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青空に映える赤いランドマーク!高さ108メートルを誇る神戸ポートタワーの魅力
港町・神戸のランドマーク「神戸ポートタワー」。つづみの形と赤い色が印象的な、高さ108mを誇る美しいタワーは、神戸のシンボルとして多くの市民や観光客に愛されて続けています。展望台からは360度のパノラマ風景や神戸の夜景が楽しめます。7040個のLED照明によるタワーのイルミネーションも見所のひとつ。昼も夜も魅力いっぱいのスポットです。
2017年に開港150周年を迎えた港町・神戸。そのシンボルといえば、1963年に開業した港町神戸のランドマークタワー「神戸ポートタワー」です。
大規模リニューアル工事のため2021年9月27日から休館しており、2024年の春ごろにリニューアルオープンが予定されています(2023年1月現在)。
高さ108メートル、青空に映える赤い色が印象的な美しい鉄塔です。
その特徴は、世界初のパイプ構造の観光タワーであること。そして、日本の伝統的打楽器である「鼓(つづみ)」のように中央がくびれた双曲面構造であること。タワーとしては日本初の夜間ライトアップも導入され、建築や照明の分野で数々の賞に輝きました。
タワー内には展望階が備え付けられており、一般の方も上ることができます。今回は展望階の様子と、そこから見える絶景も紹介いたします。
1Fでチケットを購入しエレベーターで展望階へ
展望階は有料です。まず1Fの売り場でチケットを購入しましょう。窓口以外に券売機で買うこともできます。大人(高校生以上)は700円、小・中学生は300円。お得な団体料金や、神戸海洋博物館とのセット券もあります。詳細は神戸ポートタワーのHPで確認してください。
チケットを購入したら、2Fからエレベーターで展望階へ上ります。展望階は5層に分かれており、エレベーターは約50秒で展望4階に到着します。
展望4Fにはおみやげショップもあります。海外の方に一番人気なのは竹しおり(税込330円)や可愛い着物の女の子のキーホルダー(税込650円)だそうです。
展望階の各階には階段で移動します。さっそく最上階の展望5Fへと移動してみましょう。
東西南北360度の大パノラマが楽しめる展望階。窓から北側を望むと、立ち並ぶビルのすぐ向こう側に六甲(ろっこう)の山々が見えます。展望5Fでは、名所や主要な建物が写真パネルや音声で説明されています。
南側からは神戸港、赤い橋が架けられた人工島・ポートアイランド、海上空港である神戸空港、そして遥か彼方には大阪湾の沿岸地域がうっすら見えます。
展望階でのオススメスポット
最上階のオススメは、展望1Fのスカイウォーク。人が近づいてくるとセンサーが反応し、強化ガラス製の床が瞬時に透明になるという仕組み。高いところが苦手な方には、かなりのドキドキスポットです。
多言語対応も充実!
年間来場者は35万人。その5%ほどが訪日のお客様で、中国や韓国からおいでになる方が多いそうです。英語、中国語、韓国語のパンフレットが準備されています。
案内表示の多くは英語で併記され、重要な場所の場合は中国語、韓国語での表記もあり、安心して観光を楽しむことができます。
タワーの夜景を楽しもう!
夜になると、タワーは7040個のLED照明によるイルミネーションで彩られ、美しい姿を見せてくれます。イルミネーションのデザインは、季節ごとに変わり、行事やイベント、キャンペーンに応じて特別バージョンもあります。写真の時期は、ちょうどバレンタインデーが近く、ピンクと赤のハートがスクロールしていました。
もちろん、展望階に上り、日本三大夜景に選ばれた神戸の夜景もお楽しみください。お昼間の様子とは異なる、とてもロマンチックな空間が待っていますよ。
真下からイルミネーションを楽しんだ後は、西側へと少し歩いて、ハーバーランド近くの埠頭からタワーを眺めるのもオススメです。タワーの赤い色と海洋博物館の白い色が海面に映り込み、美しい姿を見せてくれます。
今回神戸ポートタワーのスタッフの方より「神戸のシンボルであるポートタワー。独特の形は、どの場所から見ても印象深く、中はちょっとレトロな雰囲気で内からも外からも楽しめます。ぜひお訪ねください」とのメッセージをいただきました。
美しい貴婦人のようなタワーの姿を、写真だけでなく、心のアルバムに焼き付けて、旅の思い出としてみてはいかがでしょうか?
日本文化、特に絵画や工芸品が好き。福岡、京都、大阪、ベルギー、アメリカを経て現在は神戸在住。座右の銘は「住めば都」。