【高知県宿毛市】幸運の夕日と呼ばれる「だるま夕日」
高知県の宿毛湾で、11月初旬から2月中旬にかけて「だるま夕日」という蜃気楼が楽しめる。冬の夕刻、太陽が海にかかる直前に、赤くかがやくもう一つの太陽が海面からせり上がり、本物の太陽とつながって“だるま”のように見える。
だるま夕日とは
宿毛湾の「だるま夕日」は、11月初旬から2月中旬にかけてみられる蜃気楼の一種です。
黒潮から立ちのぼる温かい水蒸気と冷たい大気との境目に光が反射しておこるこの神秘の現象は、ひと冬のあいだに20回程度。しかも、完璧な”だるま”になるのはそのうちわずか10回ほど。いつも見られると限らない「だるま夕日」を、人はいつしか「幸運の夕日」と呼ぶようになりました。
宿毛湾はどこにある?
宿毛湾(すくもわん)は、高知県宿毛市の西側に向かって開いた湾で、重要港湾に指定されている宿毛湾港があります。幅約10km、奥行き8kmに渡って広がる湾からは、大きく開けた太平洋を望むことができ、夕日の絶景スポットとなっています。大海原が真っ赤に染まり、黄金に溶けた太陽が沈んでいく様子はまさに圧巻。さらに希少な気象条件が合わさった時に生み出される「だるま夕日」は、幸運の象徴となっています。
だるま夕日が見れるタイミング
だるま夕日がみえる時刻(日没=太陽が沈みきる時間)
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※太陽が“だるま”になるのは夕日が海にかかる前のわずか3分間。
だるま夕日を最初から最後までご覧いただくため、日没の30分前には海岸にお越しください。
宿毛市の観光情報
高知県宿毛市は四国の西南端に位置し、温暖な気候と、海・山・川の豊かな自然に囲まれた、とても暮らしやすいところです。だるま夕日が楽しめる宿毛湾は、魚のゆりかご・天然の養殖場といわれるほど、ここで取れる魚の味は絶品です。
宿毛市についてもっと知りたい方は下記サイトをご参考ください。
※宿毛市・宿毛観光協会 公式サイト:https://sukumo-darumayuhi.jp/
高知県幡多地域は四国の西南端に位置し、東は土佐湾、西は豊後水道に面する太平洋に突き出た半島で、四万十市、宿毛市、土佐清水市、黒潮町、大月町、三原村の3市2町1村から構成されています。 全国的に有名な四万十川や足摺岬をはじめ、沿岸を流れる黒潮の恵み、全国でもトップの森林面積を誇る山の恵み豊かな自然大国です。