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【熊本県】情緒溢れる黒川温泉で露天風呂巡りを楽しもう~日帰り温泉、旅館情報、アクセスなど
熊本県は阿蘇の自然に抱かれた山里の黒川温泉は、情緒溢れる町並みに旅館ごとに趣向を凝らした露天風呂やお風呂がある、全国でも屈指の人気の温泉地です。そんな黒川温泉の効能やアクセス法、日帰り入浴スポット、オススメ旅館など、役立つ情報をまとめました。
黒川温泉とは
いこい旅館「滝の湯」 写真提供:黒川温泉観光旅館協同組合
九州地方の中央に位置する熊本県。熊本県内には、300年以上の歴史をもつ温泉地黒川温泉があります。
旅館ごとに趣向を凝らした魅力的な露天風呂からは、山間や川沿いの素晴らしい景観が広がります。また泉質が全国でも珍しく6種類もあり、泉質によっては湯の色が時とともに変化する様子をみることもできます。
目にも心にも体にも優しい、日本でも人気の温泉のひとつ、黒川温泉に行ってみませんか?
黒川温泉の効能
旅館山河「もやいの湯」 写真提供:黒川温泉観光旅館協同組合
黒川温泉には主に、疲労回復やストレス解消にいいと言われる弱酸性単純泉、美肌効果が期待できる弱アルカリ性単純泉、解毒作用があり生活習慣病の改善が望める硫黄泉、「美人の湯」ともいわれる炭酸水素塩泉、保温効果が高く冷え症に効くといわれるナトリウム塩化物泉、昔から「傷の湯」といわれ高血圧症や動脈硬化症にも効果が期待できる硫酸塩泉の6種類があります。
旅館によって泉質が違いますので、ご利用の前に各旅館にてご確認ください。
黒川温泉への行き方
写真提供:黒川温泉観光旅館協同組合
山間部で交通機関が多少不便なため、黒川温泉観光旅館協同組合では車かレンタカーをオススメしていますが、ここでは交通機関を利用しての行き方をご紹介します。
東京と大阪からの行き方
東京や大阪からは飛行機が便利で、便数の多い福岡空港からか、熊本空港からバスで黒川温泉を目指します。東京や大阪から福岡、熊本までのアクセスについては、「東京から福岡までの行き方を時間や料金で徹底比較!」「大阪から福岡への行き方。フェリー、新幹線、飛行機、バスを比較!」「熊本県への行き方(東京・大阪、京都から)と熊本市内の移動方法」をご参照ください。
福岡からの行き方
西鉄天神高速バスターミナルから博多バスターミナルと福岡国際空港を経由して黒川温泉まで、バスが1日4往復運行しています(※要予約)。所要時間は福岡国際空港から約2時間40分、料金は片道3,090円(往復割引あり)です。
熊本空港からの行き方
熊本空港からは、熊本駅発由布院駅行きもしくは別府駅行きの九州横断バスが1日2本運行しています。黒川温泉までの所要時間は2時間30分、料金は片道1,750円です。
黒川温泉の日帰り入浴スポット
旅館こうの湯「森の湯(男湯)」 写真提供:黒川温泉観光旅館協同組合
黒川温泉では露天風呂を3ヶ所ご利用いただける特典つき「入湯手形」を1枚1,300円(子ども700円)で販売しています。黒川温泉観光旅館協同組合や各旅館の受付で購入できますので、ぜひご利用ください。
ここでは、数ある日帰り入浴スポットから3カ所をピックアップします。なお、記載されている金額は入湯手形を使用しない場合の入浴料金です。
山の宿 新明館(しんめいかん)
ご主人がノミとカナヅチだけで精魂込めて造った全長30mもある洞窟風呂は、必見です!貸切家族風呂「かじかの湯」も日帰りでご利用いただけます(別料金)。
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6608
料金:大人500円 子ども300円 「かじかの湯(貸切風呂)」40分1,500円(入浴税、消費税込み)
公式サイト:http://www.sinmeikan.jp/
旅館こうの湯
日本一深い「立ち湯」が楽しめるのが、ここ。いずれも露天風呂になっており、男湯は最も深いところで162cm、女湯でも130cmあります。絶景を見ながら、独特の浮遊感も味わってみてください。
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6784
料金:大人600円 子ども300円(入浴税、消費税込み)
公式サイト: http://www.kounoyu.jp/
いこい旅館
13もある湯の中には、日本の名湯秘湯百選に選ばれた混浴露天風呂「滝の湯」もあります。日帰り入浴では、7種類のお風呂と4種類の貸切風呂(別料金)をご利用いただけます。
住所:熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉川端通り
料金:大人500円 子ども300円 貸切風呂40分お1人様800円(入浴税、消費税込み)
公式サイト: http://www.ikoi-ryokan.com/
黒川温泉のオススメ旅館
ふもと旅館「もみじの湯」 写真提供:黒川温泉観光旅館協同組合
ふもと旅館
客室全14室(うち3室は露天風呂つき)に対してなんと、露天風呂などのお風呂が4つに貸切風呂が9つもある、贅沢な旅館です。いずれも風情のあるお風呂で、旅館内でお湯巡りができます。
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6697
公式サイト:http://www.fumotoryokan.com/
旅館 山河(さんが)
皮膚病に効果が期待できる「薬師の湯」と「美肌の湯」の2つの源泉をもつ旅館で、3000坪(約1万㎡)もある敷地内に露天風呂や桶風呂など7つのお風呂があります。温泉街から少し離れているので、川のせせらぎを聞きながらゆっくりお過ごしください。
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6961-1
公式サイト:http://www.sanga-ryokan.com/
山あいの宿 山みず木
自然に抱かれた宿で、渓流の傍にある露天風呂で川のせせらぎを聞きながら湯に浸かれば、身も心も癒されること間違いなし。黒川温泉の旅館はいずれも好評ですが、ここはその中でも定評のある旅館です。
住所: 熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺6392-2
公式サイト: http://www.yamamizuki.com/
黒川温泉を楽しむポイント
「湯あかり」 写真提供:黒川温泉観光旅館協同組合
黒川温泉では、「かっぽ手形」(1,500円)を手に入れれば黒川温泉内にある旅館、商店、飲食店で地元のお酒や焼酎を3種類、ちょっとしたおつまみとともに味わうことができます。
また冬のイベントとして、竹灯籠で照らし出された街が幻想的な「湯あかり」を開催しています。開催時期は年によって変わりますので、公式HPにてご確認ください。
標高700mのところにある黒川温泉は、真夏の猛暑日でも暑さ知らず。冬には雪が積もることもありますので、防寒対策をしっかりしていきましょう。
温泉の入り方は「知っておきたい、日本のお風呂・温泉・銭湯の文化とマナー」をご覧ください。
※移動時間や交通費の情報は各施設の公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年5月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。
奈良生まれの旅好きライター。日本の魅力を世界の人々に伝えていきたいです。