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【長野県】絶景を望む乳白色の白骨温泉〜行き方・旅館情報など〜
白骨温泉は長野県松本市安曇にある温泉。「3日入れば、3年風邪をひかない」という言い伝えがあり、古来より病気やケガを治したい人が多く訪れた温泉です。乳白色のお湯として日本人にもファンの多い、白骨温泉へのアクセス、効能、オススメの入浴施設を紹介します。
白骨温泉(しらほねおんせん)とは
白骨温泉は、長野県松本市にある温泉。北アルプスの乗鞍岳(のりくらだけ)の東側の山腹にあり、600年以上もの歴史を持つと言われています。湯船に温泉の成分が付着して白い骨のように見えたことから日本語で「白い骨」を意味する「白骨温泉」と呼ばれるようになりました。
「3日入れば、3年風邪をひかない」と古来より信じられているほど白骨温泉は健康によいとされ、病気やケガを治したい人が多く訪れました。
大自然の中にある乳白色のお湯として、国内のファンの多い白骨温泉へのアクセス、効能、オススメの入浴施設を紹介します。
白骨温泉の特徴・効能
写真提供:長野県観光機構
白骨温泉は、乳白色をしたお湯が特徴です。湧き出してすぐのお湯は透明ですが、お湯が空気に触れることで、温泉の成分の硫化水素やカルシウムが酸化して白くなります。そのため、温泉を訪れる時間やその日の気候によって色の濃淡が変わります。
泉質は単純硫化水素泉(硫黄泉)です。硫黄や炭酸を含んだ白骨温泉のお湯は弱酸性で、入ると体がポカポカと温まります。慢性疲労やストレス、胃腸病、婦人病への効果が期待できるとも言われています。
場所によっては、温泉を飲むこともできます。白骨温泉は飲むと、消化器の働きを良くしたり、便秘を改善したりといった効能が期待できます。
東京から白骨温泉への行き方
白骨温泉に行くためには、まず東京駅から北陸新幹線「あさま号」に乗り、長野駅まで行きます。長野駅からは、JR特急「ワイドビューしなの号」名古屋行きに乗り松本駅で降ります。ここまでの所要時間は2時間50分、料金は5,080円です。
松本駅からは、松本電鉄上高地線・新島々(しんしましま)行きに乗り、終点の新島々駅で降ります。所要時間は20分、料金は700円です。
新島々駅からは、バスかタクシーで白骨温泉まで行きます。バスの料金は片道 1,450円、往復 2,350円。所要時間は70分ほど。タクシーで行くと、所要時間は50分〜60分、料金は10,000円ほどです。
東京から長野までの行き方について詳しくは「最安値は⁉︎ 東京から長野への行き方まとめ」の記事をご覧ください。
松本駅からバスで行く
松本駅からバスで白船温泉まで行くこともできます。バスの料金は片道 1,950円、往復 3,500円。所要時間は1時間40分ほどです。
白骨温泉の日帰り入浴スポット
白骨温泉が日帰りで楽しめる入浴施設を紹介します。
白骨温泉公共野天風呂(しらほねおんせん こうきょうのてんぶろ)
写真提供:長野県観光機構
白骨温泉観光案内所の近くにある露天風呂。近くを流れる川や渓谷の木々を眺めながら温泉に浸かれます。温泉は男女別になっています。紅葉の時期はとくに多くの人が訪れます。
入浴料:大人500円(税込、入湯税込み)
住所:長野県松本市安曇白骨温泉
白船荘 新宅旅館(しらふねそう しんたくりょかん)
源泉掛け流しのお湯が自慢の温泉宿。ほかの宿にくらべて炭酸成分が多いお湯で、体がしっかりと温まります。露天風呂からは北アルプスの山々の雄大な姿が眺められるのもポイントです。
住所:長野県松本市安曇白骨温泉
入浴料:大人700円、子ども350円(税込、入湯税込み)
公式HP:http://shintaku-ryokan.jp/
白骨温泉のオススメ旅館
那須地方でオススメの温泉旅館を紹介します。
泡の湯旅館(あわのゆりょかん)
写真提供:長野県観光機構
広さ230㎡の大野天風呂が有名な温泉旅館。秋は紅葉を眺めながら入浴できます。この露天風呂は混浴(※1)です。
宿泊客は、別棟の温泉「泡の湯外来湯」(内湯と露天風呂)を1組40分・2,160円(税込)で貸し切ることもできます。客室は、和室か、畳の部屋にベッドを置いた和洋室です。
※1:混浴……男女いっしょにひとつの湯船に入るスタイルのこと(mixed baths)。秘境の温泉地で多い。
住所:長野県松本市安曇4181
公式HP:http://www.awanoyu-ryokan.com/awanoyu/english.html
小梨の湯 笹屋(こなしのゆ ささや)
全10室の比較的小さな旅館。古民家を移築した客室や館内には囲炉裏(いろり)もあり、小さいながら趣を感じられる造りが特徴です。
宿泊客は、露天風呂を無料で貸し切りにできます。貸切露天風呂は30分貸切制で、利用するときは入り口に木札をかけます。木札が空いているときは、何回でも利用できます。温泉にゆっくり浸かりたいときに宿泊したい宿です。
住所:長野県松本市安曇白骨4182-1
公式HP:http://konashinoyu.com/
白船(しらふね)グランドホテル
男女別の露天風呂、展望浴場、サウナと家族風呂を持つホテル。部屋は和室、畳の部屋にベッドのある和洋室、洋室から選べます。グルメでは、豆乳を使った「白船鍋(しらふねなべ)」が名物。このほか、信州牛や信州サーモン、安曇野ハーブ鶏など、地元の素材にこだわった料理もあります。
住所:長野県松本市安曇4203
公式HP:http://www.shirafune.net/
白骨温泉を楽しむポイント
長野県の山奥にある白骨温泉では、雪の深くなる冬季には閉鎖される温泉があります。事前に各施設のHPや白骨温泉の公式HPで情報をチェックしてから現地を訪れましょう。
旅行前に長野県の気候も確認しておきましょう。夏の夕方は冷え込むことも。夏でもショールや薄い上着など、体温調節ができるものを持っていくと便利です。冬はダウンのコートや手袋、帽子などで、防寒対策をしっかりと行うことが大切です。
温泉の入り方について詳しくは「知っておきたい、日本のお風呂・温泉・銭湯の文化とマナー」の記事をご覧ください。
※移動時間や交通費、入浴料等の情報は公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年2月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。