美人の湯!日本三名泉【下呂温泉】
草津・有馬と並び、日本三名泉と謳われる【下呂温泉】。【美人の湯】としても有名で、古くから愛されてきました。今回はそんな下呂温泉をご紹介いたします。
日本三名泉の一つ【下呂温泉】
下呂温泉とは
岐阜県下呂市に位置する下呂温泉は、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並び、日本の三名泉のひとつとして広く知られる温泉です。
飛騨川流域に栄える下呂は、豊かな自然に恵まれ、四季折々の表情を楽しむことが出来ます。
そのなめらかな泉質は【美人の湯】と称され、湯上りの肌がツルツルになると、全国各地からのリピーターも多く、長らく愛されてきました。
下呂温泉の歴史
現在の温泉街から4キロほど離れたところに、湯ヶ峰という山があります。下呂温泉は、平安中期の中頃にこの湯ヶ峰の山頂付近で発見されたとされています。つまり一千年以上の歴史ある温泉なのです。
鎌倉時代の中頃になると、山頂から噴出していた温泉が突然湧き出なくなりますが、その後飛騨の河原で再発見されました。
噴出地が平地に移動したことで大変便利になり、その評判が広がるようになりました。
室町時代の末期には、全国を紀行した京都の僧侶【万里集九】が、詩集にてその名泉ぶりを、有馬・草津と並べて称えたことにより、日本三名泉として今日まで知れ渡るようになったのです。
下呂温泉の魅力
なんといっても下呂温泉の魅力はその泉質でしょう。
【美人の湯】と称される下呂温泉は全国各地からのリピーターも多く、古くから多くの方に愛されてきました。
無色透明で滑らかな肌ざわりで、ほんのりと湯の香りがするのが特徴です。お肌の古い角質を取る働きがあるとされ、絹のようなつるつるな肌にしてくれます。天然の石鹸効果でお肌のくすみをとる美肌効果が期待できます。
温泉街を歩けばそこかしこに足湯が点在しています。下呂の街歩きをしながらの足湯巡りを楽しむことが可能です。
下呂の街中では【素肌美人プロジェクト】として、【素肌美人スイーツ】が展開しており、地元のシェフやパティシエが趣向を凝らしたスイーツを用意しています。
その一つである【下呂シューパルフェ】は、下呂駅近くの老舗旅館 水明館のロビーラウンジ【エビアン】にて販売しております。
甘酒や抹茶スポンジケーキなど5層の上にクッキーシューを贅沢にあしらったパルフェです。地元の卵や牛乳を使用したカスタードクリームやシューにはつやつや肌の手助けになるアミノ酸が豊富に含まれた、まさに美人スイーツ♪
下呂のしらさぎ伝説
下呂を訪れるとそこかしこで目に入るのが白鷺をモチーフにしたデザインや設備です。下呂温泉で人気なお土産の一つにも【しらさぎ物語】というものがございます。
では何故下呂温泉では白鷺のモチーフが採用されているのでしょうか?
それはしらさぎ伝説が関係しています。
湯ヶ峰の山頂付近にて噴出していた下呂温泉ですが、突然噴出が止まってしまいます。村人たちはすっかり困り果てていました。
噴出の止まった翌年、一羽の白鷺が飛騨の河原に毎日舞い降りていることに、一人の村人が気が付きました。不思議に思った村人がその場に行ってみると、そこには温泉が湧いていたのです。
空高く舞い上がった白鷺は、中根山の中腹の松の木に止まりました。その松の下には一体の光り輝く薬師如来が鎮座していました。
白鷺は薬師如来の化身だったのです。
この温泉の噴出を知らせた薬師如来を本尊とするのが、下呂富士と呼ばれる中根山の中腹に位置する、温泉寺です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
日本三名泉として有名な下呂温泉をご紹介いたしました。
今回の記事をきっかけに訪れたいと思っていただける方が増えれば幸いです。
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日本三名泉の【下呂温泉】に、昭和7年に湯宿として誕生した【水明館】。日頃の疲れを癒して頂ける、心を尽くしたおもてなしをご用意しております。美肌効果で名高い下呂温泉を、趣向の異なる3箇所の大浴場にてお楽しみいただけます。下呂の温泉街や飛騨の山々を一望できる展望大浴場や、檜の香り漂うサウナ付き大浴場、内風呂付の野天風呂を湯めぐり感覚でご堪能下さい。日本文化を大切にしている当館ならではの日本庭園、本格的な能舞台やお茶室など、著名な作家の美術品の展示もございます。 その他プールやアスレチックジム、エステサロンやバーも完備してございます。 ご夕食は和食会席とフレンチ、中華の3種類の中からお好みに合わせてご選択いただけます。 飛騨の名物「飛騨牛」をお召し上がり頂けるプランもございます。 お部屋は日本の伝統を感じて頂ける和室でのご宿泊はもちろん、ベッドのご用意のあるお部屋もございます。 諸外国よりご来館のお客様も安心してお寛ぎ頂けます。 老舗旅館【水明館】の心を尽くしたおもてなしで、至福の時間をお過ごしください。