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日本を訪れようとお考えの皆さん。交通費が高額になるのが心配で、1地域にだけにしか行かない予定を立てていませんか? Japan Rail Passを使えば安く日本中を旅することができます。今回は、Japan Rail Passの購入方法、使い方などを詳しく紹介します。
「日本旅行を計画しているけれど、交通費が心配」という方にオススメなのが、 Japan Rail Pass です。訪日観光客向けのお得な周遊パスで、毎回切符を買う手間が省けるうえ、交通費を節約できます。
この記事では、Japan Rail Passの購入方法や使い方を紹介します。パスを使えば、東京だけでなく大阪や京都など日本全国へ行けますよ!
Japan Rail PassとはJRグループ6社(北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州)が共同で提供する特別企画乗車券です。持っていると「日本全国の鉄道・路線バス(JR社が運行する物に限る)が乗り放題」となる、優れものです。
Japan Rail Passの利用をオススメしたいのは、東京や大阪、京都、そのほかの地方都市など複数の街を訪れる訪日観光客の方。また、新幹線や在来線などの公共交通機関を使い日本各地を移動する方も、Japan Rail Passの利用で交通費を節約することができます。
日本の公共交通機関は、全国を網の目のように走っています。便利なので、在来線や新幹線の利用はオススメですよ!
以下の2パターンのいずれかに該当する方がJapan Rail Passを利用できます。
1.外国から「短期滞在」の入国資格により観光目的で日本を訪れる訪日観光客。
2.海外在住の日本人で、日本国の旅券及び「在留期間が連続して10年以上であることを確認できる書類で、在外公館で取得したもの等」を有する方 。
Japan Rail Passを持っていれば、JRグループ6社の路線だけでなく、JRグループの運営するバスやフェリーも利用できます。
JRグループの路線は日本最大級。上の図のように、北は北海道から南は九州までをカバーしており、東京や大阪、京都、広島など、日本の大都市のほとんどに行くことができます。
適用範囲について詳しくはJRの公式HPをご覧ください。
期間 | 7日間 | 14日間 | 21日間 |
普通料金 | 29,650円(14,820円) | 47,250円(23,620円) | 60,450円(30,220円) |
グリーン車料金 | 39,600円(19,800円) | 64,120円(32,060円) | 83,390円(41,690円) |
カッコ内は、6〜11歳の子ども料金です。2020年3月現在の価格です。変更になる場合もあります。
Japan Rail Passの利用期間は、7日間、14日間、21日間の3種類。それぞれ、普通車かグリーン車かを選択できます。
グリーン車の場合、新幹線や在来線のグリーン席が利用できます。グリーン席とは電車の一等客席のようなもので、フットレストや電源のある広々とした座席が特徴です。電車内でゆったりと快適に過ごしたい方や、仕事をしたい方に向いています。
Japan Rail Passを購入するかどうかで迷っている方もいるでしょう。前述のとおり、日本でいくつかの都市を見て回るときにJapan Rail Passはオススメ。Japan Rail Passを使って実際に節約できる料金がこちらです。
たとえば東京から京都、そして広島へ行き、その後広島から東京へ戻るとします。乗車するのは新幹線「ひかり」または「こだま」です(東海道新幹線には「ひかり」、「こだま」、「のぞみ」の3種類あります。Japan Rail Passではもっとも早い「のぞみ」には乗車できない点に気をつけましょう)。
通常料金は以下のようになります。
東京から京都: 14,050円
京都から広島: 11,500円
広島から東京: 19,110円
合計: 44,660円 (※2020年3月時点の料金です)
7日間(普通車)のパスは29,650円なので、新幹線の移動だけでも15,010円も節約できることになります。京都や広島周辺でJRの在来線やJRバスを使うと、節約できるお金はもっと多くなるでしょう。
通常Japan Rail Passは日本に来る前に、Japan Rail Passの指定販売店もしくはJRと提携している旅行代理店で購入しなければならない点に注意しましょう。
しかし、2021年の3月31日まで成田空港の第一、第二、第三ターミナルの「JR EAST Travel Service Center」のほか、東京駅、新宿駅、大阪駅など、日本の主要な駅や空港でも購入できます。購入場所について詳しくはJRの公式HPをご覧ください。
日本国内で購入すると、通常よりも少しだけ高くなります。たとえば、7日間(普通席)の料金は33,610円です。料金について詳しくはJRの公式HPをご覧ください。
来日前に予約してJapan Rail Passを日本で引き換える、通常の購入方法を紹介します。
日本でJapan Rail Passを使うためには、訪日前に引換証を購入し、訪日後にパスと引き換える必要があります。引換証は日本の大手旅行代理店(JTB、近鉄日本ツーリスト、日本旅行、東武トップツアーズ)や、その提携先の海外の代理店で購入できます。
日本に来る際JALやANAを利用する方は、これらの航空会社を通しても予約可能です。また、2020年6月1日からはJapan Rail Passの専用予約サイト「JAPAN RAIL PASS Reservation」からも予約ができるようになります。
そのほか、オンライン予約サイトのKlookからも購入できますよ!
