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草津町の年間の気温と、各季節に合った服装を紹介します。草津町は草津温泉やグルメで有名な観光地で、夏は避暑地としても人気です。ただ、冬はかなり冷え込むため、防寒対策が必要です。
群馬県にある草津町は、温泉街として有名です。1年を通じて多くの観光客が訪れます。
草津町は海抜1,200mに位置しています。年間の平均気温は9.3℃、真夏の最も暑い時期でも平均21℃前後と、高原ならではの涼しい気温で観光に適しています。
30℃以上の気温になることがめったにないため、都心から避暑を求めて涼しい夏を過ごす人達で人気です。
本記事では、そんな草津町の1年の気温と、それぞれの時期に適した服装を紹介します。
草津町の最低気温と最高気温は、2024年においては年間平均気温9.3℃、最高気温 31.0℃(7月)、最低気温-10.6℃(3月)、年間降水量は 1895.0mm でした。
2024年は最高気温が30℃を越えましたが、例年は最高気温27.7℃、最低気温-7.8℃とされています。
また、草津は、月によって雨が多い月と少ない月の差が激しく、全体的に爽やかな気候だといえるでしょう。
Photo by AC
1月から3月の草津町は、冬から早春への移行期。1月、2月は冬の真っただ中の気候で、観光時にはしっかりとした防寒対策が必要です。
マフラー、手袋、耳当て、ニット帽子のほかに、携帯カイロなども役立つでしょう。
冬は雪が降るため、滑らない靴底の靴をえらぶ必要があります。積雪量は2月が最も多く、1メートルにもなります。
この時期は、スキーやスノーボードなどウインタースポーツも楽しめるので、温泉と組み合わせた観光に人気があります。
1月の草津の平均最高気温は-2℃、平均最低気温は-10℃。日中も最高気温は2℃程度にしか上昇しないため、防寒対策が必須です。
もっとも、1月は降水日数は3日間程度で、観光はしやすい時期です。
1月の草津町に適した服装は、厚手のダウンコートやコートの下に、長袖の極暖ヒートテック、裏起毛素材やパーカー、厚手のタートルネックセーターなど。
ボトムスも保温性がある素材の長ズボンやロングスカートがベスト。靴は滑りにくい靴底のブーツに厚手のタイツやソックスがいいでしょう。
観光は草津スキー場でのウインタースポーツと温泉がおすすめです。
2月の草津の平均最高気温は3℃、平均最低気温は-9℃。1月に比べると少し暖かくなりますが、1月同様、防寒対策を万全にして観光に出かけましょう。
ダウンコートや厚手のウールコートなど保温性が高いアウターに、手袋、マフラー、ニット帽子もプラスして顔回りを冷やさないように。
アウターの下は、重ね着をして足元も内側にボア付きのブーツなどで温かく保つことをおすすめします。
2月は、草津スキー場でウインタースポーツ、温泉めぐり、郷土料理グルメなどが楽しめる時期です。
3月の草津の平均最高気温は7℃、平均最低気温は-6℃と、少しずつ春に移行する時期。
日中の最高気温が5℃を上回り、徐々に寒さがやわらいでいます。この時期に適した服装は、冬服です。ダウンコートや厚手のウールロングコートをアウターの基本として、厚手のセーター、裏起毛のフリース、ロングスカート、ボトムスなどを選ぶといいでしょう。
3月は雨も多くなるので、折りたたみ傘も忘れずに。
この時期の観光は、温泉めぐりやグルメです。3月は雪見露天風呂を楽しめ、草津名物の湯もみショーや外湯めぐりも。
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4月から6月は春から初夏に移行する季節。4月はまだ雪が降りますが、徐々に観光のベストシーズンに。
もっとも、高原気候の草津町は、東京よりも気温が5℃くらい低く防寒対策が必要です。
草津町は1日の気温の寒暖差が大きいので、日中は気温が上昇して温かくても、朝晩は冷え込みます。この時期は重ね着をして寒さ対策をしましょう。
足元に関しては、4月は滑りにくいブーツなど。5、6月は急な雨が降ることもあるので、防水スプレーがあると便利。
折りたたみ傘やレインコート、靴は濡れても大丈夫な素材の歩きやすい靴が適しています。
