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立山黒部アルペンルートの麓で、HAKUBA VALLEYエリアにある長野県大町市で隙間時間に立ち寄れるおすすめスポット10ヶ所を紹介します。大町市は、別名【信濃大町】(駅名)と呼ばれることもあります。 【信濃大町なび】という観光公式サイトがありますので、こちらもご覧ください。 https://kanko-omachi.gr.jp/
2〜3時間
まずは信濃大町駅からスタート!立山黒部アルペンルート扇沢駅、HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場・爺ガ岳スキー場のバス発着点です。
信濃大町駅を右側に進み、商店街を5分ほど歩いた場所にある和菓子の名店『喜久龍』へ寄りましょう。
注文が入ってからその場で焼いてくれる、1本108円の『きくだんご』は、醤油味のみたらしと、餡がたっぷりの粒餡の2種類があります。
創業100年以上続く老舗の和菓子屋さんで、リーズナブルで美味しい商品が並んでいます。
季節の果物が生クリームと一緒に入ったどら焼きや、採れたてフルーツの入った大福も人気!
和菓子の定番、最中、まんじゅうも絶品。日持ちするので、お土産にもどうぞ。
歴史的な価値がある建物として、日本の登録有形文化財というものに指定されている、130年以上も前に建てられた『塩の道ちょうじや』です。
この周辺を取り仕切っていた庄屋とよばれた住宅で、今は貴重な資料館となっています。日本で昔使われていた道具、部屋の展示公開や、併設している流鏑馬会館では、今もこの土地で毎年行っていて、後で立ち寄ろうと思っている『若一王子神社(にゃくいちおうじじんじゃ)』の夏祭りの様子などの展示もあります。(入館料は別途かかりません)。全国でも珍しい、子供が活躍するお祭りです。
『喜久龍』から『塩の道ちょうじや』は、徒歩4分です。
塩の道ちょうじやは、庄屋をしていた平林家の建物です。江戸時代後期は塩問屋、明治時代は味噌や醤油の醸造業を営んでいました。母屋は明治23年建築、見事な梁組や囲炉裏・帳場・座敷などが当時のまま残されています。蔵は江戸から明治にかけて建てられ、文庫蔵・漬物蔵・塩蔵があります。館内には千国街道・塩の道に関する資料が展示されており、当時の文化を学べます。併設の流鏑馬会館は、大町で一番大きな夏祭りで行われる子ども流鏑馬を紹介しています。
平成29年には、主屋と蔵群が国登録有形文化財になりました。
駐車場の奥、公衆トイレ(無料)の左隣にあるこの家(民家)は、この辺りの町家造りが分かりやすい建物です。(民家なので敷地内への立ち入り禁止です)。塩の道ちょうじやの展示でもあったように、商店街に面したこの周辺の家の下には小さい川が流れていて、その水を生活用水として使っていました。商店街に面している建物は、京都にある町家造りに習って造られていて、間口が狭く奥が深い建物の構造が多いです。そんな雰囲気の建物を見ながら散策するのも楽しいですよね。
駐車場の右奥にある路地を進んだ左側にある路地が、下仲町ポケットパークです。次の目的地『ai coffee』は、この通りにあります。
オーナー夫妻は、海外で暮らしていたこともあり英語が話せます。何か困ったことがあれば相談してみてくださいね。店内から見える景色は、四季折々美しく落ち着く空間です。美味しいスイーツもあります。心地よい空間をぜひ味わってみてください。
オーストラリアでバリスタをしていた経歴を持つ店主の淹れる珈琲をお楽しみください。
ai coffeeの生豆は、農園との信頼関係を何よりも大切にし、生産者さんの顔や人柄、コーヒーへの思いまでしっかりと見える、持続性のあるトレードに取り組んでいる「COFFEE COUNTY」と 「BOOK YOUR COFFEE」より仕入れをしています。
私たちは、生産者やその国の風土や文化を、一杯のコーヒーを通じてお伝えできればと思っております。店舗では試飲コーナーを儲けておりますので、ご自分の好みのコーヒーを発見してみて下さい。生産国や精製方法によって驚くほど風味や香りに違いがあります。
ai coffeeを出て右に進むと、壁に山の絵が描かれた建物があります。信濃大町は北アルプスの麓でもあり、こちらの2階では、北アルプスの山小屋さんが営むカフェ『三俣山荘図書室(みつまたさんそうとしょしつ)』があります。登山上級者におすすめの北アルプス裏銀座にある三俣山荘さんがやっているカフェです、登山に興味がある方は、山に関する展示なども多いので、面白いかもしれません。絵の左側にある扉を開くと2階へ上がれます。 https://m-toshositu.com/
この街には、水にまつわる物語があり、その水の飲み比べができます。(無料)
下記、女清水・男清水参照。
大町には「水」にまつわる話があり、名づけて「女清水と男清水」の物語といいます。「昔のこと、町の中央を南北に割って走る通りの東西で、人々の飲む水が違っていて、東側は東山の居谷里という池の湧水を、西側は北アルプス白沢の湧水を使っていました。ところが東の集落では女の子ばかりが、また、西の集落では男の子ばかりが生まれてくるのです。いつしか人々は、居谷里の水を女清水(おんなみず)、白沢の水を男清水(おとこみず)と呼ぶようになったといいます。水源が違うことで違う水の味わいを感じてください。
