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【石川県】グルメも観光も満喫できる加賀温泉郷〜アクセスや日帰り温泉・旅館情報など〜
加賀温泉とは、石川県の加賀市の南部にある温泉郷を指します。温泉郷の北部に片山津温泉、東部に山代温泉、南部に山中温泉と呼ばれる温泉地があり、それらを総称して加賀温泉郷と呼んでいます。加賀温泉郷へのアクセス、温泉の効能や楽しみ方とオススメの日帰り温泉と旅館などをご紹介します。
加賀温泉とは
加賀温泉とは、日本の北陸地方の石川県加賀市の南部にある温泉郷のこと。温泉郷の北部に片山津温泉、東部に山代温泉、南部に山中温泉と呼ばれる温泉地があり、それらを総称して加賀温泉郷と呼んでいます。
歓楽街として発展した山代温泉と片山津温泉、山や川に囲まれた自然豊かな山中温泉と、各温泉によって雰囲気が異なります。
加賀温泉郷の各温泉の効能・特徴
片山津温泉は塩化物泉で、入浴すると血行がよくなることから、皮膚病や婦人病、病後の回復によいと言われています。
山代温泉の泉質は大きく分けて硫酸塩泉と単純温泉の2種類があります。硫酸塩泉は切り傷ややけど、皮膚病への効果が期待でき、単純温泉は疲労回復やストレス解消によいとされています。
山中温泉は硫酸塩泉。皮膚疾患によいと言われています。
※各施設の泉質によって、効能は異なります。
東京から加賀温泉郷への行き方
まず東京駅から北陸新幹線・金沢行に乗り、金沢駅まで行きます。
金沢駅からはJR北陸本線・福井行に乗り、加賀温泉駅で降ります。所用時間はおよそ4時間、料金は14,660円です。
加賀温泉駅からは路線バスで各温泉に行きます。山代温泉と山中温泉へは、バスターミナルの2番バス乗り場から「温泉山中線」のバスに乗ります。山代温泉までは250円、山中温泉までは420円です。
片山津温泉へは、1番バス乗り場から出ている「温泉片山津線」のバスに乗りましょう。料金は250円です。
東京、大阪、京都から金沢への行き方について詳しくは「東京から金沢への行き方&大阪・京都から金沢への行き方」の記事をご覧ください。
加賀温泉郷内の移動手段「キャン・バス」
山代温泉から山中温泉、あるいは山中温泉から片山津温泉など、加賀温泉郷内の温泉地から温泉地へ移動したいときは、加賀温泉郷内をまわるバス「キャン・バス」が便利です。
「キャン・バス」は、加賀温泉駅を出発点として、山代温泉、山中温泉、片山津温泉の3つの温泉地と、加賀フルーツランドや九谷焼体験のできる九谷満月といった観光名所をまわってくれます。「山まわり」、「海まわり」、「小松空港線」の3つのルートがあり、乗り降り自由です。
料金は、1日券が1,000円、2日券が1,200円です。
加賀温泉の日帰り入浴スポット
加賀温泉郷のある地域では公、衆浴場のことを「総湯(そうゆ)」と呼びます。山代温泉、山中温泉、片山津温泉それぞれの日帰り入浴できる総湯について、紹介します。
3つの総湯をまわる場合は、「加賀温泉郷パスポート」が便利。各総湯や観光スポットなど提携施設3つに入場できるチケットで、料金は800円です。
この「加賀温泉郷パスポート」と「キャン・バス2日券」がセットになった「キャンバス乗車券セット」は1,500円と、とてもお得です。
山代温泉総湯
源泉100%の共同浴場。老舗旅館だった旧吉野屋旅館の跡地に設置された温泉で、当時の建物の一部を用いながら、内装は現代風。木をふんだんに使い、天窓を設けた大浴場は、開放感たっぷりです。露天風呂はありません。
入浴料:大人440円、6歳以上12歳未満130円、3歳以上6歳未満50円、3歳未満無料 ※消費税、入湯税込み
住所:加賀市山代温泉万松園通2-1
山中温泉総湯 菊の湯
江戸時代の俳人、松尾芭蕉が「山中や菊は手折らじ湯の匂い(意味:この湯につかるだけで長生きできる)」と詠んだ山中温泉。このお湯に気軽に入れる公衆浴場が「山中温泉総湯 菊の湯」です。古風な建物が目を引きます。露天風呂はありません。
入浴料:大人440円、6歳以上12歳未満130円、3歳以上6歳未満50円、3歳未満無料 ※消費税、入湯税込み
住所: 石川県加賀市山中温泉湯の出町レ1
片山津温泉 総湯
森の湯と潟(かた)の湯の2種類の湯船がある温泉施設。森の湯の窓からは木々の緑が、潟の湯の窓からは加賀三湖のうちのひとつ・柴山潟(しばやまがた)の湖面が、それぞれ臨めます。館内にはカフェも併設。地元の野菜やフルーツを使ったパフェなどを販売しています。
入浴料:大人440円、6歳以上12歳未満130円、3歳以上6歳未満50円、3歳未満無料 ※消費税、入湯税込み
住所:石川県加賀市片山津温泉乙65-2
公式HP:http://sou-yu.net/
加賀温泉のオススメ旅館
加賀温泉郷でオススメの温泉旅館を紹介します。加賀市の名物・カニを使った料理を提供する旅館やホテルもあります。
山代温泉 山下家(やましたや)
加賀平野を一望できる展望露天風呂で人気のスーパー銭湯。貸切風呂もあります。部屋は和室のみです。マンガを読めるコーナーや卓球で遊べるコーナー、カラオケコーナーなど娯楽設備も充実。友人やカップルで賑やかに過ごしたいときにぴったりの宿です。
住所:石川県加賀市山代温泉18-124
公式HP:http://yamashitaya.ooedoonsen.jp/
楽しみがいっぱい! うさぎのお宿 月物語(つきものがたり)
露天風呂やサウナなど8種類ものお風呂がある旅館。貸切風呂もあります。部屋は和室と洋室から選べます。旬の魚や野菜を使った料理がいただけると評判です。冬には北陸地方で獲れるカニをたっぷり使ったメニューを注文できます。
住所:石川県加賀市山中温泉菅谷町イ-10
公式HP:http://www.tsukimonogatari.com/
NEW MARUYA HOTEL
宿泊すると、温泉たまご作りやお香作り、友禅絵付け作成体験などの講座に参加できるユニークな宿。各講座の参加料は1回500円です。大浴場と露天風呂からはそれぞれ柴山潟の湖面が眺められるのもポイント。季節の食材を使ったヘルシーな夕食のバイキングもあります。
住所:石川県加賀市 片山津温泉2-1
公式HP:http://0808.ne.jp/
加賀温泉郷周辺の観光スポット
加賀温泉郷の周辺には、有名な観光スポットがいくつかあります。
山中温泉にある鶴仙渓(かくせんけい)川床は、奇岩が見られる景勝地として知られます。加賀フルーツランドでは、イチゴ狩りやブドウ狩りが楽しめます。伝統工芸の九谷焼きに触れたければ、九谷満月へ。絵付け体験( 2,500円〜)や人間国宝の吉田美統(よしだみのり)の作品の展示も行っています。
温泉地を訪れたら、上記のような観光スポットを巡るのもよいでしょう。グルメでは、手打ちそばやカニが有名。機会があれば食べてみるとよさそうです。
温泉の入り方について詳しくは「知っておきたい、日本のお風呂・温泉・銭湯の文化とマナー」の記事をご覧ください。
※移動時間や交通費、入浴料等の情報は公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年3月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。