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大阪・京都から1時間!有馬温泉完全ガイドーオススメ日帰り温泉、カフェ、おみやげ
有馬温泉は、1000年以上の歴史がある日本最古の温泉。黄金の温泉「金泉」や、古い街並みが続く温泉街など、魅力にあふれた温泉地です。大阪、京都からもアクセス至便。そんな有馬温泉で絶対行きたいオススメ日帰り温泉、カフェ、おみやげ店などをご紹介します!
有馬温泉とは?
「湯本坂」。細いけれど、これがメインストリート
有馬温泉(ありまおんせん)は、兵庫県にある日本最古と言われる温泉。1000年以上前まで遡る歴史があります。
温泉街の周囲は1キロメートル四方とコンパクトですが、その中に温泉宿やお店がぎゅっと集結。湯本坂という坂道がメインストリートとなり、その両側におみやげ店、雑貨屋などが並びます。そこから横の小道に入れば、隠れ家のようなお店も。
有馬温泉の魅力は、ここでしか入ることのできない特別な温泉。そして、曲がりくねった坂道が重なり合う温泉街。何度行っても新しい発見のある温泉地です。
大阪や京都など関西の主要エリアからのアクセスも至便な有馬温泉。日帰りでもじゅうぶん楽しめますが、1〜2泊すれば有馬の魅力を存分に味わえますよ。オススメ日帰り温泉、カフェ、飲食店、おみやげ情報などさまざまな角度から、有馬温泉を詳しくご紹介しましょう!
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目次
- 1.黄金の湯?有馬温泉の秘密
- 2.オススメ日帰り温泉3選
- 3.散歩で立ち寄りたいスポット
- 4.食事、スイーツを楽しむなら!有馬の人気カフェ
- 5.お昼ごはんに行きたいお店
- 6.食べ歩きに!贅沢メンチカツ、ジェラート専門店
- 7.お酒を飲むなら!オススメ居酒屋
- 8.有馬温泉のおみやげ
- 9.アクセスー大阪、京都直通のバスが便利!
1.黄金の湯?有馬温泉の秘密
有馬温泉には、大きくわけて2種類の温泉があります。「金泉」と「銀泉」という温泉です。
金泉
「金の湯」横にある足湯
こちらが、有馬温泉でもっとも有名な金泉。赤褐色の独特な色合いが特徴です。源泉は透明ですが、鉄分を多く含んでいるため、空気に触れると酸化して色が変わるのです。冷え性、腰痛、筋・関節痛などによいと言われています。
また、塩分濃度が非常に高く、保湿効果が持続するのも特徴。やけどや傷、皮膚病にもよいとされます。
銀泉(炭酸泉・ラドン泉)
銀泉を堪能できる「銀の湯」
透明な色をした銀泉には、炭酸を多く含む「炭酸泉」と、ラジウムを含む「ラドン泉」の2種類があります。
炭酸泉に入ると、毛細血管の拡張により血流が増加するため、高血圧症などへの効果が期待できます。もう1つの銀泉「ラドン泉」の水蒸気に含まれるラジウム(放射線)には、免疫細胞を活性化させ、自然治癒力を高める働きがあるとされ、痛風やリウマチ、更年期障害などに効果があります。
2.オススメ日帰り温泉3選
では、ぜひ実際に有馬温泉に浸かってみましょう! 有馬温泉には多くの温泉宿があり、宿泊して楽しむのはもちろん、日帰り温泉も充実しています。オススメの日帰り温泉を3つご紹介しましょう。
有馬温泉のランドマーク的公衆浴場「金の湯」
金の湯は、温泉街の入り口にあり、ランドマーク的存在の公衆浴場。値段も、大人650円(税込)、小学生340円(税込)とリーズナブル。徒歩5分ほどの場所に銀泉を楽しめる「銀の湯」があり、お得な共通入浴券もあるので、2つの温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、「金の湯」横には足湯があり、こちらは無料で入ることができます。
有馬温泉 金の湯周辺のおすすめホテル
敷地内の泉源から汲み上げる「かんぽの宿 有馬」
Picture courtesy of かんぽの宿 有馬
「かんぽの宿 有馬」は、少し坂を登って行く必要がありますが、有馬温泉でもっとも泉質がよいとも言われています。
ホテルの敷地内に源泉があり、汲み上げてすぐの温泉を堪能できます。また、六甲山までのロープウェイ乗り場が近く、六甲山観光の帰りに温泉で汗を流すのもオススメです。
かんぽの宿 有馬(運営:マイステイズ・ホテル・グループ)周辺のおすすめホテル
ここでしか味わえない極上の空間「御所坊」
「御所坊」は、有馬温泉でもっとも歴史のある旅館です。創業は、なんと1191年と伝えられています。築およそ100年の建物の内部は、隅々まで趣向が凝らされ、洗練された空間。
日帰りの露天風呂は、男女半混浴という珍しい形式です。しかし、金泉の色が濃く、座っていればお互い見えることはないのでご安心を。極上のひとときをぜひ味わってみてください。
