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福岡丸わかりガイド。お得な行き方、移動手段、観光スポット、モデルルートなどまとめ
グルメファンなら一度は訪れたい福岡には、歴史と新しい文化が生み出すエネルギーが溢れています。そんな福岡までの行き方や福岡の交通事情、エリアガイド、オススメ観光スポット、モデルルートなどをご紹介、福岡観光に欠かせない情報をまとめました。
福岡とは

福岡県福岡市は、日本の西に位置する九州地方最大の都市で、九州の玄関口とも言われています。その歴史は古く、現在も紀元前の遺跡や出土品が発掘されることがあります。7世紀には大陸との交流の拠点ともなり、11世紀の終わりごろには「大唐街(だいとうがい)」とよばれる唐人(※)街が作られ、異国風の建物が立ち並び、多くの外国人商人が行き交う大都市・博多となりました。
その後も港町として栄えた「博多」が現在の「福岡」となったのは、17世紀に福岡城を築城して城下町を「福岡」と呼ぶようになったことに由来します。今日では、那珂川(なかがわ)と博多川より東側、昔の町人街があった地域を博多、昔の城下町があった西側を福岡と呼ぶ人が多いようです。
福岡は韓国、中国、台湾に近く、アジアからのアクセスが便利なほか、東京や大阪から飛行機や新幹線でシンプルなルートで行くことができるのも魅力です。また、全国でも屈指のグルメ街で、中でも海鮮物や博多ラーメンなどが有名です。そして、由緒ある寺社、エネルギッシュなお祭、多くのショッピングエリアなど観光スポットもあります。そんな福岡の魅力をたっぷりご紹介します。
※唐人・・・中国、または朝鮮の人。

目次:
1.福岡市内(博多)へのアクセス方法
2.福岡(博多)の交通事情
3.福岡市内のエリアガイド
4.福岡の観光案内所
5.福岡のオススメ観光スポット
6.福岡(博多)のオススメモデルルート
7.福岡のお祭り・イベント
8.福岡のおみやげ
9.福岡のショッピング
10.福岡のホテル
11.福岡の「食」
12.福岡の気候、服装
13.そのほか旅のお役立ち情報
福岡市内(博多)へのアクセス方法

東京から福岡への行き方
・飛行機
飛行機を使用する場合、羽田空港からはANA、JAL、スカイマーク、スターフライヤーが1日50便以上、成田空港からはANA、JAL、ジェットスター、ピーチが1日12便運行しており、飛行時間は約2時間です。
片道の料金は、ANAとJALの普通運賃でおおよそ41,000円前後、3日前まで購入できる特別割引運賃で26,000円前後ですが、早割を利用すれば9,000円代からとお得です。スカイマークでは早割や特別割引料金で約8,000円から、スターフライヤーでは訪日旅行者向けの「FLY JAPAN」で約9,000円、ピーチやジェットスターでは日時によっておおよそ5,000円からチケットを購入できます。
・電車
電車の場合、新幹線「のぞみ」が博多まで運行しており、所要時間は約5時間。料金は普通席指定で片道約23,000円です。ちなみに、日本全国の鉄道が乗り放題になる訪日向けパスJapan Rail Passでは「のぞみ」に乗車できないので、「ひかり」で新大阪まで行き、博多行きに乗り換える必要があります。新大阪から博多までは、次の「大阪から飛行機、電車を使っての行き方」をご参照ください。
あわせて読みたい:
大阪から福岡への行き方
・飛行機
大阪から福岡へ、飛行機を使用する場合は関西国際空港からANA、JAL、ジェットスター、ピーチが1日6便、大阪国際空港(伊丹空港)からはANA、JAL、IBEXが1日10便運行しており、飛行時間は1時間15分です。片道の料金は、ANAとJALの普通運賃で24,600円前後、3日前まで購入できる特別割引運賃で13,300円前後、早割で9,100円からです。ジェットスターやピーチなどのLCCはおおよそ4,000円から、IBEXは早割を利用すると9,400円からチケットも。
・電車
電車で行く場合は、新大阪から新幹線「みずほ」と「のぞみ」で約2時間30分、「さくら」と「ひかり」で約2時間40分、「こだま」で約5時間です。普通席指定での片道料金は、「みずほ」と「のぞみ」は15,310円、「さくら」「ひかり」「こだま」では15,000円です。なお、ジャパンレールパスでは「みずほ」と「のぞみ」はご利用になれませんので、ご注意ください。
福岡空港へのアジアからの発着便について
福岡空港は羽田空港、成田空港に次いで日本で3番目に利用客数および発着回数の多い空港で、アジアからは中国9都市、韓国3都市、台湾2都市、ベトナム2都市に加え、タイのバンコク、フィリピンのマニラ、シンガポールとの定期便があります。
福岡空港から福岡市内(博多)までの行き方
地下鉄空港線を利用すれば福岡空港から博多駅まで約5分、天神まで約11分でアクセスできます。料金は260円で、そのまま大濠公園(おおほりこうえん)まで行くと300円になります。また、西鉄バスは福岡空港から1時間に平均2本バスを運行しており、博多駅まで約15分で260円、天神まで約30分で310円です。
詳しくは「福岡空港から繁華街「博多」まで行く3つの方法」の記事をご覧ください。
福岡(博多)の交通事情

