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神戸の観光モデルコース(半日・日帰り・1泊2日)!地元民おすすめのスポット満載
神戸は、絶景からグルメ、温泉と見どころ満載! 本記事では、神戸の魅力を凝縮して味わえるモデルコースを半日・日帰り・1泊2日の3パターンにわけて紹介。神戸在住のライターによる地元のおすすめレストラン・カフェもお伝えします。
地元民が紹介!神戸の魅力を集めたモデルコース
関西の代表的な観光地の1つ、神戸。有名な北野異人館や中華街などの主要な観光スポットは三宮・元町駅周辺に集まっています。少し足をのばせば有馬温泉や夜景スポットの六甲山など、たくさんの見どころがあります。
今回は神戸在住のライターが、半日、日帰り、1泊2日のモデルコースを紹介。効率よく観光するコツや、地元住民だから知っている見どころもお教えします!
目次
半日(午後~夜) 観光モデルコース
午後~夜までの限られた時間で神戸を観光するなら、目的地を絞ったほうがいいでしょう。
筆者のおすすめは、山の手にある北野異人館と、港町ならではの絶景が有名なメリケンパークやハーバーランドを堪能するコースです。
神戸の主要な観光スポットを巡るバス(シティーループ)を活用すれば、効率よく回れます(乗り降り自由の1日乗車券は700円)。
【半日モデルコース】
北野異人館(午後)→メリケンパーク、ハーバーランド(午後~夜)
午後(北野異人館)
うろこの家&展望ギャラリー Photo by Pixta
1868年に神戸港が開港されて以来、北野には外国の人が暮らすようになりました。そのころに建てられた邸宅のうち16個の建物が、「北野異人館」として一般公開されています。
中でも筆者のおすすめは「うろこの家&展望ギャラリー」。魚のうろこのような外壁の邸宅はとても可愛らしく、実際に訪れた際は、写真を撮る手が止まりませんでした。神戸を一望する展望ギャラリーからの眺望も抜群です。
庭にあるイノシシの彫刻は、鼻をなでると幸運に恵まれると言われています。ぜひ試してみてください。
Photo by Pixta
北野の観光スポットは、異人館だけではありません。
三宮方面に続く北野坂は、地元住民にも人気のおしゃれエリアです。
異人館で営業する「スターバックスコーヒー」や、老舗カフェ「にしむら珈琲店」など、神戸らしいレトロでおしゃれなカフェが充実しています。
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午後~夜(メリケンパーク、ハーバーランド)
メリケンパークからの景観 Photo by Pixta
北野観光を楽しんだ後は、メリケンパーク、ハーバーランドなどのベイエリアへ行きましょう。
神戸の夜景は1000万ドルの夜景と讃えられています。ライトアップされた街並みは、とてもロマンチックな雰囲気。
メリケンパークには、神戸のランドマーク・神戸ポートタワーがあります。2024年4月26日にリニューアルオープンし、神戸グルメが楽しめるカフェ&バーや、神戸限定のアイテムが並ぶショップエリアなどが新設されました。
ベイエリアからは遊覧船もたくさん出航しており、船上から神戸の夜景を堪能できます。
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日帰り(朝~夜) 観光モデルコース
朝から夜まで丸1日使って神戸を観光するのなら、中心地から少し足を延ばして六甲山まで出かけてみてはいかがでしょうか。
朝、三宮からスタートし午後から六甲山で遊ぶモデルコースです。
【日帰りモデルコース】
三宮・生田神社(午前)→六甲山(午後)→摩耶山掬星台(夜)
午前(三宮:生田神社)
Photo by Pixta
三宮に来たらぜひ立ち寄ってほしいのが、JR三ノ宮駅の北側にある「生田神社」です。1800年以上の歴史ある神社で、神戸の人たちは尊敬と親しみを込めて「生田さん」と呼んでいるんですよ!
縁結びや恋愛成就のご利益があるといわれており、境内の泉の水におみくじを浸すことで恋愛運を占う「水みくじ」が人気です。
生田神社近くには、絶品のビーフカツサンドイッチが食べられる「欧風料理 もん」や、玉ねぎたっぷりの豚まんが人気の中華料理店「三宮一貫楼 本店」などがあります。これらは、神戸市民なら誰もが知る老舗レストランなので、ランチに立ち寄ってみてがいかがでしょう?