Klook のチケット購入は以下から:
Japan Rail Pass(7、14、21日間)を購入する
日本に到着したら、引換証をもって日本の主要な空港や駅にある「JR Travel Service Center」へ向かいます。窓口ではパスポートの提示を求められるため、こちらも手元に持っておくようにしましょう。
引換証と交換して、ようやく実際のJapan Rail Passを手に入れることができます。
JR Travel Service Centerの位置について詳しくはJRの公式HPをご覧ください。
ひとたびJapan Rail Passを手にしたら、新幹線や在来線のほか、広島の宮島に向かうフェリーなど、HPの適用範囲に記載されている公共共通機関に気兼ねなく乗車できます。しかし乗車時には、いくつかの注意点もあります。
Japan Rail Passを最初に使うときは、駅で係員のいる改札口を通ってください。Japan Rail Passとパスポートを見せると、係員がパスに日付を書いてくれます。この利用開始時点からJapan Rail Passは使用可能になります。係員のいる改札口は通常、改札の端にあります。
最初に日付を書いてもらったとき以外でも、JRの駅では係員のいる改札口を使って入場するようにしてください。改札口を通るときは、有効期間がわかるようにパスを係員に見せましょう。パスポートの携帯も忘れずに。自動改札は通ることができません。
Japan Rail Passが利用できない路線もあります。電車に乗るときは、使える路線かどうか事前に確認しましょう。
Japan Rail Passが利用できるのは、前述のとおりJRの路線のみ。東京メトロや東武鉄道などのJR以外の路線やバスの利用では、別途料金が発生します。
また、新幹線の「のぞみ」や「みずほ」は対象外のため、これらの乗車にも別途料金が必要です。JRの運営する高速バスも対象外となっています。
新幹線の席には、指定席と自由席の2種類があります。自由席の場合、座席に座ることができずに立っていなければならないこともあります。これは、平日のラッシュや休日、祝日で新幹線が混んでいるときに起きがちです。
日本の代表的な祝日として、ゴールデンウィークやお盆が挙げられます。
ゴールデンウィーク(4月27日〜5月6日前後):快適な季節の大型連休で、旅行者で混雑します。
お盆(8月10日〜19日前後):帰省客で混雑します。
年末年始(12月28日〜1月6日前後):帰省や休暇旅行に出かける方でとくに混雑します。
快適に過ごしたいなら、指定席の予約がオススメです。
Japan Rail Passなら、指定席も追加料金なしで利用できます。事前予約が必要なので「みどりの窓口」で出発前か、可能であれば出発の1日前までに予約してください。
専用サイト「JAPAN RAIL PASS Reservation」でパスを購入した方は、専用サイト上で指定席の予約ができます。
早めに予約すれば、出発直前に慌てたり席が売り切れたりすることを防げます。みどりの窓口は主要なJRの駅にあり、言語対応も充実しています。
Japan Rail Passを使えば、交通費が大幅に削減できます。とくに、「初めての日本旅行で、いろいろな場所をまわりたい!」という方にぴったりです。事前予約忘れずに、また利用上の注意点をチェックして、快適な旅を楽しんでください。
Main image by Pixta
元記事執筆:OnoYasuhiro
本記事は、2014年11月18日に公開された記事をリライトしたものです。