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豊臣秀吉が愛した桜の名所として知られる世界遺産の醍醐寺。毎年約700本もの桜が咲き誇り、観桜期には夜間ライトアップも開催されます。本記事では、桜の見頃と見どころについてご紹介!桜の時期ならではのイベント情報についてもまとめました。
1994年に世界文化遺産として登録された京都の醍醐寺は、春になると約700本もの桜が華やかに開花します。
国宝の五重塔をはじめとする歴史的建造物と桜が織りなす景色は、まさに絶景そのもの。
豊臣秀吉も「醍醐の花見」を楽しんだ桜の名所として、今なお春になると多くの人が訪れる人気スポットです。
境内には、しだれ桜・ソメイヨシノ・山桜・八重桜など、さまざまな種類の桜が植えられており、美しい春の情景を味わえます。
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醍醐寺の桜は、例年3月下旬〜4月上旬にかけて見頃を迎えます。参考として2024年は、4月上旬に境内全体で満開となりました。
境内には、しだれ桜・ソメイヨシノ・山桜・八重桜など、約700本もの桜が咲き、異なる桜を楽しめます。
開花から散りはじめまでの期間は約2〜3週間ほど。特に、週末は国内外から大勢の観光客が訪れ、たいへんな賑わいをみせます。
春の訪れを知らせる醍醐寺総門の紅しだれ・霊宝館前の石畳に映える桜のトンネル・霊宝館庭園のしだれ桜まで、いずれも見応え十分の桜を堪能できるでしょう。
なお、桜が見頃を迎える時期は、平日でも混雑が予想されます。ゆっくりと桜を楽しみたい方は、早朝や夕方の時間帯のほうが良いかもしれません。
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京都を代表する桜の名所「醍醐寺」は、多くの人々を魅了し続けています。春の到来を感じられる総門から桜のトンネルをくぐり、国宝の五重塔と桜の絶景スポットを巡る花見は、醍醐寺ならではの楽しみ方です。
ここからは、醍醐寺の桜を楽しめるおすすめのスポットとして「桜のトンネル」「雨月茶屋」「霊宝館のしだれ桜」の3つを見ていきましょう。
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醍醐寺の境内には、総門・黒門・南門・北門の4つの出入り口があります。
総門をくぐると、西大門(仁王門)へと続く参道「桜馬場」があり、見事な桜並木を堪能しながら散策できます。
満開になると美しい桜のトンネルを作り出し、桜のピンクと歴史を感じる石畳のコントラストが絶景です。
初めて訪れる方は、桜のトンネルを進みながら写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
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醍醐寺の総門の横にある「雨月茶屋」は、美しい桜を眺めながら京料理が味わえる休憩スポットです。
雨月茶屋周辺には、和菓子やお土産を扱う店舗や気軽に立ち寄れる茶屋も並び、小腹が空いたときの休憩にも最適です。
広々とした芝生の広場では、持参したお弁当を広げたり、シートを敷いて休憩したりと自由なスタイルで花見を満喫できます。
桜の花びらが舞い散る様子を眺めながらの一休みは、醍醐寺ならではの贅沢な時間です。
※雨月茶屋や一部の売店では、期間によって営業を行っていない場合もあります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
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醍醐寺霊宝館は、国宝75,537点・重要文化財430点を含む、約10万点以上の寺宝を所蔵する重要な施設です。
仏像・絵画・工芸品など貴重な文化財の数々を展示しており、花見とあわせて見学するのもおすすめです。
霊宝館の周囲には40本以上の桜が植えられ、その中でも特に注目を集めるのが、樹齢180年を超える「醍醐大しだれ桜」です。
しだれ桜の壮大な姿は、建物の外観からはもちろん、霊宝館の中からも鑑賞できる特別な位置にあります。
桜の季節には、貴重な文化財と華やかな桜の両方を楽しめる花見スポットとして人気を集めています。
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醍醐寺の桜シーズンには、豊臣秀吉ゆかりの特別なイベント「豊太閤花見行列」が開催されます。
1598年に豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」を再現した豊太閤花見行列は、毎年4月の第2日曜日に行われる醍醐寺の春の風物詩です。
秀吉や北政所らに扮した約100名の時代衣装を着た人々が、満開の桜の下を練り歩く様子は、桃山時代の華やかさを現代に伝えます。
金堂前に設置された特設舞台では、舞楽や能が披露され、当時の花見の様子を体験できます。
なお、観覧する際は一部無料区域もありますが、三宝院庭園・伽藍・霊宝館庭園は拝観料1,500円(税込)が必要です。
醍醐寺へは、電車でのアクセスが便利です。
・【JR東海道本線(琵琶湖線)・湖西線】JR京都駅→山科駅→醍醐駅
・【JR奈良線】JR京都駅→六地蔵駅→醍醐駅
JR京都駅から「JR東海道本線(琵琶湖線)・湖西線」で向かう場合は、「山科駅」で「京都市営地下鉄東西線」に乗り換え、「醍醐駅」で下車してください。
JR京都駅から「JR奈良線」で向かう場合は、「六地蔵駅」で「京都市営地下鉄東西線」に乗り換え、「醍醐駅」で下車しましょう。
なお、バスでのアクセスも可能ではあるものの、車内はたいへん混雑し、周辺の道路状況も渋滞するケースが多いです。そのため、可能な限り電車を使った移動をおすすめします。
醍醐寺の桜は、例年3月下旬〜4月上旬にかけて見頃を迎えます。約700本の桜が開花し、散り始めるまで約2〜3週間ほど楽しめるでしょう。桜の種類も豊富で、しだれ桜は3月下旬から、ソメイヨシノは4月上旬頃に開花します。
豊臣秀吉は、1598年に約1,300人を集めて盛大な「醍醐の花見」を開催しました。花見のために約700本もの桜を植樹させ、豪華な料理と酒を振る舞ったようです。桜を見ながら食事などを楽しむスタイルは、醍醐の花見が発祥といわれています。秀吉が開催した一世一代の歴史的な花見は、桃山文化の象徴的なイベントとして現代にも語り継がれているのです。
豊太閤花見行列は、毎年4月の第2日曜日に開催されます。豊臣秀吉や北政所に扮した約100人が時代衣装で境内を練り歩き、金堂前の特設舞台では舞楽や能が披露されます。桃山時代の華やかな花見の様子を体験できる春の風物詩です。
桜の撮影スポットとしておすすめなのが、総門から西大門へと続く「桜のトンネル」と霊宝館の「醍醐大しだれ桜」です。桜のトンネルでは石畳と桜のコントラストが美しく、朝方の光が差し込む時間帯が写真映えします。樹齢180年を超える醍醐大しだれ桜は、建物の外観と一緒に撮影できる位置にあり、夕暮れ時のシルエットも絶景です。
世界遺産に登録された醍醐寺は、約700本もの桜が咲き誇る京都を代表する桜の名所です。
3月下旬〜4月上旬にかけて、しだれ桜・ソメイヨシノ・山桜・八重桜などが次々と開花し、異なる桜の表情を楽しめます。
境内に一歩足を踏み入れると、優美な桜が広がり思わず立ち止まってしまうほどの美しさです。
石畳の参道にある桜のトンネルをくぐると、霊宝館のしだれ桜や三宝院庭園などさまざまな桜の風景に出会えます。
豊臣秀吉が愛した「醍醐の花見」を体感したい方は、ぜひ醍醐寺へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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ライター