ご紹介した3つの日帰り温泉について、下記記事でさらに詳しく解説していますのでぜひご覧ください。有馬温泉で宿泊する場合は、多くのホテル・旅館内に温泉がついています。ホテル内の温泉と、日帰り温泉を比べてみるのも楽しそうですね。
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3.散歩で立ち寄りたいスポット
有馬温泉を訪れたら、ぜひゆっくりと散歩を楽しんでほしいです。湯本坂をメインストリートとしたコンパクトな温泉街ですが、脇道にそれていけば、隠れ家のようなお店や緑豊かな山道が顔を覗かせます。歩きやすい靴を履いて散歩を楽しみましょう。
散歩で立ち寄りたい、オススメスポットを3つご紹介します。
温泉が湧き出る「泉源」
有馬では、温泉が湧き出る場所「泉源」をいくつかの場所で見ることができます。写真の御所泉源は、金泉が湧き出る泉源。
炭酸泉源では炭酸泉を飲むこともできる
こちらは炭酸泉の泉源。脇には蛇口があり、ひねると炭酸泉が出てきます! 胃液の分泌が刺激され、食欲増進につながるそう。飲んでみると、炭酸は弱めで、濃い塩気のある温泉の味。昔は炭酸泉に砂糖を入れ、サイダーとして飲んでいたそうです。
有馬温泉を発見した神々を祀る「湯泉神社」
写真は緑に囲まれた湯泉(とうせん)神社。有馬温泉を発見したといわれる、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)などの神々が祀られています。
神話によると、大己貴命と少彦名命があるとき、赤い水を浴びて傷を癒しているカラスを見て、有馬温泉を発見したと伝えられています。「赤い水」とは金泉のことだったのかもしれません。
湯泉神社までの階段
この神社は、子宝を授かる神社としても有名で、有馬温泉に浸かり、湯泉神社で祈願をすれば子宝に恵まれると言われています。神社横の道は「愛宕山公園」という小高い山につながっており、ちょっとした山歩きも楽しめますよ。
おもちゃを見て、触れて楽しめる「有馬玩具博物館」
有馬玩具博物館は、お菓子メーカー・グリコのおもちゃデザイナーだった方が開いたおもちゃのミュージアム。
4,000点のおもちゃを所蔵しており、世界各国の珍しいおもちゃを鑑賞するだけでなく、実際に触れて遊べます。3Fには鉄道ジオラマも飾っており、お子さま連れにはぴったりです。
4.食事、スイーツを楽しむなら!有馬の人気カフェ
有馬温泉のカフェは、どれもゆったりと落ち着けるところばかり。思わず時を忘れてゆっくりしてしまいます。有馬温泉でぜひオススメしたいカフェを2店ご紹介します。
手作り料理がおいしい「チックタク」
チックタクは、料理のおいしさで人気を集めているカフェ。
人気は、栄養価の高いたまごを使用した絶品オムライス(写真)と、漢方を使った薬膳カレー。神戸を代表するコーヒーブランド「萩原珈琲(はぎはらコーヒー)」のコーヒーや、名物・有馬サイダーと一緒にいただきましょう。
有馬限定スイーツを食べるなら「Café De Beau」
明るく、緑に包まれた外観が印象的な「Café De Beau」では、有馬温泉オリジナルのスイーツをいただけます。
オススメは、金泉から作られた塩を使った有馬ロール、高級豆・丹波(たんば)の黒豆を使ったタルトやプリンなど。
ショーケースの中にスイーツが並んでいるので、お気に入りの一品を見つけてみましょう。オリジナルの紅茶と合わせれば、優雅なひとときを過ごせます。
5.お昼ごはんに行きたいお店
「土山人 有馬店」
有馬温泉は、多くの人が宿泊先で夕食を食べるため、夜早めに閉まるお店が多いです。そのぶん、ランチを楽しめる飲食店は充実しています。
すだちそば(※1)が人気の「土山人(どさんじん) 有馬店」は行列必至。近くにはコース料理のみの「土山人 はなれ」もあります。
「有馬十八番」では、新鮮なしらすごはんや、兵庫県名物の「明石焼き」が食べられます。ちょっと変わったところでは、カレーうどんの専門店「misono」もオススメ。
※1:すだち……日本の徳島県原産の柑橘系果物。さっぱりした風味があり、鍋料理や焼き魚にかけて食べられる。すだちそばは、スライスしたすだちを多くのせたそば。
6.食べ歩きに!贅沢メンチカツ、ジェラート専門店
食べ歩きで人気なのが、竹中肉店のメンチカツ。100%黒毛和牛で作られ、神戸牛も入っているぜいたくなメンチカツです。1個250円(税込)。
「Stagione」は、手作りジェラートの専門店。六甲山の酪農家による牛乳をベースに、季節のフルーツや有馬サイダーなど18種類のフレーバーが並びます。
写真は「六甲プレミアムミルク」と「京都宇治抹茶」を組み合わせたダブルに、有馬名物の炭酸せんべいをトッピングしたもの(ダブルは480円、トッピングのせんべいは30円)。ミルクと抹茶はどちらも濃厚な味わい、そこにせんべいのさっぱりとした優しい甘さが加わります。
7.お酒を飲むなら!オススメ居酒屋
有馬でお酒を楽しむなら、地元の酒屋が直営する立ち飲み屋「酒市場」がオススメ。ここでは、オリジナルのビールや日本酒をぜひ飲みたいところ。
