【山口県防府市】博多・広島駅から約1時間！2,000年の歴史が息づく防府の観光スポット4選

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山口県中央部の瀬戸内海側に位置する自然と歴史と文化があふれるまち・防府市を代表する4つの名所をご紹介します！

ライター

防府市は山口県の中央部の瀬戸内海側に位置しており、海と山に囲まれ町から近い場所で自然を身近に楽しむことができます。夏は会場からの穏やかな風が吹き、冬は瀬戸内海特有の温暖な気候に恵まれています。古くは周防国の国府を中心に栄え、交通の要衝として発展した歴史と文化のあふれるまちです。

山口県中央部の瀬戸内海側に位置する防府市は、海と山に囲まれておりまちから近い場所で自然を身近に楽しむことができます。また、古くは周防国の国府を中心に栄え、交通の要衝として発展した歴史と文化のあふれるまちです。福岡県博多駅や広島県広島駅からも新幹線と在来線を使えば、約1時間でアクセスできる好立地でもあります。

①西暦904年創建、日本で最初の天満宮「防府天満宮」

まず最初にご紹介するのは防府天満宮です。平安時代の904年に創建された「学問の神様」と知られる菅原道真（すがわらみちざね）公を祀る神社で人々からの深い信仰を集めています。北野天満宮（京都）・大宰府天満宮（福岡）と並ぶ「日本三天神」のひとつで、境内に咲き誇るかぐわしい梅の見頃をはじめ、年間を通して様々な行事がおこなわれ、絶えることなく参拝者が訪れます。

防府天満宮茶室・芳松庵での抹茶体験

芳松庵の紅葉（11月）

防府天満宮が祀っている菅原道真（すがわらみちざね）はお茶に関して調査・研究をおこない、世の中に喫茶の習慣を広めたともいわれています。道真とお茶との深いかかわりを後世に伝えるため、日本建築の第一人者・大江宏氏設計のもと「茶室・芳松庵（ほうしょうあん）が建立されました。庭園の四季の移り変わりとともに抹茶体験をお楽しみください。（抹茶体験は500円。庭園見学のみは無料）

また、防府天満宮では毎年11月第4土曜日に崇敬の源となる最も重要なお祭り「御神幸祭」（裸坊祭）が行われ、多くの参拝者で賑わいます。2023年は11月25日に開催されました。

防府天満宮の公式ホームページはこちら

防府天満宮

〒747-0029 山口県防府市松崎町14-1

平安時代の904年に創建された菅原道真公を祀る神社で、日本で最初に創建された天神さま（天満宮）といわれ人々からの厚い信仰を集めています。北野天満宮（京都）、大宰府天満宮（福岡）と並び日本三天神とも呼ばれ、学問の神様として崇敬を集めており年間を通じて多くの観光客が訪れます。境内には藩主毛利家が建てた春風楼など多くの文化財が残っています。

②重要文化財「旧毛利家本邸(毛利博物館)」と国名勝指定の日本庭園「毛利氏庭園」

旧毛利家本邸・玄関

旧毛利家本邸は旧長州藩主であった毛利家が明治維新後の1916年に建築した書院造りの和風建築の邸宅です。江戸時代の大名邸の御殿さながらの規模や装飾の妙は近代和風建築の粋を集めたと高い評価を受けており、2011年には国の重要文化財に指定されました。

現在、旧毛利家本邸は一部が毛利博物館として公開されており、毛利家に伝来した４件８点の国宝を含む総数約２万点にも及ぶ所蔵品が保存されています。

毛利氏庭園は旧毛利家本邸などを含んだ丘や滝・池があり起伏に富んだ広大な庭園。桜やサツキ・紅葉など四季折々の景観を楽しむことができます。防府市街地や瀬戸内海を借景に、近代の活力を随所に導入しており1996年に国の名勝にも指定されました。

表門から入ると鮮やかな紅葉が本邸までの道沿いに続き、紅葉の回廊が楽しめます。（１１月中旬～下旬頃）

住所：防府市多々良１－１５－１

旧毛利家本邸（毛利博物館）

〒747-0023 山口県防府市多々良1-15-1

旧長州藩主毛利家が明治維新後の1916年に建築した旧毛利家本邸は、江戸期の大名邸の様式を継承した書院造りの和風建築で2011 年には国の重要文化財に指定されました。現在、旧毛利家本邸は一部が毛利博物館として公開されており、毛利家に伝来した約2万点に及ぶ所蔵品が保存されています。

電話番号：0835-22-0001

毛利氏庭園

〒747-0023 山口県防府市多々良1-15-1

旧毛利家本邸などを含んだ広大な庭園で、桜やサツキ、紅葉など四季折々の景観を楽しむことができます。防府市街地や瀬戸内海を借景に、近代の活力を随所に導入しており、1996年に国の名勝に指定されています。敬

旧毛利家本邸（毛利博物館）・毛利氏庭園の公式ホームページはこちら

③約100体の仏像群を金堂などで拝観できる西暦741年創建「周防国分寺」

周防国分寺は741年、聖武天皇によって建てられた国分寺のひとつで、防府を治めた大内氏や毛利氏の保護を受けおよそ1200年の歴史を誇ります。全国で唯一創建当初の境内と同じ位置に金堂が建っていることは全国的にも非常に珍しく、国の史跡にも指定されています。国の重要文化財でもある金堂には100体近い仏像・絵画・文書など多くの宝物が現存しており、その迫力に心を奪われます。

サルスベリの見頃（7月～10月）

境内に植えられたピンクや白のサルスベリが咲き、周防国分寺を色鮮やかに包みます。

周防国分寺

〒747-0021 山口県防府市国分寺町2-67

全国で唯一天平時代の寺域を保ち「周防国分寺旧境内」として国の史跡に指定されている周防国分寺には、重要文化財の金堂、薬師如来坐像、日光・月光菩薩、四天王立像を含む100体近い仏像、絵画200点、文書1500点、典籍経典8500点などが現存しています。

周防国分寺の公式ホームページはこちら

④心やすらぐ4,000株のあじさい寺「東大寺別院阿弥陀寺」

「東大寺別院阿弥陀寺」は源平の争乱により1180年に焼失した奈良東大寺再建の為に活躍した「重源上人」（ちょうげんしょうにん）によって1187年に再建されたお寺です。宝物館には国宝「鉄宝塔」などの重要文化財や美術品が所蔵されています。また、山門の両脇には重要文化財の仁王像が立っています。境内には約80種4,000株のあじさいが植えられており6月に見頃を迎えます。「西のあじさい寺」として有名ですが、秋の紅葉も非常に風情があります。

入山料（6月1日～30日のみ）大人200円（中学生以下無料）

東大寺別院阿弥陀寺

〒747-0004 山口県防府市牟礼1869

西暦1180年（治承４年）に焼失した東大寺再建の大勧進　俊乗房重源（しゅんじょうぼうちょうげん）上人は、西暦1186年（文治2年）に周防国が東大寺再建の造営料国となったことから、周防国府があった防府に下向しました。阿弥陀寺は、後白河法皇の現世安穏を祈願するとともに、東大寺再建や宗教活動の拠点である7別所のひとつとして、重源上人によって西暦1187年（文治3年）に建立されました。境内に植栽されたあじさいは80種約4,000株になり『あじさい寺』としても有名ですが、秋の紅葉も風情があります。