緑と自然あふれる東京の「府中・調布」を散策してみよう！

深大寺は約1300年の歴史がある、日本でとても有名な観光地です。

特に山門は江戸時代から現存する建築物で、深大寺が過去に大火に見舞われた際、焼失を免れた数少ない建物のひとつです。「宝冠阿弥陀如来像」が安置されている本堂とともに、調布市の有形文化財に指定されています。

深大寺の境内にある建築も、細かく味わう価値があります。東日本で最古の国宝である「釈迦如来像」をまつっているほか、美しい仏像彫刻や絵画などがあります。

古い香りがただよう境内を散策すると、日本仏教の世界観を感じられ、心身が浄化されるでしょう。

深大寺は厄除けと結縁のご利益があることで知られているほか、日本のおみくじ創始者である元三大師を祀っています。

おみくじは現在、多くのお寺で行われていますが、寺社によっては「吉」を引きやすくするため「凶」の「おみくじ」を抜き取っている場合もあるようです。

しかし、深大寺の「元三大師(がんざんだいし)みくじ」は、昔から箱の中の吉・凶のおみくじの割合が変わらないため凶が出ることが多いと言われています。しかし、「凶には良い方向に転じる力が秘められている」とも考えらており、凶を引いても、必ずしも悪いことではないそうです！

深大寺
住所：〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-15-1 Google Maps
Website：https://www.gotokyo.org/jp/spot/256/index.html

散策して回ろう！「深大寺参道」

深大寺の参道には、人気の甘味処「八起（やおき）」 があります。カリっとした皮の中に甘いあんこが包まれている草まんじゅう は、温かいうちに食べると、モチモチとした食感がたまらないおいしさです。

一方で、注文を受けてから炭火で焼き上げるみたらしだんごは、甘辛いタレがたっぷりついており、出来合いのだんごとは全く異なります！

歩きながら食べるもよし、店内で温かいお茶と一緒に楽しむもよし。とにかく日本らしさが溢れています。

だんご屋の近くには、無料で入場できる「深大寺水車館」があり、昔の農家が共同で使っていた水車が再現されています。また、農業が機械化する前の農具も展示されており、昔のこの地域の農民の生活を垣間見ることができます。

八起
住所：〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-13-6 Google Maps
Website：https://chofu.com/yaoki
深大寺水車館
住所：〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-10−6 Google Maps
Website：https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1176118977628/

深大寺の人気グルメ・そばが楽しめる「水神苑」

きれいな水がある深大寺の周辺はそば栽培に適しており、古くから盛んにそばが栽培されてきました。この地域のそばの生産量は、時代とともに徐々に減ってきていますが、深大寺周辺には今も20軒ほどの伝統的なそば屋が残っています。

天皇陛下・皇后陛下が訪れたこともある「水神苑」は、おいしいそばと多彩な日本料理を提供しています。

食事を楽しめるのはもちろんのこと、「水神苑」には美しい日本庭園があり、天気の良い日に庭を散策すれば日本らしい風情を感じられます。

水神苑
住所：〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-10-3 Google Maps
Website：https://www.musashinokk.co.jp/suijin-en/

ファン必見！鬼太郎茶屋

調布市は、多くのファンに愛されている『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげる氏の第二の故郷です。そして、深大寺の周辺には、この作品に関連した名所が多くあります。

その一つが、築60年以上の木造建築を使用した 「鬼太郎茶屋」です。『ゲゲゲの鬼太郎』のテーマは「自然との共存」ですが、豊かな緑に囲まれた深大寺の周辺で、人間や妖怪、そして地球上のすべての生物が自然と共存する世界観が表現されています。

施設内には鬼太郎のグッズがたくさんあり、併設のカフェでは登場キャラクターをモチーフしたメニューも提供されています。鬼太郎ファンにとって、このスポットは見逃せませんよ！

