熱海市春日町1-2
電話番号：0557-81-3651
アクセス：JR熱海駅より徒歩2分
日帰り入浴の営業時間：13:00〜18:00、貸切風呂　14:00～　15:00～　16:00～
料金：1,400円(フェイスタオルレンタル付き、消費税・入浴税込)、貸切風呂はプラス3,500円(50分)(タオル類レンタル付き、消費税・入税込)
公式HP：http://www.yuyado-ichibanchi.jp/spa/daytrip.html

8.ハートピア熱海

自家源泉の大浴場には、寝湯風呂、ジェットバス、低温サウナなどがあり、ゆっくり温泉を楽しめます。広々とした休憩所が無料で使用できたり、豪華ランチと入浴のお得なセット(2,200円)があったりと、ホテルならではのサービスでくつろぐことができます。

住所：静岡県熱海市伊豆山717-18
電話番号：0120-405-056
アクセス：JR熱海駅から無料送迎バスで5分
日帰り入浴の営業時間：10:3〜16:00(受付終了15:00)
料金：大人900円、小学生以下450円(消費税込、入浴税不要)
公式HP：http://www.h-atami.com/hot_spring/index.html

9.熱海シーサイドスパ＆リゾート

広々とした大浴場ながらも、貴重な源泉掛け流しの温泉施設。窓から海を望める大浴場や露店の岩風呂、掛け流しのお湯を独り占めできるつぼ風呂などで、身も心もすっかり癒されるでしょう。

こちらの日帰り温泉は、平日に限り、1人6,150円で個室つきで利用が可能。入浴の場合は1,000円で利用できます。個室付きは少し値は張りますが、15時から21持まで、オーシャンビューのラグジュアリーな客室でゆっくりくつろぐことができますよ。

住所：静岡県熱海市東海岸町6-53
電話番号：0557-82-8111
アクセス：JR熱海駅より徒歩8分
日帰り入浴の営業時間：15:00〜21:00
料金：入浴のみ1,000円、客室付きひとり6,150円(2名より受付)(タオルレンタル付き、消費税・入湯税込)
公式HP：http://www.atamiseaside.com/

熱海温泉の日帰り入浴価格

上記で紹介した日帰り温泉の価格は、個室や貸切風呂などの利用料を除きおおよそ1,000円〜2,000円程度。

また、熱海には紹介したような施設以外に小さな公衆浴場も多くあります。公衆浴場の利用料金は数百円ほどです。値段が安く泉質もよいため、地元の人々に愛されている施設が多いのですが、休憩所や食事処の有無、言語対応などのサービスを考慮すると、訪日観光客の方はホテルや旅館の温泉や、ある程度の規模でくつろげる日帰り温泉がオススメです。

熱海温泉の足湯施設

熱海には、ほとんどの温泉地と同じように足湯施設もあります。無料なので見つけたらぜひ利用してみてください。

10.家康の湯

JR熱海駅の目の前にある天然温泉の足湯です。徳川家康の来訪400年を記念して設置されました。毎翌朝掃除されているので、衛生面でも安心。翌日新たな湯が張られる天然かけ流しです。タオルは自動販売機で100円で発売されています。時間は16時までなので注意してください。

住所： 静岡県熱海市田原本町11-1(熱海駅前)
営業時間：9:00～16:00
定休日：無休

11.熱海梅園の足湯

熱海の観光スポットのひとつである熱海梅園。早咲きの梅、秋には遅い紅葉で有名です。園内の梅は樹齢100年を超えるものを含め59品種・472本、紅葉は約380本もあり、日本の四季の自然美を堪能できる施設です。1月中旬～3月上旬には梅まつり、5～6月には新緑、11月中旬～12月上旬にはもみじまつりが楽しめます。

園内の足湯は無料で利用が可能。梅まつりや紅葉のシーズンは冷えるため、ぜひとも足湯で身体を温めてください。

住所：静岡県熱海市梅園町8-11
電話番号：0557-86-6218 (熱海市都市整備課公園緑地室)
営業時間：入園の時間制限なし(ライトアップは「もみじまつり」期間中のみ実施)
定休：無休
入園料：梅まつり期間中は300円。以外のシーズンは無料
※足湯は梅まつり期間の10:00～16:00に利用可能
公式HP：http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=173

熱海でオススメの温泉付き宿泊施設

熱海には多くの宿泊施設があり、選ぶのも一苦労。MATCHA編集部のオススメ順に、熱海の宿を10か所ピックアップしました。旅館で浴衣を着てくつろぐのも温泉ならではの楽しみですよ。