福岡は地下鉄、JR、バスなどの公共交通機関が充実していますので、目的への移動もしやすいです。
地下鉄
福岡市交通局が空港線、箱崎線、七隈線の3つの路線を運行しています。観光に便利な「福岡市地下鉄1日乗車券」があり、大人620円です。各駅の券売所で購入可能です。
電車
JRが九州の拠点となる博多駅に通っているほか、大宰府観光に便利な西鉄天神大牟田線が、天神の西鉄福岡(天神)駅から出ています。大宰府へ行くには、西鉄電車往復乗車券と梅ヶ枝餅引換券がいっしょになった「大宰府散策きっぷ」がお得で、大人1,000円小人680円です。福岡駅か薬院駅で購入が可能です。
バス
西鉄バスは博多駅エリアと天神エリアを起点に発着しており、博多-天神間を走る「100円循環バス」は観光にも便利です。
また、「福岡市内1日フリー乗車券」が大人900円、福岡市内路線バスと大宰府ライナーバス「旅人」が1日乗り降り自由になる「1日フリー乗車券」が大人1,500円でお得なほか、割引特典もある西鉄電車・バス共通1日フリー乗車券「FUKUOKA 1DAY PASS」が大人2,060円でご利用いただけます。これらのフリー乗車券は駅の券売所やバス内で購入が可能です。
自転車
坂が少ない福岡では、観光にレンタサイクルも人気です。中でも、レンタサイクルを宿泊先や希望の場所まで届けてくれ、返却も希望の場所でできる「ポイチャリ」が便利。レンタル料は1日1,500円、2日2,500円、3日3,500円、その後1日増える毎に1,000円追加のほか、保険料が300円必要です。
同じシステムのレンタサイクル「マイグラントサイクリング」では、普通自転車で6時間1,500円、1日2,000円、配送料が300円からかかります。こちらは公式サイトに英語と韓国語があるのが心強いです。
また、もっと手軽に利用できるのが、「シーサイドバイク」。市内 9ヶ所にある駐輪ポイント間にて自由に貸出・返却できるシステムで、料金は最初の1時間が200円、以降1時間毎に100円、1日最大1,000円となっています。
福岡市内のエリアガイド
①博多駅エリア

博多駅に着くと、まずその駅ビルの大きさに驚くことでしょう。駅に直結している「JR博多シティ」には、博多阪急百貨店、東急ハンズ博多店をはじめ、ファッション、グルメなど200以上のショップがあり、1Fにある「みやげもん市場」には博多みやげが揃っています。
屋上にある「つばめの杜ひろば」は、四季をテーマとする開放的な屋上庭園で、展望テラスからは福岡の街並みや博多湾を一望でき、列車展望スペースでは博多駅に出入りする電車の様子を見ることができます。
また、駅にちなんで旅の安全を祈願した「鉄道神社」があるほか、「つばめ電車」と「くろ電車」が走っていて子ども達に人気です。駅周辺には、昔ながらの路地裏や日本庭園「楽水園」、住吉神社といった観光スポットもあります。
②天神エリア

