りんごだけじゃない!グルメ・体験を通して青森・弘前の魅力を発見しよう
青森県といえば、ねぷた祭や弘前城の桜祭り、日本一の生産量を誇るりんごなどが有名です。特に弘前市周辺では、そんな青森の魅力を深く感じられる体験がたくさんあります。アップルパイタクシーでの旅や、シードルを楽しめるイベントなど、オススメの体験を4つ紹介します。
青森のオススメ体験
青森りんご、弘前城の桜、ねぷた祭など、青森県の弘前市周辺にはたくさんの見どころがあります。
その魅力をもっと深く感じたければ、津軽地域の観光戦略本部「Clan PEONY津軽(クランピオニーつがる)」などが提供する体験に参加するのがオススメ。
4~6月に開催される郷土料理イベント「弘前シードルダイニング」や、「ねぷた灯ろう製作体験」、「縄文土偶土鈴(じょうもんどぐうどれい)の絵付け体験」、「アップルパイタクシー」のツアーなど、地域の唯一無二の魅力を感じられるものばかりですよ。
郷土料理とシードルのマリアージュを味わえる特別な体験
Pictures courtesy of Clan PEONY 津軽
りんごの生産量が日本一の青森県弘前市。りんごの魅力をもっと知ってもらおうと、さまざまな機会を作っています。
そのひとつが、シードル醸造関係者で組織する「弘前シードル協会」と津軽の郷土料理伝承団体「津軽あかつきの会」によるコラボレーション企画「弘前シードルダイニング」です。
Pictures courtesy of Clan PEONY 津軽
このイベントの舞台となるのは、80品種・2300本のりんごの木がある「弘前市りんご公園」。
青空の下、農家の方々が語るりんご関連のユニークなエピソードを聴きながら、郷土料理に舌鼓をうち、シードルを楽しみます。料理とシードルのマリアージュによって、りんごの魅力を深く感じることができるでしょう。
Pictures courtesy of Clan PEONY 津軽
弘前市は、日本で初めてシードル製造を行った地です。かつて、りんごの加工食品といえばジャムやジュースが主流で、シードルづくりはあくまで農業の閑散期に行われていたのだとか。
もともと農作業の合間に楽しむものだったシードルは、農家の日常生活と密接につながっています。
今回いただいた「kimoriシードル」は、世界遺産・白神山地から発見された酵母とりんご果汁を混ぜ発酵させて作ったものです。一口飲めば、細かな気泡と一緒に、リンゴの濃い香り、甘さの中にあるまろやかな酸味が、幾重にも広がります。
イベント当日が天候に恵まれなくてもご心配なく。弘前市りんご公園内にある農家住宅「旧小山内家住宅」の中で、おいしい料理をいただけますよ。
弘前シードルダイニング
住所:青森県弘前市清水富田寺沢125
アクセス:JR弘前駅から弘南バスで約20分。「常盤坂入口」下車、徒歩約7分。あるいはJR弘前駅の4番バス停から「ためのぶ号」バスで「りんご公園」まで。
日時:4月30日(日)、5月3日(水)、6月3日(土)13:00~ ※所要時間は約2時間30分
料金:1名10,000円
ご予約はこちらから
※予約は1週間前までとなります。
ねぷた絵師の息吹を感じられる、ねぷた灯ろう製作体験
Pictures courtesy of Clan PEONY 津軽
青森県では、人形をかたどった大型の灯ろうが名物のねぷた祭が楽しめます。もっとも、青森市は立体的な人形の灯ろう、弘前市は扇形の灯ろう、黒石市は扇型の灯ろうと人形型の灯ろうを組み合わせたりと、地域ごとに灯ろうの形が異なっています。
ところで、想像したことはありますか? 毎年生み出されている新作のねぷたは、祭りの終了後、どうなっているのかを。
日本の道百選にも選ばれた、黒石市中町こみせ通りにある「手作り雑貨体験工房IRODORI」では、絵師が全身全霊を込めて描いた作品が、まつり終了後に消えていくのはあまりにも残念だと考えました。
そこで、使い終わったねぷた絵を裁断し、小さな灯ろうを作る製作体験を提供することにしたのです。
「IRODORI」のねぷた灯ろう製作体験では、灯ろうの大きさや絵柄を自由に選ぶことができます。
ねぷた絵の描かれた絵柄は、どれも唯一無二です。絵師が下描きで描いた鉛筆の跡も見て取れます。特にねぷたの眼の部分は一番人気があります。もし眼を発見したら、とてもラッキー!
