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九州で行きたいお花見スポット10選!自然と桜の絶景にうっとりしよう
春に日本に来るのなら、桜を見るべき!九州地方7県で見られる桜の絶景スポットをご紹介します。人気観光地から上級者向け穴場スポットまで。九州だからこそ楽しめるお花見スポットを、ぜひその目で確認してください。
九州地方でお花見しよう
日本の南西部にある九州地方。温暖な気候と豊かな自然を持つ地域として知られており、桜の季節にも地域によってさまざまな景色を見せてくれます。
関東地方では見られないような桜の絶景には思わず見とれてしまうことでしょう。今回は、九州地方のとっておきの桜の景色10選を紹介します。
九州地方の桜の開花日、満開日
九州地方での、例年の桜の開花日は以下の通りです。
例年の開花日 | 例年の満開日 | |
福岡 | 3月23日 | 4月1日 |
熊本 | 3月23日 | 4月1日 |
鹿児島 | 3月26日 | 4月4日 |
長崎 | 3月24日 | 4月3日 |
佐賀 | 3月24日 | 4月3日 |
大分 | 3月24日 | 4月3日 |
宮崎 | 3月24日 | 4月2日 |
目次:
1.ライトアップが美しい「舞鶴公園」(福岡)
2.迫力のある「熊本城」(熊本)
3.雄大な景色が楽しめる「仙巌園」(鹿児島)
4.バラのような珍しい桜が見られる「大村公園」(長崎)
5.幻想的な景色が広がる「御船山楽園」(佐賀)
6.谷底に広がる桜の海「一心寺」(大分)
7.遺跡とともに見る桜「西都原古墳群」(宮崎)
8.「SL人吉」の車窓から見る絶景桜(熊本)
9.菜の花に囲まれた巨大桜「一心行の大桜」(熊本)
10.2キロ続く桜のトンネル「垂水公園」(宮崎)
1.ライトアップが美しい「舞鶴公園」(福岡)
Photo by Pixta
福岡県の桜の名所のひとつが、「舞鶴公園」。福岡城跡を中心とした公園です。桜のほか、四季ごとにさまざまな花や植物が楽しめます。
400年の歴史をもつ福岡城ですが、現在は人々の憩いの場として親しまれています。春には、城の石垣に咲いた桜を愛でる「福岡城さくらまつり」も開催。
期間中はライトアップや屋台の出店をはじめ、さまざまなイベントが行われ、にぎやかな雰囲気に包まれます。
2024年の「福岡城さくらまつり」開催情報については、公式HPをご覧ください。
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2.迫力のある「熊本城」(熊本)
Photo by Pixta
阿蘇山など、雄大な自然に囲まれた熊本県。そのシンボルである「熊本城」は、約400年前に建てられた城。築城されてから現在まで、なんども重要な歴史の舞台となりました。
広い敷地の中に堂々とそびえ立つ熊本城だけでも迫力がありますが、春には敷地内に桜の花が咲き誇り、モノトーンの城にピンクが美しく映えます。
※熊本城は2016年の熊本地震で大きな被害を受けましたが、2024年現在、見学を再開しています。公式HPで最新情報をご確認ください。
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3.雄大な景色が楽しめる「仙巌園」(鹿児島)
Picture courtesy of 名勝 仙巌園
鹿児島県のシンボルは、桜島という活火山です。「桜」という名前がつきますが、桜で有名というわけではありません(古代の大噴火の際、桜島周辺の海面に桜の花びらが浮かんだからなど諸説あり)。
鹿児島で桜を見るなら、「仙巌園(せんがんえん)」がオススメ! かつてこのエリアを統治していた大名・島津家の別邸があった場所です。50,000平方メートルという広大な敷地の中に美しい自然が広がり、庭園からは桜島の雄姿が望めます。
園内にはレストランやおみやげショップも。隣接する工場では、鹿児島の伝統的なガラス工芸品「薩摩切子」の制作過程を見学することもできます。
4.バラのような珍しい桜が見られる「大村公園」(長崎)
Photo by Pixta
長崎県の桜の名所のひとつが「大村公園」。国指定の天然記念物オオムラザクラをはじめ、21品種、約2,000本もの桜が公園一帯をピンク色に染めます。
オオムラザクラの特徴は、花が2段咲きで花びらの枚数とガク片が多い点。
ガク片が普通のサクラが5枚なのに対して10枚あり、花びらは少なくとも60枚、多いものでも200枚もあるそう。バラを思わせる華やかさが魅力で、日本人でもなかなか見る機会のない珍しい桜です。
大村公園にはそんなオオムラザクラが約300本も植えられており、優雅な花々を眺めることができます。
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5.幻想的な景色が広がる「御船山楽園」(佐賀)
Photo by Pixta
佐賀県にある「御船山楽園(みふねやまらくえん)」は、艶やかな自然の美しさを楽しめる、広さ50ヘクタールほどの巨大な庭園です。