福岡随一のショッピングエリアで、福岡の老舗デパート「岩田屋」をはじめとした百貨店やショッピングビルなどが立ち並び、多くの飲食店や屋台街が集まっています。ヨーロッパをイメージして作られた天神地下街は、地下とは思わせない演出がなされていてとってもお洒落。150以上のショップがあり、雨の日も濡れずにショッピングが楽しめます。
③中洲エリア

おでんやラーメン、焼き鳥といった福岡名物の屋台街がある中州には、歴史ある神社や下町情緒溢れる街並みが残っています。グルメもショッピングも楽しめる「キャナルシティ博多」に隣接している川端商店街は、博多で最も古い商店街で、博多どんたく、博多祇園山笠、せいもん払い(バーゲンがなかった時代、博多で始まった大売出し)などの発祥地でもあります。
④大濠エリア

ここには日本庭園もある大湊公園があり、園内の美術館には郷土ゆかりの古美術、近現代美術、20世紀美術を展示しています。公園の隣には、江戸時代に建てられた福岡城と、本丸と二の丸の跡にスポーツ施設のある舞鶴公園があります。
⑤シーサイドももちエリア

シーサイドももち海浜公園をはじめ、福岡タワー、福岡市博物館といった観光スポットの集まるエリアです。ビーチにはレストランやマリンスポーツのショップがあるほか、ビーチバレーやビーチサッカーといったビーチスポーツを楽しむことができます。
⑥大宰府エリア

学問の神様である菅原道真(すがわらのみちざね)を祀る太宰府天満宮、苔寺とも呼ばれる光明禅寺、九州国立博物館が集まるエリア。太宰府天満宮の門前町は、大宰府名物の「梅ヶ枝餅」や「鬼瓦最中」などが食べられるグルメスポットにもなっています。
福岡の観光案内所
福岡にはいくつかの観光案内所があります。困ったことがあったり、観光情報をチェックしたいときは立ち寄ってみてください。
・福岡市観光案内所(博多駅総合案内所)
営業時間:8時から21時
住所:福岡市博多区博多駅中央街1-1
対応外国語:英語、中国語、韓国語
・福岡市観光案内所(天神)
営業時間:9時30分から19時
住所:福岡市中央区天神2-1-1 ライオン広場内
対応外国語:英語、中国語、韓国語
・福岡空港国際観光案内所
営業時間:8時から21時
住所:福岡市博多区青木739 福岡空港国際ターミナル1F
対応外国語:英語、中国語、韓国語
・アクロス福岡文化観光情報ひろば
営業時間:10時から18時
住所:福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡2F
・博多港国際ターミナル総合案内所
営業時間:7時30分から18時
住所:福岡市博多区沖浜町14-1
対応外国語:英語、韓国語
・大宰府市観光案内所(大宰府観光協会)
営業時間:9時から17時
住所:大宰府市宰府2-5-1
対応外国語:情報なし
〜福岡のオススメ観光スポット〜
1.大宰府天満宮

「天神さま」と慕われ、学問の神様として崇(あが)められている菅原道真を祀った神社で、919年に建てられました。本殿前にある御神木の「飛梅(とびうめ)」は、菅原道真が京都から大宰府に左遷される折に詠んだ歌が、菅原邸にあった梅の木を大宰府まで飛ばしたという伝説に由来します。また、御神酒も「梅酒」と梅の名所としても知られ、3月には境内に咲き乱れる梅の花が見事です。
また参道では、「梅ヶ枝餅」という餡入りの焼餅を売っており、焼いている様子を見ることができます。
詳しくは「 学業上達・合格を祈願するなら、福岡「太宰府天満宮」へ 」の記事をご覧ください。
住所:福岡県太宰府市宰府4-7-1
公式HP:http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
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2.屋台

