【愛媛県】「坊ちゃん湯」のある道後温泉へ行こう！

道後温泉とは

写真提供：松山市
四国北西部、愛媛県松山市にある道後温泉は、720年に完成した日本最古の歴史書『日本書紀』にも登場する歴史のある温泉で、有馬温泉、白浜温泉とともに「日本三古湯」といわれています。
現在では、20世紀前後の日本が近代化しつつある時代の小説家・夏目漱石(なつめそうせき)が通い、著書『坊ちゃん』にも登場することから、道後温泉本館が「坊ちゃん湯」として親しまれています。本館では毎朝6時に開館を知らせる太鼓が鳴るなど、当時の温泉情緒を感じることができるのも特徴です。

道後温泉の効能

写真提供：松山市
道後温泉の泉質はアルカリ性単純泉で、子どもも高齢者も安心して入れる、やさしいお湯です。疲労回復やストレス解消、また神経痛や冷え性などにも効果があるといわれています。
源泉が29本ある中、現在も使われている18本の源泉のお湯の温度は20～55℃くらいで、それらを混ぜて各旅館へ提供しています。

道後温泉への行き方

東京から松山駅までの行き方

・電車での行き方

東京駅からJR東海道・山陽新幹線で岡山駅まで行き、そこでJR特急しおかぜに乗り換えて松山駅に出ます。松山駅で伊予鉄道の道後温泉行きにお乗りください。所要時間は約7時間30分、料金は自由席で合計19,420円です。

・飛行機での行き方

羽田空港から松山空港までANAとJALが毎日各6便運行しており、飛行時間は1時間30分、料金は普通運賃で38,590円です。また、成田空港からはジェットスターが1日3便運行しており、飛行時間は約1時間45分、料金は6,370円からとなっています。
松山空港から道後温泉まで、リムジンバスが約40分で結んでおり、料金は460円です。

・バスでの行き方

東京駅から新宿駅経由で松山駅までドリーム松山号が、また新宿駅からオレンジライナーえひめが運行しています。いずれも深夜便で、所要時間は約12時間、料金は5,900円からご利用になれます。
松山駅から伊予鉄道に乗れば道後温泉まで25分、料金は160円です。

大阪からの行き方

・電車での行き方

新大阪駅からJR山陽新幹線で岡山駅へ。そこでJR特急しおかぜに乗り換えて松山駅に着いたら、伊予鉄道の道後温泉行きにお乗りください。所要時間は約5時間、料金は自由席で10,570円です。

・飛行機での行き方

伊丹空港から松山空港までANAが9便、JALが3便、また関西国際空港からピーチが1便、毎日運行しています。飛行時間は50分で、料金はANAとJALが普通運賃で21,500円、ピーチが3,300円からご利用できます。松山空港から道後温泉まで、リムジンバスをご利用ください(東京からの行き方参照)。

・バスでの行き方

新大阪駅から松山駅までオレンジライナーえひめが毎日昼便7便、深夜便2便を運行しています。昼便は約5時間40分、深夜便は約7時間かかり、料金は6,900円です。松山駅から道後温泉までは、伊予鉄道にお乗りください(東京からの行き方参照)。

福岡からの行き方

・電車での行き方

博多駅からJR山陽新幹線で岡山駅に出て、特急しおかぜに乗り換え、松山駅で伊予鉄道の道後温泉行きに乗ります。所要時間は約5時間、料金は自由席で15,980円です。

・飛行機での行き方

福岡空港から松山空港まで、JALが毎日4便運行しています。飛行時間は40分、料金は普通運賃で25,800円です。松山空港からは、道後温泉行きのリムジンバスにお乗りください(東京からの行き方参照)。

・バスでの行き方

博多駅から道後温泉まで、道後エクスプレスふくおか号が深夜便を運行しています。所要時間は約約9時間30分、料金は8,200円です。

道後温泉の日帰り入浴スポット

写真提供：松山市

道後温泉本館(どうごおんせんほんかん)

「坊ちゃん湯」として知られる道後温泉本館は、4つの入浴コースから選べ、夏目漱石ゆかりの「坊ちゃんの間」が見学できるほか、コースによってはお茶菓子や浴衣の貸出といったサービスもあります。

道後温泉本館
住所：愛媛県松山市道後湯之町6-8
料金：大人410円～　子ども160円～(入浴税、消費税込み)
公式サイト： http://www.dogo.or.jp/pc/time/

椿の湯(つばきのゆ)

地元の人に人気の公衆浴場で、大きな湯船にゆったりと浸かることができます。

椿の湯
住所：愛媛県松山市道後湯之町19-22
料金：大人400円　子ども150円（入浴税、消費税込み）
公式サイト： http://www.dogo.or.jp/pc/time/

花ゆづき

贅沢な日帰り入浴スポットをお探しなら、こちらです！屋上露天風呂から松山市を一望でき、大浴場も全面ガラス張りで、開放感が味わえます。

花ゆづき
住所：愛媛県松山市道後湯月町4-16
料金：大人1,500円　子ども750円（入浴税、消費税込み）
公式サイト： http://www.hotel-hanayuzuki.jp/index.php

道後温泉のオススメ旅館

ふなや

創業1627年と、道後温泉で最も古い旅館で、夏目漱石や正岡子規(まさおかしき)も訪れました。檜風呂と石風呂に露天風呂、サウナもあり、館内の庭には足湯もあります。

道後温泉　ふなや
住所：愛媛県松山市道後湯之町1-33
公式サイト： http://www.dogo-funaya.co.jp/

道後温泉　茶玻瑠(ちゃはる)

屋上にあるガラス張りの大浴場と露天風呂からは、松山城や石鎚山など、松山市を一望することができます。また、女性専用に露天バラ風呂もありますよ。

道後温泉　茶玻瑠
住所：愛媛県松山市道後湯月町4-4
公式サイト： http://www.chaharu.com/

道後プリンスホテル

露天釜風呂や露天瓶風呂など、趣向を凝らした8つの露天風呂があり、湯めぐりを楽しむことができます。

道後プリンスホテル
住所：愛媛県松山市道後姫塚100
公式サイト： http://www.dogoprince.co.jp/

道後温泉を楽しむポイント

写真提供：松山市
道後温泉には、毎時音楽とともに動き出す坊ちゃんからくり時計、道後商店街、湯神社、伊佐爾波神社といった観光スポットや、道後公園高台から眺めをお楽しみいただけます。
また、日本100名城のひとつに数えられる松山城は、日本最後の完全な城郭建築で、大天主からは瀬戸内海も見渡せますので、この機会にぜひ行ってみてください。

松山の気候は、降水量は比較的少なく穏やかですので、季節相応の服装で十分です。
温泉の入り方は「知っておきたい、日本のお風呂・温泉・銭湯の文化とマナー」をご覧ください。

道後温泉旅館協同組合（道後観光案内所）

〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町６−８