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城下町でお花見を楽しもう。金沢の桜スポットまとめ
石川県金沢市は日本三大名園や城下町などで知られる観光地です。そんな金沢で趣ある景色とともに楽しみたいのが桜。この記事では金沢の花見スポットを紹介しています。
金沢のお花見シーズン
石川県金沢市は、日本三名園のひとつである兼六園や城下町などで知られる観光地。江戸時代の情緒が残る街並みが魅力で、春には城や城下町と桜の風景を同時に楽しめます。
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金沢の桜の開花日、満開日
金沢の例年の桜の開花日、満開日は以下の通りです。例年の桜の見ごろは4月上旬から中旬。3月下旬から4月上旬が見ごろの東京に比べると、金沢は桜の開花がやや遅くなります。
例年の開花日 | 4月4日 |
例年の満開日 | 4月10日 |
本記事では、金沢のお花見スポットを4カ所紹介します!
1.兼六園
「お花見にオススメ!石川、富山、福井 北陸3県の絶景桜5選」より
広大な敷地を持つ兼六園(けんろくえん)。岡山県岡山市の後楽園、茨城県水戸市にある偕楽園(かいらくえん)とともに日本三大庭園のひとつに数えられる名園です。
兼六園は石川県でも随一の人気を誇るお花見スポットで、春になると20種類420本もの桜が咲きます。最大の見所は菊桜。形も特徴的ですが、ワンシーズンで色がどんどん変わっていく、珍しい品種です。
兼六園の菊桜
4月上旬頃の観桜(かんおう)期間中は、金沢城・兼六園のライトアップ、そして兼六園の無料開園が行われます。ライトアップの期間は年によって変わるのでご注意ください。
兼六園ではレジャーシートを敷いて宴会をするスペースはないのでご注意ください。ゆっくり園内の散策を楽しみましょう。
兼六園周辺のおすすめホテル
2.金沢城
日本の城の象徴といえば、高くそびえる天守閣(※1)ですが、金沢城は天守閣がない城として知られています。隣にある兼六園と並ぶ石川県を代表する観光名所で、自然だけでなく金沢の歴史や文化に触れることができます。
金沢城は石川門、金沢城公園など、同じスポットでも場所によってさまざまな楽しみ方ができます。
※1:天守閣……城の中心部に設けられた櫓(やぐら)。戦時に司令塔、弓・鉄砲使用のための足場としての役割があった。
城内には400本もの桜が咲き、兼六園同様、4月上旬〜中旬には桜がライトアップされるので、昼とは異なる美しい桜を見ることができるでしょう。
※ライトアップの期間は年によって変わるのでご注意ください。
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3.犀川河川敷
豪快な流れから「男川」と呼ばれる犀川(さいがわ)は、金沢駅から徒歩約30分にある川。春の犀川の河川敷には桜並木ができ、お花見に最適なスポットです。開花中、犀川大橋付近の桜がライトアップされる時間もあります。
また、国の登録有形文化財である犀川大橋も見ものです。
4.奥卯辰山健民公園
Picture courtesy of 奥卯辰山健民公園
奥卯辰山健民(おくうたつやまけんみん)公園は、バーベキューやパークゴルフ、バラ園など大自然を満喫できる広大な公園です。春の桜の時期には、大池にかかる桜に注目してください。水面に桜が反射され、辺り一面がピンク色に染まります!
大池だけでなく、八重桜やソメイヨシノなどの桜が咲き誇るので、そちらも要チェックです。
お花見をするときの服装、お花見の時期の金沢の気温
金沢の例年の桜の見ごろは4月上旬〜中旬。4月の金沢の平均気温は、12.5℃(※2)ですので、お花見をするならジャケットやセーターが必要です。
また夜はさらに冷えるため、夜桜を楽しみたい人はコートも用意しておくとよいでしょう。
※2:気象庁HPより
お花見マナー
満開の桜と同時にやって来るお花見シーズン。一気に咲き乱れ、すぐに散ってしまう美しくも儚い桜を見ようと、多くの人がお花見スポットに足を運びます。
そこで大切になってくるのが、お花見をする上でのマナー。楽しく、気持ちのよいお花見ができるように、今回はお花見をする上での基本的なマナーについていくつかご紹介します。
1.ゴミは持ち帰り、お花見スペースをきれいに利用しよう
お花見を楽しむ上で欠かすことができないのが、持参した弁当や菓子、そしてお酒などの飲食物です。持参したゴミは、基本的に持ち帰るようにしましょう。
2.大声で騒いだらダメ!
桜を眺めながらのおしゃべりも、お花見の醍醐味。「静かにしなければいけない」というルールはありませんが、周りの人に迷惑になるような行為をしてはいけません。
騒音問題を引き起こす原因のひとつは「お酒」です。気分よくお酒を飲みすぎて酔っ払ってしまい、大騒ぎをしている花見客の団体を見かけることがありますが、周りの人の迷惑になっていることを忘れてはいけません。周囲への気配りを忘れない気持ちを持ちましょう。
3.場所取りは必要な範囲だけ確保しよう
「お花見する人必見!「場所取り」のやり方&マナー」より
お花見をするにあたって、欠かせないのは「場所取り」です。欲張って必要以上の場所を取ってしまうと、ほかの人がお花見を楽しめなくなってしまいます。必要人数分のスペースを確保するようにしましょう。譲り合いの気持ちを持つことをお忘れなく。
4.桜の木に触れることは厳禁!
むやみに花びらをちぎったり、気によじ登って枝を切ったりしてはいけません。お花見スペースの多くの場所には桜の周りに囲いが張ってあって、その中には入ることは禁止されています。
お互いを思いやり、マナーを守って楽しい花見にしましょう。
※本記事は2016年7月13日に公開した記事を2020年版にリライトしました。
元記事執筆:Sawada Tomomi