4月の草津の平均最高気温は14℃、平均最低気温は0℃で、やっと最低気温がマイナスではなくなる4月。最高気温と最低気温の温度差が14℃もあるので、重ね着が必要です。
朝晩は0℃程度なので、4月はまだダウンコートやウールコートなどが手放せません。長袖のカットソーやシャツを基本に、フリース、セーターなどを重ね着をして暖かさを保ちましょう。
ボトムスは、長ズボンやロングスカートなど、暖かさと動きやすい服装が観光には向いています。4月は桜の季節なので、防寒対策をしっかりして花見をしましょう。
5月の草津の平均最高気温は19℃、平均最低気温は5℃、爽やかな観光シーズンの到来です。野外での観光も楽しい季節。ただし、朝晩と日中の寒暖歳が14℃もあるので、外出には重ね着が必要です。
ダウンジャケットや裏起毛ジャケットの下には、長袖カットソー、シャツ、カーディガンやパーカーなどで調節しましょう。靴は歩きやすいスニーカーなどがおすすめです
5月は嫗仙(おうせん)の滝でマイナスイオンを浴びたり、草津熱帯園は熱帯・亜熱帯の約250種1000匹の珍しい動物に触れあうことも。
人気のカピバラにエサやりもできます。
6月の草津の平均最高気温は21℃、平均最低気温は11℃。朝晩は肌寒さを感じますますが、観光にいい季節です。
6月の観光にふさわしい服装は、日中は、長袖のカットソーやシャツ。肌寒く感じたらスプリングコートや薄手のジャケットなどを。気温に合わせてスト―ルがあると重宝します。
ボトムスは長ズボンや動きやすい素材のスカートがいいでしょう。折りたたみ傘やレインコートがあると便利。靴もスニーカーなどが適しています。
観光は、湯釜のエメラルドグリーンの湖散策や、山びこ温泉まんじゅうのグルメ食べ歩きがおすすめです。
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7月から9月の草津町は、いよいよ夏本番! 草津町は夏でも25℃程度にまでしかならず、涼しく爽やかで、避暑地としても人気です。
日中は少し汗ばむ程度の気温で観光が楽しめる一方、夜になると気温が下がるので、真夏でも長袖が必要で重ね着がおすすめ。1年のうちで7月が最も雨の日が多いので、折りたたみ傘やレインコートがあると安心です。
7月から9月は、自然の中で散策や、夏の地元食材を使ったグルメ、美術館めぐりなど夏ならではの楽しみ方もりだくさん。多彩な観光スポットを満喫しましょう。
7月の草津の平均最高気温は25℃、平均最低気温は15℃、涼しい高原気候の夏がはじまります。草津町は真夏でも最低気温が15℃前後のため、肌寒く感じることもあり、薄手の長袖が必要です。
日中は、半袖カットソーやポロシャツ、ワンピースなどで快適に過ごせるでしょう。しかし、夜になると気温が下がるので、カーディガンやパーカーなど羽織るものが必要です。
7月は、榛名湖でのカヌー体験やパターゴルフなどのアクティビティが楽しめます。そのほか、温泉めぐりや草津白根山のハイキングもリフレッシュできるでしょう。
8月の草津の平均最高気温は25℃、平均最低気温は16℃、7月に続き爽やかな高原気候の涼しい日が続きます。8月は天気の日が多く、自然の中でのアクティビティが楽しい季節。
しかし、8月でも半袖のカットソーやTシャツに半ズボンだけだと寒いことがあります。必ず、カーディガンやパーカーなど羽織るものが必要です。靴は歩きやすいスニーカーをえらぶのが大切。
8月は、弓池の周りに咲く野生の花々に癒される散策や、西の河原公園の足湯と露天風呂、光泉寺のライトアップと湯畑などが楽しめます。地元野菜を使ったグルメもおすすめ。
9月の草津の平均最高気温は21℃、平均最低気温は12℃、秋が始まります。
9月は、長袖のカットソーやシャツの上に厚手のパーカーやカーディガンなどがあると夜間の外出も快適に過ごせます。靴は歩きやすい物を選びましょう。
また、自然の中での観光が楽しい9月は、紫外線対策に日焼け止めも。湯の花採取体験や、湯畑の周りを散歩など草津町の風情も楽しめるでしょう。
グルメなら昔懐かしさが楽しい「とろ地蔵焼き」や、レトロな雰囲気を満喫できる草津ナカヨシ堂のソフトクリームソーダなど、ほっこりした温泉街を体験できます。