体験時は、講師がさまざまなアドバイスをくれます。ねぷた絵に関しては、似た色・モチーフを探す以外にも、蝋の使われている量に注意してみてください。蝋が多い部分は、光に当てた際に色も明るくなります。
完成して明かりを灯してみると、自分の作品が一番輝く山車のように思えますよ!
世界で一つだけのねぷた灯ろう作り体験
住所:青森県黒石市中町38
アクセス:弘南鉄道黒石駅から徒歩10分
営業時間:【平日】11:00、12:00、13:00、14:00【土日祝日】:10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00 (毎週火曜定休)
料金:【1名】二段灯ろう5,800円、三段7,800円、ミニ一段(大)4,800円、ミニ一段(小)3,800円 ※LED付き。
世界遺産の地でできる、縄文土偶の絵付け体験
Pictures courtesy of Clan PEONY 津軽
北海道や東北には、約15000年前~2400年前まで続いた縄文時代の遺跡が多く残っています。特に17カ所の遺跡から成る「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、太古の生活や精神文化の痕跡を残しているとして、2021年に世界文化遺産に登録されました。
縄文文化を発信するため、弘前城近くの観光名所「津軽藩ねぷた村」では、縄文時代の土偶土鈴(※)の絵付け体験が行われています。
※土偶土鈴……土の人形・土偶をかたどった、土を焼いて作った鈴。
縄文時代に作られていた土の人形・土偶。その正体は、学者たちもまだ分かっていません。しかし、スノーゴーグルのような細目の愛らしい姿は、近年、大英博物館でも大人気となるなど、小さなブームの様相を呈しています。
絵付け体験では、一筆一筆、土偶に色を塗り重ねていきます。塗り間違えても大丈夫。顔料は乾きやすく、何度も重ね塗りできます。
作業は単純ですが、だからこそ、完成度をあげようと集中力が高まり、自分の作品に特別な感情が湧いてきます。
「津軽藩ねぷた村」では、弘前ねぷたまつりの灯ろうの展示を見たり、三味線の演奏を楽しんだりすることもできます。
また、絵付けに関しても、土偶だけでなく、凧や扇にねぷたの絵を描いたり、りんご型の土鈴に色を付けたりと、多彩な体験ができます。
津軽藩ねぷた村体験イベント
住所: 青森県弘前市亀甲町61
アクセス:弘前駅から弘南バスで約15分
料金: 縄文土偶土鈴絵付け体験1,500円、壁掛け扇ねぷた絵付け体験2,000円ほか
お気に入りのアップルパイを探せるガイドタクシー
青森県では、たくさんの種類のりんごが栽培されています。でも、同時にたくさんの店が、個性的なアップルパイを提供していることをご存じでしょうか?
地元の方々は、りんごの種類、パイ生地のサクサク・しっとり感、クリーム・シナモンの量など、さまざまな基準で、自分のベストアップルパイを決めているんだとか。
初めて青森に来る方は、どんなアップルパイがあるのか分からないかもしれません。でも、弘前市には、市内のアップルパイに精通したガイド「桜こまち」がいます。
「桜こまち」はアップルパイの装飾が施されたタクシーで、皆さんのお好みのアップルパイを探す旅へ誘ってくれます。
「アップルパイタクシータクシー」では、お客様の要望に応じて、アップルパイを提供するお店のほか、テイクアウト専門店も回ってくれます。仮に売り切れでも、すぐに代替のお店を提案してくれます。
「アップルパイタクシータクシー」に乗れば、有名店から隠れた名店まで短時間で網羅できますよ。
アップルパイタクシー
サービス提供時間:9:00~16:00
料金:ガイド料は【30分】2,810円、【60分】5,620円、【90分】8,430円 ※タクシー代無料
まとめ
タクシーに乗ってさまざまなアップルパイを楽しんだり、「りんご公園」でシードルを味わったり。ねぷた祭の灯ろうを組み立てたり、縄文時代の土偶に一筆一筆色付けしたり。これらのひとつひとつの体験は、かけがえのない青森旅行の思い出となるでしょう。
青森県津軽エリアの体験イベントについては、下記リンクから詳細情報をチェックしてみてくださいね!
Main image Clan PEONY 津軽
Written by Lin
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