福岡名物のひとつが博多屋台です。天神、中洲、長浜というエリアにに200軒を超える屋台があり、夕暮れ時になると灯がともり、あたり一帯が湯気とおいしそうな匂いに包まれます。博多ラーメンや博多一口餃子、もつ鍋といった博多名物料理をはじめ、焼き鳥やおでんなど屋台の定番メニューも味わうことができます。博多っ子になった気分で、お隣の人との会話も楽しんでくださいね。
3.天神

九州一のショッピングエリアですが、ほかにも天神の名前の由来となった「水鏡天満宮」、赤煉瓦と白い花崗岩でできた外壁が印象的なイギリス様式の「福岡市赤煉瓦文化館」、戦後に作られた茶室と日本庭園のある「松風園」といった観光スポットもあります。ショッピングに疲れたら、覗(のぞ)いてみてください。
4.キャナルシティ博多

「都市の劇場」をコンセプトに作られたキャナルシティ博多には、その曲線的で色彩豊かな建物の中にショッピングモール、映画館、劇場、アミューズメント施設、2つのホテル、ショールーム、オフィスなどが入っています。
中央部分を流れる運河(キャナル)では、ダイナミックな噴水ショーがあり、水辺のサンプラザステージでは毎日イベントを開催しています。2016年11月からは噴水と音楽と光と3D映像のコラボレーションを見ることができるそうですので、お楽しみに!
住所:福岡市博多区住吉1-2
公式HP:https://canalcity.co.jp/
5.大濠公園

福岡城を建てた時に、博多湾の入り江の一部を埋めて福岡城の外濠(そとぼり)としたのが、その名の由来です。全国有数の水景公園で、野鳥の森、能楽堂や日本庭園があり、4つの橋で結ばれた中の島と浮見堂のある風景が、都会で疲れた体を癒してくれます。
詳しくは「福岡散策の息抜きに、県民の憩いの場「大濠公園」へ」の記事をご覧ください。
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園
公式HP:http://www.ohorikouen.jp/
6.志賀島

博多湾に浮かぶ志賀島(しかのしま)は、福岡市内から車やバスで手軽に行くことができます。日本の歴史の中でも重要な位置を占めていた島で、歴史ある神社や石碑を見ることができます。
古来大陸との交流拠点となっていた志賀島には、歴史のある神社や石碑があります。また、海水浴、ヨット、ウィンドサーフィンなども楽しめるリゾート地で、東海岸にはダイビングスポットがあります。潮見展望台からは、玄界灘に浮かぶ島々や福岡の街並みを一望できます。
住所:福岡県福岡市東区志賀島
公式HP:http://www.qkamura.or.jp/shikano/
7.のこのしまアイランドパーク

福岡姪浜(めいのはま)の渡船場からフェリーで約10分のところにある、能古島。能古島渡船場からバスで約13分のところにある「のこのしまアイランドパーク」では、春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモス、冬は水仙など、四季折々の花を楽しむことができます。園内にはミニ動物園やアスレチックなどがあるほか、陶芸のろくろや楽焼の絵付け体験ができ、10棟あるコテージでは宿泊もできます。
詳しくは「【絶景】咲き誇る四季の花々!福岡・能古島「のこのしまアイランドパーク」」の記事をご覧ください。
住所:福岡県福岡市西区能古島
公式HP:http://nokonoshima.com/
8.福岡タワー

全長234mもある福岡タワーは、8000枚ものハーフミラーで覆われたその姿から「ミラーセイル」の愛称で親しまれており、地上123mにある5F展望台から眺める福岡の街並みは、絶景です。また夜には、クリスマスなどの季節に合わせたイリュミネーションがタワーに点灯します。1Fには博多銘菓や明太子などを取り揃えたおみやげコーナーもあるので、ぜひご利用ください。
詳しくは「 【絶景】福岡市内を一望できる「福岡タワー」の魅力を紹介! 」の記事をご覧ください。
住所:福岡県福岡市早良区百道浜2-3-26
公式HP:https://www.fukuokatower.co.jp/
9.シーサイドももち海浜公園

