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九州を2泊3日で観光するときのモデルコースを紹介した記事です。熊本から大分では、絶景と温泉を満喫できるコース、宮崎から鹿児島では、話題のパワースポットを巡るコースがおすすめです。九州観光に関する「よくある質問」も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
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九州には温泉や海岸などの自然や、歴史ある神社などの見どころがあります。そこで本記事では、「絶景」「温泉」「パワースポット」に九州の定番観光地をご紹介します。九州観光を計画中の方は、ぜひ参考にしてください。
▼九州観光を満喫!2泊3日で巡るおすすめのモデルコースを紹介
▼九州を2泊3日で観光する時のポイントは「テーマ」決め!
▼【熊本~大分】2泊3日で九州の絶景を望むモデルコース
▼【熊本~大分】2泊3日で九州の温泉を満喫するモデルコース
▼【宮崎~鹿児島】2泊3日で九州のパワースポットを巡るモデルコース
▼よくある質問
▼九州観光はテーマを決めて効率よく回ろう!
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一言で九州といっても、7つの県(沖縄県を除く)があり、それぞれに個性的な観光地があります。
そのため、観光するときのポイントとして重要なことは、「テーマ」を決めることです。
まずは「何をしたいのか?」を考えてテーマを決めることで、広い九州の中からどこに行くのか、といったことも定まります。
本記事では、「絶景」「温泉」「パワースポット巡り」の3つのテーマで、九州観光のモデルコースを紹介していきます。
まずは「絶景」をテーマにした、【熊本~大分】のモデルコースを紹介します。阿蘇熊本空港着(往路)→大分空港発(復路)で、レンタカーを使ったコースです。
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草千里ヶ浜(くさせんりがはま)は、世界最大級のカルデラ地形である阿蘇山一帯の中でも、代表的な観光スポットのひとつです。
標高が約1100メートルという高台にあり、展望所からは78万平方メートルの草原を望めます。
夏には視界いっぱいに緑が広がり、放牧されている馬たちが悠然と草を喰む姿が見られます。
その背景には噴煙を上げる阿蘇中岳が望め、阿蘇ならではのスケールを体感できます。
また、冬には一面の銀世界に変貌することもあり、季節ごとにさまざまな表情が楽しめます。
駐車場付近には阿蘇火山博物館やカフェなどがあります。
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九重ICから約25分の場所に位置する、「九重“夢”大吊橋(ここのえおおつりばし)」は、自然が味わえる人気の観光スポットです。
標高777メートルの場所に架かるこの吊り橋は、日本一高い歩行者専用の吊り橋として知られています。
全長約390メートル、高さ約173メートルとスケールが大きく、橋上からは日本の滝百選にも選ばれた「震動の滝」など、雄大な自然を一望できます。
特に秋は紅葉が見事で、絶景が楽しめます。橋が揺れるスリルも味わえますが、安全を第一に考えて大自然を満喫しましょう。
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大分県豊後高田(ぶんごたかだ)市の海岸線に沿って走る国道213号線。
その一部区間が、“恋がかなう道”「恋叶(こいかな)ロード」と称して観光スポットとなっています。
この区間には、ハート型の岩がある粟嶋(あわしま)社や、アートが楽しめる恋叶トンネルなど、ロマンチックなスポットが点在します。その中でもおすすめなのが、真玉海岸(またまかいがん)です。
日本の夕陽百選に選ばれているスポットで、水平線に沈む美しい夕日が見られる海岸です。
隣接する「真玉海岸恋叶♥ゆうひテラス」では、展望テラスやレストランもあります。
2つ目のモデルコースでは、【熊本~大分】で温泉を満喫するコースをご紹介します。阿蘇くまもと空港着(往路)→大分空港発(復路)となります。
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阿蘇くまもと空港からはバスも出ていて、2時間弱で到着できる好アクセスも人気です。
「黒川温泉一旅館(くろかわおんせんいちりょかん)」というコンセプトのもと、温泉郷にある30軒の宿と温泉街全体をひとつの温泉宿と見立てて、おもてなしをしています。
風情が漂う街中には、食事処や土産店も多数あり、ゆっくりと散策を楽しめます。
