アクセス、グルメ、宿泊情報!大久野島(うさぎ島)完全ガイド
うさぎの島として知られ、広島県内の人気スポットランキングでも常時上位に入る「大久野島」。ここの特集では、うさぎとのふれあい方含めて、癒しスポットとしての「大久野島」を紹介します。
1. 「大久野島」とは
竹原市の忠海港から船で約15分。瀬戸内海の島々を結ぶしまなみ海道から少し西にある、周囲約4kmの小さな島が「大久野島」です。瀬戸内海国立公園であり、四季折々の自然の変化を楽しめます。海水浴場やキャンプ場、南洋植物に彩られた芝生広場やグランドが広がり、島内唯一の宿泊スポットである「休暇村大久野島」では、食事や宿泊ができて温泉も楽しめます。また、島内には700羽以上にも及ぶ野生のうさぎが生息しており、年間を通して多くの観光客で賑わっています。
2. 大久野島の玄関口・忠海港
大久野島へ行くにはフェリーが必須です。その玄関口となるのが竹原市にある忠海港。大久野島に着いて困らないように、準備は万全にして行くことがオススメです。ここで忠海港及び周辺の飲食店情報を紹介します。
1. 島に渡る前の準備!荷物預けやうさぎのおやつ購入など
忠海港は、JR忠海駅から徒歩7分のところにあります。港には売店があり、うさぎグッズのほか、うさぎのおやつやソフトクリーム、コーヒーなども販売しています。その他、1回500円で荷物の預かりも可能なので、日帰りで島内散策をする人は不要な荷物を預けておいたほうが良いでしょう。
2. 竹原グルメで腹ごしらえ
大久野島内には、飲食店が「休暇村大久野島」の館内にしかないため、島に渡る前に忠海港周辺で腹ごしらえしておくのがオススメです。忠海港周辺では海鮮丼やお好み焼きを楽しめるほか、ジャムで有名な「アヲハタ ジャムデッキ」も忠海港近くにあります。カフェコーナーでほっこりとしたひとときを過ごすことができます。
3. うさぎと触れ合う癒しの時間
さて、いよいよ大久野島に渡りうさぎとふれあいましょう。ただし、うさぎとの接し方にはさまざまなルールがあります。ここでは、うさぎについての情報はもちろん、ルールやエサ、うさぎとのオススメ撮影スポットを紹介します。ちゃんとルールを守ってうさぎと接しましょう。
1. うさぎに遭遇しやすい時間帯
うさぎは薄明薄暮性の動物です。明け方(薄明)と夕方(薄暮)など、昼や夜ではない時間帯に行動 が活発になります。次に、うさぎは暑さに弱い生き物です。夏の暑い時の日中は動きが鈍いので、動いているうさぎに会いたい時は早朝や夕方~夜がお勧めです。最後に、子うさぎを見るなら出産期を迎える春~夏がオススメです。ただし、春過ぎは出産のためうさぎが山に隠れてしまうので、一時的に数が少なくなるかもしれません。
2. うさぎと触れ合う際に気をつけたいこと
うさぎと触れ合う際には、いくつかのルールがあります。
・うさぎはストレスがたまりやすくケガをしやすいため、追いかけたり抱っこするのは控えましょう。病気やケガをすると 野生環境で暮らせなくなってしまいます。
・うさぎにとって島内を走るバスや自転車は危険な乗り物です。人やうさぎが安全に過ごすためにも道路や道路脇、建物の玄関前ではうさぎと触れ合わないでください。また、島内での運転は人やうさぎに充分に気をつけてください。
・うさぎは歯がするどく目があまり良くありません。口もとでエサを与えると噛まれてケガをすることもあります。特に小さなお子さまには充分に注意が必要です。
・うさぎは限られたものしか食べることができません。人間と違って色々な食べものを口にすると体の調子をくずしてしまいます。お菓子やパン、ネギなどの野菜はうさぎにあげてはいけません。また、大久野島内では、うさぎの食べものは販売されていません。島に渡る前に忠海港近くの店舗をチェックしておきましょう。
3. うさぎ撮影スポット ~島にきたらどこでも“うさぎ撮影スポット”です~
大久野島に降り立った瞬間からうさぎが寄ってくるので、うさぎはどこでも撮影可能です。その中でも特にうさぎとともに取りたいスポットを紹介します。まずは休暇村大久野島前。島内でうさぎが一番多く集まっている場所です。うさぎのおやつをもっているとうさぎに囲まれるといううれしいハプニングも。次に発電所跡などの廃墟です。戦争遺跡とうさぎの写真が同時に撮れるのは、大久野島ならではです。最後に、標高100mの山頂にあるひょっこり展望台とうさぎ、さらにその背景に瀬戸内の多島美を入れての撮影はいかがでしょう。
【※大雨災害の影響により、展望台に通じる道は現在通行止めになっております。(2020年1月)】