春は2,000本の桜、20万本ものつつじが咲き、まるで絵画のような色とりどりの幻想的な景色を見せてくれます。
「花まつり」と題し、3月下旬から4月中旬までは桜、4月中旬から5月上旬まではつつじ、藤、春もみじ(初夏に見ることができる青々としたもみじ)のライトアップが行われます。
園内にはレストランや茶屋があるので、1日中でも居られるほど。ちなみに敷地内には宿泊施設の竹林亭があり、庭園の中でひと晩過ごすこともできます。
竹林亭には、畳の部屋で庭の景色を眺めながらお酒を飲める「茶屋バー」が併設されており、そちらもオススメです。
2024年の「花まつり」開催情報については、公式HPをご覧ください。
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6.谷底に広がる桜の海「一心寺」(大分)
Picture courtesy of 一心寺
ここからは上級者編。やや行きづらい場所にありますが、苦労して行く価値のある、素晴らしい桜が見られます。
大分県の「一心寺」は山に囲まれた谷間にあり、一面に広がる桜は「桜の雲海」とも評されるほどの美しさ。まさにこの世の楽園です。桜の季節には屋台なども並び、大勢の花見客で賑わいます。
7.遺跡とともに見る桜「西都原古墳群」(宮崎)
Photo by Pixta
宮崎県のほぼ中央部に位置する西都市(さいとし)は、宮崎県内有数の農産地であり、さらに古代から中世にかけての歴史的遺産がたくさん残った歴史の町でもあります。
そんな西都市のもうひとつの魅力が花。市内にある特別史跡公園「西都原古墳群」では、春は菜の花、秋はコスモスが鮮やかに咲き誇ります。
もちろん、桜も忘れてはいけません。古墳群内にある御陵墓前(ごりょうはかまえ)というスポットを中心に、桜2,000本、菜の花30万本が花を咲かせます。
3月下旬~4月上旬に開催される「西都原花まつり」期間中の夜には、ライトアップされた夜桜も楽しめます。
2024年の「西都原花まつり」開催情報については、公式HPをご覧ください。
8.「SL人吉」の車窓から見る絶景桜(熊本)
Picture courtesy of 人吉市
今ではほとんど使われなくなったSL(蒸気機関車)に乗りながら桜を見てみませんか?
熊本駅から鳥栖駅まで約2時間半、SLの鼓動を感じながら川沿いに広がる美しい自然と桜を楽しむことができます。車内では駅弁や、焼酎の入ったアイスも販売されています。
全席指定席なので予約して行くのがベター。料金は熊本~人吉間の片道が大人3,360円、子ども1,680円です。予約は電話か、全国のJRの「みどりの窓口」のチケットカウンターで「人吉SLの予約をしたい」と伝えてみてください。
予約は1ヶ月前からできます。本数が少ないので、帰りの切符も買っておきましょう。
運行日が限られているためスケジュールをSL人吉のHPで確認してください。
SL人吉
乗り場:JR熊本駅から乗車します。終点の鳥栖駅までの所要時間は約2時間半。
電話予約:050-3786-3489(JR九州電話予約センター)
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9.菜の花に囲まれた巨大桜「一心行の大桜」(熊本)
Picture courtesy of 南阿蘇村
菜の花に囲まれて一本の巨大な桜が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませます。推定樹齢は約400年。鳥が羽を広げたような独特の形は、落雷や台風の影響で枝が折れ、大きく広がったためです。
10.2キロ続く桜のトンネル「垂水公園」(宮崎)
Picture courtesy of 宮崎市北地域センター
「垂水公園(たるみずこうえん)」では、約3,500本の桜が植えられています。約2キロメートル続く桜並木は「チェリーロード」と呼ばれ、多くの方の目を楽しませています。
毎年3月下旬~4月上旬にはお祭りが開かれ、22:00までライトアップされます。近くを通る公共交通機関がないため、宮崎駅などから車を使う必要があります。
2024年の垂水公園のお祭り開催情報については、公式HPをご覧ください。
九州で桜を見るのならレンタカーがオススメ
今回紹介した九州のお花見スポットのなかには、車でしか行くことができない場所も含まれています。またスポットによっては、公共交通機関があっても、不便なこともあります。
そのため、九州で桜を見るなら、レンタカーでの移動がよいでしょう。
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まとめ
「九州」と一口に言っても、じつは非常に広いです。たとえば、この記事で紹介した場所を1日で回ることは不可能です。場所によっては交通手段が限られているので、実際に行かれる場合はスケジュールを立てて行くのがよいでしょう。
でも、足を運んで見に行く価値のある場所ばかり。日本への旅行を計画中という人は、お花見目的で九州への計画を立ててみるのもオススメです。
※本記事は2016年2月17日に公開した記事を2024年版にリライトしたものです。