また、名物の入湯手形(にゅうとうてがた)を購入すれば、黒川温泉にある25か所の露天風呂の中から3か所を選んで入浴が可能です。
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2日目は、大分県の由布院(ゆふいん)温泉へ向かいます。黒川温泉からバスで1時間半~2時間なので、移動も楽です。
由布院は源泉湧出量と源泉数で全国2位を誇る、日本を代表する温泉地のひとつです。
由布岳などの山々に囲まれた盆地地帯で、自然豊かな風景の中でゆったりと温泉を堪能できます。
観光名物となっている町めぐりの「辻馬車」に乗ってみたり、多くのお店が立ち並ぶ街並みをゆっくりと散策したりするのも、おすすめの過ごし方です。
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由布院温泉からバスで約70分移動すれば、湯量・源泉数とも日本一の別府温泉に到着です。
「別府八湯(べっぷはっとう)」とも称される8つの温泉郷で構成されており、違う泉質を楽しめるのが特徴です。
定番観光の「地獄めぐり」もよいですが、昭和の薫りを残すレトロな街並みを巡ってみたり、地元の人が利用する公衆浴場に足を運んでみたりするのも旅の楽しみです。
3つ目は、【宮崎~鹿児島】でパワースポットを巡るコースです。宮崎ブーゲンビリア空港(往路)→鹿児島空港(復路)となります。
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青島神社は、青島という周囲1.5キロほどの小さな島に位置しており、全島が境内地になっている神社です。
縁結びの神様として知られ、女性を中心とした多くの参拝客が全国から集まります。
ハート形をした絵馬や恋みくじなど、恋愛成就に特化したアイテムも多くあり、人気を博しています。
また、大量の絵馬でできたトンネル「祈りの古道」や、磐境(いわさか)※に願い事をしながら土器を投げ入れる「天の平瓮投げ(あめのひらかなげ)」も有名です。
※磐境(いわさか)......岩などに神様が宿っている場所
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日向灘に突き出た岬「鵜戸(うど)」にある神宮(皇室と縁のある神社)です。
国の名勝にも指定されており、青島神社からも見られる岬の形状は「鬼の洗濯板」とも呼ばれ、県の天然記念物に指定されています。
縁結びのご利益で知られており、本殿前から「霊石亀石(れいせきかめいし)」と呼ばれる崖下の岩をめがけて「運玉」を投げる、「運玉投げ」が有名です。
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パワースポット巡りの最終日は、九州のみならず、日本でも有数のパワースポットとして知られる霧島神宮を訪ねます。
天孫降臨の伝説でも有名な地で、開運などさまざまなご利益があるとされています。
社殿の一部は国宝に指定されており、境内にある六柱の神を祀るそれぞれの社は、神秘的で静謐(せいひつ)な雰囲気があります。
帰路の鹿児島空港までは直通バスで1時間程度となっています。
隣接する地域の名所を回るのであれば、2泊3日で十分楽しめます。
九州一周など全体を回る場合には、やはり3泊4日以上の日程が必要になります。「テーマ」を決めて、立ち寄り先を効率よくピックアップしていくのが、うまく楽しめるコツです。
九州全体で考えれば、陽気がいい春から初夏にかけて、秋の紅葉シーズン、晩秋の11月から本格的に寒くなる前の12月始めまでと、大きく3つに分けられます。
過ごしやすく自然を満喫できるシーズンがベストだと考えられます。逆に、真夏や真冬だと気温などの環境が厳しく、あまりおすすめできません。
九州にはパワースポットと呼ばれる場所が多数あります。それぞれのご利益や建造物としても魅力がありますが、おすすめは以下の通りです。
・霧島神宮(鹿児島県)
・鵜戸神宮(宮崎県)
・青島神社 (宮崎県)
・太宰府天満宮(福岡県)
本記事で紹介している霧島神宮・鵜戸神宮・青島神社は、九州の神社・神宮の人気スポットとされています。
そのほかのスポットとしては、福岡県の太宰府天満宮や熊本県の阿蘇神社なども有名です。
ご紹介してきたように、広い九州を効率的に楽しむには、「テーマ」を決めて行きたい場所をピックアップしていくことがポイントです。「絶景」「温泉」「パワースポット巡り」といった具合に、自分の好きなテーマを設定して、九州観光の旅を満喫してください。
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Written by Cakutama editorial team"