【高知県土佐清水市】水着がなくても楽しめる!竜串の海特集
水着を持ってくるのを忘れてしまった!そもそも泳げない!そんな方でも、気軽に楽しむことができる海中や、海の中にいるような感じを味わえるスポットを紹介します。
はじめに
土佐清水市内で唯一の海水浴場である桜浜や
シュノーケリング、ダイビングなどの海のアクティビティが多い竜串ですが
中には普段着のままで竜串の美しい海の中のような空間を楽しむことが出来る施設があります。
今回は、竜串にある4つの施設について紹介します。
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目次
- 日本でも数少ない海中展望塔「足摺海底館」
- ガラス張りの船底から見る竜串湾「グラスボート」
- 四国最南端の水族館「足摺海洋館 SATOUMI」
- 主役は貝!貝の美しさを際立たせるための空間「海のギャラリー」
- まとめ
日本でも数少ない海中展望塔「足摺海底館」

日本全国で現在7か所のみ営業していて、中国・四国地方では唯一の海中展望施設の「足摺海底館」
1972年の開業から半世紀以上が経つ施設で、その独特の建造物は桜浜海水浴場からも良く見え
一見するとミスマッチのように思えますが、青い海と豊かな山に囲まれた竜串湾の中で強いコントラストが映え
今では竜串海中公園のランドマークとして親しまれています。

64段の螺旋階段で水深約7mの見学スペースへ降りると、16枚ある円形の窓から海底の様子を見ることができます。

まさに天然の水族館の趣があり、造礁珊瑚にメジナやハリセンボン、色鮮やかな熱帯魚に回遊魚など
さまざまな海の生き物を見ることができます。
アクセス
787-0450 高知県土佐清水市三崎4032
四万十市より車で約50分(ふるさと林道経由 専用駐車場あり)
高知西南交通バス 海底館前下車 徒歩約10分
ガラス張りの船底から見る竜串湾「グラスボート」

船の底の一部がガラスになっていて、そこから海中の様子を見ることが出来るグラスボート
沖縄をはじめ、日本各地で就航されていますが
ここ竜串でも運航開始から半世紀以上を誇る人気のアクティビティになっています。
※竜串では「竜串観光汽船」と「たつくし海中観光」の2社がグラスボートの運営を行っていますが
2025年6月現在「たつくし海中観光」は休業中です。

船底のガラスを囲むように座るスペースがあり、そこから覗き込む形で海中を見ることができます。

見残し湾には、日本最大級のシコロサンゴ群体があり、潮位が十分な場合は
グラスボートからも見ることができます。
アクセス
「竜串観光汽船」※チケット売り場
四万十市より車で約45分(ふるさと林道経由 駐車場あり)
高知西南交通バス「竜串」停留所下車 徒歩1分
「たつくし海中観光」 ※現在休止中
四万十市より車で約50分(ふるさと林道経由 駐車場あり)
高知西南交通バス「海底館前」停留所下車 徒歩2分
四国最南端の水族館「足摺海洋館 SATOUMI」

2020年にリニューアルオープンした水族館です。
黒潮の影響を受ける竜串湾の豊かな海を再現し、約350種・15,000点の生物を展示しています。
四国最大級の大水槽では、サンゴ群落や熱帯魚が泳ぐ様子を観察できます。また、原生林や深海の生態系も紹介され、自然と一体化した展示が特徴です

渓流の川魚、奇岩の連なる竜串の海を泳ぐ熱帯魚や海魚、深海を再現した空間に展示された深海魚など
様々な生き物を、まるで海中にいる感覚で見ることが出来ます。

館内は様々な工夫がこらされていて、一見すると気が付かないようなものもあります。
じっくりと時間をかけてみて回るのもおすすめです。
アクセス
787-0450 高知県土佐清水市三崎4032
四万十市より車で約50分(専用駐車場あり)
高知西南交通バス「SATOUMI前」下車 徒歩1分
主役は貝!貝の美しさを際立たせるための空間「海のギャラリー」

土佐清水市立竜串貝類展示館、通称「海のギャラリー」は、土佐清水市で活動されていた
洋画家の黒原和男さんによって収集された膨大な貝のコレクションが展示されています。
また、シャコガイをモデルにしたとされる複雑な形状の白い屋根が特徴的な美しい建築は
日本の女性建築家のパイオニアともいわれる林雅子さんによるもので
内部には黒原さんのコレクションの貝を美しく見せる為の工夫がほどこされています。

内部は主に暗い青色が主体の壁に、間接照明が用いられていて、まるで海の中にいるような気分になります。

また、屋根の頂点あたりは透明な素材になっていて、自然光が入るようになっており
2階の真ん中に両面がガラスになった展示スペースがあり、下から見上げることで
まるで海の中から見ているような感覚を味わうことができます。
アクセス
787-0452 高知県土佐清水市竜串23-8
四万十市より車で約45分(駐車場あり)
高知西南交通バス「竜串」停留所下車 徒歩3分
まとめ
以上、普段着のままで竜串の海を楽しむことが出来る4つの施設の紹介でした。
なお、上記4つの施設は徒歩でも巡る事ができるくらいの距離で、SATOUMI開業に合わせて
遊歩道なども整備されていますので、半日くらいの時間があれば、
竜串海岸や桜浜も見ながらゆっくり歩いて巡るのもおススメです。
また、SATOUMIと海のギャラリー(+ジョン万次郎資料館)をお得に入館できるチケット
「3館セット券」もあります。(対象の3施設で購入可能)
高知県幡多地域は四国の西南端に位置し、東は土佐湾、西は豊後水道に面する太平洋に突き出た半島で、四万十市、宿毛市、土佐清水市、黒潮町、大月町、三原村の3市2町1村から構成されています。 全国的に有名な四万十川や足摺岬をはじめ、沿岸を流れる黒潮の恵み、全国でもトップの森林面積を誇る山の恵み豊かな自然大国です。