外国人観光客に渋谷や新宿が人気な理由とは?

日本を訪れる海外観光客にとって人気のエリアはどこなのでしょうか? この記事では海外観光客にとって特に人気な「渋谷」「新宿」エリアの魅力についてご紹介してまいります。
日本で人気のエリアとは?
観光庁による2024年調査によると、都道府県別外国人述べ宿泊者数は東京都が約5720万で1位となっていました。
東京の中ではどのエリアが人気なのでしょうか。東京都による2023年度アンケートによると東京の中でも訪問先の1位は「渋谷」(67.1%)、続いて2位「新宿・大久保」(57.4%)です。

日本の伝統や文化に触れることのできる「浅草」や電気街「秋葉原」を抑えて1位と2位になる渋谷や新宿の魅力はどういったものなのでしょうか?
渋谷の魅力
まずは渋谷についてです。
少し前までは「若者の街」のイメージのあった渋谷。
しかし今渋谷周辺エリアでは100年に1度とも言われる大規模再開発が進んでいます。「エンタテイメントシティSHIBUYA」がビジョンの一つとして掲げられており、様々なコンテンツが集まる、誰でも楽しめる街へと整備が進められています。地上229メートルの展望施設である「渋谷スカイ」もその一つ。東京の街並みを360度見渡せるとして多くの観光客が足を運びます。
他にも「ポケモンセンター」「ミヤシタパーク」などの新しい施設もあり食事や買い物を楽しむのにも適していると言えるでしょう。
一方で定番の「スクランブル交差点」「ハチ公」「センター街」もいまだ人気のスポットです。

中でも「スクランブル交差点」は実際に訪れてみるとスマホを掲げている海外旅行者を多く見かけます。彼らによると信号が変わった途端多くの人が行き交うこの交差点は「東京らしさ」を代表する光景のようです。
再開発は2027年まで続くとされ、まだまだ変化が見逃せない街となりそうです。
新宿の魅力
海外旅行者に新宿が人気な理由としては複数あるようです。
代表的なのは「歌舞伎町」や「ゴールデン街」「思い出横丁」といった飲み屋街です。

日本人からすると、狭いエリアにひしめき合う雑居ビルはおなじみの光景ですがネオンが輝くレトロで雑多な雰囲気は海外観光客には非日常な空間に映るようです。
確かに再開発の波に乗って整備されたエリアとは異なり、個性溢れる飲食店やバーが自然発生的に連なるこのエリアは独自の進化を遂げているように見えます。
一方で駅前には大型の百貨店やショッピング施設や飲食店も多く建ち並び、「欲しいものが何でも揃っている」というのも新宿の魅力の一つでしょう。
また「新宿御苑」などの大きな公園があり、都会にいながらして買い物、食事、自然が味わえるバランスの良さも観光客に人気です。

さらに新宿はアクセスの面からも東京の中心的役割を果たしていると言えるでしょう。
電車などの交通機関はもちろん、富士山などの地方や空港へのアクセスのために「バスタ新宿」で高速バスを利用するために新宿を訪れるというのも利用客が多い原因の一つのようです。

新宿御苑までも徒歩6分 COCOSHUKU 新宿花園 公式サイトはこちら
「街」ならではの魅力
観光名所別で見ると「東京タワー」や「東京スカイツリー」、「浅草寺」や「明治神宮」最近では「チームラボプラネット」など様々な場所がランキングの上位としてあげられますが、街単位で見るとまた違った魅力が発見できそうです。
「スクランブル交差点」も「歌舞伎町」も観光のために敢えて作り上げられたスポットではないからこそ本当の日本らしさがあり、海外からの観光客に魅力的に映るのだと思います。そういった意味で発見されていない魅力的な街はまだまだたくさんありそうです。
様々な場所を訪れてあなたならではの日本の魅力をぜひ見つけてみてください。
ただ泊まるだけではない、ここならさまざまな過ごし方が叶えられる。 プライベートなパーティーに、キッチンを使って手料理を。 ときには仕事でこもったり、ゆっくり本を読んだり。 家族、仲間、もちろん、ひとりでも。 使い方はあなた次第、思い思いのひと時をお過ごしください。