福岡タワーの北側に広がる、人工ビーチの公園です。中央にはレストランやマリンスポーツショップのある「マリゾン」があり、ビーチバレーやビーチサッカーといったビーチスポーツが盛んな百道浜(ももちはま)地区と、音楽ライブなどのイベントを行うことができる地行浜(じぎょうはま)地区に分かれています。
住所:福岡県福岡市早良区百道浜2-3−26
公式HP:https://www.fukuokatower.co.jp/
10.博多リバレイン

劇場や美術館といった文化施設と、グルメやショッピング、ホテルなどの商業施設を融合させた博多リバレインは、大人のくつろぎ空間が広がります。「博多座」では歌舞伎やミュージカルが楽しめるだけでなく、博多座オリジナル商品や博多のおみやげを取り扱う売店も充実しています。地下鉄中州川端駅から直結しているので、交通の便がよいのもポイントです。
住所:福岡県福岡市博多区下川端町3−1
公式HP:http://riverain.co.jp/
福岡(博多)のオススメモデルルート

1日目
午前:天神周辺でショッピング
昼:地元の人々に愛される櫛田神社へ
午後:東長寺へ
夜:中洲の屋台を満喫
2日目
午前:大濠公園を散歩
午後:太宰府天満宮へ
夜:人気のとんこつラーメン「一蘭」へ
詳しくは「太宰府天満宮から博多ラーメンまで満喫。福岡を2日で巡る観光モデルルート」の記事をご覧ください。
福岡のお祭り・イベント

博多祇園山笠
毎年7月1日から15日まで開催される、櫛田(くしだ)神社」に奉納される祇園祭です。山笠(やまがさ)と呼ばれる山車(だし)には、のぼりを立てて人形を飾った背の高い「飾り山」と、それよりも小さい「舁(か)き山」があり、それぞれ伝統的なものやその年に流行ったものをモチーフにしたものがあります。
これらを担いで運ぶ人を「舁き手」といい、大人から子どもまで参加します。祭りのクライマックス「追い山」では、担いで駆け回るスピードを競い合います。
櫛田神社について詳しくは「
博多の街の守り神、「櫛田神社」ですべき5つのこと
」の記事をご覧ください。
太宰府天満宮花菖蒲(はなしょうぶ)
太宰府天満宮では、6月になると、東神苑の菖蒲池の約55種30,000本の花菖蒲が咲き乱れます。紫、白、薄紫など色とりどりの花が水面に映る姿が幻想的な中、野外コンサートも開催されるほか、夜にはライトアップもあります。
博多どんたく港まつり
博多どんたく港まつりは、博多駅周辺で行われる、毎年5月3、4日の2日間、老若男女が思い思いの仮装をしてしゃもじを叩いて街を練り歩き、街に作られた舞台や広場で踊りを披露するお祭りです。
1179年に始まった年賀行事「博多松ばやし」に由来するといわれており、現在では三福と稚児(ちご)が福岡のあちこちを訪問して祝う博多松ばやしが、博多どんたくパレードの幕開けを飾るイベントとなっています。また、トラックに電飾などの装飾を施した「花自動車」が市内を巡回しています。パレードや演舞台を存分に楽しめるのが魅力です。
場所:福岡県福岡市
公式HP:http://www.dontaku.fukunet.or.jp/
福岡城さくらまつり
福岡城のある舞鶴公園は、約1,000本の桜が咲き誇る桜の名所で、福岡城さくらまつりは3月下旬から4月初めにかけて開催されます。
桜とお城のコントラストはもちろん、夜にライトアップされた桜が都会に浮かび上がり、お濠の水面にも写る姿が幻想的です。開催中は歴史や桜のガイドツアーがあるほか、さくらまつり蚤の市やさくらグルメ屋台も出て賑わいます。
詳しくは「
大自然と桜の絶景にうっとり。九州地方の桜の名所5選
」の記事をご覧ください。
福岡のおみやげ