12.古屋旅館

1806年創業の歴史ある「古屋旅館」は、熱海七湯のひとつ「清左衛門の湯」を所有している宿。もちろん、源泉からのお湯をそのまま使用した源泉掛け流しで名湯をじっくり楽しむことができます。露天風呂付きの客室があるのもポイント。純和風の客室や建物、見た目も美しい懐石料理、きめ細かなサービスなども魅力です。

住所：静岡県熱海市東海岸町5-24
電話番号：0557-81-0001
アクセス：JR熱海駅より徒歩15分、もしくはタクシーで約5分
公式HP：http://atami-furuya.co.jp/

13.星野リゾート 界 熱海

日本三大古泉のひとつ、伊豆山温泉｢走り湯｣を源泉掛け流しで堪能できる温泉宿。シックでモダンで和の雰囲気の露天風呂で温泉を楽しんだあとは、海に向かって空中に浮かぶように張り出した絶景スポット｢青海テラス｣でひと休み。客室は純和風と洋室があります。ラグジュアリーな旅がしたい人にオススメです。

住所：静岡県熱海市伊豆山750-6
電話番号：0570-073-011(日本国外からは+81-50-3786-1144)
アクセス：JR熱海駅よりタクシーで約5分
公式HP：http://kai-ryokan.jp/atami/

14.新かどや

源泉掛け流しの露天風呂付き客室が魅力の旅館「新かどや」。天空露天風呂や部屋のテラスからは熱海の景色が一望できます。純和風の部屋でゆっくり食事が楽しめるのもうれしい宿です。

住所：静岡県熱海市小嵐町14-8
電話番号： 0557-81-6185
アクセス： JR熱海駅より車で約8分、伊東線 来宮駅よりタクシーで約5分程
公式HP：http://shinkadoya.jp/

15.夢いろは

源泉掛け流しのお湯を堪能できながらも、朝食付きのプランに1泊約5,000円前後で宿泊可能な旅館です。夕食と朝食の2食付きのプランの場合は1万円前後で泊まることができます。予算に限りがあるけど、いいお湯に浸かりたいという人にオススメです。

住所：静岡県熱海市咲見町4-6
電話番号：0557-82-1151
アクセス：JR熱海駅より徒歩15分
公式HP：http://www.oizumi-dining.co.jp/yumeiroha/index.html

16.三平荘

創業60年の趣ある建物と、風情ある露天風呂で温泉が楽しめる旅館。露天風呂付きの客室も備えています。庭園もあり、和の雰囲気に浸れる宿です。

住所： 静岡県熱海市水口町 1-7
電話番号：0557-81-5191
アクセス：JR熱海駅もしくはJR来宮駅よりタクシーで約5分、徒歩で15分
公式HP：http://sanpeiso.com/

17.大成館

館内には6つの浴槽があり、プチ湯巡りが楽しめる旅館。湯は源泉掛け流しです。客室は和モダンで落ち着いた雰囲気です。

住所：静岡県熱海市下多賀141
電話番号：0557-68-2221
アクセス：JR熱海駅より徒歩15分、JR網代駅より徒歩5分
公式HP：http://www.taiseikan.com/

18.熱海温泉 ホテル貫一

自家源泉掛け流しの温泉があるホテルです。内湯の大浴場と展望露天風呂を相模湾や初島が見渡せる展望露天風呂(2,160円／40分(当日フロントにて予約制)では最高の開放感を味わえます。

住所：静岡県熱海市東海岸町1-2
電話番号：0557-81-3595
アクセス：JR熱海駅より徒歩13分
公式HP：http://www.atamikanichi.com/

19.熱海 ホテルパイプのけむり

天然温泉の露天風呂や大浴場、貸切風呂が利用できるホテルです。1泊2食付きで6,900円〜11,500円、夕食は和洋中のバイキング形式で食べ放題、お酒も一部飲み放題ととてもお得なホテルです。

住所： 静岡県熱海市西山町16-53
電話番号： 0557-86-1777
アクセス：JR熱海駅よりタクシーで約10分
公式HP：http://www.paipunokemuri.com/atami/

20.熱海の奥座敷 山の上ホテル

熱海の海と山、夜景を眺めながら入浴できる温泉付きのホテル。岩造りの露天風呂やジャグジー付きの浴槽、無料で貸切もできる岩風呂などが楽しめます。客室は落ち浮いた雰囲気の和室でくつろげます。1泊2食付きで1万円前後～とコストパフォーマンスも抜群です。