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午後(六甲山:六甲ガーデンテラス、六甲山牧場)
三宮から六甲山までは、公共交通機関がお得に利用できる「六甲・まやレジャーきっぷ」(1,950円)が便利です。
まずは阪急電車の神戸三宮駅から電車に乗って、六甲駅を目指します。次に六甲ケーブル下駅行きの市バスに乗り換え、ケーブルカーで山上へ。約1時間のみちのりです。
六甲山には、動物とのふれあいが楽しめる「神戸市立六甲山牧場」や、音と自然をコンセプトとした「ROKKO森の音ミュージアム」など、自然に癒されるスポットが満載!
なかでもレストランや展望台、ショップなどが集中している「六甲ガーデンテラス」は見どころの多い観光スポット。
エリア内にある「自然体感展望台 六甲枝垂れ」は写真映えスポットで、触って体験できるアート作品やライトアップが楽しめます。
目いっぱい観光した後は、六甲山名物・ジンギスカン料理が味わえる「六甲山ジンギスカンパレス」でディナーはいかがでしょう。新鮮な生ラムはくせがなくヘルシーで、筆者はつい食べすぎてしまいました。ここからは、六甲山の眺望も楽しめます。
夜(六甲山:掬星台)
Photo by Pixta
旅の締めは、日本三大夜景を見に行きましょう。「摩耶山掬星台(まやさんきくせいだい)」の夜景は神戸の夜景スポットのなかでも抜群の美しさです。
標高700mの展望台からは、大阪から神戸、そして四国に至る大パノラマが一望できます。その名の通り、星を掬うようなきらめく夜景は息をのむほど!
六甲山から摩耶山へは、六甲山上バスと六甲摩耶スカイシャトルバスを乗り継いで行きます。
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1泊2日 観光モデルコース
1泊2日の旅行なら、1日目に三宮・元町・中華街など神戸の主要な観光地を巡り、2日目は有馬温泉まで足を延ばしてみるのはいかがでしょう?
【1泊2日モデルコース】
三宮・パン屋(午前)→中華街(午後)→神戸ポートミュージアム(夜)→有馬温泉(2日目)
1日目 午前(三宮)
写真はイメージです。 Photo by Pixta
神戸には昔からパン文化が根付いていて、老特色あるパン屋さんが数多くあります。旅の1日目の朝は、三宮のパン屋さんでブランチを楽しんでみてはいかがでしょう?
三ノ宮駅から徒歩約15分の場所にある「フロインドリーブ 本店」は神戸のパン文化を語るうえで欠かせない名店。創業者のハインリッヒ・フロインドリーブ氏は、日本にドイツパンの技術を広めた人物です。
お店はかつて教会だった建物で、礼拝堂をカフェとして活用しています。10時からオープンしており、サンドイッチなどをいただくことができます。
そのほか、カフェ併設で午前中から営業してる三宮で人気のパン屋さんには「ブーランジェリー コム・シノワ」や「ドンク 本店」がありますよ。
1日目 午後(元町・中華街)
Photo by Pixta
お買い物や街ブラを楽しむなら元町がオススメ!
元町には日本三大中華街のひとつ「南京町」があり、中華レストランや雑貨店、中華食材店などが立ち並んでいます。豚まんや焼き小籠包など、できたてを食べ歩きするのが楽しいですよ!
元町と三宮の間には「旧居留地」と呼ばれる一角があり、レトロモダンな建築が立ち並ぶ街並みは海外のような雰囲気。ハイブランドのブティックやセンスの良いセレクトショップ、ホテルなどが多く集まっていて、歩いているだけでわくわくします。
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1日目 夜(ベイエリア)
átoa Picture courtesy of PR Times
神戸のベイエリアといえば、ポートタワーのあるメリケンパークやハーバーランドが有名ですが、再開発中の新港町エリア(ウォーターフロント)が今一番注目を集めています。
中でもおすすめは、2021年に新たに誕生した複合施設「神戸ポートミュージアム」。
デジタルアートが融合する劇場型アクアリウムの「átoa(アトア)」や、巨大水槽を眺めながら食事ができるフードホールなどが入居しています。「átoa」4階の展望デッキは神戸の夜景が一望できるスポットです!