福岡はグルメの街だけあって、おいしいおみやげがたくさんあって迷ってしまいます。でも、持って帰る前に賞味期限が切れては、元も子もありません! ここでは、賞味期限が少し長めの食べ物のおみやげ10選をご紹介します。
1.めんべい
博多名物の「明太子」とせんべいのコラボレーション、「めんべい」。辛さがクセになる、パリパリッとした海鮮せんべいで、おやつにもおつまみにも最適です。
2.博多通りもん
クリーミーな餡と風味豊かな薄皮でできた、西洋和菓子。「博多どんたく」でどんたく衣装に身を包み、三味線を弾き、笛や太鼓を鳴らして練り歩いている姿を「通りもん」と言うことから、この名がつきました。
3.博多なかなか
生の明太子を持って帰ることのできない人にオススメなのが、中島商店の「博多なかなか」。明太子を独自の製法でドライ加工したもので、そのままお酒のおつまみとして食べられるだけでなく、お茶漬けの具材、パスタやサラダのトッピングとしても使えます。
4.明太子味のお菓子
福岡のご当地お菓子といえば、明太子味のスナックです。じゃがりこ、プリッツ、日本ではおなじみのおせんべい「柿の種」など、いろいろな種類があり食べ比べてみるのも楽しそうです。
5.名島亭ラーメン
博多とんこつラーメンの本場博多長浜と、ラーメンの聖地久留米で修業の後創業した「名島亭(なじまてい)」の味を忠実に再現した商品で、行列もできる名店の味をご家庭で味わうことができます。
6.二○加煎餅(にわかせんぺい)
古くから博多の郷土芸能として親しまれている「博多仁和加(はかたにわか)」。半面をつけ、博多弁で繰り広げられる笑劇です。その半面の形をしたおせんべいが二○加煎餅。ほんのり甘くサクサクとした歯ざわりが人気商品です。
7.銘菓ひよ子
銘菓ひよ子といえば東京のおみやげと思われがちですが、実は1912年に福岡の吉野堂で生まれた饅頭なのです。三代目店主が東京に進出したことから、東京でもこのひよ子がおみやげとして登場しました。薄皮に黄味餡たっぷりのこのお菓子は、他の商品より賞味期限が15日と短めですのでご注意ください。
8.めんたいマヨネーズ
こちらも、博多名物明太子を使った商品で、パンに塗って焼いたり、サラダに合えたりと、何にでも合うと好評です。
9.うまかっちゃん
福岡っ子に欠かせない、とんこつ味のインスタントラーメン「うまかっちゃん」。博多名産のからし高菜の風味を生かした「博多からし高菜風」と、濃厚なとんこつの旨みが効いた「久留米風とんこつ」も加わって、福岡の味を手軽に楽しめます。
10.筑紫もち
良質の大豆を使った黄な粉をまぶした餅で、お好みで黒蜜をかけて食べることができます。蒸気を餅に練り込んであるので、冷めても硬くならないそうです。小分けしてあり、博多しぼり風の包装もかわいいです。
福岡のショッピング

福岡でショッピングをするなら、やはり天神エリアがよいでしょう。
全国各地に店舗がある老舗デパート「大丸」には免税カウンターがあり、米ドル、イギリスポンド、中国元、韓国ウォン、台湾ドル、香港ドル、シンガポールドル、タイバーツに対応した外貨自動両替機も備え付けています。
1F総合カウンターでは、英語、中国語、韓国語を話せるスタッフがいるのも心強いです。また、ショップの種類が豊富な「キャナルシティ博多」にも、免税カウンター、外貨自動両替機、フリーWiFiのサービスがあるほか、パスポートご提示サービスというのがあり、パスポートを見せると10%割引などの様々な特典やサービスが受けられます。
「福岡PARCO」は、地下鉄空港線の天神駅に直結しているのでアクセスが良く、免税を扱っているショップ、WiFiサービスがあります。若者向けのショップが多い「天神コア」でも、対象店舗では免税サービスがあります。
JR博多駅の中にある「博多 阪急」なら何でも揃うので、時間がない方や移動をあまりしたくない方におすすめです。こちらも免税サービス、外国人専用カウンター、外貨両替サービス、無料WiFiがあります。最後に、地下鉄天神駅に直結している「天神地下街」では、一部の店舗で免税サービスが受けられるほか、フリーWiFiもあり、海外からでも安心してショッピングを楽しんでいただけます。
ショッピングスポットについて詳しくは「福岡で買い物をするなら! 博多のショッピングスポット6選」の記事をご覧ください。
福岡のホテル