鬼太郎茶屋
住所：〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-12-8 Google Maps
Website：https://kitaro-chaya.jp/

家族みんなで楽しむのにぴったりの「東京競馬場」

「東京競馬場」は別名「府中競馬場」とも呼ばれており、1933年に開場して以来90年の歴史があります。何度かの改装を経て、今は現代的な外観をもつ、家族みんながリラックスしながら楽しめる場所になりました。

競馬場としてだけでなく、施設内にはレストランや子ども向けの遊び場がたくさんあり、天気の良い日にはスタンドから富士山が見えることもあります。馬と触れ合えるさまざまなイベントも行われており、都民の週末のリフレッシュに最適な場所となっています。

施設内には多言語案内パンフレットもあり、競馬に関するレクチャーも開催されています。日本語が分からない人や、競馬の初心者の方も、競馬を楽しむことができます。

ヨーロッパ貴族の気分を味わえる「馬車の乗車体験」

「東京競馬場」では、馬と触れ合える多くの機会がありますが、中でも人気なのが馬車の乗車体験です。

競馬場のアプリをダウンロードすると、競馬場営業日には 、参加者数が限定の馬車の乗車体験の抽選に参加できます。木陰の道を馬車に乗って通り抜けるという、古代のヨーロッパ貴族のような贅沢な体験ができますよ。

「競馬博物館」で競馬に関して学ぼう

「東京競馬場」内には、競馬をテーマとする博物館「競馬博物館」があります。ここでは、世界と日本の競馬の歴史、記念レースに関する展示、さらに映像ホールで競馬に関連する映像を見ることができ、競馬の楽しみや奥深さに触れることができます。

また、競馬場では、騎手としてスタートラインからスタートする瞬間や、旗を振るスターターの役割を体験ができるアトラクションもあります。こうした小さな体験も、とても人気です。

東京競馬場
住所：〒183-0024 東京都府中市日吉町1-1 Google Maps
Website：https://www.jra.go.jp/facilities/race/tokyo/

長い歴史がある「大國魂神社」

1900年以上の歴史を持つ「大國魂(おおくにたま)神社」は、古代日本で武蔵国(現在の東京都や埼玉県、神奈川県の一部を含むエリア)の総社であり、現在も、日枝神社、明治神宮、靖国神社、東京大神宮と並ぶ「東京五社」のひとつです。

福の神をまつる創設1000年以上の神社として、毎月さまざまな祭りが開催され、日本の神社の賑やかな雰囲気を感じることができます。特に4月30日～5月6日にかけて行われる関東三大奇祭のひとつ「くらやみ祭」は、東京都指定無形民俗文化財となっており、見逃せないイベントです。

酉の市

「酉の市」は、東京都足立区にある大鷲(おおとり)神社が発祥の祭りで、11月の酉の日に行われます。大鷲神社は武運の神をまつる神社で、武士階級に崇拝されていましたが、徐々に一般の人々から開運の神としてまつられるようになり、「酉の市」ではかつては農具なども販売されていました。

「酉の市」は日本各地で開催されていますが、中でも大國魂神社の「酉の市」は、「関東三大酉の市」のひとつ。商売を営む人々が「熊手」と呼ばれる装飾品を購入するために訪れます。お店の人たちは行き交う人々に熱心に声をかけ、購入者の来年の商売繁盛を祝福します。会場は大変賑やかです。

大國魂神社
住所：〒183-0023 東京都府中市宮町3-1 Google Maps
Website：https://www.gotokyo.org/jp/spot/377/index.html

調布と府中で、普段の東京とは違う魅力に触れてみよう！

東京の郊外にある多摩地域には、豊かな自然や美しい景色、風情ある歴史的建造物、そして日本ならではのアニメの聖地や競馬場などがあります。都心の喧騒から離れ、日本の豊かな風情を深く感じに訪れてみてはいかがでしょうか。
提供：東京都

公益財団法人東京観光財団
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