① 休暇村大久野島の前
島内でうさぎが一番多く集まっている場所です。うさぎのおやつをもっているとうさぎに囲まれるといううれしいハプニングも。
② 発電所跡の廃墟
戦争遺跡とうさぎの写真が同時に撮れるのは、大久野島ならではです。
③ ひょっこり展望台
大久野島の最高峰にあるウッドデッキの展望台。瀬戸内海を360度見わたせ、空と海の青さと島々の緑が、日常を忘れさせてくれます。標高100mの山頂にあるひょっこり展望台とうさぎ、さらにその背景に瀬戸内の多島美を入れての撮影はいかがでしょう。
④ うさぎ耳のオブジェ
うさぎファミリーの様に大小様々なサイズのうさぎ耳のオブジェが海岸線沿いに建っています。これは、集音器と呼ばれるもので、頭を入れると集音器に集まった音を聴くことができます。島を抜ける風音や海のさざ波といった水音など、うさぎになった気分で楽しめそうです。
4. 島で唯一の宿泊施設「休暇村 大久野島」
大久野島にある唯一の宿泊施設です。瀬戸内ではめずらしい天然ラドン温泉が湧き、瀬戸内海の夕日を眺めながら至福のひとときが過ごせます。また、サイクリングやウォーキング、テニス、釣り、キャンプなど屋外で楽しめるレジャー施設も充実。夏には海水浴場やプールもオープンし、うさぎと触れ合いながらリゾートライフが満喫できます。また、日帰り利用できる飲食施設や温泉施設もあります(忠海港最終便は18時半)。売店では兎人(うさんちゅ)グッズや竹原の地酒等のお土産も購入できます。旅の思い出にいかがでしょうか。
島の周遊におすすめのレンタサイクル
大久野島での移動手段は基本徒歩ですが、「休暇村大久野島」でレンタサイクルすれば、自転車で快適に島内散策ができます(ノーマル、段速付、電動アシスト自転車あり、こども用もあり)。レンタル料金は、普通自転車は2時間毎宿泊者400円、日帰り600円。電動アシスト付は2時間毎宿泊者600円、日帰り800円。日帰りの方は預り金1000円必要(レンタサイクル利用後返金あり)。ちなみに、大久野島桟橋から休暇村大久野島までは無料送迎バスが運行しています。
5. 大久野島へのアクセス
大久野島へは船で向かいましょう。最寄りのJR忠海駅から忠海港へは徒歩約7分で到着します。港からは休暇村客船(忠海港)から船で約15分です。片道運賃は大人360円、子ども180円です。
1. 広島駅から
広島駅からは、新幹線に乗車し(所要時間:約30分/自由席2,290円)三原駅でJR呉線へ乗り換えて忠海駅まで向かいます(所要時間:約22分/320円)
もしくは、広島駅よりJR呉線に乗車し、忠海駅を目指します(所要時間:約2時間/1320円)
2. 尾道駅・福山駅から
尾道駅または福山駅からは、JR山陽本線に乗車して三原駅まで向かい(所要時間:約13分/240円)三原駅でJR呉線に乗り換えて忠海駅まで向かいましょう。(所要時間:約22分/320円)
3. 三原港から
土・日・祝日限定!三原港・須波港と大久野島を結ぶ高速船航路『ラビットライン』が運航しています。
大久野島への玄関口である忠海港が特に込み合う土・日・祝日について、JR三原駅から徒歩約5分の三原港から大久野島へ高速船が1日6便、就航しています。(所要時間:片道30分/三原港~大久野島2400円(往復)、須波港~大久野島1600円(往復))
三原駅には新幹線「こだま」をはじめ、JR呉線、山陽本線が停まります。
また、広島空港から三原駅までは、直通のリムジンバスで38分、もしくは、バスでJR白市駅に出て山陽本線に乗り換えるルートがあります。
お車の方は、須波港にて無料駐車場を利用していただくのが便利です。
6. うさぎ島で癒しの時間を
大久野島は周囲約4kmの小さな島ですが、瀬戸内海の美しい自然の中でのんびりとした時間を過ごすことができます。広島でウサギと触れ合う癒し旅はいかがですか?
広島県といえば「宮島」「原爆ドーム」の世界遺産だけではない、広島県の旬で、魅力的な観光情報を発信します! 広島はおいしいものがいっぱい!広島の代名詞ともいえるお好み焼きやカキ・タコ・鯛・あなごなど新鮮な魚介類、今や全国区の尾道ラーメン、肉質が高いことで評価されている広島牛、手打ちそば、生産量日本一のレモンやみかん・ぶどうなど豊富な食の資源は広島ならでは。また海フェスタ、神楽や壬生(みぶ)の花田植など地域ならではのイベントも数多く開催されます。しまなみ海道でのサイクリングやトレッキング、スキー・スノーボードなどアクティブ派にも飽きさせない。 世界文化遺産に登録された宮島や原爆ドームだけでない魅力が多く、楽しみ方もいっぱい。