住所：熱海市紅葉ガ丘町7-6
電話番号：0557-81-0241
アクセス：JR熱海駅よりタクシーで約8分
公式HP：http://www.yamanoue.in/huro.html

熱海七湯めぐりとは

熱海市観光経済部観光課による書籍『温泉万歳』によると、熱海温泉が発見された当時、市の中心部では自噴した温泉が地上一面にはって海に向かっていたそうです。

その後、自然災害などの影響もあり、時を経て、特定の場所で自噴するようになり、それが「熱海七湯」と呼ばれるようになったといいます。現在も日帰り温浴施設日航亭大湯や、古屋旅館の清左門の湯など、実際に浸かることができる熱海七湯もあります。

また、当時の熱海七湯の自噴や温泉施設を復元したモニュメントがあり、こちらを散策する「熱海七湯めぐり」は熱海観光の定番のひとつです。人工で整備されていますが、湧き出ている湯はそれぞれ本物の温泉です。

・大湯間欠泉(おおゆかんけつせん)

大正時代まで多くの湯量を噴き上げる自噴泉でしたが、関東大震災後により噴出は衰えてしまいました。1962に人工的に噴出するように整備され現在に至っています。

住所：静岡県熱海市上宿町3

・河原湯(かわらゆ）

かつての村人の入浴場だった河原湯。周辺は、石のごろごろした河原で、温泉が絶えず豊富に湧き出ていたそうです。

住所：静岡県熱海市銀座町12

・佐治郎の湯・目の湯(さじろうのゆ・めのゆ)

佐治郎という人物の邸内にあったことでこの名がつきました。湯は塩分が少なく真湯に近いことから火傷や眼病にもよく効くといわれ、別名を「目の湯」と言います。

住所：静岡県熱海市銀座町10

・ 清左衛門の湯(せいざえもんのゆ)

昔、農民の清左衛門がこの湯壷に落ちて死んでしまったことから、その名前がつけられたと言われている湯。見た目は湯けむりが上がっており、温泉の風情が感じさせてくれる場所です。

住所：静岡県熱海市東海岸町1

・風呂の湯・水の湯(ふろのゆ・みずのゆ)

古くからある福島屋旅館の西側にある湯。外湯気の噴き出しが盛んだったため、饅頭を蒸したり、酒を温めたりして販売をしていたそうです。「風呂の湯」の1.5メートルほどの東の場所には塩分のない温泉も湧き出ており、そちらは「水の湯」と名付けられたと記録が残っています。

住所：静岡県熱海市咲見町1

・小沢の湯・平左衛門の湯(こさわのゆ・へいざえもんのゆ)

昔の小沢町、熱海温泉通りにある、沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯で、「平左衛門の湯」と呼ばれていた湯。小沢町にあったので小沢の湯とも呼ばれていました。

小沢の湯では高温の蒸気を利用し、ゆで卵を作ることができます。ただし天候等で蒸気の量や湯温が変化し作れない場合もあります。卵は付近の店で購入したもので作ってください。蒸気の吹き出し口は 大変高温のため、触らないように注意が必要です。

住所：静岡県熱海市銀座町14

・野中の湯(のなかのゆ)

熱海市にある野中山のふもとの湯。周辺(現在は藤森稲荷一帯)では、泥の中に湯がブクブク噴いて、杖で突くと湧き出したといわれています。

住所：静岡県熱海市咲見町7

旅のお役立ち情報

・温泉に入る前に、こちらの記事「知っておきたい、日本のお風呂・温泉・銭湯の文化とマナー」で、入浴方法の疑問を解消しましょう。

・外貨と日本円を両替したいときは、銀行の外貨両替サービスやセブンイレブンのATMを利用するのがオススメ。詳しくは「現金不足のときに！日本で外貨両替ができる定番の4スポット」の記事を確認してください。

・手持ちの現金がなくなったときは、「PLUS」マークのあるATMから海外キャッシングサービスを利用することができますよ。詳細は「外国人に聞かれたらサッと応えてあげたい。日本のPLUSマーク対応ATMの設置場所」で読むことができます。

・旅館やホテルに宿泊する際に、覚えておきたい日本語はこちらの記事「ホテルで使えると便利な日本語10選！」へ。簡単なフレーズを紹介しています。

・日本には、外国人観光客向けの便利なWi-Fiサービス「Japan Connected-free Wi-Fi」があります。事前にアプリをダウンロードしておきましょう。詳細はこちら「Japan Connected-free Wi-Fiサービスって？日本で無料wifiが使える場所まとめ」で紹介しています。

こちらの記事を参考に、熱海での温泉体験を楽しんでくださいね！