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【長野県】スノーモンキーに会える! レトロな渋温泉〜アクセスと日帰り温泉、旅館情報など〜
渋温泉(しぶおんせん)は、長野県下高井郡山ノ内町にある温泉。木造の旅館が並ぶ温泉街は雰囲気たっぷり。周囲には、温泉に入るサルで有名な「地獄谷野猿公苑」のような観光スポットも。渋温泉へのアクセス、温泉の効能や楽しみ方とオススメの日帰り温泉と旅館をご紹介します。
渋温泉とは
写真提供:長野県観光機構
渋温泉(しぶおんせん)は、長野県下高井郡山ノ内町にある温泉。およそ1300年前に行基(ぎょうき)という僧侶が発見したという伝説を持つ、歴史のある温泉です。
木造の旅館が並ぶ温泉街は雰囲気たっぷり。訪れれば、古きよき時代の日本にタイムスリップしたかのような感覚を味わえるでしょう。
渋温泉には37カ所もの源泉があり、温泉施設によって泉質が少しずつ異なります。旅館は35軒、外湯は9カ所もあるので、湯めぐりをしてお湯の違いを確かめるのもよさそう。
温泉の周辺には、サルが温泉に入るのを見られると訪日観光客に大人気のスポット「地獄谷野猿公苑(スノーモンキー、snow monkey spa)」も。情緒あふれる温泉地、渋温泉へのアクセスやオススメの入浴施設を紹介します。
「地獄谷野猿公苑」について詳しくは「日本ならではの景色や風景!日本の遺産や文化を動画で紹介」の記事をご覧ください。
渋温泉の特徴・効能
渋温泉の代表的な泉質に単純温泉と塩化物泉があります。
単純温泉は無色透明のお湯で、疲労回復やストレス解消によいと言われています。塩化物泉は、無色透明の塩分を含むお湯。入ると体がポカポカと温まります。新陳代謝がよくなることから、切り傷や打撲、冷え性への効果が期待できるのだとか。
このほか、神経痛やリウマチ、胃腸病、婦人病の緩和が期待できるという温泉も。詳しくは、各施設のHPでチェックしてみましょう。
※各施設の泉質によって、効能は異なります。
東京から渋温泉への行き方
渋温泉に行くためには、まず東京駅から北陸新幹線「あさま号」に乗り、長野駅まで行きます。所要時間は40分、料金は7,690円です。
長野駅からは、長野電鉄長野線・信州中野行に乗り換え、終点の信州中野駅へ。信州中野で湯田中行に乗り、終点の湯田中駅で降りましょう。長野駅からの所要時間はおよそ1時間10分、料金は1,160円です。
湯田中駅からは、長電バス・上林行(中野1)のバスに乗り、渋温泉で降ります。所要時間は10分ほど、料金は210円です。
東京から長野の行き方について詳しくは「最安値は⁉︎ 東京から長野への行き方まとめ」の記事をご覧ください。
渋温泉の日帰り入浴スポット
渋温泉を日帰りで楽しめる入浴施設を紹介します。
九番湯「大湯」
写真提供:長野県観光機構
渋温泉に9カ所ある外湯のうち8カ所は、町の住民と旅館の宿泊者だけが利用できる無料の温泉です。外湯のうち「九番湯 渋大湯」は宿泊客以外の観光客でも利用できます。渋温泉旅館組合事務所または渋温泉駐車場で、入浴券を購入して入浴しましょう。こちらのお湯は、リュウマチや神経痛などによいと言われています。
住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2115
入浴料:1人500円(税込、入湯税込み)
公式HP:http://www.shibuonsen.net/onsen/
石の湯
源泉掛け流しの温泉。石を積み上げた壁や岩風呂風の湯船が特徴です。こちらは神経痛や胃腸病によいそう。施設内では、カレー、ビーフシチュー、スパゲティなどの軽食も提供しているので、温泉に入ったあともゆっくりと過ごせます。
住所:長野県下高井郡山ノ内町渋温泉
入浴料:1人500円(税込、入湯税込み)
渋温泉のオススメ旅館
渋温泉のオススメの温泉旅館を紹介します。
源泉館 湯本旅館(げんせんかん ゆもとりょかん)
渋温泉発祥の宿と言われる歴史ある旅館。木造3階建てのノスタルジックな外観をしています。敷地内に2つの源泉をもち、内湯や貸切ができる露天風呂を設置しています。夕食では、信州の山の幸をたっぷり使った料理の注文が可能。客室は和室のみです。
住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2218
公式HP:http://www.sibu-yumoto.jp/
金具屋(かなぐや)
1758年創業の老舗旅館。露天風呂がひとつと内湯が7つの計8つの風呂があります。
旅館の見所は、スタジオ・ジブリの映画『千と千尋の神隠し』に登場する温泉宿のモデルになったとも言われる豪華絢爛な内装。建物の一部は、国の有形登録文化財に登録されています。
住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2202
公式HP:http://www.kanaguya.com/english.html
渋ホテル
昔ながらの総檜造りの内風呂や、竹垣で囲まれた露天風呂のあるホテル。3つの源泉をブレンドした、肌触りのよいお湯が自慢です。家族やカップルで利用できる貸切風呂もあり。夕食は、信州サーモンや信州アルプス牛を使った会席料理も注文できます。部屋は和室や洋室から選べます。
住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2173
公式HP:http://www.shibuhotel.com/english/
渋温泉を楽しむポイント(九湯めぐり・スノーモンキー)
写真提供:長野県観光機構
たくさんの入浴施設がある渋温泉では、現地に宿泊して湯めぐりをするのがオススメ。専用のてぬぐい(300円)を購入して、スタンプを押しながら9カ所の外湯をまわる「九湯めぐり」をしてみましょう。9カ所すべてまわり終えたら、温泉街の「渋高薬師」へ。お参りをして御朱印をもらうと、九(苦)労が洗い流されて願いが叶うと言われています。
温泉地の周辺にある、「地獄谷野猿公苑」のような観光スポットも見逃せません。渋温泉から猿のいる地獄谷までは、「スノーモンキーホリデー観にバス」の利用が便利。バスは休日のみ、予約制で運行しています。バスの詳細はこちらから。
また、松本駅から渋温泉へは、片道2時間ほどで行けます。松本城や善光寺など長野の中心地を観光したあと、渋温泉を訪れるのもよいでしょう。
温泉の入り方について詳しくは「知っておきたい、日本のお風呂・温泉・銭湯の文化とマナー」の記事をご覧ください。
※移動時間や交通費、入浴料等の情報は公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年3月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。