2日目(有馬温泉)
Photo by Pixta
2日目は、有馬温泉へ。日本でもっとも古い温泉といわれており、日本を代表する温泉地の1つです。
三宮駅から有馬温泉までは、直通のバスが出ています。JRバスなら、約30〜40分で有馬温泉に到着します(780円。全席指定)。
有馬温泉は日帰り温泉が充実しています。もっとも有名なのが「金の湯」です。有馬温泉の源泉は透明ですが、「金の湯」は鉄分を多く含む赤褐色の湯です。
近くには無色透明の湯で肌がつるつるになると評判の日帰り温泉「銀の湯」もあり、それぞれ「金泉」「銀泉」と呼ばれ親しまれています。
温泉街はメインストリートの湯本坂(ゆもとざか)を中心に、おみやげ店や伝統工芸品を販売する雑貨店、カフェなどが並んでいます。
神戸のおすすめホテル
Picture courtesy of Booking.com
神戸には、絶景やグルメを誇るホテルが多くありますが、特に特徴的なのが、「ピーナッツホテル」。スヌーピーをコンセプトにしたデザインホテルで、おいしい朝食もあります。
Picture courtesy of Booking.com
また、利便性がよく、かつリーズナブルで絶景もある、というホテルなら「レムプラス神戸三宮」がおすすめ。筆者も実際に泊まってみて、価格・アクセスの良さ・眺望の良さのバランスに驚きました。
神戸のおすすめのおみやげ
神戸には素敵なおみやげがいっぱいありますが、筆者が「めちゃくちゃ可愛い」と思ったのは、生田神社のお守りや御朱印。自分用のおみやげにもぴったりです。
また、神戸の銘菓として「ゴーフル」が知られていますが、神戸風月堂は、元町の本店限定でやわらかい「ゴーフニャ」を販売しています。神戸ならではのおみやげとして、こちらもおすすめです。
よくある質問
神戸で行くべきところは?
・神戸ポートタワー
・北野異人館」を訪ねる
・南京町(中華街)
・生田神社で恋愛祈願!
・ハーバーランド
・三宮・元町エリア
・旧居留地
・摩耶山
・有馬温泉
・六甲山
神戸を回るならどこがおすすめ?
半日:北野異人館(午後)→メリケンパーク、ハーバーランド(午後~夜)
日帰り:三宮・生田神社(午前)→六甲山(午後)→摩耶山掬星台(夜)
1泊2日:三宮・パン屋(午前)→中華街(午後)→神戸ポートミュージアム(夜)→有馬温泉(2日目)
メリケンパークで何を楽しむことができますか?
メリケンパークやハーバーランドの周辺では、これらの見どころがあります。
・神戸ポートタワー
・BE KOBE モニュメント
・神戸港震災メモリアルパーク
・神戸海洋博物館・カワサキワールド
・神戸煉瓦倉庫
・モザイク大観覧車
・神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール
・AQUARIUM × ART átoa (アトア)
神戸で最大の繁華街は?
神戸の三宮は、オシャレなカフェやレストランなど、多くの店が軒を連ねる神戸の人気繁華街です。
北野異人館で何を見るべきですか?
北野異人館には、以下のスポットをはじめ、多くの見どころがあります。
・風見鶏の館
・萌黄の館
・ラインの館
・イタリア館
・うろこの家・展望ギャラリー
・坂の上の異人館
・香りの家オランダ館
・ウィーン オーストリアの家
・デンマーク館
神戸はレトロで新しい魅力がいっぱい!
神戸はコンパクトな街に海、山、温泉など、さまざまな見どころがぎゅっとつまっています。
2027年頃に向けて三宮は新しいバスターミナルや市役所本庁舎をふくむ複合施設の建設など、再開発が進んでいます。今後、ますます便利ににぎやかになる神戸から目が離せません!
神戸在住。趣味は旅行とアート鑑賞。美味しいもに目がなく、5年間の中国・北京生活で火鍋の美味しさに開眼しました。