福岡は九州最大の都市だけあって、宿泊施設も充実しています。福岡では高級ホテルが人気で、5つ星の「ホテルオークラ福岡」や4つ星の「ホテル日航福岡」、博多駅に近い「ウィズ ザ スタイル福岡」が高い評価を得ています。
3つ星ホテルでも高級感漂う「リッチモンドホテル福岡天神」や「博多東急REIホテル」、「西鉄ホテル クルーム博多」では、9,000円から15,000円でご利用いただけます。
3つ星でも10,000円以下でご利用になれるホテルでは、天神にある「ホテルアセント福岡」や「博多グリーンホテル天神」、大濠公園のそばにある「ホテルサンライン福岡大濠」がオススメです。
もっとリーズナブルな滞在をご希望でしたら、「Fukuoka Hana Hostel –福岡花宿-」や「& AND HOSTEL」といったゲストハウスが、櫛田神社のそばにあります。また、旅館をお探しなら、地下鉄空港線祇園駅から徒歩2分のところにある「和風旅館 鹿島本館」がオススメです。詳しくは「 博多で旅館に泊まるなら、訪日客に大人気の「和風旅館鹿島本館」へ 」の記事をご覧ください。
街中に忽然(こつぜん)とあらわれる、19世紀初期の寺院建築様式のその建物は、国有形文化財にも指定されており、中には庭園もあります。クラスは2つ星ですが、料金もお一人4,000円からご利用になれるほか、キャナルシティまで徒歩10分と観光にも便利です。
福岡の「食」

福岡には「明太子」や「博多ラーメン」といった名物の食べ物があり、グルメにはたまらない観光地です。「明太子」は、スケトウダラの卵を唐辛子に漬け込んだ韓国の「辛子明太子」を、日本人の味覚に合うように開発されたもので、そのまま、もしくは軽く焼いて食べます。
「博多ラーメン」といえば、とんこつラーメンのことを指し、乳白色をしたとんこつスープと細麺が特徴のラーメンです。福岡では麺の固さを注文できるほか、食べている間に麺がのびることから、少量の麺で提供して麺を追加していく「替え玉」というシステムがあります。
詳しくは「 "ばりかた"?"替え玉"?知っておきたい「博多ラーメン」の知識 」の記事をご覧ください。
福岡の気候、服装
福岡は九州地方にあるので、夏は30℃を超える真夏日が続きます。35℃以上の日も多いので、熱中症にならないように注意しましょう。また、冬でも暖かいと思う人も多いのですが、冬は雪が降ることもあるほど寒い日もあるので、冬の防寒対策はしっかりして訪れるようにしましょう。春には黄砂が舞う日もあるので、マスクが欠かせません。また、一年を通じて風の強い日が多いので、特に百道あたりに行く時は、風の対策もお忘れなく。
そのほか旅のお役立ち情報
日本旅行でかかる食費は1日いくら? 事前に予算を立ててみよう。
外貨と日本円を両替したいときは、銀行の外貨両替サービスやセブンイレブンのATMを利用してみましょう。
手持ちの現金がなくなったときは、「PLUS」マークのあるATMを探してみましょう。簡単に海外キャッシングサービスを利用することができます。
ホテルに宿泊する際、日本語が使えると便利です。簡単なフレーズを紹介。
日本には、外国人観光客向けの便利なWi-Fiサービス「Japan Connected-free Wi-Fi」があります。事前にアプリをダンロードしておきましょう。