旅の準備はじめよう
訪日旅行者は要チェック! 関西で使えるお得なJRフリーパスまとめ
日本の関西地方を観光する予定の旅行者にぜひオススメしたい、訪日観光客向けに作られた「JR-WEST RAIL PASS」。5種類あるこのパスについて、詳しく紹介します。
歴史的な町並みや多くの寺社仏閣が残る京都・奈良、独特のグルメが楽しめる大阪など、いくつもの観光地が集まる関西地方。ツーリストにとってはどこも魅力的でいろいろ見てまわりたいものですが、それだけに、交通費が気になります。
そこで今回は、訪日旅行者向けに作られた、関西エリアや西日本をまわるのにお得な切符「JR-WEST RAIL PASS」を紹介します。チケットを購入すれば、一定期間内に定められた区間の電車・新幹線に乗り放題になるという優れもの。期間と区間により、数種類のチケットが存在します。
ちなみに、チケットは日本国外からでもJR西日本のホームページで事前に申し込みをすることができます。
※受け取りは日本で行います。
※日本人は購入することができません。
1週間かけて九州まで行きたい方へ「山陽・山陰エリアパス」
中・長期滞在で西日本をまわりたい人にオススメなのがこちら。
使えるエリア
関西主要エリア(京都、大阪、奈良、神戸)、中国地方全域及び、四国の香川県高松市まで、このパス1つで旅することができます。
使える交通機関は、新大阪駅から博多駅まで連れて行ってくれる山陽新幹線、関西空港駅から京都駅まで走っている特急「はるか」、兵庫県の姫路を通過し鳥取県まで運行している特急「スーパーはくと」など、とても充実しています。
さらには、広島県厳島神社の海の上に立つ鳥居を間近で見ることのできる、「宮島フェリー」に乗車することも。しかも、乗車回数に制限はありません。
使える乗り物
山陽新幹線(新大阪~博多間)及びエリア内(智頭急行線を含む)の特急列車の指定席、快速・普通列車の自由席、JR 西日本宮島フェリーが乗り放題。 ※東海道新幹線(新大阪~京都間)は使えません。※九州島内の在来線(博多~下関間)は使えません。
価格と利用可能期間、注意点
価格は1枚19,000円(日本国内購入20,000)で、利用期間は1週間です。
一点注意していただきたいのが、新大阪〜京都間を走る東海道新幹線には乗ることができないということ。また、博多より南の九州地方を走る列車もフリーパスの適用範囲外です。とはいえ、1週間ほぼすべての交通機関が乗り放題で、19,000円は破格です。
関連記事:
海に浮かぶ大鳥居、広島「厳島神社」と宮島を散策
【香川】大きなたらいにてんこもりのうどん!讃岐うどんの老舗「ざいごうどん本家 わら家」
西日本エリアを気軽に満喫したいなら「関西・広島エリアパス」
関西地方より少し足を伸ばしたい、という人にオススメのパス。
使えるエリア
中国地方は広島県と岡山県、四国地方は香川県高松市までがフリーパスの適用範囲です。一方で山陽・山陰エリアパスに比べ、関西エリアの移動可能範囲が広がっています。具体的には、兵庫県と和歌山県全域まで行くことができます。関西圏及び、中国地方を中心に観光したい場合は、こちらのフリーパスの利用をオススメします。
使える乗り物
山陽新幹線(のぞみ・みずほ含む新大阪~広島間)と、エリア内の特急・快速・普通列車の自由席、JR西日本宮島フェリーが乗り放題です。
価格と利用可能期間、注意点
値段は、5日間の利用期間で、13,000円。交通費が全てこの1枚のチケットでまかなえると考えるとかなりお得です。
中国地方の山口県、島根県、鳥取県や、四国地方の高松市以外には行けませんので、注意が必要です。
関連記事:
平和と文化の街、広島市でするべき5つのこと
【映像】外国人の目に映った岡山とは?岡大留学生が巡る、クラフトマンシップの街
関西エリアを全力で楽しみたい方には「関西ワイドエリアパス」
関西エリア限定で旅行するなら、このパスの購入しない手はないでしょう。
使えるエリア
関西空港から、 大阪、京都、兵庫、奈良、岡山、高松、和歌山、滋賀などの都市の山陽新幹線及び、同エリア内の特急、快速、普通列車の自由席が乗り放題です。関西・広島エリアパスと比較すると、宮島行きのフェリーが交通手段内に含まれていない点くらいしか見劣りしません。
使える乗り物
山陽新幹線(新大阪~岡山間)及びエリア内の特急・快速・普通列車の自由席が乗り放題。
価格と利用可能期間、注意点
利用期間は5日間ですが、パスで行ける範囲が広すぎて、正直5日間では足りないくらいです。値段は8,500円と1万円を切ります。
柔軟に追加購入ができる「関西エリアパス」
使えるエリア
大阪、京都、神戸、奈良、広島の姫路までが有効範囲です。
使える乗り物
関西空港駅から京都駅まで走っている特急「はるか」及び、普通列車に乗り放題。
価格と利用可能期間、注意点
このパスの特徴は使用期間が、1日~4日までの間で選ぶことができる点です。例えば、前途した5日間有効の関西ワイドエリアパスでは回りきれなかった場合に、2日間分だけ、関西エリアパスを購入するとよいでしょう。
運賃は1日間の利用で2,200円、2日間で4,300円、3日間で5,300円、4日間6,300円です。
パス運賃まとめ
11歳以下の子供に関しては、料金が半額になります。
日本国外購入 | 日本国内購入 | |
山陽・山陰エリアパス(7日間) | 19,000 | 20,000 |
関西・広島エリアパス(5日間) | 13,000 | 14,000 |
広島・山口エリアパス(5日間) | 11,000 | 12,000 |
関西ワイドエリアパス(5日間) | 8,500 | 9,000 |
関西エリアパス(1日間) | 2,200 | 2,300 |
関西エリアパス(2日間) | 4,300 | 4,500 |
関西エリアパス(3日間) | 5,300 | 5,500 |
関西エリアパス(4日間) | 6,300 | 6,500 |
関西を中心に移動する場合、上記のフリーパスをうまく活用することで、費用を抑えつつ様々な観光スポットを巡ることができます。ぜひ活用してみてください。
あわせて読みたい:
大阪特集
神戸特集
東京から関西や九州までひとっ飛び! 東海道・山陽新幹線運賃&お得チケットまとめ
目的地は京都駅?市内中心部?大阪から京都へのアクセス紹介
I'm a writer on MATCHA. I'm interested in fashion,music,magazines,books,travel and people. Nice to meet you!