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10月から12月は、秋から冬への移行期です。この時期の草津町は、毎月気温が下がり寒くなります。その月にふさわしいアウターで体温調整をして快適に観光を楽しみましょう。
とくに、10月、11月は本格的な冬を迎える前の紅葉狩りが楽しい季節。しっかりしたアウターの下に、薄手の長袖カットソーやシャツ、カーディガンやフリース、セーターなど、その月の最低気温にマッチした服装えらびがポイントです。
靴は、10月は履きやすいスニーカーなど。11月になると雪が降るので、滑りにくい靴底のブ―ツなどにするといいでしょう。
10月の草津の平均最高気温は15℃、平均最低気温は5℃、秋本番の気温です。草津町は気温差が10℃もあります。
朝や夜の気温が低くなったら、ジャケットやダウンジャケットなどが必要です。
長袖のカットソーやシャツなどを基本に、フリースやカーディガンなどを羽織るのがピッタリ。歩きやすいスニーカーなど、紅葉狩りなど自然の中での散策しやすい靴が便利でしょう。
10月の観光でおすすめなのは、紅葉狩りや温泉めぐり、さらに梨やりんごなどのフルーツ狩りが楽しめる時期。紅葉狩りで冷えた身体を温泉で温めるのもおすすめです。
11月の草津の平均最高気温は10℃、平均最低気温は-1℃。晩秋から冬へと向かう11月は、観光には防寒対策を万全にする必要があります。
アウターには、ダウンジャケットやコート、厚手のジャケットを選び、その下には長袖のヒートテックやカットソー、シャツ。カーディガンやフリースを羽織るといいでしょう。
手袋、マフラー、ニット帽などもあると便利。11月になると履きやすいブーツ、厚手のソックスやタイツで冷えないようにすることが大切です。
11月の草津町で楽しみたいことは、歴史散策、温泉めぐりです。
2月の草津の平均最高気温は4℃、平均最低気温は-7℃の冬本番の気温です。観光には防寒対策を万全にして出かける必要があります。
風を通さない素材の厚手のダウンコートや、ウールコートなどのアウターに、タートルの極暖ヒートテックやフリースなど、首回りから風が入ってこないように防寒しましょう。
ストールや、マフラー、手袋、耳当て、ニット帽なども必要です。
12月の草津町でやりたいことは、やはり温泉。夜になるとライトアップされる雪景色の湯畑や雪見露天風呂など、冬の絶景を満喫。湯畑草菴 足湯カフェもおすすめです。
草津は海抜1,200mの高原気候の町です。東京スカイツリーのほぼ2倍の高さに匹敵し、位置します。 7~8月の一番暑い夏の時期でも平均18℃の気温です。30℃以上になることはめったにありません。
夏でも涼しく暑さ知らずで、日本のチロル地方ともよばれています。
草津の年間の平均気温は7℃で、7~8月の一番暑い時期でも平均18℃となっており、30℃以上になることはめったにありません。風は平均して1.5~3mで、春から夏にかけては南東の風が吹き、秋から冬ともなれば北西の風が多いのが特徴です。
草津町の近年で気温が高かったのは、2022年06月29日に32.0℃を記録しています。2024年8月にも31.0℃を記録していますが、これも2022年同様に異常気象だったといえるでしょう。例年、草津町は真夏の8月でも30℃以上の最高気温になることは、ほとんどありません。
草津町の観測史上で最も気温が低かったのは、2023年1月の寒波の際で、この時はマイナス15.5℃を記録しました。また、1月・2月は平均の最低気温がマイナス10℃前後になるので、防寒対策をしっかりしましょう。
草津町は、1日のうちで朝晩と日中の気温差があるので、真夏でも寒さを感じることがあるため、羽織る服が必須です。
草津町に訪れる月に適した服装を選んで、快適な観光を楽しんでください。
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スイス系企業、広告代理店や制作プロダックションで日系エアラインの旅行パンフレットや機内誌、新聞社系のホテル特集などのライターとして手がけ、2024年からMATCHAに参加しました。旅系YouTuberの動画を観るのが大好きで、欠かさずチェックしています。ホテル、エアライン、グルメなどが得意です。