人気は、六甲山(ろっこうさん)の伏流水や、酒づくりに最適な米「山田錦(やまだにしき)」を使って作られた「有馬麦酒(ありまビール)」(写真)です。また、できたての原酒(※2)をそのまま直送した、しぼりたての日本酒もぜひ。
※2:原酒……発酵させて絞り出したあと、水を加えていない日本酒。通常はアルコール度数を調整するため水を加えるが、原酒はそのままのため度数がやや高く、味わいも濃厚となる。
酒市場は、お酒に合うおつまみが充実しているので、こちらもぜひ食べてみてください。写真は「すじこん」。牛すじとこんにゃくをニンニクで炒め、仕上げにポン酢を加えた一品で、やみつきになるおいしさです。
酒市場のほかにも、2018年にオープンした日本酒バー「Cinq Bar du SAKE」など、お酒を楽しめるお店も増えてきています。
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8.有馬温泉のおみやげ
有馬温泉の定番おみやげは、何といっても炭酸せんべい! 名前は「炭酸」ですが、炭酸のような喉越しがあるわけではありません。有馬で湧き出る炭酸の温泉水をせんべい作りに利用したのが始まりです。
サクッと軽い食感で、優しい甘さが特徴。有馬のさまざまなおみやげ店で炭酸せんべいを購入できます。
人気は、「三ツ森(みつもり)」というお店の炭酸せんべい。カラフルなパッケージがかわいいです。缶に入っているので、割れる心配もありません。
店によって微妙に味が異なると言われており、試食もできるので、お気に入りの味を見つけてみましょう。
有馬温泉には多くのおみやげ店が集まっていますが、中でもぜひ訪ねたいのが「吉高屋」。この店でしか買えないオリジナル商品が多数そろっています。
自宅で金泉、銀泉に浸かっているような気分を味わえる入浴剤や、温泉水を使用した石鹸、ゼリーのような触り心地が楽しい洗顔石鹸などの限定コスメ。また、かわいい雑貨など、楽しくてあっという間に時間が経ってしまいます!
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9.アクセスー大阪、京都直通のバスが便利!
阪急バス
有馬温泉へのアクセスは、高速バスがオススメ。大阪、京都、神戸、USJからそれぞれダイレクトにアクセスできます。
バス会社は、阪急とJRの2つ。料金は同じで、時間もほとんど変わりません。神戸三宮、USJから向かう場合は、JRバスしか便がありませんので注意してください。
乗り場 | 所要時間 | 片道料金 |
新大阪 | 50分 | 1,230円 |
大阪駅 | 1時間 | 1,370円 |
京都駅 | 1時間15分 | 1,800円 |
三宮(神戸) ※JRバスのみ |
30分 | 770円 |
USJ ※JRバスのみ、有馬→USJのみ |
1時間15分 | 1,370円 |
全席指定のため、乗車には事前予約が必要。下記公式HPよりご予約ください。空席がある場合は、当日でも乗ることができます。また、JR高速バスは乗車の7日前までに予約すると、数百円安くなる割引があります。
阪急高速バス https://www.hankyubus.co.jp/
JR高速バス「有馬エクスプレス号」https://www.nishinihonjrbus.co.jp/lp/arima/
阪急高速バスは、温泉街入り口横に停留所があり、建物2Fは待合室になっています。JR高速バスの停留所は神戸電鉄「有馬温泉駅」近くにあり、温泉街まで徒歩5分ほどです。
JR高速バス「有馬温泉」乗り場 Google Map
大阪・神戸から電車で行く場合
神戸電鉄「有馬温泉駅」
電車で行く場合は、神戸電鉄「有馬温泉駅」が最寄り駅となります。
新大阪駅から行く場合は、3回の乗り換えが必要。所要時間は計約1時間15分、1,480円。
まず、JR神戸線に乗り、「三宮駅」で下車(所要時間約30分、550円)。三宮駅から神戸市営地下鉄「西神・山手線」(谷上行)に乗車し、「谷上駅」下車。「神戸電鉄有馬線」(三田行き)に乗り換え「有馬口」下車。「神戸電鉄有馬線」(有馬温泉行)に乗り、終点の「有馬温泉駅」で降ります(三宮駅からの所要時間は30分、料金は930円)。
有馬温泉駅から温泉街へは徒歩5分ほどです。乗り換えが複雑なので、初めて行く方にはバスをオススメします。
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いざ、有馬温泉へ!
大阪や京都からも近く、何度行っても新しい発見のある有馬温泉。ぜひ、ここでしか入れない温泉、歩きがいのある温泉街を堪能してください!
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本記事は、2017年2月24日に公開された記事をリライトしたものです。