無料で水を飲み比べできるスポットがいくつかあります。下にあるURLからMAPをご確認ください。
創舎わちがい
前日までに予約必須です。郷土料理と地酒を、ゆったりした空間で味わう事ができる、築130年以上の古民家レストランです。この地域で夏祭りの際におもてなし料理として振舞われていた『お祭りご膳』、『小祭りご膳』を食べることが出来ます。北アルプスの麓の美味しい水で作られた地酒(日本酒)と合う料理となっています。歴史ある食文化を生かしたお料理を素敵な空間で是非お召し上がりください。英語のメニュ―あり。英語を話せるスタッフが居る時が多いです。地域の特別な食材を利用した料理体験を1日1組受けています。カフェのみなら予約が無くても入れる場合あり。
日本では最近、レトロが流行っているので、昔の雰囲気を残すこのアーケード商店街は、若年層の間でも観光スポットとして人気があります。
喫茶店、居酒屋、インドカレー屋、花屋、お好み焼き屋、パン、串カツ屋など個性豊かな店舗が揃っています。アーケードなので、悪天候でも心配なく楽しめます。日本の昔を思わせるようなレトロな商店街です。床には、北アルプス国際芸術祭の時に描かれたアートもあり、写真を撮っても映えます。食事に困った時は、こちらへどうぞ。
大町市のおいしい水で醸造された、さまざま味わいの地ビールをお楽しみいただけます。おしゃれな店内、ビールに合うおつまみ類も用意され、落ち着いた雰囲気で飲み比べも楽しいです。3種類飲み比べ1000円はおすすめ。
伊勢神宮の裏宮とされてきた熊野神社から勧請され、仁科氏の鎮守とされてきました。 本殿は、地方色豊かな安土桃山時代の様式をよく留めており、国の重要文化財に指定されています。 また、神社でありながら境内には三重塔(長野県宝)や観音堂(長野県宝)が残るなど、神と仏を一体とする「神仏習合」の影響を色濃く残しています。
7月の例祭に10騎の少年射隊が各所に設けられた的を射ながら市内を進行する、全国的にもめずらしい流鏑馬(やぶさめ)の行事が行われます。
そろそろ休憩したい徒歩20分弱ほど歩いた場所に、美味しい手作りケーキをその場で食べられる店舗『cake &cafe立田屋(りゅうだや)』があります。この街を代表する老舗です。日本では、ダイエットや健康志向の方が多いため、ケーキは甘さ控えめで、無農薬などの素材にこだわる店舗も多く繊細な味わいです。日持ちのする焼き菓子も多いので、お土産にもおすすめです。
創業100年を超える老舗です。作りたての美味しさを店内で食べることができます。旬をいかした期間限定のケーキはもちろん、焼き菓子のリーフパイは、日持ちするのでお土産に最適!夏はジェラートもあリます。店内スペースをご利用ください。
大町市の美味しい物や名産品などが凝縮しているお土産屋さんです。
この地区で作られる、日本の工芸品などもお土産として喜ばれると思います。
水が美味しいこの街で作られた酒蔵の酒や、クラフトビールも美味しいですよ。
お帰り前に、ぜひお立ち寄りください。
この街の美味しい水で作った、ビール、お酒、おつまみ、工芸品、お菓子などの購入をしていただいたら、徒歩5分ほどの信濃大町駅へ戻ります。街歩きを堪能していただけたでしょうか?今回は、悪天候でも歩きやすい屋根付きの商店街を中心にした散策ルートをご案内しました。
信濃大町は上記以外にも、隣り合った3つの湖アクティビティが盛んな木崎湖・中綱湖・青木湖、エメラルドグリーンの湖水を持つ3つのダム大町ダム・七倉ダム・高瀬ダム、北アルプスを一望できる大町山岳博物館がある東山など訪れていただきたい自然豊かな観光地があります。温泉宿が複数ある大町温泉郷に宿泊し、ゆっくり散策してみてください。
東京、名古屋、大阪から信濃大町駅までのアクセス方法は、こちらを参考にしてください。
その昔、宿場町として栄えた当時の町並みが今も残り文化を感じることができる長野県大町市は、山々に囲まれた地形で市街地の標高も700メートルと高い場所にある山岳都市です。街からも迫力ある北アルプスの絶景を見ることができ、雄大な自然とも距離が近く、自然を感じながら歴史ある街散策ができるのも信濃大町の特徴です。観光客には、大町市の主要駅名の『信濃大町』と呼ばれることが多い人口3万人弱の小さい市です。 信濃大町は、世界的に有名な『春の雪の大谷』『夏の黒部ダム観光放水』を散策できる山岳観光ルート『立山黒部アルペンルート』の麓でもあり、年間100万人に近いお客様をお迎えしている街でもあります。 そして標高3,000m級の山々が連なる北アルプスへの登山客や、水が綺麗な信濃大町の青木湖、中綱湖、木崎湖での、ウォーターアクティビティ、キャンプ、サウナのお客様にも大勢お越しいただいています。 信濃大町は、長野県北西部に位置し、東は長野市、西は富山県、南は松本市、北は白馬村の中心に位置し、旅の拠点として利用いただけると更に便利です。 蕎麦・ジビエ肉・山菜などの自然が近い土地ならではの郷土食、美味しい水で作った日本酒・地ビール・珈琲、日帰り温泉・温泉宿など、魅力たくさんのこの街を世界中の方に知っていただきたいと思っています。 お越しいただいた皆様には、ぜひ #shinanoomachi を付けて魅力を発信していただければ有り難いです。よろしくお願いします。